2019年5月20日 (月)

ヴォルティス、無念のドロー。しかし、前節の敗戦は活きたと思う。

2019J2リーグ 第14節 鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム
徳島ヴォルティス 1 - 1 モンテディオ山形
得点:【徳島】9'内田 裕斗
   【山形】80'ジェフェルソン バイアーノ

 
前節の敗戦をどう今節で活かして、ホームスタジアムで表現するのか?
それ以前に活かして表現できるかどうかが大きく問われた試合だったと思う。
もっとやれるはずだとサポーターは思っている。

 
そして、その課題は果たされたように思う。
もちろん、結果は悔しいモノの終わったが。
だが、前半の相手より先にボールに執着する姿勢と動きは前半で3-0にできたと思える内容だった。
内田のゴールはその姿勢がチーム全体で共有できていたからだと思う。佐藤の存在も光っていた。岩尾と同じくらいの支柱であることを証明したと思う。

 
清武のスライディングの判定(レッドカード)は妥当だったと思う。
スライディングに行ってしまったのは上記のボールへの執着が裏目に出てしまったのかもしれない。
相手より遅れてスライディングに行ってしまっているし、足の裏で当たってしまっている。
足を当たらないように逸らすことがとっさにできたかはわからないので、多少不運だった面もあるが、相手が大けがになる可能性が高かったのであのように判定されるだろう。
逆の立場でレッドカードが出なかったら、レフェリーにかなり腹を立てるだろう。

 
但し、清武の退場が試合の結果を招いたとは思わない。
一人少なくとも、攻められ続けても、どうにか守っていた。危ないシーンは確かにあったが。
当然、大誠のせいでもない。彼は責任を感じるだろうが、決して彼の責任ではない。
彼にとっては今こういう経験をしたことが、この先彼の成長につながるだろうし、それをサポーターに示すという彼の決意につながるだろう。

 
今週は選手だけのミーティングも行われたそうだ。
この試合はそれがプレーに、姿勢につながっていたのは確信できる。
次の試合もその姿勢を継続して、今度こそ勝利に繋げ、そこから反撃していこう。
まだまだ、反攻に遅くなんてない。

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2019年5月14日 (火)

突き付けられた現実。ヴォルティス、この敗戦を次節首位相手に活かせ。

2019J2リーグ 第13節 三協フロンテア柏スタジアム
柏レイソル 1 - 0 徳島ヴォルティス
得点:【柏】オルンガ45'

  
厳しい接戦を制した前節。
ようやく光の差す場所へ飛び出すキッカケができた。
上位進出に向けて今節での連勝は絶対条件であった。
そして相手は昇格本命と言われながら、現在リーグで5試合勝利がない柏レイソル。
深刻なゴール欠乏症と、鹿児島にも敗れるなどヴォルティスとは少し似ている状況にある。
とはいえ、個人技はどの選手も高く、甘く対応すると如何に酷いゴール欠乏症の患者であってもやられる可能性は高い。
それでも現状のヴォルティスにとって、今の柏レイソルはかつて何度か苦杯を舐めさせられたときの柏ではない。
そして柏は終盤の失点で勝利を逃がしている試合が多い。
対してヴォルティスは最終盤でゴールを決めている試合が多い。
勝機は最後まである試合だった。

 
但し、柏の守備はハードで堅い。
リードされると逆転するのは至難の業だ。
ましてや、前節鹿児島に逆転負けをしているため、守備を修正してきている。
同じ轍は踏まないだろう。
穴はさらに小さくなった。
先制点を許すと追いつけたとしても逆転は相当難しい。
だが、この試合はドローでは帰れない。

 
前半は予想以上にヴォルティスには厳しい前半だった。
個の能力には確かに差があった。
顕著だったのは判断と動作までのスピードだったと思う。
ボールを持ってからパスやドリブルの動作に移るまでの時間が違った。
そこで時間を少しでも懸けるとすぐに身体を当てられて自由を奪われる。
岩尾ですらボールを持って前へ配球しようとコースを探した僅かな時間に背後から奪われた。
スライディングもハードで何度も倒された。
サイドでも素早く囲まれて前に運ぶことができず、中央は上島選手にことごとく跳ね返された。
それでも柏は決定力が発揮できずにスコアレスを引き摺った。
実はそれはヴォルティスにとって悪くない流れだった。
防戦一方ながらある程度まで我慢できれば後半は..というところだった。
先制点を許すまでは。

