2020年1月28日 (火)

河村勇輝と千葉ジェッツ再び。猛き若武者の糧になる経験を。

2019-2020 B1リーグ 第19節 豊橋市総合体育館
1月25日(土) 三遠ネオフェニックス 56 - 75 千葉ジェッツ
1月26日(日) 三遠ネオフェニックス 65 - 91 千葉ジェッツ
 
まず、コービー・ブライアント氏のご訃報に接し、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
多くのファンに夢を与えていただき、とても残念な思いです。
 
 
 
今回は水曜日に試合がすぐ来るのでボリュームは少し抑えて。
 
アウェイの多い1月はジェッツは東西南北を転戦しているが、ここまで負けなしで来ている。
今節はアウェイで三遠ネオフェニックスが相手であった。
 
三遠は現在中地区6位であるが、今季ここまで3勝しかでていない泥沼状態が続いていて、非常に厳しい状況にある。
だが、ここにきて明るい話題が舞い降りてきている。
天皇杯でジェッツと対戦した高校バスケの強豪、福岡第一高校3年の河村勇輝くんが特別指定選手として加入することになった。
記者会見でも学ぶためだけに来るつもりはなく、プロの選手たちに交じっても自分はやれるという強靭な自信を備えているようだった。
そして、デビュー戦がよりによって千葉ジェッツというのも偶然には思えない。
河村対富樫という絵ができあがり、かくして、対千葉ジェッツ戦はゲーム2では今季最高の3,846人の観客動員を達成した。
 
注目の2試合のゲーム1は予想外の出来事が起きて、河村勇輝が持っていることをいきなり証明してしまう。
三遠のスタメンのPG、鈴木達也選手が開始直後に腰を痛めてプレー続行不可能になった。
河村勇輝はPGの2番手に押しあがり、1Q6分過ぎに登場していきなりFTを得てスコアをあげて最年少得点記録を更新した。
そして1Qラストにはジェッツゴール下でボールを貰うとドリブルで一人で走り切り、二人のデュフェンスをかいくぐり、躍動感と技術に溢れたレイアップを決めて見せた。
これで勢いを得た三遠は2Qにジェッツを圧倒して逆転。7点差をつけて折り返した。
前半のジェッツは正直ショット精度が甘く、自分たちで自分の首を絞めているようなところがあった。
だが、そのままで終わらないのが今のジェッツであり、ハーフタイムを挟んでリセットしてきた。
3Q開始3分で逆転するとそのままリードを広げ24点をスコア、さらに三遠を7点に抑えて10点差をつけて4Qを迎えた。
後半の失速はここ最近の三遠の負けパターンで、河村選手も抑え込まれた。
3Q逆転されると三遠の”大人の”選手たちは明らかに意欲が減退したように見えた。
それはミスをしたときのカバーする動きにあからさまに表れた。
せっかくの河村選手の意欲が無駄になってしまった。
 
ゲーム2はそれが1Qから表れた。
ジェッツが前日の課題をしっかり修正して試合に入った事で6分過ぎには早くも14点差をつけた。
三遠はただ一人を除いて、戦う気持ちを早くも折られたように見えた。
河村勇輝くんは、孤軍奮闘でジェッツに牙を剥いて戦っていた。
だが、出場した選手全員が6点以上あげた全方位からスコアしたジェッツは河村くんに手を焼きながらも冷静さを失わず、取られても取り返すを繰り返した。
ジェッツのスペックの安定感と昨日からの修正力の高さは見事だった。
河村くんに主役を奪われたが、それくらいでは揺るがなかった。
 
河村君は見事だったが、三遠にとっては今後彼に何をお土産に持たせてあげられるのかも課題になるだろう。
彼が客寄せパンダでもなく、お得な助っ人でもなく、チームの救世主になれる存在であることが証明された。
だが、救われる側が救われたいという意地を見せなければ救世主は必要とされない。
東海大学のコーチにウチの練習に無理にでも来させた方が良かったと言わせないよう、プロとして彼に大きな成長の糧を上げて戻してあげてほしい。
少なくともこの2試合で河村くんに与えたものはジェッツからの方が多かったと思うよ。
ジェッツ戦があるから三遠を選択してくれたのならうれしいね。

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2020年1月17日 (金)

進化目指す千葉ジェッツ。内外のライバルと競い勝て。

2019-2020 B1リーグ 第17節 千葉ポートアリーナ
1月15日(水) 千葉ジェッツ 96 - 75 秋田ノーザンハピネッツ
 
今回の天皇杯はサンロッカーズ渋谷が優勝した。
石井講祐は個人として4年連続で優勝したことになる。これは凄いですね。
ここ3年間、天皇杯を制した後の千葉ジェッツは快進撃でリーグ後半戦を盛り上げている。
サンロッカーズ渋谷も後半戦を盛り上げて上位をいじめてくれるとありがたい。
で、早速期待に応えてくれているのでジェッツとしてここに乗っからないわけにはいかない。
 
3年ぶりにやってきた天皇杯期間のお休みは私にとって久々のお休みでもあり、結構有意義に過ごせた。
それは千葉ジェッツにとってもそうだったようで、この試合その一片が見られたようだ。
 
