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2007年1月24日 (水)

企業サッカー部の意義 ~ホンダロックサッカー部を一例に~

昨日は仕事を休んだ。先週、子供が胃腸炎を患ったのだが、それが感染したらしく、土曜日に発症。土曜日の夜はかなり酷い状態だった。
 
徳島ヴォルティスは新体制の発表が終わり、いよいよ復権のシーズンに向けて動き出した。
とはいえ、新外国人は詳しくはわからないし(ダ・シルバについてはこのサイトで紹介あり)、練習試合もまだなのでコメントしようがない。

 
で、今回は少し時期を過ぎているが、ホンダロックを中心にJFLや地域リーグで活動する企業サッカー部についてコメントしようと思う。
これは総統がホンダロック降格の検証を書いている最中であることにも関係しているが、彼への反論とか賛成ではなく、企業がサッカー部を通じて地域にどう関われるのかの可能と、企業におけるサッカー部の位置付けについて自分なりの意見を述べようと思う。
 
まず、企業といっても自社ブランドの製品を比較的誰にでも販売できる企業と、そうではない企業がある。
後者には道路建設をする企業から、ホンダロックのように車体パーツを製作する企業など色々である。
もっと細かいとネジ専門の町工場クラスの企業もあるが、このくらいになるとサッカー部のような部活動は通常はないので、今回の記事の対象からは除く。前者の企業の場合、購買層に直接商品や社員が接しているので認知度が高い。人気が高まればその企業のいわゆる城下町への色々な形での貢献ができる。
老若男女問わず、企業が認知されやすい。
ここにその企業がサッカー部の本拠を構えたならば、企業の人気がサッカー部の活動を支えてくれる。
但し、地元におけるサッカー部の人気が企業自体より高くなることはないだろう。
 
後者の場合、道路建設や車の部品は確かに生活に密着しているが、老若男女問わず認知されるとはいかないだろう。
そんな企業が地元にサッカー部の本拠を置いても、そのままでは地元に何も種をまくことはできない。
そこで地元名をチーム名に冠として付けるのがプロやクラブチームのやり方だ。
では、企業サッカー部はどうすべきか?ニックネーム的に地元名を付けることはあっても正式名とするのは稀だ。そこで
1)地元のユース年代のサッカー少年の受け皿になる。つまり就職先となってあげ、新卒労働力として獲得する変わり、サッカーを続ける環境を提供する。
2)地元中学、高校サッカー部の練習相手や練習環境の提供(そこいらの企業より立派な環境の名門校は除く)による強化への貢献。
等が考えられる。
いずれも地道な活動だが、実を結べばサッカー部は企業の看板として地元に認知されるであろう。Jチームが普及活動として色々な形で行っているのはご存知の通りである。
但し、やはり老若男女とはいかないのと効果が出るのに時間が掛るが継続が重要である。
また、この方法は前者が行うと、なお効果的でもある。
 
ホンダロックの場合、会社の規模もあるから、いわゆるユースチームを持つのは難しい。だから少年サッカー教室くらいを不定期に行うとかになると思う。
練習試合の相手ならば今までもやっているだろうし、それこそ宮崎ではいわゆる県の強豪校もロックもお互い様の関係だと思う。
難しいことではない。だが、これ以上を望むのは酷だろう。それを望むならばまず会社がもっと大きくならないと余力がでないだろう。
 
基本的には企業は第一に地元のものではない。
「会社は社員のもの」、「会社はお客様のもの」、「会社は株主様のもの」。
大概はいづれかをいづれかの順位で考えると思う。サポーターだってある意味、お客様の範疇だ。
社員、お客、株主いづれも企業と密接している。より密接度が高いものの順に貢献していくのが企業だと思う。
企業の一部であるサッカー部も例外ではない。
 
それでもロックは会社の経営理念でサッカー部の公式HPで地域密着を掲げている。
宮崎県スポーツ文化向上の一翼を担う。地域密着型で社会的感動を創造し、従業員の起爆剤としての役割、人材育成を目的と掲げている。
他の企業サッカー部も企業スポーツであることを掲げながら、地元のスポーツ振興をそれぞれできる形でやっている。
小さいかもしれないし、目立たないかもしれないが大事な役目をこなしていると思う。
 
ロックサッカー部の公式サイトでJFL降格や、入替戦の敗戦をあまり嘆いていないように見えるのは、私はそれでチームの理念が揺らぐわけではないからだと会社が思っているからだと思う。
理念に基づき、目的を掲げて、そのときやれることをやる。それを継続する。こう考えているのではないか。
 
プレイヤーだって、働きながらサッカーをしたいという(ある種贅沢な)希望を持っている人には企業サッカー部は大事だ。
大塚製薬にもそういう選手がいた。
地元貢献ではないかもしれないが、地元のプレイヤーをそういう形で受け入れて地域サッカーに貢献しているとも言える。
上記の目的は決して絵に描いた餅ではないと思う。
 
今日の結論。
企業サッカー部とは日本のサッカー界を後方からしっかり支援している大事な存在だ。
決して頑強ではないし、背伸びもできない、歩みも遅い、成果もあまり期待できない。でもなくてはならない存在だから、暖かい目で見続けることが大事だと思う。急いてはならない。

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