2019年7月22日 (月)

ヴォルティス、ネバーギブアップ!!!小さな闘士たちの意気。

2019J2リーグ 第23節 町田市立陸上競技場
町田ゼルビア 0 - 3 徳島ヴォルティス
【得点】徳島:17'鈴木 徳真,45+5'ヨルディ・バイス,60'小西 雄大

 
前節の痛い試合からリスタートなる一戦目。
本当に大事な一戦だった。
勝てる強さは十分に持っているヴォルティス。
それを強い気持ちで示し続けられるかがカギだったと思う。
結論から言えば、力は示した。
前節のヴォルティスは幻影なんかじゃなく、現実なんだということ。
ならば怖いものはない。

 
6月29日の甲府戦以来のベンチ入りでスタメンは3月16日の琉球戦以来だった鈴木徳真。
決して出番に恵まれた前半戦ではなかったが、ここにきてスタメンを勝ち取った。
そして待望の初ゴール。
ゴールキーパーの隙を見事に突いた。
触ろうが、触るまいが絶対ゴールにぶち込まれるブレ玉ショットは今季初先発だった相手GKにキツイ挨拶をかました。
だが、それ以上に味方の選手たちにも強い刺激を与えたのかもしれない。

 
小西雄大はカウンターでボールを運ぶと、プレッシャーが来ないと見るや思い切って左足を振り切ってゴラッソをぶち込んだ。
小西はずっとスタメンに定着している。
元々、多くのゴールを期待されるポジションではないが、彼のあのシュートにも迷いの無さに加え、この日だから抱えた意気を感じた。

 
刺激の元は渡井理己だろうと思いたい。
渡井、鈴木、小西は3人とも170センチ無い小柄な選手である。
そして3人とも年齢も近い。キャリアもまだ若い。
似ているのだ。この3人は。
その中で一番若く、そしてここ数試合で渡井はブレイク寸前の活躍を見せている。
特に鈴木徳真にとっては久しぶりのチャンスで強い気持ちを持って挑んでいたと思う。
小西もポジションは違えど、もう一つ上のインパクトを残したいと思っていたはずだ。
安定感も大事だが、今はまだ安定を意識するような歳でもない。
2人の活躍は切り札渡井に久しぶりに試合終盤での〆係を強いた。
これで渡井にももっとやらなくてはという危機感が芽生えたはずだ。
次は渡井が怖い。そしてさらに鈴木や小西を刺激もするだろう。
それが連鎖すればそれはヴォルティスの勝利に直結する。

 
そして他の選手たちにも悔しい負けの直後の試合で、内容も結果も伴った試合になったことに勇気を貰ったはずだ。
2人の豪快なゴール、そしてセットプレーから見事な折り返しで決め切ったことも。
ヴォルティスは決してギブアップなんかしない。下も向かない。
次節は山形との大事な一戦。
緊張はするだろうが、思い切って迷わず自分たちのサッカーを示せば結果も内容もモノにできると思える。
まだまだここから。

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2019年7月14日 (日)

ヴォルティス、100%発揮して逃した勝利、掴んだ力。

2019J2リーグ 第22節 鳴門大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム
徳島ヴォルティス 1 - 2 柏レイソル
【得点】徳島:61'渡井 理己
    柏 :86'鎌田 次郎、90'瀬川 祐輔

 
この試合の重要性は監督、選手たちは本当に、そして誰よりも理解していたのだろう。
準備してきて練ったシステムは、相手の名将と呼ばれる百戦錬磨のネルシーニョ監督の裏をかいた。
多くの人の予想を裏切り、ヴォルティスはレイソルの守備を翻弄し押し込む試合を披露した。
この試合のヴォルティスはほとんどの局面でレイソルに競り勝ち、封じ、いなし続けた。
今季、いや過去のヴォルティスの試合の中で、ここまで攻守でヴォルティスが勢いじゃなく、安定感で圧倒した試合はないかもしれない。
本当に準備から含め、素晴らしい試合を披露したと思う。

 
それでも勝てなかった。
結果が何よりも必要だったこの試合で、上述のように素晴らしい試合を披露したと讃えても勝てなけりゃ意味ないという言葉も当然理解できる。
それでもね...といいたくなるほどの試合だったのが今となっては無念ではある。
結果を掴ませてあげたかったね。
敗因はヴォルティス側にはなかったと思える試合だっただけにね。

 
キャプテンの岩尾は”全員ができることを全てやった”と試合後に語っていた。
誰もがどうして負けたのか整理できていないと思う。

 
試合展開のキーになったのが、佐藤の交代だったと思う人はいるのは当然だろう。
この日の佐藤はロングボールをほぼ全て収めて味方につなぎ続けた。
先制点もそうだった。
背後から圧を掛けた柏の選手に何もさせなかった。
全力で戦っていた佐藤は終盤はかなり疲労していた。
通常なら、あの時間帯で交代させるのは決しておかしなことではなく、残り10分ほどを交代した選手が埋めて試合を〆るのがよくあること。
それでも結果から逆算して佐藤交代をキーにする人がいてもおかしくないくらい佐藤は素晴らしかった。
しかし、交代した押谷に責任はないし、怪我上がりの河田ならもっと安心だったとも思えない。
敗因はヴォルティス側にはないと私は思っているから。

