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2012年10月30日 (火)

スタジアム学園祭と、スタジアムウェディング

日曜はバスケで遠征に行っちゃったんで、ヴェルディ戦は録画で見ました。
めでたく勝った試合だし、生で見てないし、もう2日経ってるんで内容うんぬんはどうでもいいでしょ。
だから、今回はこの試合で催された企画について。
 
この試合は、「2012スタジアム学園祭」というイベントをやりました。
2010年に第1回目を開催したこのイベントは徳島県内の高校生と大学生が徳島ヴォルティスのホームゲームをプロデュースするという企画で、今年は2つの高校と4つの大学が参加してくれました。
縁日や、お菓子、ゲーム、フォーミュラーカーの展示とかいろいろな企画を考えて、イベントを盛り上げてくれました。
こういうふうに学生さんに参画してもらうってのはすごくいいことだよね。
やっぱり何かを自分たちで作り出すって「ものづくり」っていうか、何をするにも基本だと思うし、そこにシンプルに喜びが発生すると思う。
ヴォルティスのスタジアムのカラーはこういうものですという強いメッセージにもなる。
3回目を迎え伝統になってくる一歩手前まではやってきたと思います。
ここからは毎年何か目玉を考えていかないとならないステージになると思うけど、是非とも真の伝統に育てあげて欲しいなと思います。
 
今回の目玉の一つはスタジアムウェディングという企画(徳島県立小松島西高等学校による企画)で、試合前のピッチ内で人前式スタイルの結婚式を行うというもの。
今回の企画に参加したカップルは徳島ヴォルティスのサポーターで今年の7月に結婚された2人。
(旦那さんのブログはこちら)
実はツイッターでフォローしてくださってる方なんですが、実際にお会いしたことはない方なんです。
サッカーのサポーターでは、結構スタジアムで結婚式挙げたいとかいう人いますね。
今回みたいにドレスやタキシードまで着てってのはそんなにないけど、確かベガルタ仙台のホームゲームではスタジアムウェディングやってたのを昔見たことがあります。
これで試合にも勝てると、そりゃあ最高ですよね。
お二人、末永くお幸せに。
 
サポーターやってると、試合で土日がシーズン中埋まってしまうので、どうしても結婚式はホームゲームの前日とか翌日、それかシーズンオフになっちゃう。
出席者もサポーターが多いから、試合の日に被せないってのが不文律。
かくいう私もホームゲームの翌日に結婚式を挙げました。(2002年9月22日)
場所はここでした
前日の試合もめでたく勝利(ずっとチームの調子が悪かったのだがこの試合は1-0で勝利)したので、参列してくれた仲間も気持ちよく来て貰えました。
奥さんの教え子たちも大勢来て、かなり賑やかな披露宴になりました。
 
実は当時ここでしかできないスタイルの式で、目玉になるショーがあって、そこに友達の中でもこういうときに本領を発揮するはずの友人がいて、彼をショーに参加させたんです。
世界的スーパースターの出てくるショーに役者として。
ところが、私と仲間の期待を裏切って彼は(我々から見て)おとなしく何もせずに終らせてしまいました。(他の人にはウケてたんですが)
何かやらかしたら自分が土下座してホテルに誤るくらいの覚悟で投入したエースがまさかの(私たちから見ての)絶不調。
それも今となってはいい思い出です。

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2012年10月28日 (日)

千葉ジェッツ5連敗。苦しいときだからみんなで乗り切ろう。

館山へは家族旅行で何度も行っている。
花摘み、イチゴ狩り、海産物、SL...昔、記事にしたことがあるエピソードです。
そんな館山に試合の応援で来ることになるなんて、ちょっと信じられない気もします。
とはいえ、館山で試合を開催することになったのはいろいろな事情もあるようでした。
でも試合がある以上、行けるなら行くというスタンスは変わりません。
それにワクワクするじゃないですか。初めて行く場所なんて。
 
館山には千葉駅までは電車。そこから先は高速バスを利用しました。
バスは1時間半くらいで館山駅に到着しました。
そこから試合会場の県営館山運動公園行きバスが来るまで1時間ほど待ちました。
駅周辺だとか、地元新聞などをチェックしましたが千葉ジェッツの”ち”も見つからず少し不安になります。
駅からバスでは15分くらい。
ようやく、試合会場の館山運動公園の体育館に着きました。
 
対戦相手は信州ブレイブウォリアーズ。
昨日は序盤からリード許す苦しい展開で敗れ4連敗。
今日こそは連敗を脱出したいです。
ていうか、そのために来ているのですから。
 
久々にお会いした千葉ジェッツの島田社長からはとても有難いお言葉を頂きました。
ちょっとしたアドバイスをしただけと思っていたのですが、知らないところでちょこっとだけ大きな話になっていたようです。
後述しますが、何かのお役に立てるというのはすごく嬉しいですし、やった甲斐があったなと思います。
 
連敗を止めるために乗り込んだこの試合、開幕戦と同様スタンディングエリアに陣を構えました。
そして前回と同様に特製のボードも持込み。
そこに書いてあるメッセージは今みたいな状況でこそ活きるものですから。
 
試合は序盤からジェッツが猛スタートダッシュ。
信州への激しいプレスが炸裂してポイントを許さない。
そして攻撃では♯0佐藤、#1一色を中心に攻め立てた。
1Q残り1分45秒時点で20対7。
そこから反撃を許すも、24対11で終えた。
最高の形で1Qを終えたが、2Qから次第に流れが信州へと傾く。
一進一退となる2Q。
だが、信州が確実にポイントを稼ぎ始めたため、「流れが悪い。」ように見えてきていた。
後半になると、誰の目にも明らかなように信州に勢いが傾き、猛反撃を許す。
3Qこそかろうじてリードは保つが、4Qに最初のプレーで同点を許し、その後逆転されるとリードは次第に広がっていく。
 
見ていて気づいたのは、疲労の濃さが選手達に目立ったことだ。
4Qはもはや勝負にすらなっていなかった。
プレーの精度、ショットの精度が著しく低下してカウンターから次々と重ねる失点。
71-85。残念ながら5連敗となった。
 
敗因は後半になって信州の勢い止められなかったことだが、それは目に見えて選手達が疲労を濃くしていったからである。
#35チャンドラーが開幕戦で負傷し、#31石田も戦列復帰が遅れており、残り9人でも稼働率は7人に集中しており、実質7人で最近は闘っているような状況だった。
そんな状況では、選手達の疲労が溜まるのは明らかで、またそのせいもあって大怪我ではないが怪我によりプレー精度が下がっている選手も増えていた。
これでは今日のような展開になるのは仕方ない。
4Qではスタンディングエリアでも選手達への不満が声になって出たが、それも仕方ない出来だった。
だが、今日に限っては4Qは選手が限界を超えてしまっていて、戦えるコンディションじゃなかった。
#35チャンドラーと、#31石田の戦列復帰は11月になる。
そこまでは今いるメンバーで戦うしかないが、まずはコンディションを整えることが最優先だと思う。
 