 
クリスティアーノの飛び出しは絶妙だった。
オフサイドと判断されてもおかしくない飛び出しとオルンガとの連携からチャンスメイクし、ゴール際に進入させてしまった。
クリスティアーノにヴォルティスの選手たちの意識がいった背後に回りゴール前に入ったオルンガに決められた。
前半終了間際だった。

 
後半は柏が守りながらカウンターを狙う形に移行したため、ボールを相手陣内で持てるようになった。
但し、枠にシュートが飛んだのは、小林選手のミスからGKと1対1になったシーンとFKだけでいづれも清武のシュートは中村航輔に止められた。
岸本、狩野と投入したが、引いて固めた柏の守備陣を崩すには、彼らと清武、野村ではフィジカル的にも厳しかった。
佐藤の投入と、バイスの前線投入は遅かったと思う。
オルンガが交代で下がった時点で、柏の前線は高さではなくスピードに移行したのでバイスをバックに置いておく理由はあまりなくなった。
だが、佐藤が投入されたのはオルンガ交代の9分後で、バイスを前線に上げたのはADタイム突入の直前だった。

 
スコアは0-1ではあったが、力的には明らかに差があって、いろいろともっとレベルをあげる必要をヴォルティスに感じた試合だった。
突き付けられた現実はかなりシビアだったと思う。
後半はボールを持ててはいたが、相手は割り切っての守り方であって、崩して中村航輔を脅かすに至らずに終わったことは真剣に捉えないといけない。
前半はハードなプレスで自由を失い、後半は敷かれた壁の内側に進入できなかった。
攻め抜くのはヴォルティスにサポーターが望むスタイルのはずで、それができなかった事実、させてもらえなかった理由はそのままにしておけない。正直言って柏の手のひらの上から出られなかった。異なる局面になった前後半両方とも。
ここから上に行くために何をできるようにならないといけないか。

 
次は首位をホームで迎え撃つ。
この敗戦を山形との試合で活かさないといけない。
正念場である。

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2019年5月12日 (日)

成長を経ての敗戦の先にある未来。千葉ジェッツは突き進む。

Bリーグ CHAMPIONSHIP 2018-19 FINAL
5月11日(土) 横浜アリーナ 12,972人
千葉ジェッツ  67 - 71 アルバルク東京

 
昨年のファイナルから一年。
今朝、その昨年の試合の記事を読み直してみた。
そこには初年度からジェッツを見てきて、そしてリーグファイナルまで昇りつめたことへの想いが書いてあった。
結構冷静に試合に負けたことを感じていて、それを今の自分で読み返してみるのは興味深かった。
それをツイートに載せて紹介したところたくさんのリアクションをいただき、ちょっと驚きもありながら大変感謝しています。
そして、昨年のファイナルが多くの人の中で重みを持っているんだなということもあらためて感じました。

 
昨年、アルバルクとの間にあった差は間違いなく小さくなった。
それでも負けたのは残りの差だったのか?
それもあるだろうけど、それは差というより経験というか、アルバルクの方がお兄さんだったんじゃないかなと。
でもね、埋まったもの以上に素晴らしく感じたことがある。
埋めようとする意志と意地が選手や、フライトクルー、ファンから強く感じられ、そしてそれが行動に表れていたことかな。
そういう意味ではね、3Qに19点もの差がついてしまったことをネガティブに思っていない。
3Qのまま終わってたら、そんなふうに思わなかったと思うけど、4Qに想像を超えたことが起きたし。
応援にしたって、昨季応援で明らかに統率されてなくて負けたことをみんな忘れてなくて、何とかしなきゃとう気持ちが表れてたし。
カツの勝ちたいという気持ちがこの一週間これでもかと伝わったし。
アルバルクの奥の深い強さも感じたけど、ジェッツとその周りの人たちの「越えたい」という執念も素晴らしかった。
昨年の記事で、ジェッツのバスケの行きつくところまで見たいと書いた。
行きつくところに一年で行くわけもないし、行きつけなかったし、もちろん結果にも得られる全ての成果までは結びつかなかった。
そこは贅沢かな。
それでも、このファイナルでは行きつく場所へ進んでいるんだという確信が感じられたことが最高だったなと。
私はサッカーにしろ、バスケにしろ、その場の空気を感じることが観戦の仕方のベースなんだけど、今日の横浜アリーナの空気は最後まで素晴らしかった。

