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2010年2月 6日 (土)

強い幹を作ろう。そして夢見た風景の先へ。

毎年この時期はシーズン前の決意みたいなものを書いている。
それはこの2月初めという時期が特別な時期だからで、ある意味私の原点の一つである。
 
昨年のヴォルティスは3年に渡る長い低迷を抜けてようやく上昇の気配を見せた。
今年も去年以上と言ってもいい強力な補強を行い、過去最高の陣容での最高の成績は公約以上に当然のノルマとなっている。
今年は非常に重要な年なのだ。
今季のヴォルティスには重要なミッションが言われずとも課されている。
 
それはJ1昇格のことだけを指しているのではない。
このクラブが立派な成績をあげ、徳島という地域の人達にとって本当の意味でのシンボルになること、生活に溶け込むというミッションを指す。
子供たちがチャントを歌いながら学校に通うようになる。
お母さんが料理をしながらチャントを口ずさむようになる。
お父さんがヴォルティスの誰それのプレーや采配をネタに酒を飲むようになる。
おじいちゃんや、おばあちゃんが昼の散歩代わりにポカスタに行くようになる。
アパレル店に青と緑のカラーのアイテムが増える。
選手の色紙を壁に貼る飲食店が増える。
週末はみんなヴォルティスの試合の結果を気にするようになる。さらに内容も気にするようになる。
その地名を冠したサッカークラブのことを県外で徳島県人が自信を持って自慢できるようになる。
今年の年末にすぐそうまでなるとはさすがに思わないが、そうなることがビジョンとして掲げられる年にしないといけない。
 
あの人は徳島を盛り上げたい一心で署名を集めていた。
周りにもその思いに賛同した仲間が、かならずしも大勢ではなかったがいた。
その願っていた風景を大勢の人間が願うようにしたい。
そして、その風景はもう決して夢といわなくていい時期が来ている。
掴めるもの、掴まないといけないものになろうとしている。
 
今季のチームが評判通りに躍進し、夢を掴もうという時、掴んだ時、それがあの人が願っていた風景になるかはわからない。
チームが今まで以上に強くなり、今まで以上に人気が出れば、それは徳島ヴォルティスにとって初めての経験であり、未知の領域でもある。
その大きな変化にヴォルティスを取り巻く全てのものが順応できるわけもない。
最新号の週刊モーニングで掲載されている「ジャイアントキリング」では達海猛の人気が上昇するにつれ、それまでのイースト・トーキョー・ユナイテッドを取り巻くコミュニティが広がる一方で歪も生んでいく過程が描かれているが、それと同じようなことはどこのクラブのコミュニティでも大なり小なり起こっていて、徳島だって例外ではないはずだ。
もっとも歪みと捉えるのかも、まずよく考えないといけないだろうが。
そうした大きな変化の中で大事なのはなるべく大きな幹を、これまで応援してきたサポーター、そしてクラブが作り上げないとならないことだと思う。
大きな変化という強風が来て揺られつつも、風が止むと変わらずそこに立っている、それでいてまだまだ伸びるぞと思わせる若さも感じさせる樹木の幹を作らないといけないだろう。
わが家に植えてあるポップブッシュみたいなね。
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その強い幹ができたならばこの先も力強く進んでいけるだろう。
もちろん挫折もするだろうが、また伸びていくこともできるだろう。
そしてその先我々は、あの人が夢見た風景の先の風景を夢に据えることになるだろう。
今年はそのスタートラインとしなくてはいけない。
そのために微力であり、残り時間も決して多くはないであろう私も力を出したいと思う。

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