 
試合中に4バックから3バック、そして4バックに戻すなどヴォルティスに惑わされていたレイソルのネルシーニョ監督が取った最後の手は大谷の投入だった。
ボランチとして、キャプテンとしてレイソルを支えている大谷の存在は大きい。
大谷とヒシャルジソンの2人の存在は今のレイソルの復調の理由になっている。
ヒシャルジソンが出場停止でこの試合を欠場していた中で、大谷も怪我でベンチスタートだった。
この2人が先発でなかったことはこの試合の展開に大きく影響したことは間違いない。
この日の先発は手塚と小林だった。
大谷が投入されたことで試合は流れが変わった。
それも攻撃的なスキルをより持っていた手塚に代えて大谷を追いつきたい状況で投入したことが大きかったと思う。
そしてヴォルティスの決定機を幾度となく防いだGK中村の存在も大きかった。
他のGKだったらとっくに試合は決していただろう。
この2人がレイソルの勝利につながったとしか思えない。
しかし、決定的な勝因ではなかったと思う。
十分ヴォルティスが勝ち切れる範疇だった。
大谷投入時点で中村のゴールを破っていたのだから。

 
ヴォルティス側には何も落ち度のある選手はいなかったし、采配も、田向の怪我があったにせよ、後半アタマから渡井を投入して成功させたように落ち度はない。
佐藤交代も非常識でもなんでもなかった。
レフェリングも選手がいらつく場面は少しあったが決して大きな問題はなかった。同点ゴール直前の瀬川のボールがどちらボールかは微妙だったが、あれが直接の失点原因じゃないし、あの程度の事はどの試合でも起きている。それをつつくのはあえてたしなめるが勝利者に値しない。コーナーキックも決して決定的に不利な状況ではなかった。
最後の10分弱に待っていた展開は結局サッカーだからとしかあり得ることが起きたとしか思えない。
それは選手たちも十分わかっていて、集中して乗り切るためのすべてを出していたと確信できるから。

 
簡単に切り替えられるような敗戦ではない。
100%出した時のヴォルティスがどれほど強いのか、その強さがJ2レベルではないこともわかった。
今は慰めにもならないが、その持っている力、出せる力を信じるしかないことも。
そして、もっと強くなれるだろうことも。
まだ終わっちゃいない。
選手たちもみんなそう思っているだろう。
サポーターはそんな選手たちだとわかっているから付いてきたし、付いていく。
それが今日からの力になる。

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2019年7月 8日 (月)

勝負の夏に挑む。ヴォルティス、小さな躓きに止まることなく進め。

2019J2リーグ 第21節 鳴門大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム
徳島ヴォルティス 1 - 1 ジェフ千葉
【得点】徳島:60'渡井 理己
    千葉:6'船山 貴之
 

連勝を続けるというのは難しい。
調子のいいチームでも4から5試合戦っていけばどこかの試合は優位不利で展開がレアなケースになることはある。
一番試合の結果を左右するのが先制点で、どこかの試合で先制されることもある。
そういうときに2点以上取って逆転勝ちに持っていける力がヴォルティスにあれば今の順位以上にいると思う。
但し、上位のチームにもそこまでの力はどこにもない。
ゆえに一桁の勝ち点差の中に10チームが、2位までなら14位までが一桁勝ち点差にいる。
考え方によって今の位置にいることと、チームの調子をどう展望に希望を持つか焦りを持つかが変わってくる。

 
先制はさせたが、それでもチャンスは多く作ったし、リカルド・ロドリゲス監督が言っているように次の試合への流れは繋げていると思う。
終わった試合で満足な結果が得られなかったら、これからの試合で取り返していくしかない。
大事なのは監督も思っていると感じているが次の試合なんだと思う。

 
こういう2点取らないといけない試合で2点取れないことは多々ある。これまでもあるし、これからもあるだろう。
結果を招く責任はほとんど全て自分たちにある。
そしてこの試合の結果を左右したのも自分たちで、判定や相手の見逃されたファウルで決定的に左右されたりはしない。
PKとは授かりものでそれが貰えようが貰えまいが、その時点で勝敗が決するわけじゃない。
自分たちはPK貰えないと勝てないと思っているのかということ?
そんなことないよね。
本当に強ければ、自分たちのサッカーができているならば、多くの場合で2点は取ってるだろう。
相手をあざ笑うかのようにスペースに飛び込んでクロスに合わせてキレイに決めているだろう。
神戸のビジャが見せたみたいに押されても倒れずに、GKの手さえダブルタッチで鮮やかに交わしてゴールに流し込むだろう。
だけど今の強さが不十分なわけじゃない。
強いから4連勝できたわけで、そうじゃないならまぐれだってことになる。
ならここで引き分けになるのも当然だよね。
レフェリーを晒しても情けないだけ。
試合ではレフェリーが下した判断が全て。これが前提。
そこを飲み込まないとサッカーを知っていけない。
強いんだったらこんなことで狼狽えない。
自分たちを、選手たちが勝ってきた強さを信じよう。
こんなことで彼らは止まったりしない。

 
それに選手たちは次の試合のこと考えてるよ。
次は本当に強敵だからね。

 
甲府を4-2で破った次の相手柏レイソルはリーグ戦3連勝中で、JEF千葉戦で勝てる選手、システムの解を見つけてから破壊力まで増してきている。
前線のオルンガ、クリスティアーノ、江坂が全員ゴールを挙げていて、前回対戦したときとDF陣の顔ぶれも違うが守備力も増している。
先制させたら絶対にいけない。
そうなると点を取りにいかなくてはならなくなる。
前掛かりの時にボールを奪われてカウンターを喰らうと前回対戦時は外しまくっていたが今は決めてくる。
バイスはオルンガとはフィジカルでは若干優位だと思うが、カウンターのスピードでは置いていかれる可能性が高い。
ストロングポイントがウィークポイントにされる可能性がある。
前回出ていなかった小池の存在も怖い。
今、リカルド・ロドリゲス監督も持てる経験から策を考えているはずだ。
全員次に切り替えていこう。
過去は変えられない。変えられるのはこの先だけ。

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2019年6月30日 (日)

