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2014年7月28日 (月)

ドウグラスに応える勝利。ヴォルティス、大宮で快勝!

2014 J1リーグ戦 第17節 2014年7月27日(日)
 

大宮アルディージャ 1 - 3 徳島ヴォルティス
得点:(大宮)前半18分 ズラタン
    (徳島)前半9分 高崎 寛之、前半26分 高崎 寛之、後半12分 衛藤 裕

 
旧称は大宮サッカー場だっただろうか。
大宮アルディージャのホーム、NACK5スタジアム大宮へ行くのは少なくとも15年はご無沙汰だったと思う。
当然、改修されて現在の様相になってからは初めての訪問であり、実質初めて来たと言ってもよかった。
かつて知っている風景とはスタジアムは一変しており、隣の野球場にその思い出を感じるほどだ。

 
ヴォルティスの試合では過去に大宮サッカー場(偉く傷んだ古い球技場だった)時代に、NTT関東(アルディージャの前身)と対戦したときに来ている。
その時は、セッキーこと、関口隆男のゴールで先制したが、その後逆転負けしている。
セッキーのゴールは今でも覚えていて、FKをキーパーが弾いたのをダイレクトで合わせたストライカーらしいゴールだった。
我々の目の前で決めたので、ゴール直後にガンマンポーズのパフォーマンスをしてくれてとても印象に残っている。
応援をした試合で来たのはあれが最後だったかもしれない。

 
大宮アルディージャとはナビスコカップで対戦しており、そのときはリードしていた試合を追いつかれホーム初勝利を逃している。
平日のナイターで、アルディージャサポーターも少なかったが、彼らはダンボールでサポーター人形を配置して増員(?)を図った。
ああいう創造的なジョークは個人的には大好きだ。
ただ、いまだホームでは未勝利で、あの試合勝てていればと思うと悔しい試合になった。
後半から渡邉大剛を投入されてから流れを変えられたこともあり、この日も要注意だと個人的には思っていた。
さらに、近年の大宮の特長ではある前線2トップの外国人FWの強さは最大限の注意が必要だった。

 
ヴォルティスは今週、元コロンビア代表で、昨季はヴィッセルの選手として開幕戦で強烈な敗北感を味あわされたエステバンを加入させた。
ボール奪取能力が卓越しているこのMFは補強の目玉のようだ。但し、攻撃力アップには直接貢献はしてくれそうにない。
そして、彼の加入により弾きだされる形で4年に渡ってチームに在籍したドウグラスが京都サンガへ移っていった。
ドウグラスはお馴染みのTポーズに表されるように徳島という街をとても愛してくれていた。
多くのサポーターにも愛されていただけに、彼が去らなければならなくなったのは悲しかった。
我々以上にチームメイトの選手たちは強い思いがある。
試合後に、大崎がツイッターでドウグラスへの思いを語っている。
ドウグラスは先日の京都デビュー戦でも決勝ゴールを決めており、その活躍は今節のヴォルティスの選手たちを勇気づけたようだ。

 
試合の入りはいきなりゴールポストに助けられるなど悪かった。
左サイドのアレックスの背後をつかれ続けたのは、前節でのアレックスの貢献を脅威に感じ、先手を打って塞ぎに来たのかと感じていた。
ただ、そんな悪い流れを高崎が変えてくれる。
エリア付近で足元にボールを受けると絶妙なタイミングでターンして自分で切り込んでいき、思い切りよく打ったシュートはGKのニアサイドを打ち抜いて先制点を奪った。
リーグ戦再開後から安定してきている守備のカタチを活かすには先制点はとても重要で、絶対に負けられないこの試合を制するには必須だった。
また、チームは自信も持ち始めていて、10分後にGK長谷川のちょっと稚拙なキャッチミスから同点に追いつかれながらも、臆せずにまた点を取りにいった。
その結果、質の高いクロスと高崎の絶妙な動きから2点目を奪い、チームをさらに大きく勇気づけた。
試合を決めた3点目の衛藤のゴールを呼び込んだ佐々木一輝の積極的な攻めの姿勢も絶対に影響を受けていたはずだ。
試合が進み、高い湿度にも影響を受け、次第に大宮2トップの動きが疲弊していくと大宮は攻め手をさらに失い、逆にヴォルティスはカウンターから幾度も大宮を脅かすようになっていった。まずしっかり守る姿勢は保ちながら、転じての攻めを絶えず意識してヴォルティスは試合を作っていた。
後半30分を過ぎるころには大宮はチームとして停止してしまっていていた。
注意の必要な渡邉大剛は、自分の所在を無くしていき、途中でベンチに下げられた。
試合後のいろんな情報から、現状の大宮はチーム内情に問題を抱えているようではあった。
だが、ヴォルティスが勝利したのはそのせいでは断じてない。
進化したヴォルティスのサッカーが大宮の問題を剥き出しにしたに過ぎない。
この試合に限って言えば、ヴォルティスは勝利すべきチームだった。それがその通りになっただけだ。

 
絶対に勝利しかないこの試合は、勝利以上の成果、自信をも手にして終えられた。
試合後、高崎は「選手たちは諦めてないので応援をお願いします。」と言った。
ドウグラスの移籍に最も影響を受けているのは、もしかしたら彼なのかもしれない。

 
この日のヴォルティスサポーターの応援も力強かった。
思っていた以上に狭いエリアに限定され、旗振りである自分は周りに多少迷惑も掛けたが、その狭いエリアにこれも思っていた以上に大勢の人が集まったことで非常にモチベーションの高い応援になった。
初めてヴォルティスのゴール裏に来たらしい、普段関東に住んでいる人も多かったように思う。
試合後、彼らの中にはヴォルティスの応援の盛り上がりに興奮を抑えられない人もいた。
地蔵になってしまう時間帯もあったが、そんな人も最終的にはかなり勢いがついていた。
試合中、周囲を観察もしていたが、地蔵になってしまう人をピンポイントで刺激するのも効果があるが、この日みたいに放っておいてもできる人たちをもう少し盛り立てるだけでも、ご新規さんにも影響を与えられるように思った。
そういう面も含めて、いろんな人があの狭いエリアで共に声を出し、跳ね、そして勝利できたことは大きな収穫だったのは間違いない。
きっと今後に活きてくるように思うし、活かしていかないといけない。

 
しかしである。
まだホームで勝っていない。ホームで勝つことに勝る効果はない。
次はホームで。
高崎が言ったように、諦めず、絶対にのし上がってやる。
見とけ!ってヤツだ。

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