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2007年12月28日 (金)

「身の丈」を考える。

年末とゆうことで、先週の金曜日は職場の忘年会がありました。
同じ日に奥さんも職場の忘年会が重なったので、娘は奥さんの実家(私の職場から近い)に預けたのです。
私はもともと飲み会が得意ではありません。
3時間くらいが限度で、それ以上延々と続く飲み会は我慢するしかなくなってしまう。
だから、延々と飲み会を延ばす人(酒が入ると延々と喋ったりふざけている人)は一番苦手です。
それに、ウチの職場があんまり仲良しな職場ではないこともあって職場の忘年会は1年の中でも苦手なイベントです。
 
逆にサポーター仲間同士での忘年会等の飲み会はいつも楽しみです。
徳島では先日イベントがあったようですが、関東勢はいつやるんでしょうかね。もうやっちゃったのかな?
 
話は変わり、ヴォルティスは新監督が決まったことで来季に向けて動き出しています。
サンフレッチェからは入船くんが加入しましたが、私的にはプレー以外で期待していることがあります。
彼の出身は宮崎の鵬翔高校なのですが、来年3年となる後輩の横山くんを是非々々徳島に勧誘してもらえないだろうかと。
既にJ1チームがアプローチしているそう(年代別の代表に選ばれているから当然)だが、来たらすぐレギュラーだよ(本当はいますぐでもレギュラーになれるのだが)とか、踏み台にしていいから2年だけでもとか言ってでも連れてきてくれないかなあと願っています。
宮崎出身の総統にこれを話したところ、宮崎の至宝が徳島とはアリエナイと言っていました。
 
以前、移籍事情に詳しい知り合いにこんな質問をしたことがある。
「なぜ、リーグの成績はいいのにオフシーズンのメルカート(移籍市場)で弱いチームがいたり、逆の場合があるのか?」
彼の答えは、日本人選手はJリーグの移籍制度(移籍係数)とかの関係で、外国人選手より獲得に資金が必要で獲得が難しい場合があるとのことだった。
愛媛なんかはこの辺をレンタルという形で上手くフォローしている。
今週のサッカーマガジンに掲載されているが、レンタル選手を上手く活用しつつ少しづつチーム力を上げながら、若手、さらには地域出身のユース年代の強化を図り、自前戦力、できれば地元出身による自立を目指すという形のようである。
これはクラブ形態としては基本的なビジョンで目新しいものではない。大きいクラブでもこの方向を基本として考えているはずである。
 
しかし、現実には大きいクラブは豊富な資金力で優秀な選手を他のチームから獲得してチームを強化している。
下位チームはせっかく目を出した有望な若手選手が大きいクラブに移籍されるので、移籍金こそ入るが、その選手の穴を埋める若手を見つけて育てるという行為を繰り返さなくてはならない。
こうなると、上を目指せるチームとそうでないチームの区分けはより明確になっていく。
今年のオフシーズンは有望な若手の移籍の話が例年に比べ多い気がしている。
移籍制度自体は変わっていないが、それでも良い選手の獲得は積極的になるべしという風潮に傾き始めたのだろうか。
この傾向自体は歓迎したいと思うが、それは同時に各チームが同様に上を目指す、つまり下位から上位へ、J2からJ1へ、タイトル獲得へ、世界へというビジョンを描ける時代が終わり、クラブのビジョンをクラブの規模に合わせてサイジングしなくてはならない時代を迎えつつあるシグナルでもあると思う。
現在はJ1の全クラブとJ2の上位クラブが同じ方向を向いているが、5年後にはもっと絞られてくると思う。
 
J2には来季から熊本、岐阜の2チームが加わる。
今回は岐阜が夏の準会員申請時に経営基盤を理由に認められなかった(その後、承認)経緯もあり、本当にJ2に上げて大丈夫なのかと思っている人が多い気がする。
最近はJ昇格を目指すチームが増え、JFL以下のリーグでの競争が熾烈になってきている。
とにかく早く上がったもの勝ち、早く上がらないと明日がないという風潮が明らかで、となるとかなり無理な投資(補強)が必要となる。
それでも彼らは応援してくれる人達、地域のためJリーグを目指す。
そして大きな傷(債務)を抱えながら、駆け込むようにしてJリーグに上がってくる。
こういうアマチュアリーグからがむしゃらになって上がってきたチームが、前述のような上を目指すチーム、そうでないチームが明確になりつつあるJリーグに飛び込んできたらどうなるか。
 