4連勝!!!!勝てる、昇格できるチームになってきたヴォルティス。

2019J2リーグ 第20節 山梨中銀スタジアム
ヴァンフォーレ甲府 0 - 1 徳島ヴォルティス
【得点】徳島:11'岩尾 憲
 
 
リーグ戦も折り返しを迎えた。
ここまでのJ2は琉球が飛び出し、水戸が飛び出し、大宮、山形が競っている。
20節が終わった時点で現在、順位上半分に当たる11位と首位との勝ち点差は13だが、2位との差は10だ。
そして上位6位までで直近5節で敗戦があるのが5チーム。
3連勝したチームはいない。
各チームも順位ほどに安定ではないのだ。
その中でリーグ中盤のチームの成熟度が開幕時からどれだけ向上したかがここからのカギを握るように思う。
いろいろなメンバーを使い、勝てるメンバー構成、フォーメーション、戦術を試し、失敗と成功を繰り返したなかで固定されていく。
ヴォルティスはその点で先をいっているのは間違いない。
その部分はリカルド・ロドリゲス監督が成したところで、監督には辛抱と信頼を掛けることの重要さを知った渦サポもいると思う。

 
もう一つ、その”解”を見つけたかもしれないチームは柏レイソルだろう。
ダービーで実質シュート1本(記録は2~3)しか打たれずに完勝した全然節の千葉ダービーのメンバーは、ヴォルティスが完敗した試合のメンバーとフォーメーションも大きく違う。
元々個の力が群を抜いているチームが組織での成功点を見つけたら強くなるのは当然だ。
こういうチームが上にいるのは厄介だが、こういうチームに勝てないと上にはいけないし、J1で生き残れないだろう。
だから柏との対戦も含め、上位との対戦も続く7月はホーム3連戦でもあり、結果が本当に大事なる。

 
この試合はピーター・ウタカが急遽欠場したことで、準備してきたプランが少し狂ったかもしれない。
シュート数でかなりの差をつけられたが、先制点を奪えたことが大きかった。
運もよかったことは確かだ。リーグ最高の得点力はダテじゃない。
中央への縦パスから、サイドからと、幾度も突破されてゴール前に突っ込まれていた。
相手に決定力があったら結果はまったく違ったものになっていただろう。

 
あとはゴールをもっと奪える決定力かな。
押谷が最後に相手GKにファウルを受けたシーンは、交わしてシュートを放つことができなかったことは褒められない部分である。
交わし方に工夫がもうちょっとあるべきだったかな。
こういうときに1点取れるか取れないかは大事なこと。

判定は当然というかエリアを出てGKがファウルするならそれは覚悟だよね。判定に異議を言うのは自由だが、全く同じ当たり方、倒し方はこれに限らずないので、レフェリーのその時の判断はいずれの時も尊重すべきだと思う。これは逆の立場でも同じ。ネットで名前晒して悪に仕立てて、審判を追い込んでやめさせたら、その代わりはもっと経験のないレフェリーしか残らないし、AIがレフェリーを務めるようになっても自チームの選手がこういう判定されても、反論の余地もない説明がされたらサッカーはつまんなくなると思うね。

 
7月は序盤にホーム連戦が続くので連勝を伸ばすためにも、勝った試合で得た課題はしっかり改善して次の試合に活かしてほしい。
まだ喜ぶのは早い。
何故ならまだ9位だからだ。
だが勝てる、昇格をできるチームになってきた。
だからこそ選手も周囲も慢心してはいけない。

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2019年6月23日 (日)

三連勝!!!ヴォルティス、後半戦からの混線に挑む。

2019J2リーグ 第19節 鳴門大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム
徳島ヴォルティス 2 - 1 アビスパ福岡
【得点】徳島:19'岸本 武流、33'杉本 竜士
    福岡:55'ヤン・ドンヒョン
 
 
まず岸本のご両親に「おめでとうございます。」とお祝いの言葉と言わさせていただきたい。
ご両親は本当にいい試合を観られて良かったと思います。
前節も調子が良くて、エルゴラでもMOMに選ばれていた。
攻撃だけではなく、本来のポジションと役割を考えればサイドバックの位置と前線のピストンは大変だ。
しかしそれを厭わない姿勢は、攻撃だけでなく守備でも連勝に貢献しているといえる。
ご両親あっての育まれた献身性なのだろう。

 
アビスパは前節で勝利目前までいきながら逃した。
特にGKセランテスの存在は大きく、この試合も彼をどう打ち破るかがキーポイントだった。
先制点はヴォルティスがデザインプレーで仕掛けた二手三手込みの複数の”矢”で打ち破った見事な先制点だった。
杉本の2点目も勢いが福岡のDFを逃げさせたようにエリア内で示した迫力で打つ前に勝負ありだった。
前半は本当に素晴らしかった。
2-0が一番怖いというのはサッカーの常識で、それでもどんなチームでも克服するのは難しい。
2-0が一番怖いという常識が生き続けているからこれもサッカーの面白いところなんだろう。
1点差に詰められても我慢して勝ち切ったこともこの先の本当の戦いに活かされていくだろう。

 
折り返しを目前にしてようやく上位戦線に喰らいつける位置に復帰した。
但し、昨年も同じことを言った記憶があるが、ここから上は簡単にはやらせてくれないチームを追い抜いていかないといけない。
勝つしかない直接対決が最低10カードはあると見ていい。
混戦の最後尾につけてからの大まくりに挑む。
全部は勝てないだろう。そりゃ当然だ。
だが、それは上位の他も同じだ。
我慢して勝ち点1にもしがみつく試合も大事にしながら全部抜きにいこう。

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2019年6月16日 (日)