今日のスタンディングエリアは、1Qから地元中学生が大勢加わってくれてすごく熱い応援を展開できていた。
30人以上は助けてくれたと思う。
そんな彼らに報いる勝利を望んだが残念な結果に終った。
さすがに5連敗はキツイ。
試合中、笑顔で選手や我々を盛り立てたSTARJETSも敗戦が決まったときはさすがに表情が曇っていた。
しかし、ここで下を向いてもしょうがない。
それに中学生たちが大勢加勢してくれたことは、普段のホームゲームをどう盛り上げられるかについての大きなヒントが隠れていたように思う。
何故彼らは応援に参加しようと思ったのか?
何がきっかけで試合中ずっと立って声を出すことを選択してくれたのか?
彼らは他のお客さんとどこが違ったのか?
彼らはどういう要素を持ったお客様だったのか?
そこにこれからどうやってホームゲームを効率的に盛り上げていけばいいのかのヒントがあると感じた。
 
これだけ苦しい状況が続くと選手もとても苦しいだろうが、STARJETSも苦しいだろうし、BEATBOOSTERSも苦しいと思う。
彼らは我々に勝利を、そしてハッピーな時間をプレゼントしたいと思っているだろうからだ。
だが、今みたいに苦しい時期なら我々も彼らをバックアップするくらいの気持ちをもつべきだと思う。
スタンディングエリアで今季戦うことを選択したなら、同じエリアに彼らもいるのだから、我々ブースターも、そこはもう一蓮托生と言ってもいい。
それくらいの気持ちでやっているつもりだ。
ここはみんなで乗り切るしかない。
最初に書いたが、自分の経験や、その経験から身に付いたものが役に立つのなら惜しみなく出したいと思う。
年齢だけなら彼らより遥かに年上で、得ているものもあるはずだから。
 
みんなでみんなを信じて乗り切ろう。必ず結果は付いてくる。

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2012年10月27日 (土)

千葉ジェッツ、館山デビューを飾れず。

10月27日(土) 県立館山運動公園体育館
 
千葉ジェッツ  76 -  83  信州ブレイブウォリアーズ
          13 1Q 20
          21 2Q 22
          18 3Q 20
          24 4Q 21
 
千葉ジェッツは、本日27日、館山運動公園体育館で信州ブレイブウォリアーズと対戦しました。
初の館山での公式戦であり、館山でプロスポーツの公式戦という地域にとっても大きなイベントであり、また3連敗中であったこともあり、どうしても勝ちたい試合でしたが、開始から波に乗れず終盤追い上げましたが残念ながら4連敗となってしまいました。
 
#34ジョー・ワーナーが32得点と気を吐きましたが、怪我人が多いこともあり正直現在は陣容が厳しいです。
ですが、ここが踏ん張りどころ。
というか、こういう状況だからこそ面白いんですよ、応援稼業は。
明日は私も久々に参戦するので、絶対勝たせる気持ちで行ってきます。
多くのブースターが船橋近辺から参戦し、前日から乗り込んでいる方もいます。
館山の人達の記憶に何かを残すことも絶対したいです。

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2012年10月25日 (木)

試合開始から意地を見せよう。

2012 J2 第36節 徳島 2 vs 4 京都
得点:(徳島)68,ドウグラス、84,橋内
    (京都)11,チョン・ウヨン、29,中村、63,中村、73,バヤリッツァ
 
台風で延期になっていた京都サンガ戦が行われた。
当初予定だった日程でのそれぞれの立場は明暗が分かれている。
そして、この試合の位置づけは京都サンガにとって極めて重要な試合になっていた。
1試合少ないながら自動昇格圏の単独2位につけるサンガは、この試合に勝つことで3位と勝ち点差を4に広げられる。
今季残り3試合なら、1敗はできるという計算だ。
逆に3位湘南はもう勝つしかなくなる。
大活躍だったチョン・ウヨンが「死ぬ気で闘った」とコメントするのも当たり前だ。
京都は京都らしいパスワークサッカーをやり抜いた。
さすが天皇杯で決勝まで勝ちあがったチームだったと思う。
 
ヴォルティスは、ちょっとリスペクトし過ぎてしまったように思う。
特に3点目はそうだった。
1対2で対応する人数は揃っていたのに、チャージ&カバーができずに間をぶち抜かれて失点するなんてね。
結果的に0-3の状況から2-4まで食い下がったが、それもサンガに火を点けてもらって意地が働いたに過ぎない。
火がつかなかったよりはマシだが、シーズン当初は昇格を争うライバルだったはずで、対象的な現在は今日の試合のように差を見せつけられたというのが正しい試合の評価だと思う。
 
残り3試合だ。
相手に火を点けてもらうなんて屈辱はこれっきりにしよう。
ヴェルディとジェフ千葉は、今日の悔しさを晴らすには文句ない相手だ。
試合開始から意地を見せよう。
それが今季最後に徳島ヴォルティスってチームの力を示せる最後のチャンスだと思う。

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2012年10月21日 (日)

悔しい3連敗。

10月21日(日) 岩手県営体育館
 
岩手ビッグブルズ 99 - 88  千葉ジェッツ
            24 1Q 13
            12 2Q 20
            15 3Q 25
            20 4Q 13
             9 OT1 9
            19 OT2 8
  
千葉ジェッツは本日、岩手ビッグブルズ戦とのアウェイ2戦目に挑みました。
試合は序盤から劣勢に立たされ、1Qは11点差が開く苦戦。
しかし、ここから追い上げたジェッツは#13ベルの活躍もあり、3Qには58対51と逆転して最終4Qへ。
岩手の反撃により、残り6分で61対61と追いつかれる。
そこからは必死の攻防。
それでも残り1分で2点差をつけられてラスト11秒。
最後のオフェンスで#9田中が決めて土壇場で同点に。
そしてOTに突入した。
ここからは過酷な試合になった。
OT1の序盤からリードを許すも、♯45アングーヌーのブザービーターで再び追いつく。
しかし、5ファウルで#9田中が3Qに、♯34ワーナーらが4Qに退場となったことも響き、OT2では突き放され99対88で敗れた。
 
これで3連敗となった。
今日の現地に行けない私とか、他のジェッツサポーター数名はTwitter上で応援を繰り広げた。
かなり緊張感の高い試合となったことで、多分プレッシャーで気分が悪くなった人もいたと思う。
そこまでいったのだから勝ちたいところだったが残念な結果に終わった。
 
ただ、冨山HCも行っている様にまだまだこれからなので気を落とさず応援いく。
正直、今日の負けは堪えたが、応援についての一体感は昨日よりさらに増していると感じた。
まだまだこれからだ。
自分たちを疑わずに信じていく。そうすればかならず結果になって表れる。

