« 練習試合情報(Vol.19 2月19日時点) | トップページ | レッズ戦の収穫 »

2010年2月21日 (日)

越境者の生まれた地への沸きあがる思い。

今週2冊の本をネットで買いました。内一冊を今日読み終わりました。
実はこの2冊は同じテーマで共通しています。
松田優作です。
 
今日読み終わった本、『越境者 松田優作』松田美智子著
松田美智子氏は松田優作の元妻で、松田美由紀氏(熊谷美由紀)以前の、最初の奥さんだった人で、現在はノンフィクション作家をされています。
本の内容は美智子氏が優作と出会い、同棲を始め、結婚し、出産し、離婚し、優作が死ぬまでのエピソードを語りつつ、優作ゆかりの人物(美智子氏の友人達でもある)達が語る話を織り交ぜて進む、まさに恋人であり、妻であった美智子氏だからこその内容が盛り込まれています。
そこで語られる松田優作の生い立ちへの悩み、苛立ち、愛情、信念について今まで知らなかったことばかり語られており、これを読むと今までの松田優作のイメージが一変します。
イメージに近いこと、遠いこと、すごく多くのことが語られていおり、私はものすごく引き込まれました。
 
優作記事は去年の映画「SOUL RED」の記事を書いた後、しばらくは書くことがないなと思っていたのですが、来月北九州へ行くことが決まると、隣が彼の故郷下関であることに気づきました。
すると無性に行ってみたくなったのです。
小倉から下関までの移動時間はわずか。土曜日か日曜の午前なら行くことは可能です。
何か惹きつけられるような、行かなくてはいけないというような衝動が湧き上がってきました。
すると、下関の何処が生まれた町なのか?そこで彼はどのような生い立ちを過ごしたのか?それを知りたいと思いました。
彼が在日コリアンの2世であることは知っていましたが、それ以上のことはよくわかっていませんでした。
そこでネットでいろいろと調べるうち、生まれた町は下関市の伊岬町というところであることがわかりました。
しかし、地図には伊岬町という場所がありません。
他にいろいろ調べたところ、下浦町という町名が出てきました。どうやら町名変更したようでした。
そして下浦町を実際に訪れたファンの方の探訪記を探し当てました。
そしてそこでどういう幼年~少年時代を過ごしたのか、それを知りたくなりました。
そして行き着いたのが『越境者 松田優作』でした。
 
そこで語られる生い立ちから感じる下関は決して優作にとって楽しい思い出の場所ではありませんでした。
下関から、不遇とコンプレックスの故郷から早く出て行きたいと願っていた優作少年。
そこは松田優作の生まれた地ではあっても決して聖地ではない。
でも、これを読んでますます行ってみたい気持ちが高まりました。
ただの古い町並みをみるだけだと思います。本当に何もないと思います。
でも行ってみたい。だから行こうと思います。
 
この本の中で語られる優作はひたすら変化と成長を求め続ける姿、そして自分と同じものが理解できることを周囲に求める姿、そして自分に応えられない周囲への苛立ちと衝突を繰り返す姿、不器用な愛情も注ぎ続ける姿、そして後悔して泣く弱い姿まで語られています。
映画「SOUL RED」ではあえて描かれなかった生い立ちの部分。
それに触れて何が自分に得られるのかはわかりませんが、北九州に行くこと、その隣が下関であること、そこが松田優作の故郷であること、自分が松田優作が好きであること、それらが一本の糸で繋がっているような気がするのです。
私は彼の映画を全部見ているようなコアなファンではありません。
まず全部映画を見るべきなのかもしれません。
いづれそうしたいと思います。
ただこの本を読んでますます下関に行ってみたいと強く思いました。そこから松田優作の探究をしたいと思ったからです。
多分1~2時間程度しか時間がないと思います。それっぽっちで何が得られるのかもわかりませんが、その短い時間に自分の心の中に収められる限りのものを詰めてこようと思います。ヒーローじゃない、人間としての松田優作を探究していく始まりとして。

|

« 練習試合情報(Vol.19 2月19日時点) | トップページ | レッズ戦の収穫 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 練習試合情報(Vol.19 2月19日時点) | トップページ | レッズ戦の収穫 »