ほぼ完勝。ヴォルティス、余計な失点を教訓にさらに強くなれ。

2019J2リーグ 第18節 ニッパツ三ツ沢球技場
横浜FC 1 - 2 徳島ヴォルティス
【得点】横浜:89'レアンドロ・ドミンゲス
    徳島:4'野村 直輝、72'渡井 理己

 
梅雨時ではあったがそれでも土曜日の雨は凄かった。
試合があった横浜もよく降っていたが、徳島ではそれ以上だったという情報もあった。
どちらの空港側に問題が発生したのかはわからないが、飛行機が離陸できない状況が起きたそうだ。
搭乗予定の飛行機が欠航になり、新幹線に切り替えて横浜入りした人もいた。
旅費が予想外に掛ったそうだ。
サポーターにとって本当に大変な土曜日だった。

 
これだけ雨が降ってもピッチコンディションがいいのは昔からすると本当に素晴らしい。
調子を上げているヴォルティスはやりたいことをやれる状況は保たれた。

 
先制点が早い段階で奪えたのは本当に大きかった。
今季の横浜FCは途中で監督が代わり、また中軸であるイバ、レアンドロ両選手が望まれているパフォーマンスを披露できていな。
そのため、今は大きく修正をしている状態だった。
その中で先にリードを奪えたのは大きかった。
岸本の見事な突破から野村が合わせた。
その後、守備がハマって相手にやりたいことをさせない状況ができたので試合が落ち着いてしまった。
岸本をもっとゴリゴリ使えば前半の内に2点目が入ったかもなと思ったが、決して他の選手が攻守で不調なわけでもなく不安はなかったので、欲張りといえばそうだった。
なかなか岸本にいい形でボールがいかないなあと思っていた中、後半、ようやく岸本が高い位置でボールを持って仕掛けた直後に渡井が決めてくれた。
その後も攻守共に問題なく完勝で終われる試合だった。
レアンドロ・ドミンゲスのシュートは見事だったが、あそこでは打たれる前にもうちょっと強めに、また人を掛ける守備の集中度を保ってほしかった。
あの1点は教訓として持ち帰ろう。
危ない選手はどんなに調子が悪くても衰えても一瞬で仕事をするということを。

 
次節の福岡もチームの順位は下位だが、城後選手が調子を上げている。
油断なくやれば、この日の試合の出来を再現してかつ完遂できる。
まずは6位に浮上しよう。
絶対できる。

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2019年6月 9日 (日)

河田が鳴らす反攻の鐘!ヴォルティス、苦戦を制して5試合ぶり凱歌。

2019J2リーグ 第17節 鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム
徳島ヴォルティス 1 - 0 町田ゼルビア
【得点】徳島:75'河田 篤秀

 
チャンスを得るというのは本当に人を変える。
河田を見ていたら本当にそう思う。
今季開幕前、彼に掛けられていた期待は大きかった。
サッカー誌の開幕スタメン予想では多くの誌で彼がFWの第一候補にあがっていた。
リカルド・ロドリゲス監督も本当に期待していたのだろう。
だが、ここまで彼には時間が必要だと判断された。
ここまで時間は掛かったが、彼は巡ってきたチャンスに応えてみせた。
彼の試合中と試合後のサポーターに応えるときの表情は安堵感も含んでいたのだと思う。

 
ゴールはゴラッソだった。
だが、そのあと町田のセットプレーからドンピシャヘッドのシュートを足を伸ばして弾いたのも河田だった。
この試合は河田のための試合だった。
シュートはともかく、ディフェンスでの好機は狙ってくるものではないからね。

 
5試合ぶりの勝利だった。
得点は1点だけで、試合は町田の方がチャンスが多くて危ないシーンが多かった。
それでも河田が決めて勝ったことは大きい。
河田は苦しい状況の中で反攻の鐘が吊るされた櫓に登り打ち鳴らしてくれた。
枷が外れた、殻が破れたかはそこまでは言えない。
だが、勇気は増した。
上にあがっていくだけだ。

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2019年6月 4日 (火)

ヴォルティス、誰が出てもできることの証明と強さ。

2019J2リーグ 第16節 石川県西部緑地公園陸上競技場
ツエーゲン金沢 0 - 0 徳島ヴォルティス
 
 
2日経ってみたが、考えが詰まったままで方向が見つかっていない。
諦めてなんかいない。
ここまで内容がいいもので安定できていて、でも結果につながらないことに戸惑っているだけだ。

 
佐藤に代わって...とは失礼だろうが、河田はとてもよかったし、彼が起用されても周囲が同じレベルを創れることがわかったことは収穫だ。
我々以上に選手たちにとって収穫なんだろう。
彼らも結果が出ない中で、離脱者も出ると不安になるだろう。
試合中にバイスが交代したときのように、何が起きたのか不安にも襲われただろうしね。
それでも自分たちを信じる続けて闘えたのは今のヴォルティスの選手たちの強さの証明だと思う。

 
とにかく今は殻が突き破れるのを待とう。
上だけ見ていこう。
まだ勝ち点差は悲観する差じゃない。
誰が出てもクオリティは高いことがわかったのだ。
ならば今ブレれば負けだ。

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2019年5月29日 (水)

2018-2019シーズンの千葉ジェッツと私。

千葉ジェッツふなばしは2018-2019シーズンの全試合、そしてチーム全体規模の大きなイベントを全て終えた。
船橋アリーナでブースター感謝祭も先日行われたので、観に行ってきた。
第一部だけで帰ってきたが、ジェッツの人気の拡大を感じる大規模な感謝祭だった。
このイベントをもってこのシーズンでの私のブースター活動のスケジュールはほぼ終わった。
というタイミングなので、シーズンを振り返り、感想を述べて、一旦締めくくろうと思う。

