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2012年10月 2日 (火)

渦帝の音楽ノート 第8回 メタルチャーチ

前回の音楽ノートで一つの終着駅というべきものを3日も掛けて書いたもんで、ちょっとネタ以前に気力切れした音楽ノートですが、ぼちぼちと書いていこうと思います。
 
で、再開となる第8回はシアトル出身のメタルチャーチです。
85年にアルバム「METAL CHURCH」でデビューした彼らの音楽性はまさに正統派ヘヴィメタルというべきものでした。
デビュー時のメンバーは、デヴィッド・ウェイン(Vo)、カート・バンダーフーフ(G)、クレイグ・ウェルス(G)、デューク・エリクソン(B)、カーク・アーリントン(Dr)。
ハイトーンでパワフルなデヴィッドのヴォーカルは素晴らしく、デビュー時から日本でもマニアは目をつけていました。
2ndアルバム「THE DARK」は、1stアルバムよりスピード感のある、ザクザクと気持ちいいリフが印象に残る1曲目「TON OF BRICKS」、2曲目「START THE FIRE」、3曲目「METHOD TO YOUR MADNESS」など、ライブでも定番となっていく曲も収録されているステップアップを果たしたいいアルバムです。
バンドに大きく風が吹き始めたのは、そのデヴィッドが脱退し、マイク・ハウにヴォーカルがチェンジした以降でした。
Blessinfdis 3rdアルバム「BLESSING IN DISGUISE」(1988)では、ギターもカート・バンダーフーフからジョン・マーシャルに交代しているものの、カートは作曲面で参加しました。
デヴィッド時代より、ハスキーで低いトーンですが、表現力の素晴らしいマイクのヴォーカルを活かした楽曲群が並んでおり、デヴィッド時代は、悪く言えば典型的なヘヴィメタルバンドだったメタルチャーチが、個性を手に入れた作品になりました。
5曲目「BADLANDS」は、ライブでもシメに演奏される代表曲となりました。
そして、4thアルバム「THE HUMAN FACTOR」(1991)は、メジャーレーベルとの契約を獲得して作成され、バンドを最も高いところに押し上げた記念Humanfacter すべきアルバムになりました。
前作「BLESSING~」よりも、1st、2nd寄りな、正統派ヘヴィメタルを踏襲しつつ、マイクのヴォーカルを活かした楽曲が並び、また、メジャーレーベルゆえにサウンドプロダクションもよく、メタルファンにとって非常に掴みやすく、それでいてメタルの王道を押さえた作品となっており、日本でもかなり好評なアルバムとなりました。
さらに、メタルの大物バンドのツアーでも前座に起用されて全米を回るなどして知名度を上げていきます。
その評価もあり、バンドはついに初来日も果たします。確か1992年だったはずです。
 
来日公演は川崎のクラブチッタで行われました。
結構注目度が高く、私も当時の友達を手分けしてチケットを確保。
スタンディング形式のかなり前の方で観ることができました。
オープニングは1stからの「BEYOND THE BLACK」でした。
同じ90年代初めころに来日した中堅メタルバンドでは1stアルバムからの曲を最初に持ってくるケースがありました。
これはデビュー時から応援しているファンへの感謝とともに、観に来ているファンを試している(1stの曲を知っているかどうか)意味もあったようです。
セットリストはこれまでの4枚のアルバムから満遍なく演奏されましたが、マイク・ハウは、しっかりとデヴィッド時代の曲も歌えていました。
すごく満足度の高いライブでした。
実は、ブートでこの日の公演のCDを持っていて、今でもウオークマンで聴いています。
 
4thアルバム「THE HUMAN FACTOR」で順調にステップアップされてきたメタルチャーチでしたが、ここがバンドとしての頂点でした。
このあと、メジャーレーベルの契約がドロップになり、93年に5thアルバム「HANGING IN THE BALANCE」をリリースし、2度目の来日も果たすのですが、その後マイクが脱退して音楽業界からも引退。バンドは一度解散してしまいます。
 
その後、脱退していながら実はバンドの実質的リーダーであったカート・バンダーフーフ中心にオリジナルメンバーで再結成を果たしますが、成功は収められず再度解散。
デヴィッド・ウェインは交通事故による頭部への負傷が原因で2005年に死去しています。
 
私が思うメタルチャーチの最高傑作は4th「THE HUMAN FACTOR」ですね。
いわゆる捨て曲という、印象が薄いとか、飛ばして次の曲聴いちゃうような曲が1曲くらいしかなくて、ライオットの「THUNDERSTEEL」、ヴィシャス・ルーマーズの「Welcome To The Ball」と並ぶメタルの名盤ですね。
 
ああ、ライオットの名前出したら、ライオット書きたくなっちゃった。
次回はライオットにしよう。

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コメント

このバンドが不運だったのは、ブレイクしかかった時が、丁度グランジ・オルタナ全盛でMTVでもプロモクリップがかからなかったことかな。ヘッドバンガーズボールも終わちゃってたし...ジョン・マーシャルはメタリカのジェームスの代わりにギターをツアーで弾いていたのは有名な話。1回目はスケボーで骨折した時、2回目はパイロに突っ込んで大やけどをした時。一時期再結成もしたけど、全く商業的には失敗。今どうしているんだろう?

投稿: あーせなる | 2012年10月 5日 (金) 23時39分

いいバンドだったけどね。
やはり、エピックに契約切られたことが一番痛かったかもしれないね。
あとはヴォーカルじゃないかな。
後任者の実力以前に、マイクやウェインの存在感を超える人間が出てこなかったこともあると思うな。
特に日本では。
これはヴィシャス・ルーマーズも同じ。

投稿: AWAN渦帝 | 2012年10月 6日 (土) 08時14分

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