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2012年9月 9日 (日)

90分間の至福

Ca3f0430 本日は第92回天皇杯全日本サッカー選手権の2回戦の1日目でした。
私は、日立柏サッカー場へ行って、柏レイソル対千葉県代表の試合を観てきました。
千葉県代表は柏レイソルU-18。つまり柏レイソルのユースです。
そう、この試合は柏レイソル同士の対決だったのです。
 
実は、去年も実現の可能性があったのですが、柏レイソルU-18は初戦を突破できず兄弟対決を実現できずにいました。
その悔しさをバネに、今年は去年敗れた栃木県代表(去年とは違うチーム)を破っての念願の兄弟対決を勝ち取ったのでした。
日本のユース年代でも近年人材(日本代表の酒井宏樹など)も結果(日本クラブユース(U-18)サッカー選手権 優勝)も出している柏レイソルU-18。
評価の高いポゼッションサッカーがトップチームにも通用するレベルであることは、レイソルサポーターはみんなわかっています。
 
ここのところJ1リーグ戦では不調が続いていて、順位を8位まで後退させているトップチーム(柏レイソル)にとっても、この試合ば結果と共に貫禄と内容も示さなくてはいけない一戦。
最近の調子がどうこうなんていってられない大事な一戦です。
 
しかし、同じクラブの兄弟対決が公式戦で実現するなんてなかなか実現するもんではありません。
それをこの眼でみることができることは、サポーターにとっては愛するチーム(クラブ)の育成組織の成果であり、育成に成功したクラブにだけ実現できる至福の夢でもあります。
これを楽しまずして、そのクラブのサポーターをいえましょうや。
 
Ca3f0434 13時、その至福の時間は始まりました。
試合は当然のことながらフィジカルと技術で優るトップチームが支配して進みます。
そしてネット・バイアーノを経由してレアンドロ・ドミンゲスが見事なゴールを奪います。
しかし、U-18も次第にペースを掴んで、得意のポゼッションサッカーで兄のゴールに迫っていきます。
ロングパスから右サイドの裏を突いてGK菅野と1対1の決定的場面を作ったりします。
よく動くU-18の選手達をトップの選手達が上手く捉えきれていませんでした。
最大の見せ場は前半30分、ユース出身近藤のパスミスから作ったカウンターでファウルを貰い、いい位置でのフリーキックを得ました。
中谷くんが蹴ったフリーキックはバーに当てる惜しい一発。
その他にも速いパス交換から惜しいシュートを放ちました。
 
同点かというシーンを何度も作ったU-18でしたが、前半終了際にまたもレアンドロが決めて2点差。
そして後半立ち上がりにも澤に決められ3-0に。
勝敗は決してしまったようでした。
 
それでも果敢にトップチームに挑むU-18。
暑さでスタミナが切れて足が止まってきてもそれでも自分たちのポゼッションサッカーで挑んでみました。
そんな姿勢は次第にスタンドのサポーターをも動かし始め、終盤にはトップチームではなくU-18を応援するようになっていきました。
どちらも味方で、片や苦楽を共にしてきて王座を掴み、今も共に戦っている仲間たち。
片や未来を担う頼もしい若い選手たち。
こんな歴史ある舞台でクラブの過去、現在、未来を体感できる。
そしてそれは成功したクラブにだけ廻ってくる至福。
 
後半のロスタイムが表示されたとき、少し残念な気持ちになった人は私以外にもいたでしょう。
「もう終わっちゃうのか。」と。
Ca3f0439 至福に満ちた90分間。
試合後、共にスタジアムを一周してサポーターに挨拶する双方の選手達。
あらためて、このクラブが自分の身近にあって、そして出会えて、そして今の観ていられることをこれ以上ないくらい幸せに感じました。
20年間、このクラブを観てきて、間違いなく最高の試合の一つです。
双方の選手たちにありがとうと言いたいです。

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