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2010年9月 8日 (水)

ゼルビアのフロントは甘い。

久々に雨が降りました。
夕方は特に凄かったのですが、その頃は実は台風が熱帯低気圧に変わっていました。
それを知らずにYahoo!の天気情報の台風情報を覗いたらですね...。
『現在、台風は発生していません。』
エッ?
外大雨じゃん。もしかして熱帯低気圧になった?と思ったらその通り。
いや、わかるんですけど、もうちょっと気を遣ってくれないかな、『台風は○時○分、熱帯低気圧になりました』とかさ。
そう思いません?私が甘いんですかね。
 
昨日の記事の末尾でも少し書きましたJFLの町田ゼルビアの昇格審査不合格の件。
今日は”ゲキサカ”という携帯のサッカーサイトで昨日のゼルビアの記者会見の要旨が載っていたので読んでみました。
それを一通り読んで最初に思ったのは、この人達じゃあこういう状況を招くのも当たり前だなと、何か呆れてしまうような感覚を覚えました。
昨日の記事の末に書いたことがそのまま当て嵌まっていましたね。これも何とも呆れちゃうくらい。
 
以下の記事はその会見要旨を読んだときに素直に感じたことをコメントしていきます。
まず断っておきますが、今回の件ではJリーグにも問題はあったと思いますが、半年も前に提示された条件について、第三者はともかく、当事者であるゼルビアが今さらクレームをつけるとしたら間違いだと思いますし、第三者にしても今さら諸悪の根源はJの審査基準というのもムリがあると思っています。
何せ半年前に提示されているわけですから。
これは社会人を20年務めた者として一般的な感覚でそう思うことを言っておきます。
 
最初に、6月30日に入会予備審査の手続きに入り、8月31日に不合格を告げられたとのこと。
以下はゲキサカの記事から要点をお借りさせていただいています。
ゲキサカ編集部の方、申し訳ありません。
 
まず、記者より具体的スタジアムのどこがダメと言われたのか?という質問に対し、
⇒どこがというのは具体的にない。いろいろ協議してきたなかで話もあったが、どこがダメだったのかは、これからJリーグと話をしていく。
(私)何で、この段階で何処がダメなのか把握できてないのか?何ですぐに聞きにいかなかったのか?この会見で絶対に聞かれる質問の答えを用意していないのか?
 
上と同じことを記者は訊きます。説明もないのに審査結果を受け入れるのか?と。
⇒10年基準というものがあります。町田市が立てた改修計画は09年の時のもの。ゼルビアは09年にJFLに昇格し、町田市が当時に基準の09年基準に合わせて設計をしました。その後、10年基準が発表され、その基準に照らすと満たない部分がありました。
但し、10年基準を全て満たさなければ、基準をクリアできないことにはならないと判断しました。今年昇格するクラブのスタジアムも基準を満たしていないと思います。
(私)今までの昇格審査がそうだったことを言ってるんだろうけど、他の事例を踏まえて自分達も甘くしてくれると自分達で勝手に判断してそのまま行ったことは大きなミステイク。少なくともそれで通れるかの確証はJリーグに行って得るべきで、それを怠ったことは免れない。
 
10年基準をいつ知ったのか?と記者が質問します。
⇒発表されたのは4月くらいだったでしょうか....。
(私)これはこの後の質問でもあらためて訊かれる質問のであるが、彼等はここでしてはいけないことをしてしまう。
記者にウソをついてしまったのである。イヤ、意図的ではないかもしれないが記者にはウソをついたと思われた。
なぜなら、記者はいつ審査基準がJリーグから提示されているか事前知識として知っているからである。
だから後であらためて訊かれたのだが、この大事な会見で、最も大事なポイントとなる出来事の質問でいいかげんなことを言ってしまったのである。
このあとの質問が急に厳しくなっていくのはこれと無関係ではない。
この答えで彼等は記者たちに疑念を持たれてしまった。
 
10年基準変更に変更されたことについて対応は協議したのか、という続けて当然の質問が出ます。
⇒してきました。
 
何が10年基準と比べて足りなかったのか?
⇒諸室の広さとか09年基準では具体的に示されていなかったものが10年基準では示されていた。その中でメインスタンド側に収めるため最大限の努力はしたが、適合できなかった。
(私)最初の質問ではどこがダメかわからないと言っていたのに、具体的な条件がわかっているじゃないか。変だぞ。
 
