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2011年2月 6日 (日)

もっとヴォルティス馬鹿に

開幕までいよいよ一ヶ月と迫り、キャンプも宮崎で無事進行中です。
今季はJ1昇格を狙うと宣言した中での大事なキャンプ。
怪我人もなく、新加入選手もフィットしたベストな状態で開幕を迎えたいものです。
今日の宮崎キャンプにはロックが来たようで、連中がピコピコハンマーで遊びたいというので軽く遊んでやったようです。
それはさておき。
 
J2に昇格した2005年から今季で7年目を迎えます。
大塚製薬のサッカー部だった時から既にJリーグのプロサッカークラブとなって6年が経過しました。
ですが、監督が今季はJ1を目指すと宣言したときに、ふと思ったことがありました。
本来、あの人が目指していたJリーグの舞台って、今のJ1なんだよなと。
初めてあの人に会った1993年はJリーグは10チームの1部制だった。
あの人は大塚FCをその舞台に立たせたいと思っていた。
あの人は徳島という土地が大好きで、徳島を盛り上げたいと思っていた。
Jリーグのクラブを徳島に作ることで徳島の人達が一つになって夢中になれるものを作りたいと思っていた。
それから大塚FCはいろいろな紆余曲折を経て、2005年にJ2に昇格を果たしました。
その夜、あの人に電話で話しをしたことを覚えています。
ヴォルティスはデビュー戦に3-0で勝利したこともあってあの人はとても嬉しそうでした。
いろいろと話したはずですが、記憶ももう曖昧になっていて、ただ覚えているのは”ついにここまで来ましたね”と話しあったことだけ。
結局、会話をしたのはそれが最後になってしまいましたが。
 
ですが、もっと早くJリーグ昇格が実現していたら、今のJ1で先にヴォルティスが戦っていたはずだと。
もしそうなっていたら今ごろヴォルティスは徳島でどんな存在になっていただろうか?
もし今季3位以内を決められたら、その時見れたかもしれない風景を見られるのだろうか?
JFLからJ2に昇格する前年とかは私から見たら、かなり楽に勝ち抜いたので、昇格に苦労したとか、失敗したとかの経験や、昇格を目指してチームやサポーターが一丸になっているような、そして私も一度は経験した涙の堪えられない達成感を感じる瞬間が体験できるのだろうか?
昇格したときにテレビで、ザスパ草津の監督、選手、スタッフ、そして大勢のサポーターが外で互いにお湯をかけ合って、寒いのにずぶ濡れになりながら狂喜している風景が、同じときに見たヴォルティスの事務所で10人ほどのサポーターが喜んでいる風景に対して羨ましいな感じたこと。
こんどはヴォルティスでそんな絵が見られるのか?
もしかしたら参加できるのか?
 
そんな取らぬタヌキのナントカ...ウチのマスコットはタヌキだが...を考えるのは今の時点では笑止とはいえ、それこそがあの人が本当に見たいと思っていた風景なら、それを実現させてやりたい。
そのために何をしなきゃいけないのか。
 
昨年末からいろいろ考えることが多くなった。
こうしよう、ああしよう、今季は昨季よりもっとこうならきゃと。
日程表が発表されて行けそうな試合を数える。
正直、ガックリしてしまう日程でもあった。
これで何ができるんだろう。
今考えていることがどこまで効果を発揮できるだろうか。
行動しなきゃ。変に自重しているようでいながら何かサボってたんじゃないかと思う昨年から変えなきゃと。
 
だが、行動することも凄く大事だが、それと同じくらい自分の中で目指すべきこともあると思った。
もっとヴォルティス馬鹿にならなきゃ。 
起きてるとき、仕事しているとき、食べてるとき、寝る前、夢の中、全部でヴォルティスのことを考えているような人間に。
昨年忘れてはいけない出来事の相手はそういう人達で、自分達でもそんなことが目標とかどっかの本でも言ってた気がする。
私の昔の友人達にもそんな人達が確かにいた。
愛される○○馬鹿みたいな人達が。
そんな人達と共に過ごした、思い出なんて軽いもんじゃない、自分の肉であり骨であり...全てだった日々。
今はどうなんだろう。
大塚FC時代はとにかく一歩でもやれることをやろうと考えて行動していた。
ホームビデオ機持って、都田まで出かけてHONDA戦をスカウティングに行ったこと。
2時間持つバッテリーが1万円もしたが必要なので買ったこと。
ふがいない戦いぶりに横断幕を試合中に逆さまにしたこと...撤収したこともあった。
もっと力強い応援のフレーズや歌がないかと考えたら、最もシンプルで力強く、そして使われてないフレーズがあったことに気づいて、それを初めて使ったときの高揚感。
”トッ・クッ・シマ!トッ・クッ・シマ!”
92年だかの駒沢陸上での佐川東京戦でやった応援。今も使っている自分の吹流し旗、サンダーランドのチームソングを使った歌。
大塚FCのことを毎日考えてた。
どうしても優勝したかった。
Jリーグ昇格のためでなく(そんな話はその時点では全くなかった)ただリーグ優勝したいことだけ考えてた。
そのために何でもやろうとしてた日々。
そのときのような自分が今の自分に必要なんじゃないかと。
 
私は今の徳島の、ヴォルティスの風景は、あの人が夢見た風景ではないと思っています。
そうなっていないんじゃなくて、これからなんだと。
今年はもうそれを夢見ていていい時ではなく、現実にするときなのです。
そのためにもっとヴォルティス馬鹿にならないと。
そして、選手、監督、フロント、スポンサーさま、サポーター、みんなでヴォルティス馬鹿となって、同心を共有した状態で、あの人が思い描いた風景が、どういう風景となるのかを実際に見たいと思います。

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