 
それでも負けは負けだ。
それは受け止めないといけない。
我々は掴むチャンスを2度も逃した事実を受け止めないとならない。
でも、それを受け止められるなら、この先にさらに成長が待ってるんだと思う。
選手にも、フライトクルーにも、ファンにも。
それは、リーグタイトルよりももっと大きくて、人生に影響を与えるような成長にもなると思う。
こういう経験は人生でも貴重だ。
私は応援稼業はもう25年やってるから、ここで負けたことも多分人とは感じ方、悔しさの色は違うと思う。
だから、また頑張ればいいさという気持ちも試合直後から結構あった。
それは勝っても負けても、それは今季までの話で、新しい戦いはすぐやってくるし、ずっと続く。
今季のジェッツのように圧倒的な試合を何度もするようなチームを応援していると大一番の負けはショックな人も多いだろう。
でも、勝ち続けて得られるものはそんなに多くはない。
負けることを経て、次はどうすればいいかと考え、前へ進むことで未来が開く。
それを繰り返す方が、楽しくないことも起きるが、先には素晴らしい未来に辿り着く。

 
富樫勇樹が試合直後は感情的になったが、すぐにこの一試合だけで今シーズンを判断すべきじゃないなと思ったと語っている。
今季のジェッツは本当に凄かった。強さだけじゃなく、話題性でも群を抜いていた。
故に、摩擦のようなことがシーズン進むにつれて出てきて、ファンの中にはストレスだった人もいるだろう。
でもそれはジェッツというチームがスポーツカーではなくフォーミュラカーのように成長したから起きているんだとも思っている。
でも、他にそんなチームないよ。それは幸せなことだと思う。
ジェッツで繋がる我々はジェッツを中心に繋がる自分たちだけ見て、応援して、頑張って、もっと上を目指すことを続ければいい。
それ以外のことなんて気にしなくていい。
家族の真実と成長なんて、家族でないとわかるわけないんだから。

 
負けたことがあるということがナンタラカンタラって言葉があるけど、次のような言葉もいいんじゃないかなと思う。今の自分たちにはね。
「手にしていないものがあるってことがまだまだ頑張らせてもらえる」
って。
そして来年もっと強く嫌なチームになったときに、こう周囲に思わせてやろう。
「去年勝たせておけばよかった。」
ってさ。

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2019年5月 6日 (月)

岩尾がもたらす勝利の価値。次も勝って倍増しに。

2019J2リーグ 第12節 鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム
徳島ヴォルティス 3 - 2 栃木SC
得点:【徳島】清武 功暉25'、ヨルディ バイス77'、岩尾 憲90+2'
   【栃木】大黒 将志9'、西谷 和希83'

 
4月は苦しんだヴォルティス。
序盤からいい位置につけることはできなかった。
正直言って、このままでは少し調子が上向いても最後まで戦い切るのは難しい。
あくまでこのままではだが。
もちろん、現状の選手たちだって十分な力を持っている。
岸本は3得点、清武は4得点。
2トップで安定してゴールを上げられることは一人に依存するよりずっといい。
彼らの存在はこの先もベースになるだろう。

 
この試合も苦しんだ。
栃木の1点目は、普通は決まらないような形だった。
それでも相手の嫌なところに出した小西のパスから相手のPKを誘発した。
そしてバイスのゴラッソ。
結果とポテンシャルがようやく噛みあいだした。
しかし、再び終盤に追いつかれた。
このままではまたもや...というアディショナルタイム。

 
この試合は決して試合運びでは上手とはいえない試合だった。
普通ならバイスのゴラッソでそのまま〆る試合だ。
それができなかったことは大きな反省点ではある。
追いつかれてしまうのは今のヴォルティスの問題点なのだろう。
だが、岩尾憲が決めて勝つということは全てをポジティブにしてくれる。
このチームには岩尾憲という選手がいることの絶対的な強み。
この試合の勝利は重く、そして次に繋げることでさらに価値は増すだろう。

 
次は日立台。
勝てばプレーオフ圏に迫れる。
アウェイだが、相手は泥沼中だ。
勝機は十分すぎるくらいある。

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CHAMPIONSHIPファイナル進出!千葉ジェッツ、勝者になる覚悟。

Bリーグ CHAMPIONSHIP 2018-19 SEMIFINALS
5月04日(土) 船橋アリーナ 5,022人
千葉ジェッツ  75 - 67 栃木ブレックス 
 
5月05日(日) 船橋アリーナ 4,967人
千葉ジェッツ  88 - 83 栃木ブレックス

 
昨年から目指していたリベンジの舞台への切符を懸けた試合。
でも、正直リベンジとか悲願とかなんて化粧文句でしかない。
戦いが今ここで決着が付くわけじゃない。
今は強いだろうし、お客さんも入っている。
今はいい時期だ。
だから今がチャンスだから勝ちに行く。
そして結果が付いてきている。気負いは必要ない。

