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2010年8月16日 (月)

映画『ブラインドネス』

夏休みが終わって今日から仕事でした。
特別に難しいことはおきませんでしたが、ちょっと疲れました。
昨日の休み最終日は家族とプールに行きました。
公営ですがスライダーや波のプールとかあるレジャープールで、暑かったこともありスゴイ人出でした。
この夏行っていたプールは室内のプールで水泳教室みたいなプールだったので、水着がカラフルなことや、賑やかところはやっと夏らしい風景を見たなあと思いました。
かなり肌が焼けまして少しヒリヒリしますが、いい夏休みでした。
 
そんな夏休みは映画やビデオをいろいろ観ました。
「プレデターズ」や「アリス・イン・ワンダーランド」、CSでやってたルパンのTVスペシャル、それから映画ではないですがロニー・ジェイムス・ディオ率いるDIOのホーリー・ダイヴァー・ライブを借りて観ました。
CDは持っていて、DVDは探していたのですが見つからなかったのですが、TSUTAYAでレンタルできることがわかり、早速借りて観ました。
内容はCDと同じ全編収録の完全版。
このライブのときは63歳くらいのはずで、にもかかわらず今が全盛期なのではと思わせるほどの見事な歌声は感動を超越するものがありました。
返さないといけないのが惜しいくらい。
また借りようと思います。
 
そして、もう1枚借りたDVDの映画は「ブラインドネス」。
「プレデターズ」に出ていたアリシー・ブラガが出ているから借りてみたのですが、興味深い作品でした。
ストーリーは一人の男性(伊勢谷友介)が突然街中で目が見えなくなったことをきっかけに、同じ症状で失明する人間が続出。
驚異的な感染力を発揮する原因不明の伝染病に政府は感染患者を強制隔離することを決定。
精神病院だった建物に隔離された患者たちは、軍に監視され、ホスピタリティーも満足に受けられないまま、劣悪な環境の中で秩序を失っていきます。
その患者たちの中に一人だけ実は目がみえる人物がいました。
男性を診察し感染した眼科医の妻(ジュリアン・ムーア)でした。
 
共演はブラガ、伊勢谷の他に、ダニー・グローヴァー、ガエル・ガルシア・ベルナル、木村佳乃ら。
「モーターサイクル・ダイアリーズ」で若きチェ・ゲバラを演じたベルナルは隔離施設の中で独裁者のような存在として、食料を独占し、食料の見返りに金品や女性たちを要求する役柄で存在感を発揮していました。
その悪党っぷりは見ていて嫌悪感がしてくるほどでしたが、カッコよさも感じました。
 
いろいろと突っ込みどころが多い映画でした。
ネット上での評価も厳しいものが多く、なぜジュリアン・ムーアは感染しないのか?とか、汚物まみれの施設や街の風景が見るに耐えないとか、女性が貢物にされるシーンが酷いとか、ジュリアンは目が見えるのに女性たち(自分も含む)を辱める悪党たちに何もしないのは理解できないとか、シャワーシーンでの木村佳乃のこととか、あげていくとキリがないくらい。
でも珍しく一度も早飛ばしすることなく私は最後まで観てしまい、そういうところで批判してしまうとこの作品の本質を見れないのかなとも思いました。
確かに評価の難しい映画でしたけど。
監督やジュリアン・ムーアのインタビューを読んでみましたが、それでもこの作品の意図がよくわかりません。
人の本質をむき出しにすることと、それを直視し、行動し、成長すること。
抽象的ですが、そういうものがテーマなのかなと。
映像的には暴力的なシーンや、汚いものが画面に溢れているシーンが多く、あまり人にオススメできる作品とは言えません。
ただ、監督がインタビューで表現の比較としてモニカ・ベルッチ主演の「アレックス」を上げていたのは興味深かったです。
あの作品は極めて暴力的で不快度の高い映画で、私も生まれて初めて映画を途中で観るのを止めた作品です。
「アレックス」を比較に出すということは、人間の獣性の表現について挑戦したい意欲があるんだろうとは思いました。
でありながら、それに挑戦することで映画のテーマを殺してしまいかねないリスクもあり、比較的ソフトな表現を選択したと言っていました。
わたしもこの映画を観ていて思い出したのが「アレックス」で、単なる偶然ではなかったのだなと今思っています。
この作品の監督はブラジルのスラムで生まれ育つ少年たちの暴力群像を非常にリアリスティックに描いた作品「シティ・オブ・ゴッド」でアカデミー賞監督賞にノミネートされたことがあるフェルナンド・メイレレス。
アリシー・ブラガのブレイク作もこの作品です。
「ブラインドネス」を観たことで、あらためて「シティ・オブ・ゴッド」に興味も沸いてきました。
ちょっと掘り下げてみるには値する監督かなと思います。
 
ただ、「ブラインドネス」、「シティ・オブ・ゴッド」とも積極的にはオススメしません。
「アレックス」は論外。間違っても家族や彼女なんかと一緒に見ないで下さい。

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