秋田ノーザンハピネッツはハードなファーストプレスからのディフェンスが印象深い。
3年前だったか?同じポートアリーナでウィークデーの対戦があって、その時1Q開始直後から激しいプレッシャーを掛けてきた記憶がまだある。
あのときから体制もだいぶ変わったが、この日もプレスを仕掛けてきた。
秋田にとって、これがハマって試合をリードしてスタートできるかが勝敗を分ける。
逆にジェッツにとってはそれを剥がして先に走れれば有利に試合を進められる。
先に決めたのはジェッツ。原修太が3Pを決めた。
まだ始まったばかりだったが、これで楽になったなと私は思った。
その後、互いにターンオーバーが多くて自分たちの時間帯が長くならなかったが、試合を掴んでいたのはジェッツだったと思えていた。
それは前を走っているのがずっとジェッツだったこと。
オフェンスではミスもあったが、それでもディフェンスに引きづることがなかったこと。
まずディフェンスからのマインドは終始徹底されていてディフェンスからやり直すスタンスを守り続けた。
するとオフェンスの形が豊富ではなく、アウトからの3Pが決まらない秋田はディフェンスの流れをオフェンスに繋げられず、追いかけ続ける展開に疲れていった。
秋田は外国人選手らビッグマンが3Pを打たない(打てない)し、ジェッツが古川選手をしっかりマークしたことで細谷選手以外の3Pを封じた。
2Qは互角のスコアであったが、ターンオーバー数が圧倒的に秋田の方が多かった。
秋田が一生懸命プレスして試合を掴もうとしたが、ジェッツはそれをいなして常に前を走り続け、秋田のマインドにオフェンス意識という揺さぶりを掛け続けたのだと思う。
実は、かつて見た秋田の記憶があったからだと思うが、私にはこの日の秋田のプレスは3年前ほどではないなと感じていた。
そして、表皮(アウトエリアでのディフェンス)は堅いが、中身(エリア内・インサイドのディフェンス)は柔らかいということも感じていた。
富樫や原修太らがファーストディフェンスをピックアンドロールなどでかわして中に入ると、意志統一や約束事が緩くてすぐズレができて人が集中して外にフリーができたし、中の当たりも受け身になると弱かった。
だから、点は取りたいときに取れると思えた。その通りだったから3Qに34点も獲れたのだと思う。
そしてそれらの状況に加え、ジェッツにそういう状況で自信を持たせた土台になったものがあった。
それは試合レポート記事で知った天皇杯に出ていなかった期間に練ったオフェンスの形だったのだろう。
そこで練ってきたことが試合で活きたんだと思う。
晴山ケビンが生き生きしていたのも決して偶然ではなかったのだろう。
天皇杯があったはずの一週間をジェッツはとても有意義に過ごしたのだと確信する。
 
この試合での千葉ジェッツは明らかに昨年12月末のころより進化していた。
それは同じように時間が与えられていた秋田都の差をより広げていたと思う。
天皇杯は逃したが、ここ3年間と同じようにジェッツも後半戦を盛り上げていくと思う。

しかし、この天皇杯があった一週間で強大なライバルも動き出している。
ラグビーだ。トップリーグが開幕したのだ。
2万人以上の動員を果たした試合もあった。
そして3月までのリーグ戦はどのカードもチケットがほぼ完売状態になっている。
まるでJリーグのスタート時のようであり、Bリーグのスタート時にはなかった状況だ。
W杯のような国際舞台で結果を出すことの重要性がわかる。
そしてこのままではラグビーはあっという間にバスケを抜いて置き去りにするだろう。
共に日本のスポーツを盛り上げていきましょうとか言える立場ではなくなる可能性もある。
バスケ、もっと頑張ってからそんなこと言えよとか言われても仕方なくなるってこと。
そして、ラグビーは新リーグがスタートすることが発表された。
そうなればバスケからラグビーへパートナーさんの援助が動く可能性だって高い。
つまりお金だ。
そうなればバスケはじり貧になりかねない。
お金がなければいい選手の獲得も、ハイレベルなエンタメもできなくなっていくだろう。
ジェッツだったらSTARJETSの人数が減るかもしれないよね。
だから、危機感を持ってもっとバスケ頑張らなきゃ。
自分の手元でバスケを楽しめればいいなんて人もいるだろうけど、それすら揺らぐことだってありえる。
外の世界は思っている以上に動いている。
戦う相手は同じ競技内だけじゃない。
だって天皇杯バスケを取り上げたスポーツ番組どれくらいあった?
高校サッカーの決勝は5万6千人も観客が入ったのだ。
戦わないと先はない。
この日の試合は平日でも5千人以上入ったが、この先もずっとこのままなんて当たり前に思ってたらダメ。
マイナースポーツに戻ったらもうメジャーにはなれない。
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2020年1月13日 (月)

2020年のヴォルティスが準備中。今季のリカルドマジックは何?

新年となり、徳島ヴォルティスも加入退団が進み、新しい体制が見えてきました。
本日時点で公式サイトから得た選手についての情報を集めてみました。
漏れがあるかもしれませんがご容赦ください。
 
【OUT】
ヨルディ バイス →京都サンガ
梶川 裕嗣 →横浜Fマリノス
野村 直輝 →大分トリニータ
内田 裕斗 →サガン鳥栖
杉本 竜士 →横浜Fマリノス
鈴木 大誠 →FC琉球(期限付き移籍)

【契約満了】
シシーニョ
ウリンボエフ
永井 堅梧 →ギラヴァンツ北九州
井澤 春輝 →鹿児島ユナイテッド

【IN】
垣田 裕暉 ←鹿島アントラーズ
榎本 大輝 ←名古屋グランパス
浜下 瑛  ←栃木SC
西谷 和希 ←栃木SC
梶川 諒太 ←東京ヴェルディ
杉森 考起 ←名古屋グランパス
瀬口 拓弥 ←カマタマーレ讃岐
上福元 直人 ←東京ヴェルディ
島屋 八徳 ←サガン鳥栖(完全移籍)
川上 エドオジョン 智慧 ←SC相模原
ドゥシャン ←横浜Fマリノス
武田 太一 ←早稲田大学

 
以下内定
森田 凛 ←徳島ユース
安部 崇士 ←中央大学
奥田 雄大 ←鹿屋体育大学
吹ヶ 徳喜 ←阪南大学

【契約更新】
ジエゴ
石井 秀典
岩尾 憲
河田 篤秀
清武 功暉
福岡 将太
藤田 征也
鈴木 徳真
松澤 香輝
長谷川 徹
押谷 祐樹
田向 泰輝
岸本 武流
渡井 理己
表原 玄太
佐藤 晃大
内田 航平
小西 雄大
秋山 拓也
久米 航太郎

 
各ポジションの昨季の主力を抜かれたのは痛かったです。
もちろん昨季のヴォルティスは特定の誰かが突出していたチームではませんでした。
全員が高いレベルで噛み合い、互いの良さを引き出していたことが強さの理由でもありました。
だから更新してくれた選手の存在も大きいです。
新しいシーズンもそういうチームの新たな強さを築き上げていくでしょう。