 
昨季、一昨季とはリーグ内での力関係は違う。
今、千葉ジェッツはまともに持ち味をぶつけ合う試合をしたら負ける相手は見つからない。
つい一か月前まではそこまでの確信はなかったが、こうして記事を書いている今は確信している。
少々予想外のスピードではあったが、それだけの努力と投資と経験がそうさせた。
だからこの2試合のような強さ、少々粗っぽかった面もあるが、ターボがついた重戦車のような、全盛期のスタン・ハンセンのような強さを見せてくれた。
ブレックスは、前回対戦した3月末よりさらに強くなっていたジェッツを体感したのではないだろうか?
ジェッツをずっと見てきている自分でさえ、3試合目までいくことを覚悟していた。
ロシター選手の負傷が試合の潮目になったことは否定できないし、そういうことが潮目になったことは残念でもある。
だが、2試合終わってみて、優位性は1試合目のアタマから終始ジェッツにあったという確信がある。
前回負けた試合でもジェッツの負け方が今までのブレックスに対する負け方と違うと感じていた。
たぶんその時漠然と感じたことがこの2試合の結果に表れたんじゃないかな。
2試合でジェッツが勝ち切ることは必然に近かったように今は思う。試合が終わるまではそうは思えてなかったけどね。

 
試合の感想を言えば、2試合とも主な面では違いはない。
ディフェンスをまず頑張って、それでも決めていくオフェンスでの選手たちの技術の高さが堪能されて、互いにランを許さない集中度の高い試合だった。
先にシュートを落としたり、ターンオーバーした方が負けるんじゃないかってくらい緊張感が高かった。
奪われてもすぐ奪い返すシーンもあったし、ファストブレイクを止めきるシーンも多かった。
互いに相手に流れを渡さないという気持ちが強く表現されていた。
それでもジワジワとジェッツがリードを広げていくところに力関係が見えだしていた。
競り合いになると、ここ数試合の記事でずっと書いているキーワードだが、チームとしてのスタミナが強いジェッツは有利だ。
相手が落ちてくるから途中までリードされていても離され過ぎなければ勝機はやってくる。
ましてやリードしているなら、点差が詰まってきても慌てなければ流れは戻ってくる。
そんなジェッツのスタミナ力をベースにしたジェッツの土俵での試合がまた繰り返された。
というより、ジェッツを自分の土俵に乗せられるチームは今はいないのかもしれない。
ゆえにファイナルの相手(まだ決まっていないが)がどう勝つための策を考えてくるのか興味深い。

  
選手の負傷があって後味が悪い試合になったことは残念だった。
ああ、これでまた...と試合中に思ったことも事実だ。
だが、逆に断固たる決意をするきっかけにもなった。
自分たちが目指しているものをしがみついてでも獲りに行く。
そういうところがどうこう言われようとも。
王様になりたいんじゃない。勝利者になりたいのだ。

 
まだBリーグも全然勝利者ではない。
今チャンピオンシップをやっていることをどれだけの人が知っている?
どれだけメディアで取り上げられている?
ネットで見る人は知っているかもしれないが、多くのニュースの中で何番目のニュースだろうか?
ネット見てない人にどれだけ知られている?
これだけいろんな話題も提供し、悪役にもなっている千葉ジェッツですら県内でも知らない人は大勢いる。
嫌われようが人民裁判なんか起きないさ。
バスケの専門誌でBリーグの記事の量は変わったかい?
Numberのような雑誌で特集になったこと何回ある?
バスケットボールはまだまだ何も勝利していないんだよ。
だから、もっとお客さんを入れて見てもらう努力をしないといけないし、大きなアリーナも必要になる。
民設民営の新アリーナも作らないといけないんだよ。
誰でも見るメディアは今はまだテレビだ。
もっと見てもらわないと。バスケットボールを、Bリーグを、ジェッツをね。
だからジェッツも島田社長も前へ上へと向かっている。
そういうビジョンなんだよ、結局。
もしそういうビジョンを否定するなら同規模で違うビジョンと成果を示さないとね。そう考える人がね。
また分裂してジェッツと違う道行く?
今のままだと護送船団方式のバスケ大好き教団の中で終わるよ。それはいづれ沈むだけ。沈まないにしても進まない。
だから、ファイナルで勝って、さらにその先へ行くしかない。
覚悟を決めて。

 
幕張メッセで今年も、ロックな詩人さんに書いてもらいました。
今年は優勝祈願。
てっぺんを獲る。

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2019年4月30日 (火)

