« 低い質、そして一昨年から何も変わっていないことへの失望。もっとも... | トップページ | 恐れと弱さ。ヴォルティス、FC東京に完敗以上の完敗。 »

2014年9月21日 (日)

ヴォルティス、勝負処で出たミス、出なかった勇敢さ。そしてここから先。

2014 J1リーグ戦 第24節 2014年9月20日(土)
 

徳島ヴォルティス 0 - 2 大宮アルディージャ
得点:(大宮)後半11分 ムルジャ、後半35分 ムルジャ

 
勝てて初めて小さな希望が灯り、負けると極めて大きな絶望感を背負う試合だった。
そもそも、ずいぶん前からそういう状況だ。
そんな中でも残留することを諦めない!と自分を、仲間を、実は仲間でもなく応援に興味もそんなにない人たちを、そして誰よりも選手たちを鼓舞することを心底からできる人はそうはいない。
自分もそこまではできないと思う。
自分自身がそこまでの自信がないと自覚していても、それでも自分を奮い立たせ周りを鼓舞することができるだけでも素晴らしいメンタルだと思う。

 
それでも、それが良い結果に結びつかないことはよくある。
むしろ、そういうときの方が多い。
正直に言って、今のヴォルティスは今の順位の通りのチームレベルである。
それは今気づいていたことではない。
かなり前にそう気づいていることだ。
多分みんなもそうだろう。
そうだと本気で周りに言えるわけはないとしても。

 
今日、試合を決定づける大きなミスが2つあった。
それは観客を絶望させるには十分過ぎた。
負けると極めて重大な意味を持つ試合で犯すミスとしてはあってはいけないミスだった。
ミスを犯した軽率さに加えて、何らかのプレッシャーや、集中の欠如があったとしたら、それを生み出したのは何なのかは選手は良く考えてほしい。
それを説明してくれても困るので、それはいらないが。

 
自分の視点としてはそれ以前に、試合開始から先に失点することを”どこかで”恐れていたんじゃないのかということを問いたい。
もっとリスクを冒してでも勇敢さを持って先制点にこだわってほしかった。
それであればもう少し内容が評価できたかもしれないし、そうでもないとしてもだ。
打っても打っても入らない。そのうち息切れしたらあっさり失点なんてパターンもある。
それでも先制点にこだわるところをプレーで表現してほしかった。
どこかで先に失点することを恐れていたんじゃないの?とは思う。
前半終わってシュート2本だった時点で、そういうふうに私には見えた。
その上でああいう負け方をしては、試合そのものの意味を貶めてしまう。
結局、こういう大事な試合でチームの本当のレベルが明らかになるということを残念なカタチで認識させられてしまった。

 
但し、こういう試合をしている現状であっても、全てが終わるわけではない。
事実23日にはまた試合がある。
勝てるとは思えないと思っている人もかなりいるだろう今であっても、残酷でも試合は来るのだ。
試合がある限り、無駄な試合にしてはいけない。
横断幕の通り、思い出作りにJ1に来ているわけではない。
だが、思い出作りにしてしまうかどうかの決定権が選手たちにだけあるわけではない。
何故なら選手たちや監督が、今季終了して契約延長されず、チームを去ったならば彼らには嫌でも思い出で終わってしまう。
大事なのは結局自分たちはどうなのだ?ということ。
キレイごとではなく、事実そうだ。
ここから先、自分自身の中でそれぞれがどう応援していくのか?
それはそれぞれの中にしかなくて、仲間に対しても本心は言えないだろう。
が、それが今季、可能性は少なくとも奇跡を呼ぶ可能性になるし、来季、その先に影響してくるだろう。
全ては自分たち次第だ。
今経験している時間はヴォルティスサポーターとしてこれまでの中で最も意味のある時間なのだ。
それができる権利を勝ち取ったのは去年の頑張りで、今も戦っている選手たちの多くがそれにかかわってくれている。
全てはそこから、それ以前からの積み重ねに今が乗っかっている。
ここから先、選手たちとどう戦っていくのか?
断ち切るか?大事にするのか?それも自分たち次第だ。
何故なら選手たちは契約があって、ヴォルティスのシャツを着て試合に出なきゃいけない。
嫌でも我々の目の前で試合をしなきゃいけないのだ。
彼らも我々をしっかり見ている。
我々が彼らをどう見ているかもわかっている。
それはわかっておかないといけない。
彼らは都合のいい時だけ仲間なのではない。

 
今はとても大事な時期だ。
大人になれるかなれないかの曲がり角に来ている。
この間の等々力であらためて実感したが、この10年思っている以上に成長がない。
というより厚みが身に付いてない。
それはいつか跳ね返ってくる。その時以降は成長させてもらえなくなる。
すごく小さいままで終わったことが人生のいろんな場面で実感することになる。
そうならないためにも今を大事に考えないといけない。
今感じている不安や屈辱や絶望感にも大事な価値があるのだ。

|

« 低い質、そして一昨年から何も変わっていないことへの失望。もっとも... | トップページ | 恐れと弱さ。ヴォルティス、FC東京に完敗以上の完敗。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 低い質、そして一昨年から何も変わっていないことへの失望。もっとも... | トップページ | 恐れと弱さ。ヴォルティス、FC東京に完敗以上の完敗。 »