昨季終盤レギュラーが抜けたポジションに誰が入るかは競争となりますが、更新した選手の中で軸になる堅い選手が何人か考えられます。
筆頭はもちろん岩尾憲でしょう。
そしてFWは河田篤秀。
攻撃的ポジションでは渡井理己。
そして中盤を広くこなせて、岩尾以上の存在になってくれるかもと思っている小西雄大。
小西は岩尾と組ませたボランチも、前目、サイドも任せられる存在になったように思います。
昨季はまだベンチスタートや下げられる可能性を感じる部分もありましたが、さらに経験を積むであろう新シーズンは不可欠な存在になるのではと思います。
しかし、彼らも激しい競争にさらされるでしょうし、リカルド・ロドリゲス監督が誰かにポジションを確約するとは考えられないので、もしかしたら岩尾でもベンチに座らせる誰かが台頭するかもしれません。
 
ウィング・サイドとディフェンスライン、GKは今は予想がつかないです。
FWは河田と誰かを組ませるのか?3トップ気味の2シャドーで支えるのか?それとも違う形をリカルド・ロドリゲス監督が考えるのか?
リカルド・ロドリゲス監督はシーズン中で最適ポイントをみつけていく人でもあると思っています。
だから、予想の上をいく面白いポイントを新シーズンでも見つけてくれるんじゃないかなと期待しています。
あと外国人選手、それもFWで楽しみな選手を見つけてきてほしいなと強化部にも期待したいです。
早稲田大から加入する武田くんは昨年は大けがもして開幕時にコンディションが戻り切るかはわかりませんが、怪我をする前は大学サッカー界ではトップを競うFWでした。
シーズン中盤以降で抜き出てきてくれるのを期待しています。
  
そして徳島の地元の支援、サポーターの応援もさらに大きくなるように。
昨季プレーオフのホーム2試合の声援やコレオは素晴らしかったですが、まだ座れる席があったのでもっと多くの人が開幕から毎試合来てくれるように。
 
昨季は序盤は中位でもたついてしまいましたが、後半は記録的連勝で順位と調子を上げていきました。
プレーオフがというより横浜FC戦に勝てなかったことが痛かったなと思います。
でもプレーオフでのホーム2試合の盛り上がりもリカルドマジックだったのかなと思います。
最後の最後でマジックが開かなかったのは残念でしたが、今季はさらに大きな想像を超えたリカルドマジックが開くように期待しています。

 

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2020年1月 6日 (月)

2020年初戦は価値ある連勝。千葉ジェッツ、成熟の高みへ。

2019-2020 B1リーグ 第16節 駒沢オリンピック公園総合運動場体育館
1月4日(土) アルバルク東京 65 - 73 千葉ジェッツ
1月5日(日) アルバルク東京 64 - 72 千葉ジェッツ
 
 
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
信念を曲げることなく自分の見て感じたことを書き連ねていこうと思います。
 
新年最初の2連戦を迎えた。
相手はジェッツの越えるべき山、アルバルク東京である。

新年一発目で新年を左右する可能性のあるビッグゲームを迎えてスタートすることになった。

ここをよい結果で乗り切れば天皇杯が無い分、コンディション、連携など様々と整える時間が得られる。
 
ジェッツも怪我人が多いが、アルバルクも主力に怪我人が多い。
小島選手が大きな負傷を負い離脱し、この試合では田中選手もハムストリングの負傷により欠場。
今季は選手の入れ替わり激しく、特別指定選手も起用している。
しかし、ここまで持ち前の地力もあって東地区2位とつけている。
今のジェッツにとっては非常に難しい相手だ。
それでもここを乗り越えられるか、乗り越えられないかは天国と地獄を分ける可能性もかなりある。
 
ゲーム1。
1Q5分までは競り合っていたが、そこからジェッツが前に出てリードを奪った。
その後は2Q終わるまではジェッツがアルバルクの前を走っていた。
たぶんこの試合でのポイントになったのが両者の現状を鑑みた中で、先に前を走るということが与える優位が大きかったと思う。

特に12人のベンチ入り選手の中で8人で戦ったアルバルクはその影響をより大きく受けたと思う。

1Qをリードされ立て直す必要があったアルバルクは2Qにギアをあげた。
その結果、同点で折り返せたが、パワーをジェッツ以上に使ってしまったのだと思う。
 
ジェッツは相手の強さをよくわかっていたこともあり、リードしながら前半を戦えたことが大きかったと思う。
2Qに追い上げられても想定内だったのだろう。
そして全員が同等に理解して戦えていたように思う。
何よりこの試合でのアルバルクの調子を前半で正確に理解できたのではないだろうか。
田中選手も欠いたこの試合では大黒柱のカーク選手への依存度が必然と高くなったが、この試合のカーク選手は攻守で本調子ではなかった。
特にディフェンスでの精彩の無さは試合を大きく左右したと私は思った。
これが2つめのポイント。
この日のカーク選手はエドワーズにディフェンスで押されたり、抜かれたりしていた。
一番印象に残ったのは、原くんとエドワーズの連携からミスマッチとリング下を空けてエドワーズに決められたシーンだった。
直後に巻き戻して見直したほど、このシーンでのカーク選手はボーっとしてしまっていた。
その後、オフェンスでは後半バスカンを何度か奪ったりしたが、ディフェンスでの精彩は戻らなかった。
ジェッツは前半でイケると確信できたのだと思う。
前半終了直前に、同点に追いつかれもしたが、冷静さを保って後半の戦い方を確認できたのではないか。
後半、原くんが菊地選手にアンスポを喫した場面はこの試合を象徴していた。
正直怪しい判定だとも思ったが、ファウルを受けた直後にレフェリーに確認している原くんに笑みがあった。
あの瞬間にバスケの神様はジェッツを勝者に選んだのだろう。
直後の菊地選手のFTが2本外れたことからもそう思う。
勝者には勝者たるに相応しいモノが必要なのだ。
 
3つ目は藤永、コー、メイヨらが攻守で存在感を確立してきたことだろう。
藤永は看板のディフェンスだけでなく要所で走ってスコアを上げてもいたし、コーはファウルも減ってきたしプレーにも狡猾さが増して力づくが減っている。
メイヨがダンカンのコンディションの穴を埋める以上に相手の脅威になりだしている。
 
後半の戦い方はチームとして今季最高の安定感と統一感だった。
準備してきた戦い方がしっかり表現できていたのが大野さん、選手たちのコメントからも感じられた。
結果も大きな成果だったが、内容はさらに大きな成果だった。
 