佐藤に託したい、託せない。今あるジレンマ。ヴォルティス、機は絶対に来る。

2019J2リーグ 第11節 京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場
京都サンガ 0 - 0 徳島ヴォルティス

 
今季のJ2はなかなか飛び出すチームがいない。
それはヴォルティスにとってチャンスでもあるのだが、ヴォルティスもまた問題を抱えている。
リカルド・ロドリゲスは毎節いろいろと考えてなんとかしようとしている。

 
今節は佐藤をスタメンに起用してきた。
佐藤がプレーした前半は優勢に進めることができた。
佐藤を起用した理由はインタビューでリカルド・ロドリゲス監督が答えている。
やはり得点力だ。
だが、筋肉系の故障のリスクを抱えている。
それが怖くてハーフタイムまでしか起用できないリカルド監督の悩み。
故に流れが変わった後半に責任を感じてしまうことの悲しさ。
これについては監督もいづれの選手も責められない。

 
やはりFWの補強は必要だろう。
それは今いる選手たちでは不足だからというよりも、本来の持ち味をもっと出しやすくさせてあげるために。
今節でやはり佐藤は必要なのだということ、佐藤のようなタイプが必要なのだということを痛感した。
だが、佐藤に今は無理をさせられない苦悩も。
おそらく慢性的なリスクになっているのだろう。
ここで離脱させるようなことはできない。
そこは選手だけでなくサポーターで穴を埋め、サポーターの力で最低でも勝ち点1は持って帰ること。
あとは選手に託す思いで頑張るしかないかな。

 
我慢を強いられているのはヴォルティスより上位も同じだ。
今はそのためにも怪我人が増えるような事態だけは避けたい。そして逆襲に備えたい。
機は絶対に来る。
そのときに今我慢できていたなら後で絶対に効いてくる。

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2019年4月29日 (月)

CHAMPIONSHIP開幕!千葉ジェッツ、まずクオーターファイナルを突破!

Bリーグ CHAMPIONSHIP 2018-19 QUARTERFINALS
4月27日(土) 船橋アリーナ 5,011人
千葉ジェッツ 102 - 73 富山グラウジーズ 
 
4月28日(日) 船橋アリーナ 5,073人
千葉ジェッツ  96 - 85 富山グラウジーズ 

  
昨季つかめなかった王座を掴むための今季最後の戦いが始まった。
謙遜なく言えば、今季のジェッツは昨季よりも間違いなく強い。
そんな簡単に勝てるわけないと思いつつも、本当に勝つかもしれないなと戸惑うくらいの強さを感じる。
昨季より間違いなく王座は近いと思う。
もちろん、王座を取ればそれで物語が完結するわけじゃない。
それは仮に敗れたとしても同じだ。
千葉ジェッツはチャンピオンシップを前に1万人規模の、それも民設民営の新アリーナ建設を発表した。
それは千葉ジェッツのファンに新しい夢を見せるストーリーを生み出した。
物語は勝っても負けてもそこへ進んでいく。
日本のプロスポーツ界でも前例にないようなことの実現に進むストーリーは年間王座を掴むことすら通過点にしてしまうだろう。
だが、王座を掴み、そしてその先に進むならば、ジェッツは他の全てのプロスポーツクラブの上をいく成功を収めるだろう。
そこに登頂できたときは、ジェッツを嫌っている連中が留飲を下げられるようなことは殆ど起きなくなるだろう。
溜飲を下げたいならば、ライバルのチームで成績だけでなくビジネスでも上をいく成功を彼ら自身主導で成功させるしかなくなるだろう。
それはジェッツの完勝を意味する。
今、戦いはそこを目指す戦いに移りつつある。
ジェッツは誰かが建てた王座ではなく、自分で建てた誰もが認めざるを得ない王座を目指そうとしている。

 
土曜日の試合前、島田社長と話をした。
島田社長と初めて会ったのは1年目のシーズンオフのブースターミーティングだった。
その頃は社長就任から間もなく、ジェッツも財政危機の最悪を何とか逃れたに過ぎない時期だった。
その時に、島田社長から言われた「いづれ出来る統合リーグの一部に最初から加入することに生き残りを賭ける。」という決意。
それについていくことを決めたことが私のジェッツを応援する日々の始まりになっている。
「その生き残りはあっという間に通過しちゃいましたね」と私が言うと、島田社長は苦笑いしていた。
この先、どこへジェッツは向かうのか?
それは私にとって応援を続ける理由に直結するテーマである。
新アリーナは私に答えを与えてくれる可能性を持っている。
私は見届けるまではまだここに居続ける必要がある。
新しい目標、新しい夢、新しい理由。

