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2008年6月 5日 (木)

ミッドナイト・オイル

今日はサッカーではなく音楽ネタです。
 
あのとき、ああだったらなあとか、ああしていればなあと思うことは結構あります。
私の人生の中でロックに絡んだ部分でとても悔いが残っているものがあります。
オーストラリアのロックバンド、ミッドナイト・オイルの幻の日本公演です。
 
ミッドナイト・オイルはオーストラリア出身で主に80年代に活躍したパンクのテイストを持ったロックバンドです。
スキンヘッドで長身のリードボーカル、ピーター・ギャレットを中心としたこのバンドの音楽の特徴は、歌詞に環境問題や、オーストラリアの先住民族アボリジニの悲劇を取り上げたことです。
また、歌詞にするだけでなく、環境保護団体グリーンピースとも関係がありました。
87年にリリースしたアルバム『ディーゼル・アンド・ダスト』はオーストラリアで6週連続1位に輝いています。
私は雑誌でミッドナイト・オイルを知り、土曜深夜にやっていたベストヒットUSAという番組でファンになりました。
 
日本での評価はさっぱりだったのですが、それでも90年ついに来日公演が決まりました。
当然チケットを購入したのですが、残念ながら中止に。理由はわかりません。
それ以降、2度と来日公演がアナウンスされることはありませんでした。
 
Midnightoil001 そんなわたしにとっての宝物の一つがこの作品です。
『ブラック・レイン・フォールズ』
92年にリリースされたミッドナイト・オイルのビデオ(VHS)です。
内容がいかにも彼ららしい。
1990年5月30日、アメリカのマンハッタン、有名な石油会社エクソンオイル社のビル前で行ったゲリラライブのドキュメンタリーです。
なぜ、エクソンオイルか?
若い人は知らないと思いますが、1989年にエクソン社のタンカーがアラスカで座礁事故を起こし、大量の原油を流出させて周囲の環境に甚大な被害を与えたのです。
ミッドナイト・オイルはその抗議と、環境破壊と自然保護を訴えるためにゲリラライブを行ったのです。
映像はライブ映像がモノクロで、途中に挿入される環境破壊の映像がカラーという印象的な構成になっています。
骨の通った硬質で、力強い音。Midnightoil002
そしてメッセージ性の高い歌詞。
それを信念を持って強く訴えるように、人の心に叩きつけるように歌うピーター・ギャレット。
私はこれこそ真のロックだと思っています。
来日公演は観ることができませんでした。そしてこの作品はそのすき間を埋めるどころか、観れなかったことをより強く悔やませるスゴイ作品なのです。
 
バンド活動以前から政治活動に熱心だったピーター・ギャレット。
バンドは5、6年前に解散しましたが、昨年、なんとオーストラリア政府の環境大臣に任命されています。

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