 
開幕こそ2連敗したが、千葉ジェッツは試合を重ねる毎に強くなっていった。
脅威的だったのは、殆ど停滞することなくどんどん強くなり続けたままシーズン最後までいったことだった。
時々負けるとそこを起爆剤にして加速度をあげてさらに強くなっていった。
昨季までジェッツを翻弄して勝てていた強豪チームは、今季ジェッツ戦ではかなり苦戦を強いられた。
開放したことのない力を使うことや、リスクに挑まないと勝てなくなった。
それがまたジェッツを強くしていった。
実際、ジェッツの選手は強い相手と試合をしていても表情に怯みをまったく感じなくなった。
負けた試合の試合中、試合後の表情が昨季までと全然違っていた。
さすがにファイナルで負けた時は久々に悔しさ一杯の顔を見たが、シーズン中は負けても動じないメンタルが出来ているのが伝わった。
感情が乱れないのだから、経験はまるごと蓄積されている。そりゃ強くなる。
バスケットボールは実際の力の差が試合内容にストレートに反映されることが多い。
強くなったジェッツはもはやジャイアントキリングされる側になっていたが、今季はかなり難しくなったうえに相手のメンタルが折れるような試合を当たり前にするようになった。
20点差以上離して圧勝する試合もシーズン進むにつれて増えていった。
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物議を醸したチャンピオンシップのセミファイナルで起きたことも延長線上にあると私は思っている。
そこまでブレックスとは互角の対戦成績で、勝ったあとには底力も見せつけられるように負けたことが2回はあった。
ブレックスに負けた時のブレックスは本当に強かったからね。
その敗戦経験が、あの大一番で先勝したあとのゲーム2では絶対に強いブレックスが出てくるとジェッツに思わせたんだろう。
それに対抗するために自分たちはそれ以上に、ハルクみたいに全開になんなきゃ勝てないって...そう思って全開にしたらふみつぶしちゃったんじゃないかな。
思ってたより自分たちも強くなってたんで、全開にしたら上回り過ぎちゃって..てね。
もちろん、それで怪我をさせてしまったのだから、反省すべきは反省しないとね。
次は気持ちよく勝ちましょう。
ただし、勝負ごとだから勝つか負けるか、生きるか死ぬかみたいなもんなんで、うちはレベルは変えない。切磋琢磨ならこっちのペースでさせてもらう。ジェッツに勝ちたいならジェッツ以上の力を出すことだ。勝ちは勝ち。負けは負け。これしかない。負けてからいろいろ言ってこっちが勝ったはずなんてなんてことは愚だ。
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そんな感じで、ジェッツの強さは尋常じゃない加速度で増していった。
それでも一発勝負はそう簡単じゃないと思った。
天皇杯はさすがに三連覇はないだろうと思ったが、結果は川崎、東京、栃木と接戦を勝ち切っての三連覇達成となった。
これには歓喜以上に驚きが上回った。
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このように今季のジェッツは本当に強くなった。
何が大きかったのか?
私個人の考えだが、理由は3つあると考えている。