10年基準をクリアするための対応をせずに加盟申請をしたのか?と次の質問。
⇒ずっと協議してきたが、全部をクリアしないと昇格できないというものでは必ずしもない。市にも最大限の努力をしてもらったので申請をした。
(私)全部条件を満たしていなければいけなくもないというのは気持ちはわかるがそこでセルフジャッジしないで、Jリーグに行って確度の高い見通しをつけるとか、この状況で申請してもいいかという了解、悪く言えばJリーグから申請していいという口約束でも取るべきだった。
そっちが申請していいと言ったから申請したんだぞと後から言えるように。
市は最大限の努力をしたかもしれないが、この人達は最大限の努力をしていない。
失敗の許されないプロジェクトで手を抜いたように思う。
 
Jリーグのヒアリング、現地調査がなかったようだが?と次の質問。
⇒現地調査にこなかったのは事実。
携帯サイトでは書いてなかったが、PCサイトでは7月23日に調査があると決まっていたが17日に中止の連絡がありましたとのこと。
(私)現地調査が何故行われないのかその時点で訊きにいったはずであり、実際にJリーグにその後行っているのである。
ならここでその理由が言えるはずである。言えない理由が見当たらない。
ここまできてJリーグに気を遣っているのか、気を遣うべきはJリーグではなく、市やスポンサー、そして選手、監督、サポーターである。
正当に努力してきたのならこんな理不尽な結果に対し、理由を問うべきだし、知っているべきだし、ここで言わないと誰も納得できない。
でなかったら、彼等が現地調査に来なかった理由を知らないとしか思えない。
 
⇒条件付きで認めてもらえると思っていた。読みが外れた。
(私)こんな大事なプロジェクトの最も大事な部分で、甘く考えていたのである。
合格が必須なのだから、もっと積極的にロビー活動をして、言質とかこういうときのための武器になるものを手にしておくべきだったのである。
これは私が今している損益管理の仕事から学んだことをベースに言っている。
ある意味腹黒い部分も持って、したたかに振舞い、敵(この場合Jリーグ)の肝を掴む努力を彼等は怠ったのである。
 
再審査の要望はするのか?
⇒制度上厳しいが、奇跡を信じてあがきたい。
(私)このあとの質問でも出てこないのだが、具体的に自分達がどうするのかという案が出てこない。
そこが一番大事なのに、一体この会見で何を表明したいのだろう。同情を買いたいから開いたようにしか思えない。
 
2010年基準に対応できなかった理由は?
⇒時間上の問題もある。市の予算編成(のスケジュール)があって、対応するための時間が足りなかった。
(私)それはわかる。ただ、市の予算編成とJリーグの動きを確実に把握して、事前にその対応策を練るべきだった。
それなら改修に対応できたとは必ずしも言えない、いや厳しかったのは変わらないと思うが、それこそロビー活動を積極展開するフロントの腕のみせどころだったはず。
 
今の施設を建て替えないと来年も合格できないのではないか?
⇒こういう結果がでることを予測していなかった。建て替えをするには市民の大勢の支持がないと難しい。
(私)逆に言えばだ、審査基準が示されたシーズン前の時点で厳しいとなれば、その時点でその状況を広報して市民、サポーターに協力を願い出るべきだったのだ。
予算はともかく市民運動として盛り上げ、そしてゼルビアへの興味に還元できれば、もっと観客を呼べたと思う。署名だってできたはず。
そうすればJリーグも無視できない状況を作れたと思うのだ。ゼルビアを愛してくれる人を増やせたと思う。
今となっては見通しの甘さがそれをする時間すら奪ってしまった。
 
もう一度、改修工事の流れと10年基準を知った時期を答えて欲しい。
⇒08年12月1日に市から改修方針が出て、予算が承認され、09年4月以降に設計に入り、09年8月に工事が始まった。市も10年基準を全部適用しようとしていたわけではないと理解していた。
その中でスタジアムが適合していないと判断された。10年基準に近づけようと努力してきたし、Jリーグもすべてがすべて10年基準を満たせではなかったと思う。
(私)繰り返し言うが、全部満たさなくてもいいという言質をとる努力はすべきだった。それ以前にもっと早く状況を広報すべきだったのである。
見通しの甘さが招いたのは免れない。
 