ゲーム2。
こちらも基本的にゲーム1と同じベースだったが、互いのミスが前日より減ったことでより堅い試合になった。
その中で試合を左右したのはジェッツのダンカンと、アルバルクのマチュワン選手の出来の差だったと思う。
そしてジェッツの選手は冷静だった。
昨日のようにスキを与える機会は少なかった。
そして前半終了間際に逆転を許しても最後のプレーで富樫が決め返してリードして終わる展開。
自信が昨日以上に感じられる戦いぶりが3Qにアルバルクを一桁で抑えリードを広げるビッグQを作らせたのだと思う。
4Qは追い上げを喰らい、エドワーズとパーカーがファウルを重ねて窮地になりかけもしたが、そこでも盛り返してアルバルクを断ち切った。
昨日は原くんが喰らったアンスポを今日は菊地選手が喰らう展開になったのも印象的だった。

アルバルク相手にアウェイで連勝という大きな成果を得られたことは大きい。
ここから2月末までの2か月弱は今季のジェッツにとって最も重要な期間になるだろう。
ここで内容やチームの成熟度をどこまで高められるか大きく期待したいと思う。
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2019年12月30日 (月)

学ぶ時期の卒業を。そして千葉ジェッツのさらなる広がりへ。

2019-2020 B1リーグ 第14節 ブレックスアリーナ
12月25日(水) 宇都宮ブレックス 82 - 79 千葉ジェッツ
 
2019-2020 B1リーグ 第15節 船橋アリーナ
12月28日(土) 千葉ジェッツ 70 - 74 新潟アルビレックスBB
12月29日(日) 千葉ジェッツ 91 - 66 新潟アルビレックスBB
 
 
2019年最後をいよいよ迎えた。
いろいろなことがあって本当に今年は大変忙しかったが、サッカーであれ、バスケであれ、オリンピックやラグビーなどスポーツが楽しかった一年だった。
楽しいというか、充実感で溢れたという感じだ。
イエーイなんて感情を出す歳でもないし、勝ってもその瞬間から次の試合にスッと切り替わってしまうのは相変わらずだが、それでも振り返ると今までの年の中でも大きく充実していたと思う。


 
この一年の千葉ジェッツは転換期で、オフを挟んでの新旧シーズンでアップダウンが大きかった。
昨季は記録ずくめの中でリーグチャンピオンだけ逃し、それを目指す会社として新体制は今のところ成長過程にある。
いつだってうまくいくわけじゃない。こういう苦しむ時期は必要だ。
今までうまく行き過ぎた中で、自分たちが周りからどう見えているかを客観視できる貴重な機会でもある。
今季が成功といえるシーズンになるかはリーグチャンピオンになれるかとは別の観点で評価されてもいいのではないかと今は思っている。

 
成長は学びと反映がサイクルであるべきだ。
PDCAも近い考え方にあるが、ビジネスでのそれと競技スポーツでのそれは土台が違うので難しさは異なる。
相手があって競い合った結果、勝ち負けが付く。
コントロールできない部分は多々あるから成長はしていても必ずしも数値に出ない場合もある。
ここ3試合はそういう部分を象徴していたように思う。

 
25日のブレックス戦は当初から困難な試合になるだろうと思っていた。
現時点での双方のチーム状態は差が大きいからだ。
だが現時点でのそれが最後を既に決めているとは思わない。それは昨季のお互いを比較すればわかること。
だからこの試合の勝算が低くても今このタイミングで戦っておくこと自体が重要だったと思う。
ここで学ぶことは年を跨いだ先できっと重要なポイントだったと感じるだろう。
もっと厳しい試合になるだろうと思ったが、予想通りだった部分と、予想外だった部分があって、どちらかというと後者の方が大きくて満足感のある試合だった。
特にコー・フリッピン、ニック・メイヨが攻守で存在感を発揮していたのが目立っていたし、開幕当初はなんだかんだと的にされていた晴山ケビンも安定感を増してきた。
怪我人が多い中で彼らに頼る部分は大きいが、それがこの先にとって大きな力になるだろう。
リードを詰めても離されると繰り返す現時点での力関係を象徴した試合だったが、3点差で終わったことは未来を暗示している気がする。
それがどういう未来かははっきりしないけど、今はその方が面白い。

 
ホームに戻ってきて今年最後の2連戦を迎えた。
相手は新潟アルビレックスBB。中地区で成績はともかく2位を激しく争っている。
ダバンテ・ガードナーを移籍で失った今季は新しいフェーズへと移ろうと苦しんでいる。
そういう意味ではジェッツと似ている。
彼らも必死になっている。
それをこちらが試合前に感じ切れていなかったことがゲーム1の負けを招いた最初の原因だと思う。
勝って当たり前の相手だろうと思っていた人が決して少なくないはずだ。
私もそうだ。
もちろん、力をキチンと発揮すればその通りの結果になるのは可能性は高い。
ゲーム2はそれを表現していたと思う。
それを今この2試合を振り返ってみた時に思う。
そういう意味で、ゲーム1終了後に憤っていた自分には反省しないといけない部分は多々ある。


但し、私はゲーム1を今でもとても残念に思っている部分がある。
ディフェンスは試合を通じて質が高く安定していたのにオフェンスでミスが多すぎて流れを台無しにした。
一番残念だったのは、まだ勝てる可能性があって、この試合一番戦っているように見えた原修太が土壇場で3Pを決めたりもした。
ここ一番で富樫勇樹に頼るのは現状仕方ないし、これがジェッツ劇場の重要な武器であることも考えれば当然だ。
ジェッツの今があるのは富樫勇樹のおかげだし、ジェッツ劇場の主役であり、その役の期待に応えてきてくれた。
だが、それも周囲を彼を知り尽くしたチームメイトで支えてきたからだ。
最後のラインナップが新加入3人を含めた布陣であったこと。
まだエドワーズや田口らが使えたと思えたのに、起用しなかったことは何故なのか?
大野さんには疑問を感じるし、それ以前に上手くいかないことに落ち込んだようにベンチで下を向きそうになっている選手たちは戦う気持ちがあるのだろうか?と。
悪い流れに疲れ切ってしまったようになったジェッツがとても不甲斐なく見えた。
先週も、その前にも負けそうになった試合をどうにかOTに持ち込んで勝ちに持っていった。
だが、この試合では疲れ果ててしまったのだろうか?
必死で戦って連敗を止めようとしている新潟に試合が終わる前に気持ちを閉店させてしまったようだった。
負けそうな試合を試合前に負け試合にしてしまった。
あれじゃ勝てないし、もし富樫が最後の3Pを決めたら、そのあとどうする気だったのか。
ここまでOTにしながら勝った試合はいくつもあった中で積み上げたものがあったのかすら疑問に思えてしまうような負け方。
あれで勝てたとして、それが次にどう繋がったのだろう。
負けそうで勝ち切っていたのに、とうとう我慢できなくて負けを選んでしまったような。
あの試合は負けなくてはならない試合になってしまった。
それはとても応援者として残念なことだ。
応援に意味を失うからね。
勝たせるために応援するのであり、勝たせることができないのは応援ではないと自分は確信して応援しているから。
ジェッツの応援をガチで始めたチーム2年目以降ずっとそうだよ。
だから、そのキャリアの中でも特に残念な試合だった。