 
一つ目は、チームが追求するバスケスタイルをブレず鍛え続けてきたことが三年目で相応しい成長に至ったこと。
大野HCのもとで、ディフェンスからトランジションというスタイルを、千葉ジェッツというチームの看板として先に掲げ、それを追求してきた。
先にこういうバスケをするのが千葉ジェッツであるという看板があったので、コーチ陣は迷うことなくそれを追求できたし、結果や内容が出ていない試合があっても方向性に迷うことがなかったことが大きい。
道は最初から一つしかなかったのだ。
それが三年目で相応しい成長につながった。そして、それはこれからも続くと思う。
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二つ目は、新戦力が充実し、かつ全員がフィットしたこと。
田口、藤永、ダンカン、大宮、トレイ・ジョーンズと新加入選手は多かったが、結果的に全員がチームにフィットした。
フィットするまでの時間も多少差はあったが、いづれも最低限の時間だったように思う。
終盤は彼らがコートに出る度に大きく沸いたし、そして結果も示して、さらに沸かせた。
こんなにも新戦力が全員フィットして余剰戦力が見つからないシーズンは初めてで、ならば今季の強さも当然に思えた。
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三つ目は、チームを取り巻く支援、応援がさらに強大化していったこと。
昨季から支援をいただいているX-FLAG(Mixi)の存在は非常に大きかった。
エンターテイメントパワーでの貢献はもちろんのこと、最後は民設民営の1万人規模の新アリーナ構想にまでご賛同をいただけた。
チームをバックアップしてくれる力が選手たちには非常にわかりやすく伝わったことは大きかったと思う。
そして運営面で伊藤俊亮さんがファンや選手の見える場所で常に頑張ってくれていたこと。
それこそ最初の負傷離脱者にならないかと思うくらいの忙しさだったが、常に最後まで笑顔だった。
それがファンに与えた効果は大きく、それが声援になって選手に注ぎこまれていた。
そしてそのファン、ブースターのパワーはチケット代が高くなっても増え続けた。
リピーターとして定着した人たちの観戦経験も増したことで応援でも自然に声に厚みが増すように、そして声を出し続けるようになった。
試合中に怪我人が出た時でもゴージェッツコールが自然と出てしまうこともあったが、それは経験値によるもので、そこまではまだ気が回らないだけだ。
そういうところは今後自然にアジャストできるようになっていく気がする。
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そして、メンバーも増え、かつ欠けることなく、ハイレベルなパフォーマンスとファンへのブレない真摯さを貫いたフライトクルー。
STARJETSは選手と同じくらい人気が増し、推しメンを持っている人も激増していた。
15人もいながらファンは全員の顔と名前を知っていた。
カツも昨季のファイナルでの悔しさを乗り越えるために負傷するほどに練習を積み、そして真面目に鍛錬を重ねる姿が周囲に伝わっていた。
そしてスタート時こそ問題が発生したフードコートのリニューアルも翌日には早くも改善が始まり、新しいオーダーシステムをスピーディに導入するなど、観戦環境の改善に躊躇がなかった運営も素晴らしかった。
本当に開幕戦からのレベルアップはチームだけでなく、運営面でも同時成長でそれがファンの満足度を刺激して、声援に反映させていたと断言できる。
トドメは新アリーナ構想だった。
みんな馴染んでは来ていただろうが、人が増えすぎた弊害はあったし、チケットが買えないという声はチームが目に見えて強くなった後半戦は私の周囲でも結構あった。
私の奥さんも私の都合でチケットが浮くと自分が観に行くと言い出すようになった。
後述するが、いろんな面でパンパンに膨れ上がっていたジェッツを取り巻く環境に新アリーナ構想は大きかった。
それは選手たちにもファンにも夢を与えたし、それが来季以降の力の源泉になるだろう。
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最終的には強さも人気もド派手さも話題も何もかもが昨季の上へ、そしてどのチームより遥かに上をいった。
メディアへの露出もバスケどころか総合スポーツ誌に留まらず、経済系メディアや社会一般メディアに島田社長が何度も登場した。
トドメはチップスだ。
こんなところにまで進出するのかと思ったほどで、それらも評価対象に含めたら、王者というより盟主は千葉ジェッツであることは間違いない。
いかに悪く言われようが、それ以上に評価し、賞賛する人がバスケ界外部にまで広がっているのは事実だ。それは今もそうだ。
そんなチーム、ジェッツ以外にない。
他にいないことが大きな問題なのだが。大きなバックがないジェッツがここまでできたことが他にもできないことなのか?
そんなことないよね。
だから、いまだに挑戦と進歩を続ける島田さんとの差はこれからも開くばかりだろう。
島田さんの進歩はすなわちジェッツの進歩であり、リーグ戦後半の誰も止められない重戦車のような強さに到達することは必然だったのかもしれない
開幕のちょいマイナスの位置からスタートしたが、そこからの上昇角度は一度たりとも下を向くことなく、最後はダントツで高いところへ登っていた。
天皇杯三連覇という偉業も偶然という要素は実はそれほどなかったのだろう。
そして負けるとそこからさらに強くなっていった。
東地区の各強豪チームは、今季ジェッツに勝つには開放したことのない力を使うことや、リスクに挑まないと勝てなくなった。
立場はこれまでから逆転しようとしている。
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立場が逆転するかもとか、自分たちが踏み込んでいない領域に先に進出されているという実感が他者に恐怖を与え、それがアンチにつながっている部分はあると思う。
だとしたら、そういう人物はジェッツがまだ踏み込んでいない領域に応援するチームと共にフロンティアすべきで、批判だけするのは足許がばれるというものだ。

 
リーグチャンピオンになれなかったことは残念ではあるが、それほど落胆はしていない。
100年の計ならば、一回目の王座獲得など小さなことだからだ。
それに今季のリーグチャンピオンは、ファイナルから2週間経って、まだどれほどに世間に覚えられている?
王座の本当の意味はそこにあるんだよ。
それが奪われない限り、マジで大したことじゃない。
私にはね。

  
その上で私の個人的な感想を言うと”成長”と"葛藤"という言葉が出てくる。
”成長”はいうまでもない。
上にも書いたが昨季よりあらゆる面で上回った。バスケの成績も、エンタメも、アリーナのサービスも。
いづれも開始直後は問題もあったが、改善にすぐ対応するスピード感、実行力はやって当たり前のように見えて、簡単にできるレベルではなかった。
これは実際に見ていない人間には絶対にわからない。それを見ていないだけで批判は真実味を欠く。

 
しかし、一方で”葛藤”も私の中では大きかった。
サービスが分厚く派手になっていく中で、ある時から原点的なスポーツ観戦の楽しさを飲み込む程に付加価値が巨大化していくように見え出した。
そして、ジェッツが向かっている先がどこなのかわからないと思うようになった。
島田さんは、今季のジェッツについて「成長痛」という言葉をブースター感謝祭で使った。
一部、私の思うところに重なる部分はあると思うが、たぶん本質は違う。
その違いがハッキリとわからないところが私の中でより引っ掛かりになっていた。

 
毎ホームゲームごとに販売される新商品、限定のイベント、プレゼント、パフォーマンス。
ホームゲームの船橋アリーナは時間も人もモノも全てパンパンに詰め上がった。
他のチームに比となるものがないくらい多くのパートナー様がジェッツを本気で応援してくださり、人的面でも金銭面でも多大なご支援をしてくださっているのは感謝しかない。
しかし、それゆえに会場のキャパシティとは別に時間のキャパシティも膨れ上がってしまっていてタイムスケジュールは余裕はどこにもない。
視覚的、聴覚的、そして心理的にもスポーツの試合の付加価値の刺激が大きくなり過ぎてしまって、主体が霞みそうになる不安を私はよく感じた。

 
そして後半戦は前半で20点差以上リードする試合も増えていった。
前半終了時でほぼ負けないと確信するようになったファンは試合ごとに増えていったはずだ。

 
すると、私は応援という非常に曖昧な精神性を持ったモノの立ち位置がジェッツでは今はどこにあるのだろうと疑問に感じるようになった。
ほぼ勝つだろうという見込み、そしてその通りになる試合が続くと、声援という応援形式はその精神性がどうしたって軽くなっていく。
勝たせるために応援するのが応援なのだから、勝利が確信的に、それも早い段階で確信されてしまうと、いやでも形骸化していく。
では、千葉ジェッツにとって最も効果的な応援スタイルは何なのだという疑問があるときから私の中に浮かんだ。

