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2012年9月 2日 (日)

ただ結末だけが恨めしい。

2012 J2 第32節 徳島 2-2 山形
得点:(徳島)21,津田、32,衛藤
    (山形)75,廣瀬、85,ブランキーニョ(PK)
 
非常に観ていてスリリングで面白い試合だった。
特に前半は理想的なドラマだったと思う。
それこそ、スンフンが体調不良で欠場し、長谷川が今季初先発となったことを知ってかなり不安を覚えたプロローグの部分から含めても素晴らしいドラマになっていたと思う。
那須川からのクロスは津田にピタリと合ったし、津田もかなり難しいヘッドをゴールにぶち込んでくれた。
衛藤も自身が出したパスのリターンを非常に上手い受け方で貰い、シュート直前のモーションで相手を翻弄して奪った追加点。
ただ2点取っただけじゃない。
それこそ際どいシュートを何度も打たれ、かなりヒヤヒヤもさせられた。
だが、緊急出場に近い長谷川は緊張を感じさせないような冷静なセービングをした。
林陵平に合わせられたヘディングシュートも虚を疲れることなく正面でキャッチした。
冷静に耐え抜いて2点差で折り返した。
 
ハーフタイム、山形の奥野監督は「泣き言はいらない。かならず追いついて逆転できる。」と言って選手を送り出した。
そして後半、長谷川がショーの主役になる。
 
長谷川は何度もシュートを弾いた。
クロスに飛び出してパンチングした。
山形は何故コイツが立ち塞がるのだろうと思ったかもしれない。
このまま逃げ切れたなら、彼は間違いなくヒーローになれていたはずだ。
 
私はこんな思い出がある。10年以上前のことだ。
昔、フットサルのある大会にでたことがある。
関東でヴォルティスを応援する仲間と結成したフットサルチームで出場した。私のポジションはGK。
ビギナークラスの大会には何度も出ていた。
今回もそうだと思っていた大会だった。
だが、チームリーダーがエントリーしたこの大会は非常にレベルの高いチームが集う大会だった。
初戦の相手は当時のフットサル日本代表を輩出するようなクラブのメンバーが組んだチームだった。
我々が相手になるようなチームじゃなかった。
打たれたこともない距離からミサイルみたいなシュートが何本も飛んできた。
だが、シュートが惜しくも反れたり、運よく正面に来たり、足に当たったりしてスコアレスで折り返してしまったのだ。
開始1分も経たないうちに相手がとんでもない相手だと気づいた私だったが、その信じられない前半のスコアは私を強烈な興奮状態にした。
後半もやってやるぜ!守りきってヤルヨ!と超ハイな状態で何より自分に向かって叫んでいた。
自分がヒーローになってみせると思って後半に挑んだ。
ヒーローになれると信じきっていた。
 
あのまま逃げ切れていたなら、どれだけ素晴らしかっただろう。
3点目が取れなかったから引き分けたなんて思いたくない。
取れていたら長谷川の頑張りにここまで感動できなかっただろう。
2点差だったから、それが1点差になったから、感動の結末が想像できた。
素晴らしい試合になるはずだった。
 
ジョンミンは責められない。
それこそ退場になる直前までは気合の入ったプレーをしていた。
退場になったハンドも、レッドは免れないだろうが、責められるべき行為でもなかった気もするしね。
判定に不満もない。あの場面でハンドならしかたない。ジョンミンも実感はあったんだろう。
 
山形に攻められ続けてことも力関係を考えればそう想定外でもない。
だからこそ、あんな面白い試合展開になった。
 
追いつかれるまではね。
 
 
くやしいというか、むなしいというか。
2-2でドロー。誰も納得できない結末なんて、この試合に相応しくなかった。
長谷川をヒーローにしたかった。
残念でならない。
ああ、無常。
 
これもサッカーなんだろうか。
 
 
 
私のフットサルの試合はどうなったか。
後半、ヒールシュートという一番弱いシュートで失点してしまい、その後はチーム全員の緊張感が切れてしまい、後半だけで6失点した。
今でも思い出す苦い思い出の試合だ。
 
長谷川をヒーローにしたかったなあ。
残念。
この結末だけが残念でならない。素晴らしい試合だったのに。

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