 
ゲーム2。
ダンカンが復帰して、プレーする喜びを体現してくれていた。
中央に躊躇なくカットして躍動することでチームの、アリーナを鼓舞していた。
負傷明けでまだ不安もあっただろうに、エドワーズが早くファウルを重ねたことで早く出番が回ってきたし、彼もすぐにファウルを貰ってしまったが、怯むことなくジェッツの強さを体現してくれた。
昨日も良かったディフェンスはこの日はさらにアグレッシブになった。
こぼれ球を拾われることもあったが、必死さが相手を上回っていたし、簡単にはやらせなかったことで相手は次第に疲れていった。
メイヨは試合に出なかったが、コーやケビンは信頼感を高めているし、楽しそうだった。
コーがファストブレイクからのイージーショットを外しても直後チームのベンチは笑顔にあふれていた。
昨日は負けてよかったのだと思わせるくらいチーム全体の気持ちが前に力強かった。
もちろん、昨日の負けは取返しのつかない一敗でもあった。
そして、チームがこれで強くなったとも確信していない。
学んだことは確かだが、もうこういうことを繰り返していい時期ではない。
学んでも忘れてしまっているのでは意味がない。
怪我人が多いとはいえ、ゲーム1みたいな試合は論外である。
それはハッキリという。
それこそ、昨季からは何を学んだの?と。
だからゲーム2でできたような修正をゲーム1の試合中にできるようになってほしいし、できると思う。
勝負も大事だけど、そういうクレバーな部分も成長させてほしい。
やらかして学んでは何度も繰り返すと愚かでしかない。
そんなチームであってほしくないし、そうじゃないと思う。

 
千葉ジェッツは競技だけでなくプロスポーツチームとしてバスケ界以外にも注目を、スポーツ界の外にも注目を浴びている。
来年1月にはテレビ東京の「FOOT×BRAIN」でも紹介されるそうだ。
この番組はサッカー界以外からの「知」も取材し、サッカー界の可能性を広げようというテーマを持った番組でもある。
そういう番組がバスケ界にないのは残念なことで、そういうところで紹介されるということはジェッツは先端を走らないといけない義務があると思うんだよね。
Numberみたいなコアスポーツ誌にももっと取り上げられたいよ。
たぶん読者層がBリーグのファンと重ならないと思われてるからじゃないかと思うけど、そんなことないと思うんだ。
だって、ここのところの低調ではあるけど、その代わりいろいろなチームについて意見がSNSなどで飛び交っている。
楽しさだけでなく考える千葉ジェッツが育ちつつあると思う。
それはとても楽しみな変化だし、バスケ界を変えることにもつながると思う。
ファンが多ければ、そういう場も拡大していくと思うしね。
競技だけでなく、経営だけでなく、エンタメだけでなく、ファンの知でも世界を広げていければいいなと。
そのためにも千葉ジェッツにはもっと頑張ってもらいたいし、もっと可能性をいろいろなところで広げてほしい。
だから、やらかして学んでというのを繰り返すのはそろそろ終わりにしてほしい。

 
でも最後にいっておきたいこともあって、千葉ジェッツには与えてもらった感動や熱がもの凄くあり本当に感謝している一年であった。
来年もその先も付き合っていく気でいるし、ついてこいと訴えてきてほしい。

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2019年12月24日 (火)

怪我人続出の千葉ジェッツ、我慢と新戦力と絆で掴む勝利。

2019-2020 B1リーグ 第13節 船橋アリーナ
12月21日(土) 千葉ジェッツ 100 - 94 横浜ビー・コルセアーズ
12月22日(日) 千葉ジェッツ 111 - 74 横浜ビー・コルセアーズ
 
 

2019年も残すはわずかになりました。

しかし、バスケは年末年始もリーグ戦がある。
元旦にリーグ戦がある年もあったが、そのなると選手やその家族は年末年始は帰省とか大掃除とかどうするんだろうと思ったことがある。

そういうところはバスケって文化の違いなのだろうか?

 
今節の相手は横浜ビー・コルセアーズ。
bjリーグ時代の同期だ。

ジェッツとはいろいろな縁があって、昨季ジェッツに在籍したアキ・チェンバースがプレーしているし、チア同士の交流も松田さんがビーコルの元チアディレクター(だったと記憶)という縁で互いの試合に出張することが何度かあった。

横浜はbjリーグ時代に一度王座を得ているが、それ以降は低迷が続いている。何故B1に選ばれたのかも正直言って疑問なのだが、理由は浮かばないわけでもない。昨季はB2のリーグ結果に助けられるようにB1残留を果たしている。今季も外国人選手が負傷で退団したり、コート外でドラマに選手が出るなど、あいかわらず迷っているなというのが正直な印象だ。成績も中地区2位に付けているが、勝敗は大きく負け越していて、中地区の状況に助けられている面は大きい。