 
そして、目の前にある試合。
目に見える、目指す目標
そこで全力を尽くす当然。
勝つことだけ目指すこと、最大で、そして唯一大事な行為である。
だが、やり遂げたことへの誇りも忘れちゃいけない。
島田社長も言っていたが、今回王座に就けなかったとしても、天皇杯三連覇、観客動員記録、リーグ戦の52勝などの実績が誇りを失うわけじゃない。
そしてやり遂げたことの輝きは曇らないという確信。
本当の強さはそれらと共に、負けることを恐れない、悔やまない、そして勝利に驕らない、酔わないことに到達した人それぞれの中に創り上げられる。
だが、勝つことに徹底的に拘ることを継続できなかったら、それはすぐ消えてしまう。
だから、今リーグ制覇をすること、この先も勝ち続けることを応援することを続けないといけない。
自分の中でいろんな意味で終幕が見えてくるならなおさら一滴残らず出し尽くす気持ちが大事だ。

 
クオーターファイナルの相手は最後の切符を激戦を勝ち抜いて手にした富山グラウジーズ。
元千葉ジェッツの阿部選手、ライオンズ選手がいる。
過去にも宮永選手や上江田選手、田中選手など縁が多い。
出場が決定してから、チケットがどうこうなど言われもしたが、いざ両日は富山ブースターが結構来場していた。
当初いろいろ言われていたような状況にはなっていなかったと思う。
必要な準備などをしっかりできた人は相当数いたということだ。
富山にとって、少なくとも完全アウェイではなかった。

 
ゲーム1。
ジェッツはリーグでも屈指の大型センターであろうジョシュア・スミス選手の対策を一週間の多くを割いて練ってきた。
ダブルチームでのディフェンスだ。
もちろん、富山側もそれを見越せないはずはない。
スミス選手に自由がないならライオンズ選手にボールを回してスコアを決める。
前半は拮抗した試合になった。
その中で、富山としては前半をリードして折り返したかっただろう。
富山のやりたい形が出ていて、1Q先行しながらラスト1分でジェッツが逆転した。
多分、ここが試合を大きく左右したと思う。
逃げるジェッツは本当にやっかいだ。
選手層、そしてチームとしてのスタミナは間違いなくリーグ最高だからだ。
体力的というより、集中力のスタミナが全然違う。
ジェッツのペースに付き合う形で終盤逆転をすることができるチームは今現在は多くて3つしかいないだろう。
特に2Q、3Qはその差が大きく結果に出る。
リーグ戦の後半はずっとそうだった。
そしてこの日も同じことになる。
FT時のリバウンドを諦めてでもトランジション対策でスピードに難があるスミス選手を自陣に先に戻して備えた富山だった。
ずっと離されまい、追いつかねばと堪えていたが、集中力のスタミナが切れ出した時間がトドメになった。
リング下のスミス選手がほんのちょっとヘルプの動きを見せて、ボールホルダーに意識を回した途端、富樫勇樹が空いたスペースに飛び込んだアキ・チェンバースらに素早く回して立て続けに仕留めた。
その直後の富山の選手たちの表情は印象に残った。
ゲーム1はジェッツの完勝だった。

 
ゲーム2。
富山はオフェンスでトランジションや早いパス回しとシュートを意識してやっていたように思う。
リバウンドからスミス選手のロングパスが出たり、宇都選手が早いパス回しをコントロールしようとしていた。
しかし、単発で決まることはあっても、連続して決め続けるには今の富山には難しかったように思う。
パスがズレて受け手の体制が崩れたりしてアクションがノッキングすることもあり、後半はその形も殆ど出せなくなった。
そしてジェッツは前日同様スミス選手をダブル、時にはトリプルでもディフェンスして封じ込めた。
前半はスミス選手をノースコアに封じた。
レオ・ライオンズ選手は流石の活躍をしたが、彼が頑張って試合を何とか保つことで逆にジェッツの集中力も切れなかった。
前半で自分たちの流れにしたジェッツが、終盤の試合運びに課題を見せたが、しっかりと勝ち切った試合だった。

 
これでセミファイナルに進出。
相手は最難関の栃木ブレックスだ。
だが、ホームで戦えるのは大きい。
ゲーム3までいく可能性はかなり高いと思う。
だが一丸で乗り切っていくしかない。

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フリフリタイムで天皇杯三連覇の記念リングのレプリカをいただけました。
Nahokoさんありがとう。

