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2006年7月13日 (木)

神様と私(その三)

「おや、神様。久しぶりですね。ドイツ行ってたんですか?」
”うむ、やっとひと仕事終わった。しばらくはゆっくりしたいのお。”
「冷蔵庫にイスパハンがありますよ。」
”おお、気が効くのお。さすがじゃな。どれどれ...、おお、サンサッション・イスパハンでないか。”
「ドイツはどうでした?」
”ウン、冷えていてウマイ。..ああ、ドイツか。ビールがうまかったぞ。”
「そうじゃなくて..。」
”まあ、目新しい発見は無かったのお。”
「そう言われりゃそうでしたね。あまり意外なこと起きない大会でしたね。」
”ベテランのワザはたのしませて貰ったがのお。”
「決勝戦ですけど。」
”おお、そうじゃ。イタリアの優勝がまた見られるとは思わなかったのお。”
「いや、そうじゃなくて。マテラッツイに何か吹き込んだりしたんじゃないんですか?」
”ウム、実はな...って、何をゆうとる。そんな無粋なことせんわ。”
「わかってますよ。そんなことしたら神じゃなくて悪魔ですよね。」
”ハハハ..、じゃがそうはゆうても神も悪魔も正反対のように見えて似たようなもんかもしれんぞ。”
「どうゆうことです?」
”表裏一体といってな..。”
「なるほど。面白いのは今大会のマテラッツイはネスタの負傷交代で出てきてから、ゴール決めたり、退場になったり、PKくれちゃったり、ジダンを退場にしたりと良くも悪くも見せ場ばっかりでしたが、彼の活躍の場面を除いてもイタリアが優勝するまでのストーリーが矛盾しないんですよ。決勝なんか、0-0でPK勝ちのストーリーになっちゃうんです。おもしろいでしょ。」
”なるほど、観客でしかないのに主役になってしまうマラドーナと大きな違いじゃな。”
「そういえば、セリエAの八百長疑惑の判決がまた延期になりましたよ。」
”優勝したからのお。ま、優勝しなくてもそう簡単に判決がでないような気もするがの。”
「判決出る前から、法務大臣が恩赦のはなししてたり、選手は訴追されてないのに選手に恩赦をなんて話になってたり、日本じゃ考えられないですね。」
”イタリアらしいというかのお。”
「サッカーが人生に根付くってのは、バカっぽくて笑えますね。」
”そういえば日本代表は残念じゃったの。”
「確かに残念でしたが、やる前から結果見えてましたよね。だって、他の国は何かを背負って挑んでるのを感じるのに、日本代表の誰からもそれを感じなかったですよね。」
”ヒデはどうじゃ?”
「背負ってたんでしょうね。でも皆がそれに気づいたのはブラジルに負けた後でしたよ。サポーターが気づいたのはね。でも他の選手はずっと一緒にいたのに気づかなかったんでしょうかね。だとしたらなおさら勝てっこないですよ。まあ、何か背負って闘ったのは一部のサポーターとヒデだけだったのかもしれませんね。」
”次からが本当に日本のワールドカップかもしれんな。”
「一度、予選敗退して出場が途切れてからかもしれませんよ。そういうのが来るのは。」
”そういう見方もあるかの。”
「いろんな意味で4年後は楽しみです。」
”うむ、..そういえば、明日は娘の保育園のお祭りで踊りを踊るらしいの。”
「いつ知ったんですか、それ。」
”冷蔵庫に貼ってあったぞ。”
「抜け目ないですね。」
”ワシも見に行くぞ。”
「どうぞ。ああ、そう言えば月曜は東総に行くんですよ。」
”おお、そういえばそうじゃったな。ロックの試合じゃな。”
「来ませんか。」
”なら、おぬしの携帯の人形にでもくっ付いて行くかの。”
「ついでに勝たせてくださいよ。」
”甘えちゃイカン。まあ、とはいえこぼれ球が2、3面白いトコに転がるようにはしてやろう。それを上手く活かせたら勝てるじゃろ。”
「それだけですかあ?」
”じゃ、とっておきのワザをロックの選手にささやいてやろう。”
「なんですか?」
”相手をキレさせるひと言じゃ。”
「やっぱりおとなしく付いて来るだけでいいです。」

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