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ホームの歓喜を求めて。

2012 J2 第39節 徳島 3 vs 0 富山
得点:(徳島)22,那須川、63,アレックス、90+2,キム・ジョンミン

 
J1昇格の可能性なんて最近は気にしてなんかいなかった。
考える以前の状態だったからね。
8月12日6月17日の四国ダービー以来ホームで勝ちがないのでは、こうなってしまうのも仕方あるまい。
ただ、このまま今季は失敗しましたでは済ませたくない。
来季に向けてではなく、今季まだスタジアムに来てくれるファン、サポーターに一つでも勝利を見せて欲しいところだ。
 
結果から言えば3-0で久々の快勝。
やっとホームに歓喜を呼び戻せた。
これまで苦労したのが何だったんだと思うくらい主導権を終始握ったいい試合だった。
吹っ切れたからなんて思いたくない。
そもそもこれくらいの試合がやれるクオリティのあるチームのはずなんだから。
ヒーローインタビューも久々ですごく新鮮だったし、やっぱりホームでヒーローインタビューってのはいい。
 
あと4試合。
そのうちホームは3試合だ。
それだけでも幸せなラストだと思う。
まあ、1試合は順延になった結果だけどね。
しかもどの対戦相手も昇格と降格に絡んでいる。
FC岐阜は対戦時には残留決めてる可能性もかなりあると思うけどね。
でも、ヴェルディとジェフは必死のはずだ。
ゴール裏以外の殆どの観客が両チームの興味を持ってないと思うけど、必死に勝ちにくるだろうから面白い試合になる可能性は高い。
そういう試合を面白く、カッコよく勝って終わって欲しい。
もう望むのはそれだけだ。
 
今季はあと4試合。
もうここまで来た。

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2012年10月20日 (土)

千葉ジェッツ、最後まで競り合うも惜敗。

10月20日(土) 岩手県営体育館
 
岩手ビッグブルズ 78 - 77  千葉ジェッツ
            18 1Q 14
            18 2Q 18
            18 3Q 20
            24 4Q 25
 
先週、開幕2連戦を迎えた千葉ジェッツ。
開幕戦は勝利しましたが、翌日の2戦目は最後の最後でサンレーブスに決められ惜敗。
そして今日は冨山HCの古巣、岩手ビッグブルズとのアウェイ戦に挑みました。
私は今日はTwitterと公式サイトでゲームを追いかけました。
 
試合は序盤からビハインドを背負い、追う展開となりました。
3Qには一時、二桁のリードを許すも、そこから♯0佐藤と♯45アングーヌーを中心として反撃し2点差まで追い上げて4Qへ。
そして4Q。
開始直後に♯13ベルの3ポイントで逆転。
さらに♯34ワーナーのバスケットカウントで3点追加。
しかし、そこからポイントがなかなか決まらず、再度逆転を許す。
が、そこからまた反撃した千葉ジェッツは最後のオフェンスで再逆転。
残り5秒。
しかし、岩手のラストオフェンスでブザービーターとなるポイントを決められまたも最後の最後で惜敗しました。
 
非常に残念です。
しかし、昨年のようなような負け方ではありません。
#35マーキン・チャンドラーを怪我で欠く中、苦しい陣容でしたが最後まで諦めずに闘ってくれたと思います。
諦めなかったから、最後の最後に泣く場面が待っていたんだと思います。
だけど、こういう悔しさを経験して、そこを乗り越えたとき、千葉ジェッツはまた一段確固たる強さを実につけると思います。
また、個人的にですが、試合中のTwitterのTLでは千葉ジェッツを応援するブースター、さらにSTARJETS、私のTLに表示されない方も含め、とにかく熱いメッセージがず~~~~~~~っと現地に送られ続けていました。
Twitterやってて、これほど充実感を味わった時間はこれまでなかったと思います。
いろんな方とのつながりもできたし、とても意義のある時間だったと思います。
明日もメッセージを現地に送り続け、明日こそ勝利を!
 
 
Ca3f0641 余談。
焼肉「赤門」に置いてあった『会長GOだれ』。
店、”赤”門だし『会長GOだれ』にジェッツって書いて、『会長GOジェッツだれ』ってイタズラしようかなと思いましたが止めました。

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2012年10月15日 (月)

松本山雅の花

2012 J2 第38節 松本山雅 1 vs 1 徳島
得点:(松本)22,飯尾
   :(徳島)54,アレックス

炎の一週間の大トリに迎える一戦は、恐らくここをホームにするチーム以外の全てのJ2クラブのゴール裏サポーターが行ってみたいと考えるのではと思う場所。
長野県の松本にあるスタジアム、アルウィン。
松本山雅(マツモトヤマガ)との一戦に挑んだ。
 
Ca3f0597 14日早朝、私は船橋駅のホームで列車を待っていた。
水曜日、まるは氏に早朝千葉駅から出発する松本に停車する特急あずさがあることを教えてもらったのだ。
調べてみたら、6:53に船橋駅に停車することがわかった。
楽にいけるのなら少しばかりお金が掛かってもと思うくらい、ここまでのHPの消耗が激しかったので利用することにした。
10時23分に松本駅に無事に着くと、別ルートの高速バスで来ていたまるは氏とばったり会った。
まるは氏の立っていた場所には、今日の松本山雅の対戦相手である、我が徳島ヴォルティスのサポーターを歓迎する幟が立っていた。
Ca3f0600 毎ホームゲームごとに相手チームのサポーターを歓迎する幟を作っているようで、これが今日これから感じることになるいくつものオドロキの第一弾だった。
幟は来年も使えると思う。
 
昼食を取り、JR村井駅に移動し、そこからタクシーでアルウィンへ向かった。
松本駅からもシャトルバスが出ているのだが、こちらのルートの方が時間が早いという判断からだった。
 
アルウィンに着き、タクシーを降りてアウェイチーム用の入場ゲートに向かうと、目の前にホームサポーター用の入場ゲートが見えた。
そこで見た驚くべき光景は、開門2時間前にもかかわらず2つの入場ゲートから延々と数百メートルに渡って伸びる2本の開門待ちをしている山雅サポーターの列だった。
Ca3f0610 人が写ってしまうので写真は撮らなかったが、案内図の写真に線を入れて表現してみた。
多分これでも生で見たときのインパクトは伝わらないと思う。
想像を超えるすごい迫力があった。
何が彼らをこんなに早く駆り立てるのか、ウチが相手なのにと自虐的にもなったくらいだが、答えを想像することさえ難しかった。
列に並ばず、周辺を散策したりして開門を待っている人達も含めたら少なくとも4000人はいそうだった。
これが2009年までいわゆる4部の地域リーグで戦っていたチームの今である。
さらに驚くのはその人達の殆どがチームカラーの緑のシャツやグッズを纏い身の色を緑にしていることだった。
 
