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2011年12月19日 (月)

バルサとレイソルに見る育成組織の重要性

昨日は殆ど一日家にいました。
奥さんは一日仕事。娘は私と一緒に一日家でつまんなかったと思います。
まあ、こういう休日もあります。
とはいえ、入院していた妹が思っていたよりずっと早く退院したこともあり、この週末は嬉しいこともありました。
 
CWC最終日の2試合をじっくり見ました。
3位決定戦は予想していた展開とは違って、レイソルがポゼッションする展開になりました。
時折、ケイタの豪快なシュートが菅野を襲ったりしていましたが、ほぼレイソルがいつもやっているように組み立てていたと思います。
ただ、決定力がなかった。
やはりレアンドロの存在は大きかったと思います。
でも、今季よく見てきましたが、レイソルは言われるほどレアンドロに依存したチームではありません。
フランサに依存し過ぎるチームだったのをあえてフランサを戦力外にすることで、他の選手達の自立を促し、J2で組織力を向上させJ1で実にさせたチームというのが実際の姿です。
レアンドロはその過程でチームにフィットし、チームもレアンドロに活かしてもらえるレベルに向上しただけです。
ただ、今日に限ればまだまだのチームであることが露呈したに過ぎません。
去年J2だったチームがJ1で優勝するだけでも奇跡的なのに、すぐに世界レベルになるはずもない。
いつもどおりの自分たちのスタイルで挑んで、その限界で勝てなかったわけで、その点ではレイソルは恥ずべき敗戦ではないと思います。
 
その点では自分たちのスタイルを哲学レベルまで昇華させ、勝利に結びつけるバルセロナは敬服するしかありません。
個だけをとれば、他のクラブでも同じレベルの個を揃えているクラブはあるでしょう。
でもバルセロナは他のクラブが絶対持っていないものを持っている。
金で作った強さではない。
下部組織、クラブ、それを支えるソシオ、どれにも色濃く流れているバルセロナの血のようなものが強さの基盤なんだろう。
時間は掛かったが、今それが揺るぎないレベルの壁を越えようとしてるんじゃないかな。
だから仮に敗れることがあっても、本当はバルセロナの方が強いと誰にも思わせることができる。
だからバルセロナのサッカーについて筋の通る批判をするのは至難の業で、とても私なんかにゃできないことなのです。
 
バルサの強さの理由の一つは下部組織です。
メッシを始め、優秀な才能が多く育っている。
ただ技術を教えるだけじゃなく、バルセロナの何たるかも教え込まれる。
オークランドシティーにもバルセロナBにいた選手もいたし、そういう意味じゃバルセロナの大会らしかったかなと思います。
レイソルも実は優秀な育成組織を持っている。
もちろんバルセロナとは比較できるほどではないが、実はJリーグではレイソルの下部組織出身の選手がレイソル以外でもかなりの数プレーしている。
ヴォルティスにいる輪湖もそうだ。
2009年にJ2に降格したレイソルだが、あの年は下部組織から8人くらい昇格させた年で、そのせいで即戦力の補強が不十分だったから降格したとも、実は私は思っている。
だが、その年に加わった若手は今季優勝する上で欠かせない存在となった。工藤、茨田、酒井がそうだ。
他にも今は他のクラブでプレーしているが、柏の育成組織育ちの選手はかなりいる。Jリーグでも最多に近いのではないか。
あの年はトップチームの試合以上に彼ら若手が出場するサテライトの試合の方が見ていて面白かったくらいだ。
そんな育成組織出身の選手達が開花すれば、J1でも成功することは以前から想像はついていた(昇格即優勝までは想像してなかったが)。
そこんとこはバルセロナの強さと、今季の柏レイソルの強さは共通しているように思う。
実はレイソルにとってもっとも重要な人材はネルシーニョ監督でも、レアンドロでも、北嶋でも、小見統括ダイレクターでもなく、去年まで育成組織で各世代の監督、そしてアカデミーダイレクターを務め、今季は強化本部長を務めた吉田達磨氏だと私は思っている。
彼がいたからこそ、今季レイソルは優勝したのだと思っている。
それくらい成果をあげる育成組織造りは重要で、そしてその成功は価値が高い。
 
ヴォルティスはまだ育成組織が成果を出すまでには至っていない。
育成は時間が掛かるのが常識(上記レイソルも15年以上も掛かった)だが、徳島出身の若手を育成していくことが長い目で見て堅い強さを身に付ける道なのだと思う。
今はまだまだ徳島で自分のサッカーを磨こうとする10代、またはそれ以前の世代を増やしている段階だと思うが、それに間違いはないので、地道だが育成を続けて欲しいし、ヴォルティスユースで学んだ選手達はどこででもいいので出来る限り長くサッカーを続けて、徳島の土地でサッカーを楽しむことを表現し、伝えていって欲しいと思うのです。
それが徳島のサッカーを強くすることになると思うのです。

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