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2006年7月 1日 (土)

不幸せなカルチョ

サッカー好きなら殆どの人が知っていると思うが、ユベントスを中心とした審判指名の不正操作等の不正行為疑惑騒動でイタリアサッカー界は大揺れとなっている。現在、ユベントス、ACミラン、フィオレンティナ、ラツィオの4クラブと、疑惑の中心の中心とみられるユベントスのルチアーノ・モッジ前GMら26人が裁判所で審理の対象となっている。

先日、審議は始まったがいきなり中断となった。モッジがもう既にGMを辞任し、サッカー界から身を引いたので証言する必要はないと、開き直って審理をバックレたからである。なんという卑怯、なんという身勝手、自分が仕切っていたクラブが窮地に立っているのに、もはや自分の保身しか考えていないようだ。

こんな人物にサッカー界を長年牛耳らせていた上に、審理にちゃんと出席させられないイタリアという国のコンプライアンシーについては酷く疑わしいものと考えざるをえない。これで審理結果(その後の控訴審の結果も含め)が国際社会に照らして公正な結果にならざる時は、それこそイタリアという国はどうしようもない国という汚名を世界中に晒すことになるだろう。そうならないことを祈る。

カルチョの国は問われている。いかに100年以上の歴史があろうと汚してしまえば、誇りも歴史も地に堕ちてしまう。イタリアサッカー界だけでなくイタリア国民は、カルチョの国として誇りがあるなら、カルチョに健全さ、そしてスタジアムでの暴力や差別の追放も含め、今こそ自浄する姿を示すべきである。

さて、そんな騒動の中、ユベントスにさらに残念な事件が起きた。
昨年まで現役選手であり、イタリア代表でも活躍し、先日からチームマネージャーに就任したジャンルカ・ペッソットが27日トリノのユベントス本部ビル3階窓から転落したのである。

警察は彼が自殺を図ったとの見方をしているようである。一部報道では彼のパーソナルなことについても報道されていた。そのことについては私が多く語るのは控えたいと思うが、彼を苦しめたことに今回のユベントスの不正が関係していたらそれは大変な不幸である。
もちろん、私は自分がインテルファンであることと関係なく、彼が不正に関わっていたとは全く思っていないし、事実そうであると思う。そして彼の命に別状がなかったことを大変嬉しく思う。
ペッソットには「あなたの周りには素晴らしい友人達が大勢いる。あなた一人で苦しまないでください。」と言ってあげたい。そして、早く元気になってほしいと思う。

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