ゲートから伸びる太くて長い人の列はさながらアルウィンから木の根が伸びているようであった。
ならばスタジアムのアルウィンは地上に生える植物の本体であり、スタンドはそれこそ葉といえた。
Ca3f0614 そして、その中心のピッチで松本山雅の選手達がプレーするのはまさに花であり、葉で作り花に届ける栄養は、まさにスタンドのサポーターの応援であると言えた。
この日の観客数は9,361人。J2のホームゲーム平均入場者数でも松本山雅は9,471人で甲府に継ぐ第2位である。
これだけの葉からの栄養が届けば花が力強く咲くのも当然だろう。
スタンドが山雅サポーターで埋め尽くされることで、葉が花を盛りたてる図が成り立つ。
試合途中で気づいた驚いたことは、アウェイ側スタンドの半分を占めるホームサポーター席でも試合中最初から立ち上がって歌を唄い、コールを送っているサポーターの姿だった。
それもコールリーダーがいないのにだ。
 
Ca3f0625 松本山雅(マツモトヤマガ)は1965年創設で、クラブ名は当時の選手が通っていた松本駅前にあった喫茶店「山雅」に由来している。
先ほども書いたが2009年に全国地域サッカーリーグ決勝大会に優勝し、3部リーグでかつて大塚FCも在籍したJFLに昇格、今季からJ2に昇格している。
JFL時代からホームゲームでの平均入場者数が7,461人を記録している。
地域リーグ時代に天皇杯で浦和レッズに2-0で勝ったこともある。
松本山雅を世間で一躍有名にしたのは、元日本代表の松田直樹選手が練習中に倒れ逝去したことだろうが、それ以前に松本山雅の驚異的な動員力は知られるところでもあった。
 
何故ここまで支持を受けているのかを推察するのは簡単ではない。
だが、これだけはわかる。
これは地方でスポーツ文化が咲かせた大きな花の一つの姿なのだ。
 
だが、この花は決してサッカーの花ではない。
松本という地域に咲いた松本山雅という花であり、松本にしか咲かないものだ。
他の地域では咲かないというのではなく、他には他の大きな花が咲くということだ。
スポーツ文化が咲かせる地域の花というのはそもそもそういうものではないかと思う。
浦和なら浦和レッズの花が咲く。
柏には柏レイソルの花が咲く。
徳島には徳島ヴォルティスの花しか咲かないのだ。
そして今私が強い気持ちを持って係わろうと思っている千葉ジェッツについても同じだ。
サッカーだとか、バスケだとかは関係ないのだ。
競技の違いはあくまで植えてある土の成分の違いでしかなく、そこには千葉ジェッツなら千葉ジェッツの花しか咲かないのだ。
そして、ここアルウィンには松本山雅の花が咲いている。
 
先制点は松本山雅だった。
その瞬間、アルウィンの山雅サポーターは全員が立ち上がり、マフラーを振っていた。
その光景はまさに花のような光景であり、失点した屈辱に感動が覆いかぶさってくるような何とも経験のない感覚を覚えた。
まさにホームという題を付けるに相応しい光景だったと思う。
 
ここまで大きく咲いた花はそんな簡単にはしおれない。
それこそ10年20年と咲き続けることも可能だ。
いやもっと大きくなる可能性だって十分持っている。
それはチームの好調低迷にかかわらずだ。
 
Ca3f0626 ここまで書いてしまうと相手チームのサポーターとして負けを認めているように聞こえるが、もはやそういうことは超越していると言える。
応援者が、自分が応援しているチームの成長していく過程を見る道すじで、必ず自分のチームに夢見る光景だと思う。
私が見たこの光景は、徳島ヴォルティスはもちろん、最近自分の中でとても大きな存在になっている、この日あえて試合に欠席させてもらった千葉ジェッツにも夢見る光景だ。
この日、ここに来てよかったと思った。
私は、千葉ジェッツでもこんな花が咲くのをみたい、その力になりたいと強く思った。
 
千葉ジェッツの花を咲かせたい。
強くそう思う。
Ca3f0612  
 
 
追伸みたいになるがヴォルティスの戦いぶりについて。
このスタジアムの迫力に押されたとも思わないが、前半はいいところが殆どなかった。
付け焼刃の3バックが山雅の反町監督にしっかり対策を取られたと思うし、力づくに点を取ろうとするサッカーが力負けしていたように思う。
後半終盤は相手の足が止まったことで、力づくに同点にできたとしか見えない。
それでも気迫を持って同点に追いつき、その後も気迫を保って最後までゴールに迫ったことは賞賛できると思うが、そのサッカーではコンスタントに点を取るのは難しいし、誰からも危険な匂いを感じない現状は見ていてキツイ。
上にポエムみたいな文章を書いている人間が言うのかと思えるほどの罵詈雑言が出てきそうな気持ちを抑えている。
それはわかってほしい。
だって、今季現場参戦した10試合で一勝も見れなかったのだ。それくらいは勘弁してほしい。

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2012年10月14日 (日)

bjリーグ開幕、千葉ジェッツ108点圧勝で離陸!

炎の一週間の最中である。
短期間の連戦続きで移動距離と旅費をハンパ無く使っている。
それどころかHPがキツイし、等々力の試合でMPも削られてしまっている。
が、それでも試合が始まればどうにでもなるのである。
応援者稼業も長ければ、そんなもんである。
 
Ca3f0581 わが地元の千葉ジェッツは今日2012-13シーズンのbjリーグの開幕戦を迎えました。
最後のbjリーグでの戦い、というより来季以降のNBLとその先のプレミアカテゴリーを目指しての戦いの始まりです。
 
開幕までの数ヶ月間、選手、フライトクルー、スタッフは殆ど休みなく練習、準備、そしてプロモーション活動を頑張ってきました。
そして、今月初めからはラッピングバスとラッピングトレインまでも運行を開始し、開幕のために最大限の努力をしてきました。
私も4、5回はそんなイベントに行って彼らの頑張りを見てきました。
かくいう私も千葉ジェッツのおかげで船橋に対する地元意識は格段に高まりました。
そして、これから未知の世界へ突き進んでいこうとする千葉ジェッツに対し応援稼業者としての血が黙っていられなくなりました。
そして、開幕戦に向けていろいろと準備を始めました。
翌日は松本山雅との一戦があるため、行くことができません。
その次は2週間後の日曜日の館山での信州戦。
そこまで参戦を引っ張ってしまうと、みんなが一丸となって戦おうとするフライトに乗り遅れてしまいます。
そんなこと絶対にできません。
私にとって開幕戦に参戦すること、そしてそこで考えているプランを完遂することは千葉ジェッツを今季応援していく上で自分の中で非常に大事なミッションンになりました。
 
