« 温度差 | トップページ | 通勤バスよりひとこと »

2010年4月22日 (木)

もう一度言う。スクデットなんて要らない。

世の中は予想もできないことが時々起こります。
それはサッカーの世界でもそう。
もっとも世間や自然界で起きる出来事に比べれば遥かに想像の及ぶ範囲ではあるが。
結局のところ、サッカーのそれは試合結果に過ぎない。
でも、そうとわかっていても予想だにしない結果になることがあります。
勝利を願っていても、実際の勝利が予想を超えているとときは戸惑いさえ覚えます。
今朝はそんなことが起きたように思えました。
 
アイスランドの火山噴火により欧州の航空便は決定的に封じられてしまいました。
欧州チャンピオンズリーグの準決勝に挑むバルセロナはその影響をモロに受け、1000キロの距離をバスで移動してミラノにやってきた。
通常1台のバスを2台にし、選手のイスがリクライニングするスペースも確保し、途中カンヌに1泊をして休憩も挟み、出来うる限りに疲労の少なくなるよう気を遣ったバス移動をしてきました。
グアルディオラ監督は選手達に車中で楽しむビデオにクリント・イーストウッド監督の『インビクタス/負けざる者たち』を見せたそうです。
この映画は南アフリカ共和国のマンデラ大統領を同国代表ラグビーチームの白人のキャプテンがワールドカップ(ラグビーだが)制覇に向けて共に手を取り目指す映画です。
こういうモチベーションのあがりそうな映画を見せるところも、違う意味で気を遣っているのがわかります。
 
グループリーグでの対戦ではポゼッションも結果も完敗だったインテル。
あれから5ヶ月経ち、インテルは間違いなく成長しています。
チェルシーをホームでもアウェイでも破ったことは、それをより確固たるものにした気がします。
インテルは間違いなく成長していました。
 
それでも、相手がバルセロナであるという事実は、インテルのファンサイトでの結果予想投票では6割、1000人以上が負けるに投票していた事実がある通り、悲観的な想像から逃れられない朝を迎えさせられていました。
 
インテル3-1バルセロナ
 
これが朝起きたことの結果です。
ムリに奪いにいかず、バイタルエリアの守備を厚くし、奪えば素早くDFの裏へ、同じく裏を狙い続けるディエゴ・ミリート。
練りに練ってモウリーニョが考えたであろう対バルサプラン。
先に1点先制されるという悪夢の始まりを思わせることが起きても、それでもブレずに戦い方を貫いたインテル。
インテルは、最強の相手に決して小さくないアドバンテージを与えた後に、自分達の強さと成長をインテリスタに、世界に証明してみせました。
バルサは決してよい状態ではなかったでしょう。
でも、インテルも素晴らしかったのです。
 
今度こそインテルは強いんだと信じられます。たぶん。いや、きっと。
でもきっとどっか強くなりきれないだろうところが、私がインテルを17年も好きでいられる理由なんじゃないかな。
 
そして、それでもまだ何も得ていません。
カンプ・ノウでも今日と同様に規律を持って、全員がサボることなく、勝利を目指さなくてはならないでしょう。
走り続け、飛び出しを繰り返し、そして足が攣って動けなくなったミリートのように。
2点差は決して十分なアドバンテージではありません。
バルサのホーム、カンプ・ノウだから。
1点取られたアウェイゴールを狙うことを忘れてはいけません。
そして、カンプ・ノウという難所を生き延びたならば、ベルナベウへ進めるのです。
 
行こう、マドリードへ。
もういちど言おう。スクデットなんて要らないと。

 
インテル通信もご覧ください

|

« 温度差 | トップページ | 通勤バスよりひとこと »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 温度差 | トップページ | 通勤バスよりひとこと »