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2011年3月 8日 (火)

『川の底からこんにちは』を観ました。

先週から借りていた映画のDVDを昨日やっと見終えました。
映画のタイトルは『川の底からこんにちは』。
 
まず率直な感想から言うと、スカッとする思い切りのいい爽快感を感じる映画でした。
観る前に想像していた通りの部分もあれば、想像とは違う部分もありました。
満点という映画ではないですが、変に美化されてないヒロインの姿勢から元気をもらえる映画でありました。
 
映画のあらすじは、東京に出てきて5年、5人目の彼氏と付き合っていて、五つ目の職場に務めている何事も「しょうがない」とか「どうせ自分は中の下ですから」で済ましている無気力な派遣OLの佐和子(満島ひかり)。
そんな佐和子の元に実家の父親が大病で倒れたとの知らせが叔父から届く。
戻ってきて実家のしじみ工場を継げと言われるが、佐和子は乗り気でない。
だが、佐和子の5人目の彼氏で、5つ目の職場の上司だった(クビになった)健一が田舎でエコライフをしたいと乗り気になってしまいバツイチの健一の連れ子の幼女と3人で帰ることになる。
しじみ工場は業績が右肩下がりでがけっぷちな上に、おばさん工員たちはくせものばかりで、佐和子を見下している。
実は佐和子は5年前、同じ高校に通っていた男と駆け落ちして故郷を捨てていたのだ。
しかも工場には佐和子の同級生で駆け落ちした男と付き合っていた友美も勤めていて、健一に駆け落ちのことをばらされてしまう。
やがて佐和子への腹いせを考える友美に誘惑されて、健一は、佐和子も幼い自分の娘も捨てて、友美と一緒に東京に戻ってしまう。
八方ふさがりな状況の佐和子だったが「所詮自分は中の下なんだから頑張るしかない!」と今まで妥協ばかりの人生だった自分に対し一念発起。
工場でおばさんたち相手に開き直って自分を爆発させ、そして工場の建て直しに着手する。
 
そんな感じで、ここから映画は飾りッ気のない猛烈な元気が溢れていくのです。
 
ずっと自主制作映画を作ってきて、この映画が初めての商業映画という石井監督は普段はダメな人達が一生懸命になる姿を描きたかったとインタビューで言っています。
確かにこの映画で出てくる人物はみんなダメな部分を持った人達。この映画では”中の下”というキーワードがあるのですが、そんな人達が一生懸命になっていく姿が熱く描かれています。
脚本はちょっと雑な感じもしますが、パワー溢れる映画です。
 
テレビなどでも名前が知られているような有名な俳優さんは出てきませんが(少なくとも私は主役の満島ひかり以外知らない)、味のあるいい演技をみなさんしています。
こういう映画が好きな人は結構いると思います。
テレビ局とタイアップしてて、巨額の予算(製作、宣伝)を投じてて、主役も人気俳優で、って映画の対極にある映画。
ただ、そういう見方も取っ払ってもらいたいとも思う映画でもありました。
 
公式サイトはこちら。クリックする場合はパソコンの音量を絞ってからにしてください。いきなり音楽(作中歌の社歌)が流れます。
『川の底からこんにちは』公式サイト

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