怪物ロナウドが引退
ブラジルのコリンチャンスに所属する元ブラジル代表のFWロナウドが引退をするそうです。
今年で34歳。
スペインのバルセロナ、そしてイタリアのインテル、その後はレアル・マドリーに所属するなど欧州のトップクラブを渡り歩いて活躍してきた誰でも知っているような有名な選手。
日韓ワールドカップでは決勝戦での奇妙な髪形が印象に残ります。
私個人としてはやっぱりインテル時代の活躍や大怪我が印象に残っています。
インテルにとってもロナウドの加入はクラブに大きな影響を与えたと思います。
ロナウド加入の97-98年シーズンにいきなりUEFAカップを制覇。
93年以来、クラブが獲得した久々のタイトルでした。
しかし、当時のインテルは補強に湯水のように資金を使いながら、一向にチーム状態は安定せず、混乱と低迷の時代から抜け出せませんでした。
ロナウド自身も99年に右膝靭帯部分断裂の大怪我を負い、その後もケガに悩まされるインテルでの生活が続きました。
私的にはロナウド加入によりユニメーカーがUMBROからNIKEに変わったことがまずショックでしたね。
当時の私はUMBROマニアでしたから。
それからNIKEに変わった年にロベルト・バッジョが加入。
バッジョは背番号10をロナウドから貰い、ロナウドがサモラーノのつけていた9番をつけることに。
背番号を失ったサモラーノは有名な”1+8”をつけることになるのですが、当時は私はその事件がかなりショックで、ロナウドを本気に嫌いましたし、ロナウドとセットでインテルに来たような存在だったNIKEも本気で嫌っていました。
ロナウドにシンパシーを感じたのは01-02シーズンの最終戦。ラツイオに敗れスクデットを逃したまで掛かりました。
そういえばロナウドを初めて生で見たのは1993年。ブラジルのクルゼイロのメンバーとして来日。ヴェルディ川崎とジュビロ磐田とのプレマッチを行いました。
その時のスタジアムはどこだと思います?知っている人は?
答えは東京ドーム。そう、読売ジャイアンツのホームスタジアム。
あそこに特製の芝を張り巡らせて試合をしたのです。
その芝が緩いだの臭いだの悪評満点。当時の技術では仕方ないにせよ、ムリヤリ東京ドームで試合をさせるためにそんなことをしたのです。
そこで私はヴェルディ戦を見ました。
ヴェルディは控え選手ばかりで本気モードには程遠い陣容でした。
当時のヴェルディはアイドル軍団で女子サポーターが半分以上占めていたのも印象にありますね。
ロナウドの引退はサッカー界にとっても一つの時代の終わりを示しているといってもいいかもしれませんね。
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