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2012年8月14日 (火)

ダービーへのリスペクト

前節の大分戦の試合中に飛行機が出発するため、スコアを知らないままに一週間を過ごした。
もっとも、開始一分で先制を許し、青山も19分に退場になって、非常に厳しい状況だったので残念な結果になっている可能性が高いなとは思っていた。
戻ってきて知った事実はその悲観的な見込みを上回っていた。
だが、今さらどうなることでもない。
絶対に勝たなきゃいけない試合からまた出直すしかない。
そして、そんなダービーを制することができた。
シーズンダブルも達成したし、これ以上に嬉しいことはない。
 
この季節、日本でスポーツの試合を外でやるというのは非常に酷だなと、南方から帰ってきてよくわかった。
客観的にみて、日本の夏の湿度は異常だ。
J1でも上位が下位に負けるという現象も起きている。
湿度だけのせいではないが、この季節は選手達にとっては厳しい。
そして、四国ダービーも対戦相手、サポーターの期待、そして湿度との厳しい戦いだったと思う。
 
しかし、互いに勝つしかないという気迫はヴォルティスも愛媛FCも選手全員が持っていたと感じている。
それはこのダービーに対するリスペクトがあるからだ。
 
互いに守備的に入ったが、勝つためにスキを狙っている空気は両方から出ていたから緊張感のある時間帯が続いていた。
そんな僅かなスキを衛藤と津田が突いた。
こういう僅かなスキをモノにできる選手は正直ヴォルティス側にしかいなかったと思う。
残念な判定から同点にはされてしまったが、早い時間帯にセットプレーから橋内の一撃で再度突き放す。
前半にも惜しいカタチになっていたパターンで今回は決めることができた。
橋内はそれ以上に守備でギリギリの場面を何度か食い止めてくれていた。
このダービーはまさに橋内デーだった。
 
前節の残念な結果、内容と受けても、ガツガツいくわけでもなくきちんとプランに沿って戦い勝利をモノにできたことは大きかった。
前節を受けての今節がダービーで勝利しかサポーターへの償いがないからだと選手全員がわかっていたからだ。
そこがこのダービーの素晴らしいところだ。
 
実はこの週末、もう一つの注目のダービーが大阪であった。
J1のガンバ大阪対セレッソ大阪だ。
その試合は2-2でドロー。
ヴォルティスにいた佐藤が2点リードされた状況から2ゴールと、またも大仕事をしてくれた。
そんな試合をセレッソ大阪のプレーヤーでセリエAのローマから移籍してきたシンプリシオがこうコメントしている。
「大阪ダービーは素晴らしい。何より、両方のサポーターから相手に対するリスペクトが感じられた。そこがイタリアと違う。世界中が見習うべき部分だと思う。」(8月13、14日版エルゴラッソより)
シンプリシオのいうイタリア(のダービー)とはローマダービー(ASローマ対ラツィオ)のことを指していると思う。
ローマダービーと言えば、欧州サッカー界でも屈指の激しいダービーで有名だ。
互いのサポーターが試合前、試合中、試合後問わずトラブルを起こすことも少なくない。
それは互いへのリスペクトがないからだとシンプリオは思っているのだ。
大阪の2チームのサポーターがシンプリオが感じている通りのリスペクトを互いに対して持っているかはわからないが、少なくともトラブルがなく、純粋に試合の結果、さらには内容で優劣を決めたいと思っていることは、大阪ダービーでも四国ダービーでも、どこのダービーでも持っているはずで、シンプリシオのコメントは日本のサッカーのよいところを言ってくれていると思ってもいいだろう。
イタリアのそれよりも素晴らしいと言ってくれたこと。
つまりイタリアなど見習う必要ないのだ。
イタリアのサポーターのスタイルなど要らない。
我々は素晴らしいのだと。
オリンピックでなでしこジャパンや関塚ジャパンへのいろいろな応援も含め、日本のサッカー文化は素晴らしいと思っていいのだ。
 
20回目を迎えた四国ダービー。
この日の勝利を持って対戦成績はヴォルティスの9勝7敗4分となった。
四国ダービーだって、大阪ダービーには負けていない。
サポーターに気持ちが籠もっていることは画面を通じてハッキリ伝わってきた。
それに応える選手。
フラッグを渡した瞬間の笑顔。
愛媛に勝ったからの嬉しいこと以上に、選手がフラッグを渡してくれる瞬間の素晴らしさがある。
まだまだこの戦いを、素晴らしいダービーを、喜びと屈辱を互いに積み重ねて続けていこう。
 
リーグ戦の状況はいまだ厳しい。
でもあきらめずに戦おう。
  
最後に言うが、PKを取られた場面はビデオをつけてリーグに抗議すべきだ。
ゴールは取り消されないにしても濱田のイエローは取り消し、前野にイエローを与えなおすべきだ。
そうでないと、この素晴らしいダービーの価値が下がってしまう。

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