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2007年4月 6日 (金)

サッカー人だって語れるように

嵐のような忙しさの3月を経て、4月は少しづつ落ち着きを取り戻しつつあります。
相変わらず腹が立つようなことや人はいるが、余裕も出てきたせいか我慢を自分に言い聞かせることもできている。
 
今週発売のフットボールバリスタ(以下バリスタ)の巻頭記事に興味深い記事タイトルの記事があった。
”サッカー選手の言葉はなぜ空虚なのか”
編集長の木村氏の書いたコラムだ。
 
以前にもこのブログでプロサッカー選手のインタビュー記事はつまらないとか書いた。(06/11/21 語る言葉)
このコラムには私が思うサッカー選手の言葉がつまらない理由と同じことも書いてあった。
若い年齢(人生経験の少なさ)からくる言葉の軽さだ。
これは何もプロサッカー選手に限った話ではなく、むしろプロサッカー選手でもなんでもない若者なんかにはもっと語る言葉も考える頭も持ち合わせない奴もいるのでプロサッカー選手はずっとましなほうかもしれないが、やはり活字として公に人に読ませる言葉としては物足りない言葉が多い。
もっとも深い思考のこもった哲学的な言葉ばかり喋る奴ばかりピッチの上にいたら、これまたサッカーがサッカーでなくなる気もするが。
 
別の理由に、マスコミに本音をしゃっべっても得することはないという理由はちょっと笑えた。思わず中田ヒデの顔が浮かんだ。
 
3つ目の理由。プロサッカー選手は伝える術を持たない。プロサッカー選手は、話のプロでも文章のプロでもなく、ボキャブラリーは素人と同じというような理由だった。
これは異論を感じた。
この理だけとりあげれば、何もプロサッカー選手に限らず、プロ野球もプロレスラーも話のプロでも文章のプロでもないからと言えなくもない。
でも、プロ野球選手のインタビュー記事は面白いよ。城島とか。もちろん年齢が少し上ではあるけどね。
それとプロレスラーのインタビュー記事も面白いものが多い。
プロレスラーは基本的に自分にストイックな人が多いせいかもしれないけど、昔、雑誌「Number」で定期的にやっていたプロレス特集の時なんて、トップレスラーたちのプロレス雑誌では読めない本音が語られたインタビュー記事とかたくさんあったし。
それから尊敬してやまないレスラーである、故ブルーザー・ブロディの語る言葉なんて、本当今の自分と同じ年齢くらいのときのインタビューなのに彼の言葉には感動を覚えたものだ。彼の以下の言葉は私にプライドとは何かを教えてくれた重大な言葉です。
 
「私はもう若くはない。プロレスを楽しんでやる時期は過ぎた。でも私はブルーザー・ブロディというブランドを守らなくてはならない。」
 
スゴイ言葉だよ。悲しいまでのプロに徹したプライド。この言葉を読んだら、3つめの理由は少し疑問に感じるよ。
もちろん、ブロディのような人が特別であることはわかっているけどね。
 
ロックの世界は語る人が多い。雑誌「Burrn!」でロニー・ジェイムス・ディオなんかのインタビューは内容の深い言葉が多く読み応えがある。
まあ、彼らは言葉で伝えるプロとも言えるが。
 
でもやっぱりプロサッカー選手の言葉って物足りないよね。もっとハッとさせられる言葉を語れる人でてきて欲しい。
そうすればサッカーにあまり興味のない人からも尊敬を集められると思うし、それがサッカー文化に寄与するとも思うんだけどね。
それから選手だけでなく我々サポーター&ファンの側も自分の知を高める努力をしなくてはいけないと思うね。
特に日本人はそういう素養が持てる文化レベルの国にいるわけだから。
これは自分への戒めとしても言ってるんだけどね。

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コメント

たぶん、伝える側(マスコミ、インタビュアー、ライター)にも問題はあるんでしょうね。
あと、野球でもプロレスでも、それを文字で表現する文化が昔から日本にはあったけど、それらに比べるとサッカーはまだまだ歴史が浅い(というか蓄積の厚みがない)ですよね。その分、言葉で表現しづらいのかもしれません。
まあ、これからですよ!

投稿: ナカヲ | 2007年4月 6日 (金) 12時05分

ナカヲ殿、コメントありがとうございます。
確かにこれからなのかもしれません。
私はむしろメジャーのイチロー選手や城島選手をみてると欧米の野球選手やサッカー選手より日本人選手やメディアに語る言葉の可能性を感じるのです。
私たちもそういう言葉や、言葉が成長していく兆しを見逃さないよう偏らない耳と頭を持つよう心がけたいですね。

投稿: AWAN渦帝 | 2007年4月 6日 (金) 22時16分

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