 
勝たせるための行為が応援であるのだが、応援とは試合の時に声援を送ることだけが応援ではない。
試合のないときにどこか出かけるときにジェッツのTシャツを着て出かけるだけでもジェッツのアピールになり、ジェッツに興味を持つ人を増やす可能性を高める。
それも応援なのである。
だが、試合当日、会場になると主体となる応援の形は変わる。
それは声を出して選手を鼓舞することだ。
だが、大差の圧勝ショーみたいな試合になる千葉ジェッツにとって「本音でありがたい応援の具体的行為」は何なのだ?と。
正直に言えば上に書いたように毎ホームゲームごとに販売される新商品、限定商品を見ているとこれを買うことが応援なのか?と
もちろん、それも確かに応援だ。売上はジェッツの利益になり、それはチームに還元されていく。
そしてチームは強くなる。
それのどこが悪いのだ。何も悪くない。
でも...なら...声要らなくないか?と。
”それ”がジェッツにとっての最善の応援という支援ならば、自分は必要なのだろうか?と。
後半戦はずっとそんな”葛藤”とも戦っていた。そして今も。


そんな”葛藤”の中にいると気になることも増えていく。  
4Qでパフォーマンスされる「絶対勝つぞ」コールは確かファン発信のコールをフライトクルーが共有するという素晴らしい考えだった。
だが、”勝たせることができる応援が応援”という私の応援の原則に沿えば、20点差以上リードした状況下の勝利濃厚な試合では、どこにも負ける要素はない。
言葉の意味も、そんな試合状況では変わってしまう。
対戦相手の選手やファンには敬意を損じる意味にもなると思っている。
やるなら試合前だと思う。
応援に見えて意味を失っている行為は応援ではない。
だから私はあれが嫌いだ。

 
ジェッツのファンの応援はシーズンごとにかなり熱くなっている。
パワーだけだったら他に負けていない。
だが、経験値やリーダーがいない、リーダーを置きにくい会場の状況もあってコントロールがまだまだ効いていなくてプチ暴走することがしょっちゅう起きている。
試合の機微が応援に反映できないので、ちょっとでも静寂ができると”ゴー!ジェッツ”コールが自然に始まってしまう。
それはだんだんと変わっていくだろう。
その中で自分がどう息をしていくのが一番いいのか?

 
サッカーでは、特に試合では、応援という行為の主体はサポーター側にある。
だが、バスケットボールは違う。
演出として音楽が流れる。声援を喚起しコントロールするのはチアリーダーの役割だ。
ジェッツのSTARJETSはその点でとてもハイレベルな技術と高い献身性をもっているメンバーばかりだ。
ゆえに応援でのSTARJETSの存在は、多くのジェッツファンの応援という行為でのキャリアを考えても、ジェッツの応援での依存性は非常に高い。
簡単に言えば彼女たちがいないと今は応援が機能不全を起こすのだ。
アウェイのように人数が少なければファンが密集するので機能させるは比較的楽だ。
全員が全員の視界にいるからだ。
だがホームゲームは人が多過ぎる。簡単じゃない。
チャンピオンシップのファイナルで応援がアルバルクに負けていたと思った人は多いと思う。
あれも、会場の構造の関係でSTARJETSが試合中はファンから殆ど見えない位置にいたからだと思っている。
事実、見える位置に常にいてくれた天皇杯は場所を変えても優勝(三連覇)している。
但し、彼女たちも上に書いたがパンパンに膨れ上がった時間のキャパシティの中でいっぱいいっぱいだ。
今してくれている以上のことは難しい。
応援をどうしていくのかは本当に課題だ。

 
応援とは自分と、応援する「愛するチーム」の2つだけの世界であって、基本その関係だけあればいい。
これが一つ目の原則。
そして、嫌いな対戦相手を批判したり、負けたことを喜ぶ行為は応援じゃなく”呪い”だ。
だからそこに絡めば互いに呪い合うことになってしまう。
”呪い”をしていることでは応援しているチームの選手は喜ばない。
ましてや、時にそれに選手を巻き込んでしまっているケースもある。それは完全に応援ではない。
愛するチーム、選手に喜ばれない行為は応援ではない。
これが2つめの原則。
この2つの原則さえ外さなければ、どんな行為も応援につながっていく。
今もそれは外していないが、今のジェッツは何もかもが上手くいきすぎているから逆に難しい。自分たちの外からの影響もうけるから。

 
いろいろと思うところがあった上に、ジェッツ外の私の生活でもいろいろとあって精神的にキツイ状況が続いた。
アリーナでも”葛藤”を抱えたままだったので、正直いえば使命感でアリーナに通ってるに近く、楽しさを感じている度合いは多分他の人よりも小さかった。
元々、私は試合に勝っても負けても、試合が終わるとその試合の興味を消してしまう人間だ。
すぐ次の試合に切り替えてしまい、勝利に浸らない性分なのだが、さらに無感情になっていった。
一時、自分でもこのままでは気持ちが続かないのではと思った。
今シーズンでやめようかなと思ったときもある。
が、ある言葉がポッと思い出されたことが私を救った。
それは私の知る限りプロ意識が最も高いと今でも思っている人の言葉だった。
それはプロレスラーの故ブルーザー・ブロディの遺した言葉だった。
彼の一番重い言葉に違う意味があるように感じたことが救われるきっかけになった。
長いこと応援という稼業を頑張ってきて得たものも多かった。が、ここから、こういうモチベーションに苦しむ向こうにもなにかがあると思えるようになった。
ジェッツ以前からもずっと進んできた道の先にいきつくべき場所がようやく見えた気もしたからだ。
ならば、そこに行ってみたい。そのためにもジェッツを応援しつづけるべきなのだろうと思った。
だからやめるとか考えるのは止めた。