「身の丈経営」というキーワードがある。
これは無理な投資をして短期で一気にJへ駆け上がるというのと正反対のイメージの言葉である。
総統が自身のブログの記事の中で、「身の丈に合った経営を」というJリーグと、「3年でJ1へ」という岐阜が噛み合ってなさ過ぎると言っている。
確かに噛み合っていない。
だが、岐阜の社長もチームに出資してくれている支援者、そしてサポーターがいるわけだから、メディアが来ている晴れの会見で多少大きなことは言うだろうと思うから私はそう問題には思わない。
むしろ企業である以上、社員や選手、特に出資している支援者を落胆させないために困難であれ、努力目標としてでも大きな目標を掲げないと成長する気がないと取られかえって問題になりかねない。
公言するかどうかは別としてそういう目標を掲げ努力するから今の日本経済があるのだと思う。
ただ、ビジョンと大風呂敷は違うわけで、そこを経営陣だけでなく、サポーターも含め正しく自分のクラブを見極められないと失敗を招くと思う。
「身の丈経営」というと、お金がなければ今持っているお金の規模でやってくださいという意味に近いと思うが、「身の丈」を伸ばす努力というものは絶えずしなくてはいけない。
クラブが企業としての基盤を大きく強くしていく計画をしっかり立て、それに沿って、そのときそのときの身の丈にあった経営をして上を目指せばと思う。
ある意味サービスビジネスなのだから、アイディアがあればいくらでも市場開拓の余地はある。地方は特に無限に可能性があると思う。
その可能性の先には「成長した身の丈」を得たクラブ像だって見えてくるはずである。
  
ヴォルティスも含むが、これからの時代、J2の下位チームは望む望まないに関わらず自分達がこれ以上は上がってはいけないという、強く人気のあるチームにだけ越える権限のある天井を敷かれる可能性がでてきていると思う。
それをどう捉えてこれからJリーグの中で生きていくのか?もちろんあっさり天井を受け入れることが正しいわけではない。
自分達のクラブの「身の丈」をどう考え、どう成長させ、そして好きなクラブの将来像を現実的にどう見据えていくことはフロントだけでなくサポーターにも今後必要になっていくと思う。
もちろん試合に勝つ、いい成績を残すことがプロサッカークラブの基本なので、そのこだわりも忘れずに。

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コメント

http://www.pref.gifu.lg.jp/pref/gib/3_news/0712/3s24.htm

2番目の動画を全部みると3年でJ1とは言っていません。

投稿: _ | 2007年12月29日 (土) 21時02分

ちなみに上記動画には、13分過ぎあたりに核心の部分があります。

FC岐阜公式の森山選手のコメントでも
http://www.fc-gifu.com/news/2007/12/j2007_2.php
というように5年後ぐらいとあります。「5年後ぐらいには」の「ぐらいには」には、5年以上かかるかもしれなという意味も含まれていると思います。

投稿: _ | 2007年12月29日 (土) 21時48分

「3年でJ1」というコメントの記事は何らかの記事で確かに読んだ記憶があります。総統も書いている通りだったと記憶していたのでそう書いています。
もしかすると記事元が勘違いして書いた可能性もあると思いますが。
私は別に「3年でJ1」と言ったことは問題視していませんし、別に言ってもいいかなと思っています。
努力目標だとは思いますが、フロント、選手全員が必死になれば3年は決して不可能ではないと思います。
ただ、昇格して残留は困難を極めると思いますが。

投稿: AWAN渦帝 | 2007年12月30日 (日) 22時15分

努力目標・青写真を示した事が動画を全て見ればわかると思います。昇格したばかりで、何もぶち上げないのは普通はないと思いますから。少し期間が短めの努力目標を掲げるのがこうした場合の普通の行為だと思います、やる気だけでも見せるためにも。
ただ単に、J2最初の3年の間にJ1に昇格に向けて必要な目標を見定め、その後数年内にJ1を目指すと言っているだけで、今西GMが何かをぶち上げて煽ろうという風には見えず、むしろ身の丈経営だ大事だと今西GMは言っていると動画を全て見ればそう思えます。
某ブログでは日刊スポーツをソースにしているようですが、おそらくこの動画の会見を元に記事にしているのではないかと思います。
マスコミが煽っているだけだと思います。
岐阜のたくさんの人はJ2でしっかり戦って欲しいと思っていて、J1に昇格して欲しいとは今のところ強く思ってないと思います。
岐阜にはプロスポーツチームはありませんでしたから、J2で十分に満足できていますよ、今のところ。
スポンサーとかの事は分かりません

投稿: _ | 2007年12月31日 (月) 15時22分

上記の言い直しですが、日刊スポーツはこの動画の時の会見を元に記事をしていると思うます。では良いお年を。

投稿: _ | 2007年12月31日 (月) 15時27分

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