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2012年1月14日 (土)

アルテ高崎のJFL退会に思うこと。

昨日、JFLのアルテ高崎が2011年度限りでJFLを退会することが決まったとのニュースを知った。
現在の運営会社の資金難により移管先を探っていたが、移管先との交渉が不成立になったためとのことだった。
 
FCホリコシ時代には大塚FCも対戦したことがあり、そのときは敷島の球技場で試合をしたような記憶がある。
当時はJリーグ昇格を目標に掲げていたはずである。
結構人は入っていたような気がする。
天皇杯サッカーでもJ1柏に勝ったこともあったが、財政難は以前から聞くことがあって、3、4年くらい前から公式サイトからもJリーグという文字が消えていた。
そのころから相当苦しかったはずで、成績が伴わないのも不思議と思わなかったし、遅かれ早かれこうなるだろうと感じてもいた。
地域リーグ降格の成績を迎えることなく終わったことの方が驚きを感じているくらいだ。
だから、今この時期に退会となるのは残念な気がする。
関係者は退会を決断するリミットを完全に通り越していることはわかっていて、移管以外ありえないと思いながら頑張ったんだろうと思う。
 
財政基盤の弱かったり、観客数が少ないプロスポーツ団体が破綻してしまうケースはサッカーに限らず多い。
むしろ安泰な方が少ないだろう。
プロ野球は親会社の補填で救われている状況だし、Jリーグの一部クラブのように大企業が親会社のクラブであっても、補強予算などで緊縮を迫られることも多い。
だが、それをスポンサーがつかないからだとか、地元の熱が育たないせいだとかで結論づけたくない。
 
そりゃメディアに取り上げられることの多い上位のクラブにスポンサーが集中していくのは仕方ない部分はある。
そこに投資のチャンスがあるからだ。
ゆえにみんな上位に行くことを目指す。生き残るためと言ってもいい。
それも競争原理だ。これは不可欠だ。
サッカー界の競争原理以上に、企業間での競争原理とそれにかける執念ってのは企業のトップに近づくほど強くなる。強くないと勤まらない。
その気持ちが今の日本を牽引しているのも事実だ。
これはそういう環境に身を置いてみて20年くらい経って私が実感している事実だ。
そういう環境に身を置いていない人間が、それが社会の癌だみたいに言うことをたまに聞くが、それは甘っちょろいとしか思えない。
競争原理の中で動くお金が、次のお金を生み出し、それで人が生活できていき、それの繰り返しで生活が向上していくのだ。
上記のような人もその流れで生み出された恩恵を遠からず受けているのだ。
それはまぎれもない事実だ。
慈悲もないような言い方だが、アルテはその流れの中で生き残れなかったのだ。
 
ただ、だから生き残るために上を目指さないといけないというだけではこれもダメで、上位層だけに渦が収束されていくのではなく、どう中位層、下位層に渦の輪を広げていくかの方策も早急に作らないといけないだろう。
でないとピラミッドの土台が小さく、細くなり、いづれ上位にも深刻な影響を与えるからだ。
これも企業活動と同じだ。
クラブ側だけが努力して、企業に支援を頼んで回るだけでなく、企業が投資したいと感じるチャンスをもっと目立たせる責務が、競技の統括団体だけでなく、自治体やメディアにもあると思う。
もちろん、我々のような個人のファンにも。
私は千葉ジェッツにそういう面で期待もしている。成績以上にそういう面を成果を期待している。
そういうケースの成功例をつくらないと、スポーツの先は暗くなっていくだけかもしれない。

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