ここ3試合は川崎、アルバルクと連敗中で、背後に富山も近づいていてここで負けるとワイルドカード争いからも脱落しかねない。
この2試合はとても重要なはずだった。
 
ジェッツはBリーグ以降は一度しか負けていないし、内容もかなり圧倒している試合が多い。

しかし、互いの差は昨季まではかなりあったが、現状のジェッツは怪我人も多く、決して楽な相手ではない。

 
ゲーム1
スタメンに富樫勇樹ではなく藤永佳昭を起用してきた。
富樫の怪我を考慮してのことだが、藤永はこの2試合は本当に頑張ってくれた。

頑張りすぎてファウルがかさんで富樫にプレーさせてしまった部分を除いて。

 
それからこの試合からジェッツ初めての特別指定選手として東海大のPG大倉颯太くんが加わった。
大倉くんは当初練習生として東洋大の4年生ラシード・ファラーズくんと共に練習生としてジェッツに参加した。
だが、ジェッツの怪我人事情により特別指定選手として登録されることになった。
大倉くんはこれまで各年代カテゴリーの日本代表に選ばれてもいる次世代のスター候補で現在2年生だが、1年生時から活躍して東海大学のいくつものメジャー大会での優勝に貢献している。
大学在籍中の優秀な選手はこれまでアルバルクやサンロッカーズに特別指定として加わることが第一みたいになっていたが、今回ジェッツに加わってもらえたことはバスケ界にとって大きな変革の一歩になるように思う。
できれば卒業後はジェッツに加わってほしい。
その大倉くんが西村文男の穴をしばらく埋めてくれることを期待されているが、彼もこの2試合では大活躍してくれた。
 
試合の入りはジェッツにとって願っていた展開だったと思う。
しかし、横浜のサザランド選手が無双で、前半だけで21PTSを上げていた。

痛かったのは前半最後のプレーでブザービーターとなる3Pを決められたことだ。ゲーム2でもそうだった。

これがこの試合が簡単には終わらないと予感させたモノで、後半もサザランド選手をどうにかできなかったことで4Qの危機を招いた。
ジェッツはダンカンが前半中に負傷して後半はプレーできなくなる緊急事態を迎えた。
パーカーが後半は出ずっぱりで穴を埋めてくれたが、4Qに横浜は勢いをあげる。
5分近くジェッツが無得点に抑えられ、残り3分ほどで逆転を許した。
エドワーズもファウル4となり、非常に厳しい状況に追い込まれたが、ここから田口、パーカーの活躍で持ち直した。
それからエドワーズがファウルできない状況下でよく我慢してくれたことも大きかった。
確かにディフェンス強度が落ちて、アキ・チェンバースにやらせてしまい試合をクローズできなかったが、それでもエドワーズがいるいないは試合の結果に影響していた。
試合はオーバータイムへ。
開始早々にパーカーがバスケットカウントを奪うショットを決めてリードすると、横浜はビッグマンのベクトン選手がファウルアウト。
サイズ的にジェッツが有利になったことで、リバウンド争いにも優位に立てるようになり、修正力と実行力が最後はモノを言った。
ガマンして勝てたというのがオチの試合だったが、大倉くんも出場して3Pを決めるなど、全員で苦境を耐えてつかんだ勝利だった。
4Qで逃げ切れたら良かったのだが、現状ではそこまでのコンディションではないということだ。
 
ゲーム2。
今日も厳しいぞと思わせた試合を予想外に一方的にしたのはジェッツの修正力と地力がまず第一だったと思うが、横浜側にも理由があった。

この日ベクトン選手に代わって出場したマクドナルド選手が大外れ。

攻守で試合のスピードに付いていけず横浜の足を引っ張ってしまった。
ジェッツは意図と勇気が籠った鋭い攻めるパスと動きが積極的で、時々ミスにもなっていたが、強気の姿勢が横浜を受け身にさせていた。
サザランド選手はこの日も活躍していたが、上記のマクドナルド選手も含め、他の選手がジェッツの勢いの前に集中力が落ちてしまい昨日の姿とは全く別だった。
どちらが強いチームか?は実はゲーム2に表れると自分は思っているが、この試合はその典型的な試合だったと思う。
連敗中にこういう試合をしては自分たちのファンには大変失礼だろう。
思っていた以上にアウェイのファンが少なかったのは決して偶然ではないだろう。
ジェッツは終盤は大倉くんが見事なスティールからトドメのファストブレイクを決めた。
ダンクに行かずに先輩たちに総突っ込みを喰らっていたが、こういう優秀な若い選手が来てくれるのはジェッツの新たなレベルへの進歩だろう。
結果は順当で、4Qには大倉くんを長い時間プレーさせあげることもできて観客にとっても楽しかったと思う。
 
この日は千葉商科大学の学生たちが試合を盛り上げてくれた。
彼らとジェッツはずっと強い絆で繋がっていて本当に頼もしい存在である。
ジェッツの土台といってもいい。
これからも共にありたい。
 
ジェッツは怪我人が試合ごとに増えていく状況である。
メイヨも試合中少し傷んでいた。
それでも2連勝できたのはやはり地力があるからで、横浜との大きな差だと思う。
水曜日にはブレックスとの試合があり、厳しい試合になるのは間違いないと思うが、全員の地力を結集してブレックスの流れを止めてほしいと思う。
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2019年12月17日 (火)

千葉ジェッツ、今は試合内容を安定させるのが先。

2019-2020 B1リーグ 第12節 おおきにアリーナ舞洲
12月14日(土) 大阪エヴェッサ  84 -  69 千葉ジェッツ
12月15日(日) 大阪エヴェッサ 105 - 106 千葉ジェッツ
 
 
レバンガ北海道戦でのジェッツが見せたバスケは、シーズンの先行きに一筋の灯となった。
但し、楽観視していい状況では相変わらずなく、このくらいでやったあ、勝った、楽しいとか私は一ミリも感じていない。
 
大阪エヴェッサは現在西地区首位にいる強いチームだ。
どちらかというとジェッツにとって苦手な方の相手だと私は思っている。
大きなアリーナを持ち、本拠地は都市圏だ。
旧bjリーグ勢としては強くなれる環境下にあり、実際強くなる歩みが続いている。
まだ優勝を争うには何年か掛かるだろうし、有望な新人がいつも特定の旧大企業系のチームに流れるのを変えないと新しい時代には遠いだろう。
しかし、bjリーグ勢がタイトルを掴むことは本当に重要な事であり、大阪エヴェッサは近いところにあるチームだ。
 
ゲーム1、ゲーム2共に今の大阪エヴェッサの実力を示した試合だったと思う。
ゲーム1、ジェッツは敗れたが、試合は終始大阪のペースで、見事な試合ぶりだったと思う。
ジェッツは西村文男が途中で腰を痛めたかのか?この試合は離脱したことも大きかった。
レバンガ戦での後ということだったが、まだまだ安定感に欠け、受け身になると弱いところをジェッツは見せた。
だが、それは現時点では当然であり、レバンガ戦一つで大きく好転するわけもない。
今は試合内容を安定させるのが目先の勝利より重要で、そのためには敗戦もある意味必要である。
 