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2019年4月23日 (火)

Bリーグ3年目は終幕へ。来季はもっと競争、もっと夢を。

2018-2019Bリーグ 第36節
4月20日(土) 青山学院記念館 3,334人
サンロッカーズ渋谷 69 - 94 千葉ジェッツ  
 
4月21日(日) 青山学院記念館 3,655人
サンロッカーズ渋谷 74 - 95 千葉ジェッツ  

  
先週は2季連続で東地区優勝を決めた。
アルバルクに2連勝して決めた価値ある地区優勝だった。
これでジェッツはリーグ戦の勝利が50勝に到達した。
そして、1万人規模の新アリーナ建設に向けて動き出すという大きな発表もあった。
千葉ジェッツはただ強いだけでなく、新しい夢も見させてくれるようだ。

 
ジェッツに限ったことではなく、プロバスケットボールには夢が必要だ。
地上波では試合はめったに放送されないし、スポーツニュース番組ではプロ野球、サッカーのポジションを崩すには至っていない。
渡邊雄太選手や八村塁選手がアメリカで活躍しているのは先が明るい。
が、現状、歴史のある野球や海外で活躍する選手が多いサッカーのポジションをこの2人だけで崩すのは難しい。
実力のある選手は多いが知名度が低い。
富樫勇樹も一般的な知名度は田臥選手にまだ少し及ばないと思う。
ジェッツも強くはなったが、世間的な知名度は高いとはいえない。
バスケ界の中ではジェッツは競技的にも経営的にも一番成果を出しているが、世間的には知名度はまだまだで正直なところ勝者とは言えない。
ジェッツはなんだかんだと悪く言われることがあるが、正直な感想を言えばそれは狭い場所の中での悪口でしかなく、外には伝わっていない。
つまり痴話喧嘩みたいなレベルなのだ。
そんなやりとり正直互いにとって時間の無駄だ。
だから夢がある話は重要だ。
民設民営のアリーナはジェッツだけでなく他のチームも話が出てくるといい。
ロボッツの新アリーナももう少し早くオープンしてくれていたなら観に行っていた。
来季は是非観に行こうと思うし、この記事を読んでいる方にも是非行っていただきたい。

 
Bリーグとなって3年目が最終盤になろうとしている。
正直、野球とサッカーの壁は高い。
その間に東京オリンピックが近づくにつれ、多くの競技が注目度を上げている。
世界レベルで活躍していてメダルの可能性の高い競技も多い。
ファッション性や選手のアイドル性も高い。
eスポーツも急上昇してきている。
新アリーナができたらきっとそこで大会が開催させるだろう。
ひょっとしたらジェッツ以上に盛り上がるかもしれないね。
バスケットボールはまだまだ勝者じゃないし、アピールも足りないし、夢も大きなものを見せられていない。
4年目で悪い意味で安定してしまわないようにするためにも各チームが新しい話題を提供しないと。
足を引っ張るようなことをしている人間はどんな立場だろうが要らない。

 
最終節の2試合については、気が抜けるようなことがないといいなと思った。
正直な感想を言えば、それ以上に力の差、状態の差が大きかったなと。
結局20点以上差が付いてしまう。
ゲーム2などは前半は渋谷が好調でリードして折り返した。
杉浦選手が3Pを次々決めた。
でも後半になると形勢が逆転。
終わるときには大差になっていた。
来季はもっと全体がパワーアップしての競争が必要だね。
ジェッツの立場で言うとまた何か言われる気がするけどね。

 
クオーターファイナルの相手は富山グラウジーズに決まった。
ジェッツに限らず、王座を各チームで激しく競い合うスリリングな試合をたくさん見たいものだ。

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2019年4月21日 (日)

二点目が取れないヴォルティス。決め切る以前の問題もあるのでは。

 

2019J2リーグ 第10節 シティライトスタジアム
ファジアーノ岡山 2 - 1 徳島ヴォルティス
得点)【岡山】45+2'イ ヨンジェ,75'仲間 隼斗
   【徳島】7'清武 功暉

 
先制点が取りたいとはずっと思っていたが、そこは上手くいったし、チャンスもあった。
幸先よく点は取れたのだが、それでも結果は手にできなかった。
攻撃に問題があるのか?守備にも問題があるのか?それとも両方なのか?
どんなチームのどんなサッカーにも完璧はないのだから、言い出せば全部問題はある。
互いに守備にスキはあったと思うし、逆にスキを作らせる工夫もできていた。
安易なミスもあったが、誰かが最後カバーもした。
大きな差はなかった両チームだが、一番違いのある部分が結局勝敗を分けた気が強くする。
それはFWだ。