考えているプラン。
そのカギを握っているのは一枚のボードでした。
正確には表裏2枚ですが。
片側にはこういうメッセージを描きました。
Ca3f0511 「今日までの自分を信じよう。必ず結果はついてくる。」
これは関東隊の戦史の中でも2003年のJFLリーグ戦、対佐川急便東京戦(駒澤陸上)で大塚FCの選手達に向けて作った横断幕に書いたメッセージです。
当時2試合引分けが続き、踏ん張り処だった大塚FCを鼓舞するために書いたメッセージ。
マネの細田くんに「あれを見た選手の顔つきが変わりました。」とこれ以上ない言葉を貰った言葉。そして勝利し、その年のリーグ優勝へと繋がっていけた文句。
私にとっての伝家の宝刀です。
これを開幕戦に挑む千葉ジェッツの選手たちを鼓舞するために使いました。それだけこの一戦にベストを尽くしたかったのです。
 
これをA2サイズのボードに書きました。
そして、外国人選手にも理解してもらえるように
「Trust Yourself. Absolutely Successful.」と英訳を追記しました。
さらに、今季フライトクルーのパフォーマンスで使われる「紅の豚」の音楽にあやかり、映画の有名なセリフの英字幕版とイラストを引用しました。
「JETS GOTTA FLY」(飛ばないジェッツはただのジェッツだぜ! 映画では”飛ばない豚は~”)
 
Ca3f0510 もう片側には、津田沼で行われた千葉ジェッツパフォーマンスライブでフライトクルーのリーダーAkingさんから頂いたチームのスローガン”常翔”の書を切り抜いてデコレーションしたものを作りました。(書いたKurumiさんには今日挨拶しました。)
 
メッセージは試合前に全選手に見せる。試合中も苦しいときに見せる。
”常翔”のボードは試合中に掲げ続けて選手だけでなくほかのお客さんの応援も喚起する。
そのためにこのボードを最大限活用する。
それが開幕戦ミッションを成功させる一つ目の大事なポイントでした。
 
次に、それをどこで使うか、どこで陣取って応援をすべきなのか、誰と一緒に応援をするのか、一人でやるのか。
殆ど顔見知りがいない中で、試合開始前に仲間を作らなければいけませんでした。
そのカギは今季から新しく用意された新しい席種にありました。
今季からスタンディングエリアという立ち見応援席が作られたのです。
いわゆるそこがサッカーでいうゴール裏のようなエリアになるのなら、ミッションは上手くいくと思えたのです。
Ca3f0587 結果、それは想像を超えるベストなエリアでした。
コートから2メートルも離れていない場所で立って応援ができて、フライトクルーも加わってくれて、そして何より仲間に入れてくれた人達がいました。千葉ジェッツブースターとして有名なMacさんたちでした。
 
かくしてミッションを成功させるための条件はこれ以上ないくらい整いました。
あとは自分がどこまで臆せずやれるかが全てでした。
 
メッセージのボード。
試合前の練習や、入場待ちの選手たちのところへ持っていったところ、選手はみんな真剣に見てくれてボードをポンっと叩いてくれました。
外国人選手4人にもメッセージは伝わりました。自分のハートを指差し、親指を突き立てて応えてくれました。
望んでいた最高のリアクションでした。
常翔のボード。
スタンディングエリアでずっと手に持って掲げてました。
周囲の人達にも好感触で、作った甲斐がありました。
 
開幕戦。
今季から加入した東京サンレーブスが相手でした。
1Qから効果的に得点をあげていくジェッツ。
ジョー・ワーナーが力強いプレーで牽引していましたが、他の選手達も持てる実力を発揮しました。
攻撃も素晴らしかったですが、ディフェンスもとても安定していました。
1Q:27-18、2Q:34-19と、ミスなく最後まで攻め切るプレーが継続できたこと、ショットの精度がどの選手もよかったことで61-38という驚異的なリードで折り返しました。
後半に入っても、堅いディフェンスが保たれたことでさらにリードを広げました。
途中、少し流れが東京に傾いた時間もありましたが、そんなときはメッセージボードを掲げて鼓舞しました。
#35マーキン・チャンドラーは胸を叩いて応えてくれました。
スタンディングエリアでは、ブースター、STARJETS、BEATBOOSTERSが本当に一緒になって試合中コートギリギリの場所で応援し続けました。
Ca3f0594 108-86。
チーム最多得点を叩き出して、本当に、本当に大事な開幕戦に勝利しました。
最高のプレー、最高の応援ができた素晴らしい試合になりました。
本当に素晴らしい試合でした。
 
私個人としても開幕戦では他にもしておきたいことがいくつかあって、それもほぼ全て達成できました。
でも、まだまだスタート地点です。
今季の目標は優勝ですが(優勝するとハワイ旅行も待っている)、もっと先の、誰も知らない場所が目指すべき場所でもあります。
千葉ジェッツは、まだそこへ向けて飛び立ったばかり。
Ca3f0596 宇宙戦艦ヤマトであれば、出発直後に巨大ミサイルを撃ち落して大気圏外へ出たばかりくらいです。
これからイスカンダル...いや、未知の夢に向かって高く飛んでいかなければなりません。
まだ始まりでしかないのです。長い道のりの始まりなのです。
誰かさんの住宅ローンみたいに、35年を3年で銀行に払ってしまうようなウルトラワープはないのです。失礼。
さあ、進め!千葉ジェッツ。
 
追伸
せっかくの開幕戦参戦で多くの方に挨拶できて、仲間に入れてもらえたのに明日の2戦目行けなくてすいません。
ヴォルティスでの戦いは私にとってある人との大事な約束なので、いい加減にはできないのです。
明日、松本の空の下から連勝を祈っています。
Ca3f0590 Akingさん、Yukiさん、Macさん、STARJETS、BEATBOOSTERS、そして会場のジェッツブースターの皆さん、頼みます。選手の力になってあげてください。それから、STARJETSの新しい衣装すごい素敵でしたよ。
そして選手達へ。
明日も、今日までの自分を信じて戦ってください。

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2012年10月13日 (土)

26年ぶりのうなぎ。

初めてアルバイトをしたときのことを覚えていますか。
私は19歳のときに初めてアルバイトを経験しました。
大学の受験に失敗し、浪人生活を一年過ごした末に無事行きたかった大学に合格。
晴れて春から大学生活が始まるところ寸前の3月でした。
浪人中はひたすら勉強していたのでバイトも未経験のまま過ごしました。
もう予備校にも行く必要ないし、金も無いしで、ヒマを持て余しているところにアルバイトでもしてみようかと思ったのです。
それでも1ヶ月もない時間での短期バイトなんでそうあるわけでなし。
そんなとき、建設会社に勤める叔父が短期バイトの話を持って来てくれたのです。
場所は世田谷の上野毛。
建築現場で雑用のアルバイトを2週間やる仕事でした。
何でもいいからまずアルバイトを経験してみようと思っていた私は有難くそのバイトをやらせてもらうことにしました。
 