ゲーム2。同様に大阪のペースで決められたくない3Pを止められない展開が続き、最後の最後まで苦しんだ。
だが、それでも勝てたのは意地でしかないと見えた。
富樫勇樹は35PTSと驚異的なスコアをあげた。
普段は富樫が突出する試合は負けることが多いのだが、この試合は突出ぶりがハンパなかったことで勝利を力づくでもぎ取る事ができた。
オフェンスが3Pに寄り過ぎて効果的な戦い方ができておらず、ぶさいくな試合だった。
勝てたこと以外収穫はないに等しい試合だったが、こういう試合も教訓として活かせれる方が今はいい。
この2試合はこの試合での両チームの出来を比較すると1勝1敗は出来過ぎだろう。
だが、勝てたのは自分たちが持っている武器が他が持っていないものである証明で、そこを活かすバスケをすれば結果はついてくる。
但し、一時よりは状況はいいので冷静にこの2試合を見れてはいるが、冷静に見て今は優勝など目指せるレベルではないことも事実である。

今回はいろいろと慌ただしかったので時間を掛けて記事を書けず手抜きみたいになってしまったがご容赦いただきたい。

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2019年12月15日 (日)

足りていた力、上回ってなかった力。ヴォルティス、ここで終わらせない。

2019J2リーグ J1参入プレーオフ 決定戦 Shonan BMW スタジアム平塚 
湘南ベルマーレ 1 - 1 徳島ヴォルティス
【得点】湘南:64'松田 天馬
    徳島:20'鈴木 徳真
 
 
まず選手、監督、スタッフ、フロント、そして最高の応援で最後まで後押ししていたサポーターにおつかれさまでしたと述べさせてください。
最後は届きたいところまで辿り着けなかったけど、本当に輝いていた熱いシーズンだったなと思います。
このシーズンのヴォルティスを時節柄、漢字一文字で表現すると”成”としたいです。
昨年までも成長して、今季新しい選手が要所に加わりながら、昨季より出番が増した渡井なども含めて将棋駒が成るかのごとくチーム自体が”成”したと思います。
そしてサポーターが応援する熱とアイデアと一体感がすごく”成”ったなあと思いました。
プレーオフ1回戦で鳴門で見ましたが、コレオきれいだったなあと思いました。
 
この試合で力は足りていることは証明できたと思います。
でも湘南がJ1の16位であるなら、15位以上であることを確実に証明しないといけなかったんでしょうね。結果で。
レギュレーションに関して言えば、今までも何度も変わってきていて、今後も変わるだろうし、今季はこのレギュレーションが決まっていた中でこの試合に挑むことになったわけだから。
それこそ、この試合を目指してシーズンを戦っていたわけじゃない。
最後の最後に残された可能性の果てだったこの試合は救いでもあったわけで。
平等な昇降格のルールならば、J1の下位3チームとJ2の上位3チームが自動入れ替えになる方が平等と言われたら、今季は昨日はありえなかったわけだから。
 
それでも、悔しいのはわかる。不平等だなというのは確かだと思う。
コロコロ変わる時点で不平等なんだよ。
チャンスが広がっているように見えて、J2側に結構負荷は増していると思うんだ。
でもね、チームで夢を見られているのはJリーグがあるからでね。
  
文句なしの昇格を決められなかったことはJ2の中で力が足りなかったんだという証明で、そこを乗り越えていくしかやっぱりないんだなと。
目の前にあるどんな高さの山であっても越えるしかない。
越えた見なしと評価されてではなくね。
 
積み上げたもの、そして保つのは簡単じゃないけど手先が届いたのを確実に手で掴んだままにできるように。
ここで終わらせないことが、既に始まっているんじゃないかと思います。

最後にもう一度、今季はおつかれさまでした。
過去最高の徳島ヴォルティス、チームだけじゃなくサポーターや地域も含めての徳島ヴォルティスだったと思います。
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2019年12月12日 (木)

千葉ジェッツ、予感どおりの勝利。勝たせる応援で後を押そう。

2019-2020 B1リーグ 第11節 船橋アリーナ
12月11日(水) 千葉ジェッツ 84 - 47 レバンガ北海道
 
 
天皇杯を逃して最初に迎えるホームゲームとなった昨日の12月11日、船橋アリーナに迎えるのはレバンガ北海道。
この一か月、ジェッツをこれほど苦しめたチームはなく、2連敗中の中、4回目の対戦になった。
そのうち3試合は1勝したものの試合はレバンガペースの試合ばかりだった。
このままでは苦手意識に囚われてしまうところで、この試合はジェッツにとって非常に重要な試合になっていた。
そしてレバンガにとっても、9勝9敗から勝ち越せるかの重要な試合でもあった。
 
だが、私はこの試合を楽観視してもいた。
試合前から勝てる確信が結構あった。
理由は前節の富山戦にあった。
あの試合でのジェッツはチームとしてのディフェンスがそれまでと違っていた。
リング下でチームでの守り方が整理されていたのが目に見えてわかった。
まだ試合通じて徹底できていない部分は見えたが、選手たちがよい感触を得ただろうことも感じた。
追いかける展開を強いられはしたが、2試合通じて、この試合ダメかなと思わせる時間帯はとても少なかった。
だからこのレバンガ戦でも今までと違う展開になるだろうと思えていた。
前節の記事で富山戦の2試合は好転のきっかけとなる気がしていると書いた。
それが外れなくてよかったと思う。
というのは本心ではなく、”ホラね”とというところだ。
ただ試合を見ているわけではないし、伊達に8年もジェッツを見てはいない。
 
試合の立ち上がりはレバンガにリードを許したが、次第にジェッツが追い上げ、8分過ぎには試合の流れは逆転した。
ジェッツは当初パスが合わないなどミスが続きターンオーバーを多数献上した。
が、それも受け手がゴールに向かって動いたがパスが合わなかったとか、積極的な動きの中でのミスであり、それまでの試合でよく見られた追い込まれてのミスパスではなかった。
消極的なプレーや受け身になってのプレーでのミスではなかったので、息があってくればミスではなく決定機になるだろうという感じがあった。
それは大きな違いだ。
やろうとしていることの意志がある。
ミスはそのイメージのズレから起きている。
ズレは修正できる。そして出来たから試合はこういう結果になった。
 