10年基準が通達された日時をはっきりと教えて欲しい。
⇒10年の2月か3月。
(私)最初の答えと違ってしまっている。記者は正しい日時を知っていて再度訊いているのだ。
にもかかわらず、はっきりと日時を当事者が記憶しておらず、あいまいな答えをここでもしている。
最初に4月と答えたのは、通達が遅ければ改修が対応できないという印象を持たせたいと思ってしまったからか?
もっとも、最初にも言ったが通達日時は今回の件では重要なポイントである。
その情報を持たずにこの会見に挑むとはどういうことか。
大事な会見なのに質疑応答のための準備が全くできていない。
何のための会見なのだ。かえって墓穴を掘っている。
 
これからどうするのか?11年を諦めないのか、12年に切り替えるのか?
⇒ルールがあって難しいが奇跡を信じて11年昇格を捨てていない。現実的には12年から上がれるように、スタジアムを改修もらえるよう、町田市が大英断できるよう努力していく。
(私)もっと具体的にどうするのか示せないのか、というかこの会見に用意しておくべき方針だと思うが。
町田市にもっとお金をくださいというのであれば、失敗してから公の会見で言うべきことではない。
建て替えとなったら今までの予算がムダになるわけで、そうなると現市長の責任問題にもなりかねない。
そうなると予算が追加で付く可能性は低い。
そこまで見通して今回失敗しないよう最大限の努力をすべきだったのである。
 
何故、ギリギリで審査に通りそうだと感触を持ったのか?何かJリーグから示唆されたのではないか?
⇒そういう感触をもてるだけの交渉はしてきた。
(私)ある程度の情状酌量の余地を貰えると認識していたそうだ。だが、明確に譲歩を引き出したわけではなかったようだ。
ハッキリ言えばそこの甘さが全てである。結局すべきことをしていなかったのである。
リスクに対する意識が致命的に欠落している。正直落ちることを考えていなかったので、この会見でも地に足が付いていない。
にもかかわらず会見を開いたのだ。
何の準備もせずに。
同情を買いたいという気持ちがあったのか?だが、10年審査基準の通達日でウソを付いた時点でまた墓穴を掘ってしまった。
 
とまあ、こういうところが会見要旨を読んだところでの私の感想です。
お前はJリーグの味方か!と思いたい人がいれば、そうではないですが、そう思うのは自由だと思います。
審査基準で不明確な点が、更新された基準で明確になるというケースはありうる話ですし、逆はありえません。
他のスタジアムはそうなのにというのは、それは既に当時の曖昧な基準で審査したときに通さざるをえなかったからで、それを教訓に10年基準ができたのは普通に思いつく流れです。
運が悪いといえばそういう部分もありますが、だからといって最新の基準を無視しすぎたのも事実でしょう。
但し、提示時期に問題があったことは確かです。
ゼルビアが改修工事をしているのはJリーグも知っていたはずですからね。
改修工事の内容がそれに合致しないと知っていたら、悪意も感じます。
なら、それを会見で言ってもよかったのでは。
でも10年基準はどうなるのか?それはゼルビアの経営陣が早くからリサーチすべき話と思います。
改修工事のスケジュール見通しを知っていて、Jリーグとの折衝の先頭に立っていたのは彼等なのですから。
大きなビジネスだったら、優秀な会社はお客(今回の場合はJリーグ)と密接なパイプを作って、情報収集を怠らないですよ。
 
このゼルビアの経営陣は間違いなく稚拙です。
ゼルビアの選手、コーチ陣、そしてサポーターには気の毒に思いますが、この経営陣にはそう思いません。
彼等がしっかりしていれば、少なくともここまで最悪な状況な避けられたのは間違いないと思います。

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コメント

全く同感です。
私は町田の昇格を望んでいたサポの一人ですが、今回の件はフロントのだらしなさだと私も確信しています。
この記事をフロントの担当者の方と一人でも多くの町田サポに是非読んでもらいたいです。
もう今の町田フロントにやるべき仕事は来季の主力の流失阻止だけです・・・

投稿: 町田サポ | 2010年9月 9日 (木) 08時42分

コメントありがとうございます。
この記者会見と同じ時間に選手が試合の告知ビラを配っていたそうですね。
地道にビラを配っている選手が、この会見を見たらどう思うでしょうね。
矢面に立たされるのは実はこういう選手達なんですよね。

投稿: AWAN渦帝 | 2010年9月 9日 (木) 23時08分

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