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2011年3月16日 (水)

再び皆で集うときのために。

今日は久々に電車で出勤しました。
ある程度電車が通っていたので、意外とスムーズに会社に着きました。
火曜になっても出社できていなかった人も出社してきて、やっと全員の顔を確認できました。
 
今朝家の近くの駅に行くと、売店にエルゴラが置いてありました。
売店に近づくと、いつもの売店のおばさんが一言。
「やっとサッカーの新聞来ましたね。」と。ウンと無言でうなずく私。
おばさんは私がいつもここでエルゴラを買っていくので知っているのです。
表紙、グッときました。
でもそれ以上に末面のとうこくりえさんの漫画「蹴球風見鶏」には目頭が熱くなるものがありました。
Ca3f0932 無断掲載だとは思いますが載せさせてください。
まだ見てない人にはネタバレになっちゃいますが、今号を見れない人、特にベガルタサポーターの人も多いはずで、その人達が日常を取り戻したとき、この漫画を見てもらえたらと思い載せます。
 
その少し前にはインテルが2点差を跳ね返しバイエルンを下して欧州CLの8強に進みました。不屈の思いを感じました。勝利以上にそれが嬉しかった。ゼッテー負けられない。
長友選手も出場し、試合後に日の丸にメッセージを書いて、遠い日本にエールを送りました。
そして、その旗にも書かれていた”You’ll Never Walk Alone”。
その曲(しかもFC東京バージョン)がアリアンツ・アリーナに流れました。
7万人の人が歌っていました。
私は実はテレビでは試合を見ておらず、携帯のライブ速報(テキスト)でそのことを知りました。
その事実しか知りませんでしたが、そのとき歌声が聞こえるような気がしました。
全く縁のないような場所から大勢の人が日本に、東北に、エールを、歌を唄ってくれている。
 
帰りには本屋に寄って、サッカーマガジンを買いました。
節約、倹約が必要なときにサッカーにお金を使うことは、サッカーに興味のない人にはムダに見えるかもしれません。
でも、サッカーメディアだって私たちのサッカーの一部だと思うのです。
エルゴラにも書いてありましたが、紙の供給が滞れば、次号以降の発行にも影響が出るでしょう。
だから、クラブや選手やサポーター仲間を守るだけでなく、こうやって新聞や雑誌を買うことでサッカーファンとしてサッカーメディアも支えなきゃと思うのです。
みんなでみんなのサッカーを支えなきゃいけない。みんなで再び集うときのために。
 
今日、職場の先輩とこういうときのプロスポーツについて少し話をしました。
大阪でチャリティマッチから始めてはどうかとか意見を言われました。
私は選手がプレーする気持ちになれるかがカギでしょうと答えました。
今ここでチャリティにせよ、スポーツに限らず、何かイベントをやることはできるのか。
「こんなときに...」なんて言葉が出てきてしまいます。
でも家路の途中でも考えたのです。
もちろん気遣いは欠かせませんが、恐れずに何かに踏み出すことは意義があるのではないかと。
 
私は月曜日の朝、いえ、前日の日曜の夜には、自転車で真っ先に会社に向かうことを決意していました。
多分電車は動いていない、バスも。
誰も会社に来れないかもしれない。
でも行ける手段を持っているのなら、誰かが、自分が行かなきゃ何も始まらないと思っていました。
朝、会社からのメールで上司に出社可否を報告するように通知が来ました。
すぐに電話を入れて、今から自転車で向かいますと即答していました。
”大丈夫か?”と訊かれましたが、”でも誰かが行かないと始まりません。”と答えました。
何でそこまで口に出たのか自分でもよくわからないのですが、揺るぎない決意がそのときの自分にはありました。
何もできないかもしれないのに。ビルに入れない可能性だってあったのに。
でも、行くんだと決意していました。この状況に負けたくないという気持ちもありました。
汗だくになって着いた社屋。
別の上司に早速電話。
あとでその上司から「ビックリするような時間に電話が入った。」といわれました。
 
実は娘のバレエの発表会が今月末に予定されています。
今のところ、予定通り行われる方向で進んでいます。
「こんなときに」とか「たぶんできない」とか何日か前に家でも話題にしました。
ガソリンが不足している状況で車が必要な移動のリスクも大きいです。
でも、できるかできないかはともかく、やろうと努力することは大事だなと今思っています。
周囲への気遣いはとても大事で、それを重視しなくてはいけませんが、あっさりとあきらめてしまってもいけないだろうと思います。
でないと、この状況から抜け出す一歩がどんどん遅れていくからです。
進めるか進めないかはわかりませんが、恐れずに踏み出す、踏み出す努力を怠らない。
それが今も苦境にいる人達を迎え入れるための一歩になることになったら素晴らしいと思うのです。みんなで再び集うときのためにね。

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