敬愛するホンダロックサポーター、宮崎ショックボーイズ総統のブログで興味深い総統の意見があったので、これに私なりにコメントしてみたいと思います。
参照《総統のブログ ”ホンダロックとアルゼンチン”》
JFLってアマチュアのリーグなんだけど、各チームのサポーターはやっぱり勝つことにこだわってやってると思うし、それって基本で、それがないと愛情だけが接点といっていいサッカーチームを応援できないと思うんだよね。
チームの職場の社員さんの場合は、入れ込み過ぎることで愛社精神タップリとか周りに見られるのが恥ずかしかったりするんじゃないかな。私の会社は某Jチームの親会社で、他にも陸上やアメフトなんか強いわけです。でもテレビとかで試合やってても会社のチーム名叫んだりしないもんね。
そういう違いはあると思う。
ロックの現状についてだけど、一般サポーターが勝てないことや、負けて拍手する人に苛立つのも分かる。
ただ、アマチュアのチームには地域リーグも含め、色々な役目を負ったチームがあると思うし、あるべきだと思う。かつて大塚のマネージャーさんは上(Jのこと)に選手を供給するチームであってもいいと言ったことがあり、自分もそうだと思ったことがあります。これは大塚のJ昇格への動きが本格化する前の話だけどね。
もちろん勝つことは大事だが、やはり勝つために必要な要素が足りないチームは多いし、そういうことを熱心に応援しているほど理解しておいた方がいいと思うんだよね。アマチュアのチームって気軽に選手に近づけるから自分で情報集めできるし、私もそうしたしね。総統だってそう。
あと選手や会社の問題だけど、これは個人の目標や、会社の方針だから、それこそどうこうは言えない部分はある。そりゃ選手の生活態度に問題あれば勝てないこともあるけどね。
私個人がロックを応援する理由はロックのサポーターや会社やチームに今まで関わったチームとは違う未来像を見ているからで、そういうチームもまた日本のサッカーのために必要なチームだと思うんだよね。
一部なのかもしれないけど、サッカークラブ特にJFLのチームは皆(内心でも)Jを狙うべきみたいな風潮を感じるんだけど、それってちょっと違うと思うんだ。
会社のサッカー部あり、市民クラブあり、セミプロあり。そして資金や環境でも差があって、練習も毎日できなかったり毎回場所変わったりと、色々違うのがJFLやその下のリーグなんでね。そのことは理解しなくてはならないんですよ。
選手だってJの力は自分にはないけどサッカー続けたい人は、働きながらなるべく高いリーグでサッカー続けるためにJFLの企業チームに入ろうとするわけです。それだってまず会社への就職ができなきゃならないわけだし、入ったらサッカーのために仕事を優遇してもらえるのだから頑張らなきゃならないしで大変なんですよ。ある意味プロみたいなんです。引退したら会社の辞令で転勤にもなるし、優遇されていた選手時代と生活も変わるし、選手時代の思い出になんてすぐに浸っていられなくなってしままう。
私はJFLって、勝ち負けだけじゃないサッカーを味わえる貴重な場だと思うのです。Jへの登竜門というのは側面の一つに過ぎなくて、本当のリーグのテーマはそうじゃないんですよ。選手やチームの背景に至るまで色々な個性や違いがある中で一つのリーグを戦っていているのがJFLであって、これを堪能するのも楽しみの一つなんですね。
まずJFLをもう一度考えてみるためにリーグのガイドブックを全部見直してみること、これをやってみてはどうでしょう。社員も一般サポーターもね。色々なこと分かるし、何よりリーグへの愛情が増すと思います。
そして勝ち負けだけじゃないサッカーを堪能できる楽しいリーグの一員であることに気づけると思うよ。
愛するチームに人生を注ぎ、チームの勝利を求め、上を目指して努力する生活の充実さは私も経験が二度もあるのでよくわかりますが、それだけがサッカーライフではないし、サッカーライフって長い時間で結果をみるもので、昨日今日の勝ち負けなんて明日になれば思い出の一つだと今は思えるだよね。そもそも本気で応援しているサポーターほど負けたときは当然だけど、勝ってもすぐ次の試合に気持ちを切り替える人だと思うんだけどね。
総統、これが私の思うところなんだけど、どうかな?
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