世田谷は親戚が住んでいるのですが、行くのは初めてでした。
住んでいる柏からは1時間半くらい掛かります。
毎朝早く起きて電車で通う日々が始まりました。
上野毛の現場は、鰻料理店の建築現場でした。
大工さんが20人くらいいました。結構大きな現場だったと思います。
叔父が請け負い元の会社の人だったせいもあるでしょうが、みんなに優しくしてもらえました。
仕事は木の柱が日焼けしないように紙を貼ったり、掃除をしたりという文字通り雑用でした。
ですが、初めてのバイト経験だったので、不満を感じることもなく、ただただ一生懸命頼まれた仕事を黙々とこなして2週間終わりました。
とてもいいバイト経験だったと今でも思っています。
 
それから26年。その鰻料理店に行くことはありませんでした。
叔父の仕事のバイトをしたのもそれきりで、大工さんたちとも2度と会うことはありませんでした。
 
「あのお店どうなっているのかな?」と数年前から思うようになりました。
今では自分はあの頃の大工さんたちと同じくらいの年齢になっていました。
実は鰻料理店が完成する前にバイトが終わってしまったので、その後どういうお店になったのかを全く知らなかったのです。
お店の名前も知りませんでした。
Ca3f05680001 今になって覚えているのは上野毛の駅から住宅街を抜けて、途中で小さな川を越えていったこと。
裏手に学校があったこと。
玄関先が三角形の角のようなところに造ってあって、立っている土地も三角形みたいな形状だったこと。
数段の階段を登ったところに店の玄関があったこと。
そんなところでした。
現場のイメージは結構覚えていても、どこを通って行ったのかの記憶は曖昧でした。
そこで、Yahoo!の地図で上野毛周辺の鰻料理店を検索して一つ一つ地図で場所を確認してみました。
すると、その条件に当て嵌まる鰻料理店が一つ見つかりました。
きっとここだ、と確信しました。
 
すると、今度は行ってみたくなりました。行って鰻を食べてみたいなあと思い始めました。
若い頃ならともかく、今なら、気軽には行きませんがその気になれば鰻くらい食べるお金は持っていました。
ただ、上野毛にわざわざ行くほどのモノかとも思えて、結局行く決心は付きませんでした。
 
しかし、今回等々力陸上競技場で徳島ヴォルティスが試合をすることになりました。
等々力陸上競技場の最寄りの武蔵小杉駅から上野毛駅は15分ほどでした。
これは行くチャンスができたかもしれないと思いました。
昼にジブリ美術館に行き、その後夕食を兼ねて上野毛で鰻を食べて、それから等々力競技場へ。
プランは決まりました。
そして10日(水)、26年間という半世紀以上の時間を経て、思い出深い場所を訪れてきました。
 
Ca3f05690001 そのお店は「神田きくかわ 上野毛店」。
神田きくかわは、昭和22年創業の老舗です。
お店の前に立つと、さすがにビビリました。あまりに立派だったからです。
店の前に置いてあったお品書きを見てさらにビビリました。高かったからです。
どうしよう、このまま帰ろうか、とかしばし考えました。
が、ここまで来たのだから食べていこう、食べないと26年間に決着がつかない。
一番安くても3000円近くしても、食べられないほどでもないだろと決心し、門をくぐりました。
 
まだ5時前だったこともあり、お客は私だけでした。カウンターに通されました。
お店の方が丁寧に説明をしてくださり、それではと3200円のうな重を注文しました。
カウンターの中では料理人の方が一人また一人と出てきて、準備を始めました。
私はカウンターの周囲を見回していろいろ思い出していました。
あの時、こんなふうに作ってあったっけ?とか結構記憶が曖昧なところもありました。
自分が紙を貼った柱どれだっけ?この辺だったけど、改装でもしたのだろうか?26年もあればそれもおかしくはないな、とかいろいろ考えてました。
そんなこんなしながら、26年間の時間を経て、お客として再び訪れた場所での時間は静かに過ぎていきました。
15分ほどしてうな重が出てきました。
私はなるべく急いで食べないように気をつけながら鰻を味わって食べました。
とても美味しかったです。
 
お会計を済ませた後、お店の接客担当の方でもっとも年配そうな男性に話しかけました。
26年前にこのお店の建築現場で働いていたこと。
それ以来の訪問であること。
断片的な記憶を元にここを探し当てて来たことなど。
お店の方はすごく驚かれていましたが、嬉しそうでもありました。
その方が26年前からこのお店で働いてこられたのかは知りませんが、喜んでもらえたのはよかったと素直に思えました。
 
26年間、それほど強く行きたいを思っていたわけではなく、夢にまで見たというほどでもないのですが、いつか行って見たいなと思っていた場所でした。
誰しも、こういう場所はいくつかあるんではないでしょうか。
そんなところに行きたいと思うようになるってことは、もしかしたら年なのかもしれません。
でも、それも悪いことじゃないなとも思います。
行く意味のある年齢にならないと行ってもしょうがないところってあると思うんです。
26年は長かったなと思いましたが、26年経ってたから行く意味ができたとも思うのです。

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2012年10月11日 (木)

120分の向こう側にあったもの。

第92回天皇杯 3回戦 川崎フロンターレ 3 - 2 徳島ヴォルティス
得点:(川崎)前半26分 レナト
         後半33分 楠神 順平
                 延後15分+1 レナト
    (徳島)前半24分 アレックス
                 後半45分+1 津田 知宏
 
天皇杯というとジャイアントキリングが名物である。
今大会も2回戦で多くのジャイアントキリングが起きている。
かつては大塚FCもジャイアントキリングをいくどか起こしている。
今のようにJ2に上がってしまうともうジャイアントキリングをされてしまう側になる。
が、やはりJ1と戦うことは特別だ。
そして何より、元旦にサッカーをするのは全てのサポーターの夢だ。
天皇杯はその大会の仕組みについていつもクレームをつけられるし、つける連中もいるのだが、やはりこの不便な形式も含めて、その戦いの末に元旦での決勝が待っていることが特別な思いを抱かせるのだと思う。
 
この日の相手、川崎フロンターレとは、富士通川崎時代から何度も対戦している。
そして関東隊ともっとも親しかった土居選手の所属していたチームでもある。
昨季、今季ここまで低迷しているが、その実力はJ1でも上位クラスであり、非常に難しい相手だ。
個の力では明らかに川崎が上だが、人を使える中村憲剛は日本代表の欧州遠征で不在。代役は正直いない。
ならば、個を凌げれば勝機は必ずくる。
 