 
それとカメイさんの存在は絶対に大きい。
やめるわけにはいかないぞと自分の中で声が出るときは、大概カメイさんに会ったあとだった。

それに毎年詩を書いてくれているツヨシさんや、ラテアートを書き続けてくれたTaposCoffeeのマスターのためにもやめられない。

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ジェッツに島田さんがまだいない時期から観に行っていて、島田さんが加わり、それがきっかけで本気で応援していくことを決めた古いファンの自分である。
そんな自分ですら戸惑い、もう自分は要らない存在なのかもなと思い出していた。
だが、それでは、もしくは投げ出したら、その道の先も、他にもあるであろう道の先にも辿り着かないで終わる。

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何故そんなに応援を難しく考えるのって思うかもしれないね。楽しいだけでいいじゃんと。
でもめんどくさく拘って、勝たせたいと強く思って、応援して、そして勝たせることができたときの勝利が人より特別になるのをわかっているからなんだ。
応援って、どんだけ人より一生懸命応援しても応援してるチームが必ず勝つわけじゃないよね。
適当に応援やっててもチームが強ければ殆どの試合で勝つんだよね。
でも声を人より大きく出して声援を送ったり、遠くの試合に行ったり、横断幕やオリジナルの応援グッズ作ったりと、応援することに人より拘って、そして成し遂げると人より特別な勝利になるんだ。
それがたまらなく最高だから拘る。
拘って応援して、一生懸命応援したから勝てたと実感するような経験を何度もしてるから拘るんだよね。
1994年に柏レイソルがJリーグ昇格を決めた時。
1997年にサッカー日本代表がW杯出場を決めた時。
2013年に徳島ヴォルティスがJ1昇格を決めてハマグチさんの夢をかなえた時。
どれも一生懸命、人よりももう一歩懸命にって拘って成し遂げて特別な勝利になった。
お金チームに落とせば、それは確実にチームの力になる。それだって正しい。
でも応援って気持ち主体でするものだから、金を主役では特別な風景にはならないんだよね。
だからめんどくさく気持ち、気持ちで深くこだわるんだ。

 
但し、あくまで自分の中で追求することを忘れてはいけない。それは厳守。
でないと迷惑を掛ける人をひたすら増やす人間になっちゃうからね。

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自分が感じ、戦ってもいる”葛藤”はそういうこれからどうとでも変化していける”可能性”の中にいることも事実だ。
新アリーナもこの目で真っ先に見てみたい。
そこに”葛藤”の答えが見つかるかもしれないね。
まだ来季もシーズンチケットを買うかの答えは出していない。
私にとっては、選手にとっての所属契約みたいなものだ。
たぶん継続するだろう。
来季はどんな日々が待っているだろうか?
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こんな感じで、今シーズンは難しかった。
勝ったことも負けたこともシンプルに感じ留められなかった。
では、今シーズン頑張って何が手に入ったんだろう?
火曜日の昼まではそう思っていたんだ。

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その日、奥さんが持たせてくれたお弁当のバッグをランチタイムに開けると、そこには見たことあるランチボックスが入っていた。
船橋アリーナで買ったジェッツのスーベニアランチボックスだった。
ちょっとした意外な可笑しさと驚きがお弁当の香りと共にランチボックスの外へ出てきた。
ジェッツはいつも自分を見てるんだなと、ほんの小さな出来事から感じて、笑えるというか、温かくなるというか、やれやれというか。
何か悩んでるのがどうでもよくなった。
「来季も来てね」とランチボックスが言った...のかは分からないけど。商売上手か!?(笑)
ハイハイ、行くよ、来季もね。
いい子で待ってな。

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2019年5月26日 (日)

ヴォルティス、佐藤のふんばりが光。枷が外れるのを待つ。

2019J2リーグ 第15節 トランスコスモススタジアム長崎
V・ファーレン長崎 1 - 0 徳島ヴォルティス
得点:【長崎】16'呉屋 大翔

 
いろいろとこちらの事情でごちゃごちゃして時間がないため今回は簡単にします。

 
18本シュートを放ち、エリア内に進入しゴール目の前まで迫った。
練習で鍛えたのであろうフィニッシュまでのいくつかの形はキレイに表現できていた。
ゴールは決まらなかったが。
それが一番大事なのだが、だからといってあそこまで出来ていることをゴールという結果だけで否定はさすがに誰もしないと思う。
私は、補強を考えた方がいいと以前書いたが、その補強で補いたい部分も佐藤が頑張って、補おうとしてくれているし、ある程度補えている。
上記のフィニッシュまでの形にも佐藤は大きな貢献をしてくれている。
佐藤があそこまで頑張ってくれていると、補強が必要としても他のポジションに変えてもよくなる。
佐藤の精神的なチームでの支柱的存在を考えると、補強でそこまで補うのは難しいからだ。
岩尾の代わりが補強では効かないのと同じかな。

 
結果は厳しいことになった。
形はできつつあってゴールだけこないという非常に難しい状況にある。
正しい答えがないという状況だ。
だから逆に考えて、今も間違えてはいないと思う方がいい。
選手も、本音はどうかわからないが、そうサポーターが読めるメディアには答えるだろう。
もう少し、この試合でできていたことでゴールがあがるのを待ちたい。
もう少しなら何とか。枷がはずれるまで。
枷が外れれば、かつて夏場から猛進撃をした経験を持っているヴォルティスは勢いに乗れると思う。

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«ヴォルティス、無念のドロー。しかし、前節の敗戦は活きたと思う。