« コーラのキャンペーンの思い出 | トップページ | ビバ!チレ!キリンカップサッカー チリ対ベルギーにて »

2009年5月30日 (土)

レフェリーとは...

レフェリーとは孤独である。
試合中は誰も助けてくれない。
それどころか、職務の基本を守り、試合をする両チームに完璧にイーブンなジャッジをしてもそれが両チームや、両チームのサポーターから賛辞を贈られることはめったにない。
見ている側の主観で相手側に偏っていると思われると、レフェリーはピッチ上で一番の悪役にされてしまう。
因果な職務である。
Jリーグがスタートした93年頃の選手名鑑には審判の名鑑も載っていて、巻末にはご丁寧に住所が載っていたそうで、カミソリを自宅に送りつけられた人もいた。
 
試合終了直後のメインスタンドのブーイングは迫力があった。
セレッソの選手達が”何か?”と振り返ってたほど。
ゴール裏のマナーをうんぬん言う人がいるが、このブーイングをどう思うのだろう。
審判が酷すぎたからこれはあり、などと言うのだろうか?
私個人的には”ブーッ!”というくらいなら、行為として別に否定はしない。
本当に判定に怒っている人間がいたら、多分モノを投げつけているだろう。実際過去に起きたし。
そういう意味で、テレビでブーイングするメインスタンドの人達を見たとき、思わず笑ってしまった。
なんてゆうか、ある意味可愛らしい光景だなと。
 
だが、この審判がいなかったら、石田のゴールの価値は半減していただろう。
スコアだけ見たら、勝ち星なしが6試合に伸びただけである。
土曜日に甲府や仙台が勝利したら、正直昇格レースからは脱落が確定的である。
それは徳島地元の人がヴォルティスの試合を観にいくモチベーションに大きな影響を与えるだろう。
だが、あの審判がいて、ミノさんの退席処分があって、石田のロスタイムでのゴールが生まれたことで、多くのファンが(この試合に限っては)判定に虐げられていると思ったヴォルティスと次の試合も戦おうというモチベーションを得たはずである。
審判の判定なんてものは、その日の天候みたいなものである。
Good Times,Bad Times
あの場の試合直後ではそう冷静にはなれないだろうが、こういうモチベーションがおかげで得られたこと、石田のゴールに凄い感動できたことの方をポジティブに捉えた方がいい。
 
判定にビデオを入れるとか、もっと正確にやりたければIT社会なのだから、もっと方法はあるだろう。
でもそれやったらサッカーはつまんなくなると思う。
不完全な人間の判定に頼るから、サッカーという文化がここまで大きくなってきたんだとも思うんだけど。
 
ま、もう試合の翌々日だから、みんな正直いってもう審判のことなんか気にしてないでしょ。
名前もわすれてんじゃない、たぶん。

|

« コーラのキャンペーンの思い出 | トップページ | ビバ!チレ!キリンカップサッカー チリ対ベルギーにて »

コメント

芝生席から見てる私は、審判よりもむしろ、藤本の遅延行為に目がいきました。やりおるな…と。それが審判ブーイングにつながってるのかもしれませんが(;^_^A
アワン渦帝さんの言われる通り、見方を変えるとドラマティック&エキサイティングな試合になったのはあの審判さんのおかげですね(^-^)いろいろな形のナイスゲームといえる試合が増えていくことを願っています。

投稿: 絵描き | 2009年5月30日 (土) 13時52分

ジャッジが本当にフェアじゃなかったら大問題ですからね。
あんな感じで判定に不満を感じて怒るファンがいた方がいいんですよ。
サッカーの奥が詳しい観客ばかりだったら、選手は試合するのが怖いと思いますよ。
そう思いません?

投稿: AWAN渦帝 | 2009年5月30日 (土) 21時06分

そうですね。おっしゃる通りです。
絵描きで例えさせていただきます。個展をするとギャラリストとして評論家や美術に興味があり精通している人、単に美術が好きな人等々、様々な立場の人が訪れます。評論家しか訪れなかったら評価を気にして自分の表現に影響を及ぼすかもしれません。
メインスタンドの方々はベンチに近いということもあり、美濃部監督の熱い気持ちが伝わり同化したのではないでしょうか。気持ちが一体化することを体験したり、目にしたりすることはある意味感動的なことだと思います。あの試合を観たサポーター、ファンが試合の感動を伝えることで観客動員につながればよいなあと思っています。

投稿: 絵描き | 2009年5月31日 (日) 00時10分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« コーラのキャンペーンの思い出 | トップページ | ビバ!チレ!キリンカップサッカー チリ対ベルギーにて »