ヴォルティスはこれまでの両サイドバックの西嶋、平島をスタメンから下げ、3-4-3を採用してきた。
フロンターレが3バックで来るという情報を元に小林監督が考えた奇襲だったようだが、先週の甲府戦でも途中から切り替えた3バックの布陣が上手くいったことも後押しになったと思う。
甲府戦とのフォーメーションの違いはジョンミンをセンターに据え、左に津田、右にアレックスを配した3トップだ。
甲府戦ではドウグラス、ジオゴの2列目にアレックスが入っていた。
だが、この布陣は思っていたよりハマッた。
中村不在のため、川崎の攻めは個の突破に偏り気味で裏を狙ってくることが少なかった。
となると先週の甲府のようにダヴィやフェルナンジーニョへの対処とそう変わらない。
しかも、恐れていたフロンターレのアタッカー、レナトにしても個の突破ではダヴィやフェルナンジーニョほどではなかった。
ならば攻められる時間が長くとも、それほどに恐怖や圧力は感じない。
まだ未完成な3バックの布陣で、少ないながら経験のある戦い方を相手が取ってきてくれたのだ。
これならこっちの戦い方はまだ楽だ。
そして、そのうちチャンスはくるはずだった。
事実、ゴールにならなかったものの久々に先発の鈴木達也が決定機を作り、その後も幾度かゴールに迫った。
「この時間帯に先制したいですね。」
先制点が入ったのは、まるは氏がそうつぶやいた直後だった。
エリア右サイドでフリーでボールを貰ったアレックスが狙い澄ましたシュートをファーのサイドに流し込んだ。
願ってもない展開だった。
 
だが、直後にレナトのフリーキックが決まる。
リードはわずか1分で失った。
さすがJ1だ。
 
後半になると川崎がきっちり修正してきた。
前半躍動していたアレックスが消されてしまい、まったくシュートまでいけなくなってしまった。
そして、私が個人的に警戒していた楠神にゴールを決められ、リードを許してしまう。
ここまで後半はシュート0。
 
この日のアウェイゴール裏は30人程度の声出し部隊と、そのほかの観客で100人程度だった。
こんな展開なので、飽きた10人ほどのガキンチョどもが横断幕やまるは氏のご本尊にイタズラを始める始末。
だが、拳を顔にめり込まれたりしていたご本尊さまが怒ったのかどうかはわからないが、そんな空気を変える瞬間が最後の最後にやってきた。
後半ロスタイム。
右サイドからあがったクロスをジョンミンがヘッドがヘッドで後に流した。
ふわっとしたボールをほんの一瞬見合うフロンターレの選手たちの間に飛び込んだ津田が後半唯一のシュートを決めた。
のこり1分ない状況で、本当に最後のチャンスで追いついた。
絶叫に包まれる徳島ゴール裏。
 
試合の決着は前後半15分、全30分の延長戦に託されることになった。
 
そこからはもうハートの勝負でしかなかった。みんな、ただ唄い続けた。
いつのまにか、ガキンチョどもも、ただ見ているだけだったお客さんも、立ち上がって手を叩き、チャントを唄ってくれていた。
延長戦になり、再びチャンスを作れるようになったヴォルティスに勝って欲しいと祈っていた。
決定的ピンチも増えたが、GKのスンフンを最後の砦に必死に守った。
攻撃でもゴールラインまであと数十センチまで迫った。
今季もっとも力の籠もった応援と、もっとも死力を尽くした選手達だったと思う。
勝ちに値する、いや勝つべき試合だったと思う。
足を攣ったジョンミンは一度ピッチ外でマッサージを行い、再度ピッチに戻ったが、再び足が攣り最後は立っているのさえ困難な状態になっていた。
それでも苦痛に表情をゆがめながらルーズボールを追おうとした。
福元も足を攣っていたように見えた。
120分間戦っている選手たちが8人いた。
選手たちは限界を超えていたのだろう。
 
延長後半、アデョショナルタイムに突入した。3分。
120分戦った先だった。
左サイドからペナルティエリア近くでレナトが最後の勝負に出た。
フェイントで揺さぶる。
そこから突破してくると思った。この試合何度もあったシーンだった。
だが、ここではいきなり左足でシュートを放った。
確かにゴールネットが揺れるのが見えた。
思わず膝が崩れてしまった。
それでも残り少ない時間にすぐに切り替えて、またすぐ歌い始めたゴール裏。
だが、もう1分も試合時間は残っていなかった。
 
Ca3f05770001 このままPKだと思い込んだのがよくなかったのか?
レナトが凄過ぎたのか?
120分の向こう側という本来は存在しないはずの時間帯で、知っていたはずのサッカーの怖さに待ち伏せを喰らってしまった。
何がフロンターレと我々の明暗を分けたのか?
それを考えるだけでも腹が立つような理不尽な仕打ちを受けてしまった。
これも経験だと考えるなら、それがこの日のこの試合で与えられるなどとは受け容れがたい。
 
Ca3f0576 悔しさしかなかった。
だが、我々は徳島ヴォルティスが素晴らしいチームなのだと再認識した。
また、多くの観客が応援してくる中で、声出しに加わってくれた若い人もいて、新しい同世代の仲間が出来て喜んでいる者もいた。
試合終了直前に追いつくという、応援冥利に尽きるシーンもあった。
それを120分の先の収穫として納得することなどはできないが、この試合に参戦できたことはすごくいい経験になったと思う。
悔しさは来年J1との対戦で晴らそう、必ず。
 
そして今週末には松本山雅との対戦がある。
今季、自分が現地参戦しているヴォルティスの試合はまだ一つも勝てていない。
最後の最後で笑いたい。
きっと勝てる。
そう強く信じて松本へ行けそうだ。
それもこの日の収穫だ。
ただ、やはり勝ちたかった。
結末だけが理不尽だった。

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2012年10月 7日 (日)

「見せて欲しいんだ」と思っていたもの。

台風の影響で1試合間隔が空いた。
そして、首位甲府との試合に今日挑むこととなった。
今日からの3連戦(7日:甲府、10日:川崎F(天皇杯)、14日:松本山雅)。
私にとっても今季の集大成となる3連戦である。
ここまでの不振も不満も全て置いて、この3連戦に全てを掛けるくらいの気持ちでいる。
 
今日の相手は首位だ。
そして18試合負けなしの相手だ。
ダヴィという28ゴールも上げている強烈なストライカーも擁している。
非常に難しい相手だ。
 
そして、我々は敗れた。2-3でだ。
 
審判が試合を壊したと言う意見もわかる。
が、それも含めてサッカーだ。どのみち一週間経てばその審判のことなんかみんな忘れる。
ドウグラスは試合終了間際に2枚カードを貰った。
今になって思うというより、ドウグラスは接触プレーで荒くいってしまうことが多い。
その注意を受けていたことが積み重なったから1枚出て、それでもまた荒くいったと審判に見られて2枚目が出たのではと思う。
Ca3f0518 今日のことはそれとして、荒いプレーは楽に接触プレーで勝とうとしてしまうからで、そういうところは冷静にいけるようあらためてもらわないとドウグラスを今後も信頼し切って使えないだろう。
今日の退場は置いておいたとしても、ドウグラスの欠点はそれであり、それは我々もわかっていないといけない。
それと、それ以前に3失点してしまったことも試合を壊してしまった重大な点だ。
そして、甲府がダヴィを後半17分で下げてしまったのは、ダヴィがカードを貰うことを恐れて下げたことが第一だが、下げても勝てるだろうというと相手に思わせたことをまず情けなく思わなきゃいけないだろう。
 