 
FWらしいFWがいるか、いないかがこの試合の結果に影響したとは思う。
それが最大の問題じゃないとも思うが、この部分は確かに大きいと思う。
FWらしいFWがいなくても、上手くいっている部分は確かにある。
だが、このままでは本格的にどこかで躓いたときが怖い。
できていることがいつまでも出来ているとは限らないからだ。
二列目以降のスキルが高い選手は多い。
彼らに今よりいい形でシュートを打たせることができるセンターのできるFWについて検討した方がいい。
清武や岸本にいい形でシュートを打たせてあげられるFWを。
誰かに決めることも求める以前に足りていないピースを用意すべきなのではないか。


本来ならもう少し我慢すべきなのかもしれないが、今季はリカルド・ロドリゲスにとっても勝負の3年目である。
シーズンごとにだんだん苦しくなってきている今季。
昨季までだったら山崎が埋めていたポジッションが埋めていたポジション。
今季獲得した選手はもしかしたら思っていた選手ではないか、コンディションに問題があるのか?
埋めるはずのポジションを補う誰かが必要なのではないかと思う。
そうすれば今の空気を少しでも変えられる。
応援している側にもポジティブな空気を与えられる。
安易な選択肢だとは思うが、10試合経過して今の順位にいるならば決して遅いとは思わない。

 
もしFWは足りているとリカルド・ロドリゲス監督が思っているなら、フロントとリカルド監督は現状の問題点についてもう一度共有を確認すべきだ。
様子見しても大丈夫な時期ではない。

 

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2019年4月15日 (月)

ヴォルティス、長所を整理してみては。前節のデジャブなドロー。

2019J2リーグ 第9節 鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム
徳島ヴォルティス 1 - 1 愛媛FC
得点)【徳島】90'押谷 祐樹
   【愛媛】79'神谷 優太

 
四国ダービーが特別なのは間違いない。
それを関東に住んでいる私に正確に推し量ることはできないと思うが。
それは前にも書いたことだね。
それを前提としてそういう身分として言うならば、この試合は残念だったが、ダービーの決着は試合より徳島が昇格してJ1に居続けることでしかつかないと思う。
それを考えれば、シーズンが終わったときに、そしてJ1でずっとご無沙汰になれば決着がつくだろう。
万が一、愛媛も上がってきたらまた決着をつけなくちゃいけなくなるけどね。
万が一、こっちがJ2に居続けたり、落ちたりしたら、それもまた決着のつかない試合を繰り返すことになる。それを考えたらキリがない。
だから、今週末の新しい試合の前までには冷静になるしかないんじゃないかな。

 
結局、水戸戦と同じで後半先制されて、試合終了直前に追いつく試合だった。
それ以前も苦しい試合が今季は多い。
但し、フィニッシュまでの形はできている。
最後バイスに繋いだ形は、バイスのそもそものポジションから考えれば、練習で形を練っている時間は決して多くはないはず。
それでも見事に繋いでフィニッシュ(外れたが)まで持っていったのは美しかった。
ここ最近、同じことを言っているが、やっぱり決して出来が悪いわけじゃない。

 
でも結果は大事だ。
いつまでもこれでは困る。
補強をという選択肢もあるだろうが、それ以前に自分たちのストロングポイントを整理してベストの布陣で少し固定してみるべきかなと思う。
上手くいっている選手の組み合わせ(配置も含め)、システムなど。
極端な話、アタマからバイスを前に入れて点を取ったらバックに戻すという手もある。極端だけどね。
つまり先制点が欲しい。
ゴール数もそうだが、まずは先制点を取るために何がベストなのかを整理してそれで固定してみる。
今季ここまではいくつか組み合わせがある。
それ自体が悪いことではない。相手の良さを消すためならあり得る話ではある。
ただ、相手にやりたいことをさせやすいリスクはあっても、攻撃面でメリットがある形に特化してみる手もあると思う。
新しい何か(システム、選手、組み合わせ)を試すのもいいが、上手くいっていることを整理してみれば現状でも突破口はあるように思う。
出来ている部分は結構あるというのも事実だからね。
結果が出ていないから短所に目が行きがちだが、長所も十分ある。
長所がもっと活かせれば、みんなにとってもっとやってほしいと思う選手も活きてくるんじゃないかな。
なんか受験勉強のアドバイスみたいだね。

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«千葉ジェッツ、地区優勝達成。令和最初の王座を目指せ。