パスのスピードも格段に上がっていた。
それは意図がハッキリしていたからで、それも大きな違いだった。
まだまだ改善すべきところはあるが、選手の目の輝きが増しているので進むべき道は定まっていると思う。
 
チームの進むべき道が定まってきたのならば、こちらはチームを信じて全力で応援するだけだ。
それこそ、声に出して、感情に乗せて。
この試合、普段以上に気持ちを露わにして応援をした。
ただ”ゴージェッツ!”と叫ぶだけでなく、選手の名前を呼んで指示みたいなことも大声でずっと叫んでいた。
”絶対に前向かすな!”とか、”離されるんじゃない”とか、”フォローして!!〇〇(選手名)”とか。
私はいつも同じ席に座って応援しているが、周囲は毎試合違う人たちだ。
この試合、私の周りに座った人たちにはババをひいた気分だったかもしれないね。
隣に座っていた年配の方は「熱心に応援してますね」と皮肉気味におっしゃられていた。
でも、私は勝たせる応援のためにアリーナに行っている。
でなきゃ行く意味がない。私には試合は娯楽じゃない。
でも不満を吐き出す場所でもない。勝たせるためのことしかしない。
それが私の応援。それをずっと続けている、25年くらい。
私にとっては普通のことをしているだけ。
誰よりも声を出して勝負に拘って、その結果として勝てた時が最高なのだ。
それはこれからも変わらない。
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2019年12月10日 (火)

少し見えた好転のきざし。千葉ジェッツ、グラウジーズとの接戦を制す。

2019-2020 B1リーグ 第10節 富山市総合体育館
12月07日(土) 富山グラウジーズ 67 - 77 千葉ジェッツ
 
12月08日(日) 富山グラウジーズ 72 - 73 千葉ジェッツ
 
 
今日はまず最初にお悔みを申し上げたい。
千葉ジェッツの初年度においてHCを務められたエリック・ガードー氏が亡くなられたとのニュースを島田会長のツイートから得た。

詳しいことはわからないが事実のようである。

 
エリックは千葉ジェッツがbjリーグに初参戦したルーキーシーズンの2011-2012シーズンの指揮を執った。
千葉ジェッツ以前はカタール代表のHCを務めていた。
当時の千葉ジェッツは華々しくスタートし、チアエンターテイメントも他と全く違う方向性を持った独特のエンターテインメントを披露していた。
当時は男性のパフォーマー、アキングを中心にし、衣装もサイケテクノのような衣装でタイムアウト時にも衣装を代えたりもしていた。
ビートブースターは当初6人いたのである。今はカツ一人だが。
明るいというよりダークなカラーであった。
だが、経営状態はすぐにチームカラーの赤一色に堕ちた。
チームも開幕直後は連勝したが、その後は低迷した。
主軸に考えていたジョージ・リーチが怪我で思うようにプレーできず契約解除。
その後もチームが全体的に力不足であったし、観客動員もまったく奮わず、初年度は乗り切るので精一杯であった。
その中でエリック・ガードーは状況を好転させようと努力したが、彼自身も試合中に熱くなりすぎて退場することも何度かあった。
そのシーズンはイースタン10チーム中9位。
当時の社長がシーズン前にインタビューで冗談かどうか、選手を選んだ基準はと聞かれ「イケメンかを基準にした。女性人気を意識した」と発言していた。
本当にそれでは勝てるはずはなかったが、そうでないにしても他との戦力差は誰の目に見ても明らかで、エリックはできる限りのことはしてくれていた。
結局シーズン終了後に契約解除となりチームを去った。
その後は和歌山トライアンズのHCなども務めた。
 
エリックは壮絶な闘病生活を送った人であった。
20歳の時に癌を患い、50%の生存確率を宣告され、手術も行ったが確率が10%とまで一時宣告されたそうだ。
その後28歳までに完治。選手としてNCAA最年長選手としてファイナル4でプレーした。
生きるという思い、バスケットボールをまたしたいという思いが彼を勝ち抜かせたのだろう。
51歳という自分と同年代で一つ若い年齢で亡くなられたのは非常に残念だ。
心から冥福をお祈りいたします。
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また同時期にジェッツでプレーしていたジェッツ創設期の選手の一人である一色翔太選手も引退を発表されました。
ロボッツでの活躍もありました。
本当におつかれさまでした。
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天皇杯に敗れたあとの最初のリーグ戦であった。
相手は富山グラウジーズ。
ジェッツにとっては元ジェッツの選手が過去、そして現在に多く在籍している馴染みのあるチームだ。
そして強くなりつづけているチームでもある。
 
この2試合は共にJ-COMで生放送されていた。
やはりテレビで観るのはいい。
家族で観られるからだ。

天皇杯に敗れた後、ジェッツは自分たちを振り返りこの試合に準備してきたように思う。
試合は両試合とも接戦であった。
グラウジーズがホームの大観衆、ゲーム2は特に4900人入った状況でグラウジーズが勝たないといけないという熱を思い切り出していた。
その中でジェッツは冷静に、準備できた範囲をしっかり表現していたと思う。
特に要所でのディフェンスは成果が表れていて、ゲーム1では4Qでのディフェンス。
特にエドワーズとダンカンのゴール下でのディフェンスで試合を左右させたプレーがあった。
それがオフェンスにも好影響を与えていた。
ダンカンの3Pなど大きなスコアリングもあったが、挫けず何度も追い上げてくるグラウジーズに最後はやらせないというディフェンスが機能していた。
ゲーム2も追いかける展開がずっと続き、富樫勇樹も前日の腕の負傷の影響か?精彩が出来らず、苦しい展開であったが粘ったことが最後に効いた。
それもディフェンスからだった。
復帰したパーカーの終盤でのディフェンスでの活躍も大きかった。
ゲーム2はグラウジーズにとって勝たないといけない試合だったと思う。
越えられない山として存在できたジェッツはその地力が証明された。
まだまだな部分はあり過ぎなくらいある。
特にゲーム2の最終盤でのパーカーと富樫の自陣でのターンオーバーはお粗末でしかなく、絶対なくさないといけない。
だが、ディフェンス意識がだいぶ集中できてきているので、この2試合は好転のきっかけとなる気もしている。
水曜日のレバンガ戦はそういう意味で最もよい相手と言えるだろう。

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