とにかくいろいろなネガティブなことがあった。
それが現状だ。
審判以前にチームに切れる結末になっていた可能性も極めて高かったのだ。
正直に言って、審判に敗北の理由を求めるのは”逃げ”だ。
終盤2点取ったが、その時間帯で見せてくれた迫力を野津田でも福島でも見せてもらっていないのだから。
3失点してから見せてもらっても困るのだ。
 
そう言っておいてだが、現地にいた我々は決して不満ばかり感じずに帰れた。
3失点してからだが、それでもそこで見せてくれた気迫は、我々が心の底から”「見せて欲しいんだ」と思っていたもの”だったからだ。
だから最後まで声を枯らせて後押しできたし、試合後に崩れ落ちたし、福島では拒否した試合後のコールも万感の思いを込めて出せた。
今日大事なことはそれだけだ。他はどうでもいいことだ。
そしてそれを毎試合見せて欲しいのだ。
我々に伝わってきて欲しいのだ。
Ca3f0520 結果がどうあれだ。そう、結果がどうあれ、まずそれが欲しいのだ。
それが今日の追い詰められた時間ではあれ見れた。
伝わってきた。
それをヴォルティスから感じたくて、ヴォルティスから感じられることを信じていて、そして今日、ヴォルティスから伝わってきたから、また応援するために試合に行くのだ。
等々力に行くのだ。
 
負けたことは事実だ。
だが、それは既に過去のことだ。
今日はそれくらい価値のあるものを感じられた。

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2012年10月 2日 (火)

渦帝の音楽ノート 第8回 メタルチャーチ

前回の音楽ノートで一つの終着駅というべきものを3日も掛けて書いたもんで、ちょっとネタ以前に気力切れした音楽ノートですが、ぼちぼちと書いていこうと思います。
 
で、再開となる第8回はシアトル出身のメタルチャーチです。
85年にアルバム「METAL CHURCH」でデビューした彼らの音楽性はまさに正統派ヘヴィメタルというべきものでした。
デビュー時のメンバーは、デヴィッド・ウェイン(Vo)、カート・バンダーフーフ(G)、クレイグ・ウェルス(G)、デューク・エリクソン(B)、カーク・アーリントン(Dr)。
ハイトーンでパワフルなデヴィッドのヴォーカルは素晴らしく、デビュー時から日本でもマニアは目をつけていました。
2ndアルバム「THE DARK」は、1stアルバムよりスピード感のある、ザクザクと気持ちいいリフが印象に残る1曲目「TON OF BRICKS」、2曲目「START THE FIRE」、3曲目「METHOD TO YOUR MADNESS」など、ライブでも定番となっていく曲も収録されているステップアップを果たしたいいアルバムです。
バンドに大きく風が吹き始めたのは、そのデヴィッドが脱退し、マイク・ハウにヴォーカルがチェンジした以降でした。
Blessinfdis 3rdアルバム「BLESSING IN DISGUISE」(1988)では、ギターもカート・バンダーフーフからジョン・マーシャルに交代しているものの、カートは作曲面で参加しました。
デヴィッド時代より、ハスキーで低いトーンですが、表現力の素晴らしいマイクのヴォーカルを活かした楽曲群が並んでおり、デヴィッド時代は、悪く言えば典型的なヘヴィメタルバンドだったメタルチャーチが、個性を手に入れた作品になりました。
5曲目「BADLANDS」は、ライブでもシメに演奏される代表曲となりました。
そして、4thアルバム「THE HUMAN FACTOR」(1991)は、メジャーレーベルとの契約を獲得して作成され、バンドを最も高いところに押し上げた記念Humanfacter すべきアルバムになりました。
前作「BLESSING~」よりも、1st、2nd寄りな、正統派ヘヴィメタルを踏襲しつつ、マイクのヴォーカルを活かした楽曲が並び、また、メジャーレーベルゆえにサウンドプロダクションもよく、メタルファンにとって非常に掴みやすく、それでいてメタルの王道を押さえた作品となっており、日本でもかなり好評なアルバムとなりました。
さらに、メタルの大物バンドのツアーでも前座に起用されて全米を回るなどして知名度を上げていきます。
その評価もあり、バンドはついに初来日も果たします。確か1992年だったはずです。
 
来日公演は川崎のクラブチッタで行われました。
結構注目度が高く、私も当時の友達を手分けしてチケットを確保。
スタンディング形式のかなり前の方で観ることができました。
オープニングは1stからの「BEYOND THE BLACK」でした。
同じ90年代初めころに来日した中堅メタルバンドでは1stアルバムからの曲を最初に持ってくるケースがありました。
これはデビュー時から応援しているファンへの感謝とともに、観に来ているファンを試している(1stの曲を知っているかどうか)意味もあったようです。
セットリストはこれまでの4枚のアルバムから満遍なく演奏されましたが、マイク・ハウは、しっかりとデヴィッド時代の曲も歌えていました。
すごく満足度の高いライブでした。
実は、ブートでこの日の公演のCDを持っていて、今でもウオークマンで聴いています。
 
4thアルバム「THE HUMAN FACTOR」で順調にステップアップされてきたメタルチャーチでしたが、ここがバンドとしての頂点でした。
このあと、メジャーレーベルの契約がドロップになり、93年に5thアルバム「HANGING IN THE BALANCE」をリリースし、2度目の来日も果たすのですが、その後マイクが脱退して音楽業界からも引退。バンドは一度解散してしまいます。
 
その後、脱退していながら実はバンドの実質的リーダーであったカート・バンダーフーフ中心にオリジナルメンバーで再結成を果たしますが、成功は収められず再度解散。
デヴィッド・ウェインは交通事故による頭部への負傷が原因で2005年に死去しています。
 
私が思うメタルチャーチの最高傑作は4th「THE HUMAN FACTOR」ですね。
いわゆる捨て曲という、印象が薄いとか、飛ばして次の曲聴いちゃうような曲が1曲くらいしかなくて、ライオットの「THUNDERSTEEL」、ヴィシャス・ルーマーズの「Welcome To The Ball」と並ぶメタルの名盤ですね。
 
ああ、ライオットの名前出したら、ライオット書きたくなっちゃった。
次回はライオットにしよう。

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