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2012年2月11日 (土)

俺の好きなヴァン・ヘイレンが戻ってきた。

私が洋楽のロックに嵌り出したのは小学5年生のときでした。
テレビでたまたま見たチープ・トリックというアメリカのロックバンドのビデオがきっかけでした。
初めて自分の小遣いでレコードを買ったのもチープ・トリックでした。
チープ・トリックはハードロック的なテイストも持っていましたが、いわゆるハードロックバンドではありませんでした。
あるとき読んでいた雑誌でチープ・トリックのギタリスト、リック・ニールセンがあるバンドの音楽について短いコメントをしていました。
そのバンドがヴァン・ヘイレンでした。
 
「ヴァン・ヘイレンってどんなバンドだ?」
そんな素朴な疑問がスタート地点でした。中学2年生だったかな。
地元の街のレコード店に行ったら、3種類のアルバムが売られていました。
そんな中からチョイスしたのは「WOMEN AND CHILDREN FIRST」(1980年発売)。
選んだ理由はメンバーの顔写真がジャケットに一番大きく印刷されてあったから。
まずメンバーの顔を覚えたかったのです。
すぐに家に帰って自分のレコードプレーヤーに掛けました。
40代以上の方は記憶があると思いますが、7インチサイズのターンテーブルで本体にスピーカーまで付いている持ち運びのできる赤と白のプラスチックボディのレコードプレーヤーでした。
LPだから当然ターンテーブルに乗り切らないわけです。
音だって悪い。音が出るだけで御の字の子供用レコードプレーヤーでした。
それでヴァン・ヘイレンを聴いたのです。
分厚くて、うねっていて、そして突然聞いたこともない高速で超絶テクなギターサウンドが耳に飛び込んできて...一瞬で夢中になってしまいました。
B面の一曲目の「Tora!Tora!」でした。
間違えてB面から掛けてしまったのでした。
でもそれが私の中で奇跡を起こしてしまいました。エドワード・ヴァン・ヘイレン初体験の瞬間でした。
 
それ以来、ヴァン・ヘイレンが私の中で最強のバンドになりました。
過去のアルバムも買い揃えました。1stアルバムは本当に衝撃的でした。
そして、ヴォーカリストのデヴィッド・リー・ロスは当時の私にとってアイドルであり、ヒーローでした。
ちょっとすれば下品でしかないようなステージ衣装と言動。
でも、何ものにも縛られてないように見えて、私にとって”自由”の象徴に見えてました。
学校では典型的なイケてない中学生でしかなかった私にとって、デイヴはとてもまぶしかった。
学校でヴァン・ヘイレンを知っている同級生はほんの一握りで、知っていることがちょっとした優越感でもありました。
 
高校に入ると、洋楽を聴いているクラスメイトは増えました。
あいかわらずヴァン・ヘイレンがベストバンドでしたが、いろいろな音楽も聴き始めてました。
ヴァン・ヘイレンは1984年に大ヒットアルバムとなる作品をリリースしました。
「1984」です。その中からシングルカットされたのが有名な「Jump」でした。
その曲で全米1位を獲得。
これで日本でも一気に人気が沸騰。
もはやクラスメイトでヴァン・ヘイレンを知らない人はいなくなってました。
MTV全盛の時代に、面白おかしいビデオクリックを何本も作成しました。
 
でも、その後デイヴとエディの確執が起きて、デイヴはバンドを脱退。
そして私の中でもヴァン・ヘイレンはマイベストバンドの位置から落ちていきました。
 
そして2007年。
互いにいろんな栄枯盛衰を経た末にデイヴがバンドに復帰。
しかしエディの体調不良もあって、大規模な活動はできない状態が長く続きます。
そして2010年。
デイヴを加えたラインナップでニューアルバムの作成に着手。
そして2月8日に日本でもそのニューアルバムが発売されました。
「A DIFFERENT KIND OF TRUTH」
私は懐かしさ半分ではありましたが、聴いてみたい欲を抑えられず買って来ました。
 
ニューアルバムのサウンドは年齢を全く感じさせない、いい意味で大きく期待を裏切った素晴らしいサウンドです。
これという決定的に飛び抜けたクオリティの楽曲はありませんが、どの曲もタイプは違いますがパワフルなエナジーに溢れた、いい曲が揃っていました。
いわゆる捨て曲は一曲もありませんでした。少なくとも私はそう感じました。
表現が難しいですが、ブルージーで、ハードドライヴな、大人の男っぽい臭いが強くするロックンロールアルバム。
そんな感じ。
でも、サウンドが凄く若い。
夢中になってたころのヴァン・ヘイレンと同じエナジーを感じました。
それが一番感動的でした。
デイヴはもう57歳になっています。
若い頃は金髪の長髪で、挑戦的な視線で、ギャランドゥな胸元を全開にして男臭さを思いっきりアピールしていたデイヴ。
でも今は短く刈った髪で、少々生え際も後退してて、私のほうが髪の毛が多い。
これ以上下がったら出ちゃうだろというくらいのローライズのピチっとしたパンツはいて腰振って歌ってたのも、今じゃサロペット着てステージ立ったりもしてる。
ギターを弾きまくる姿がスマートでかっこよかったエディも57歳でさすがに太った。二重顎にもなってる。
でも、音は昔のままだ。
ギターも相変わらずだ。もちろんスタジオアルバムだからライブも同じとはいかないかもしれないが。
でもこれが俺の好きだったヴァン・ヘイレンだと実感させてくれる、オススメできるいいアルバムです。
新鮮で、いいパワーをもらいました。やっぱり俺のヴァン・ヘイレンだった。

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