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2006年3月 4日 (土)

正しい人のために

いよいよ明日は開幕です。

ワクワクしている人も大勢いると思うが、私は少し違う。どう違うかは表現するのが難しいのだが、こういう開幕を迎える気分は初だ。なんというか、暖かいやる気が胸に灯る感じというか。

少し話しはそれるが先日久しぶりにロックバンドのライブに行った。場所は川崎のクラブチッタだ。

クラブチッタはまだ20代の前半だったころ、ライブやイベントで月に1回は必ず行っていた場所で、90年代のバブルのころのヘヴィメタル/ハードロックのブームの中、それまで来日など考えられなかったコアなバンドやアーティストがいくつも来日した時にそのライブ開場となり、時代の幕を開けた場所となったライブハウスである。

3年以上久しく行っていなかったのだが、ある英国のバンドのライブを観に足を運ぶこととなった。そのバンドはサンダーというバンドである。

サンダーを簡単に紹介すると、90年にアルバム「バックストリート・シンフォニー」でデビュー。ハードロック苦難の時代だった90年代の英国で意気を吐いた数少ないバンドの一つでヴォーカルのダニー・ボウズとギターのルーク・モーリーを中心としたエモーショナルな楽曲や、ユーモアのこもった楽曲等で日本でも多くの良質なファンを獲得したバンドだ。00年に一度解散したが、02年に再結成。最新のアルバムは「マグニフィセント・セブンス」が出ている。これまでライブは3度、今回で4度目となる私お気に入りのバンドの一つである。

クラブチッタに向かうと、以前あった場所には既に別のショッピングビルが建っていて、クラブチッタはそこから数十メートル先に移転していていきなり驚いた。が、中に入るとそこにはかつてのクラブチッタとなんら変わらぬ空間が存在していた。そしてライブが始まり...。

サンダーは相変わらず、自分達のポリシーに忠実な良質なブルーズロックを聞かせてくれた。20代のころの風景が堪能できた楽しい2時間であった。そこで感じたのは、いいものを愛でるとは正しいことだということ。正しいことを守ろうということだった。

なぜ、そんなことを感じたのか。

このライブの前の週はあることで気分がすっきりしない日が続いていた。正しいことではない、でもそれを認めてもそんな傷がつくことでもないということのなかで、葛藤が続いていた。いや些細なことだったのだが。

サンダーのライブは良質なもの、正しいものを愛でようということにあらためて気づかせてくれるものであった。別に”Do the Right Thing”というようなポリシーめいた大げさなことではなく、小さなことでいいのだ。そういうものを愛でる自分をひそかに大事にしようという感じの程度でいい。

明日の開幕に挑む気持ちもそこから繋がっている。

正しいと思うことをやろう。正しい人のために何かしよう。正しい気持ちで臨もう。

でも肩に力を入れすぎずに。

明日は私に道を教えてくれた正しい人のために、楽しく、それでいて誠実に徳島を応援しようと思う。正しい人は見ていてくれるであろう。結果はどうなるにせよ、悔いない応援をしようと思う。

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