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2015年1月 5日 (月)

試練の4連戦の収穫。オールジャパンで千葉ジェッツ健闘。

第90回天皇杯 全日本総合バスケットボール選手権大会(オールジャパン2015)準々決勝
日程:2015年1月4日(日)
国立代々木競技場第一体育館
千葉ジェッツ 72 - 74 トヨタ自動車アルバルク東京

 
天皇杯といえばサッカーでは元旦というと、決勝が定番であったが、バスケットボールでは実は1回戦の日なのである。これは面食らう。
で、4日連続で試合がある。1回戦から出場すると正月は毎日試合だ。
少なくとも三が日全て試合(勝ち進めば、だが)というのは選手、スタッフ、ファンにとっても相当キツイスケジュールだ。
全部行ける人はなかなかいないだろう。
かくいう私も三が日は親戚回りだったので、3日の3回戦でジェッツがアイシンを破らなかったら今年は観戦できずに終わるところだった。
試合が放送されていないのでよくはわからないが、NBLのウェスタンで首位を独走するアイシンを破るというのはなかなかに大きな仕事だ。
もちろん、NBLとは外国人選手のルール等条件が違うのでフラットには評価できないが、もしかしたら条件的にリーグよりキツイ条件かもしれない。
いづれにしろ、アイシンに勝てたことはジェッツにとって今後プレーオフ出場を果たす上での自信にはなる。
それだけでも収穫はあった。
去年、和歌山トライアンズに跳ね返された試合を観たが、去年からは大きな成長をしている。

 
4日、トヨタアルバルクとの4回戦。
トヨタは3日からの出場でまだ2試合目。ジェッツは4日連続で試合をすることになっている。
バスケットボールに詳しくなくても、ジェッツの方がかなり疲労しているのは明らかだ。
この大会は権威はあるんだろうが、いろんな点でメチャクチャだ。
サッカーの天皇杯もいろいろスケジュール等言われるが、こっちの天皇杯はその比じゃない。
シード権を獲得して2日もしくは3日から出場しないかぎりは優勝は難しいだろう。
できたとしても怪我人を作ってしまう可能性が高い。

 
ただ、そんな厳しい条件の中でもジェッツは最善を尽くして健闘した。

 
疲労は隠せなかった。
3Pはことごとくリングに嫌われた。
ようやく最初に3Pが決ったのは(覚えているのが正しければ)前半(2Q)終了直前に西村がブザーを決めたときだった。
それが決ってなかったら2桁差で折り返していただけに大きな3Pだった。
後半3Q、ジワジワと追い詰めながら、また離されたり、相変わらず3Pが決らないなどで苦戦する。10点差。
4Q、判定にも苦しめられ、荒尾の退場(外国人がon1なので荒尾の退場は痛かった)などもあって、こりゃ万事窮すかと感じた瞬間もあった。
一時、1点差にまで追い詰めたがFTでバレルが外したりもした。
それでもそこからまた追いすがり、ラストにはまた2点差まで追い詰めた。
西村の3Pが決ればミラクルが起きる!...と思ったが、そこまでは神様は優しくなかった。
2点差。が、4連戦の厳しい条件からしたら十分勝者に値する敗者だった。
この試合の主役は間違いなくジェッツだった。
個人的に一番盛り上がったシーンは微妙な判定でコートを囲むスポンサーのボードが倒れたシーンだった。
何故倒れたかは詳しく書かないが、その直後は試合そっちのけでその後の顛末を眺めながら心の中で爆笑していた。
周りに一般のお客さんが大勢いたので声には出せなかったからだが...可愛かったよ。

 
惜しい敗戦になったが、来年は3日くらいから出場して杯を狙えるようにしたい。そこからのジェッツを観てみたい。
そのための今年のオールジャパンだと割り切りたい。
この4日間のジェッツの戦いぶりなら十分現実的な絵図だと思う。

 
ジェッツ云々はとても収穫のある試合だったが、観戦者としてバスケの天皇杯はいろいろ思うところがあった。
会場のアリーナ席の席割りが何ともイビツに感じたのは、サッカーとして比較してという観点がきっと自分の中にあったからだとは思う。
だが、アリーナのゴール裏片側を全部プレス席にしているレイアウトは、去年もそうだったが、そこに座っている記者と明らかに記者じゃない人(子供?)の数からしてもスペースを取り過ぎてはいた。
まあ、その席分の招待状はメディア、プレス各社に送ったんだとは思う。
多すぎるプレス席と同時に来なかったメディア、プレスも相当数いたんだと思う。
正月は他にも花形のスポーツイベントが多く、バスケは不利だ。
駅伝、高校サッカー、ライスボウルと強力なライバルが多い。
この試合に限ってかもしれない(他の試合を観ていない)が、審判の判定、基準というより技術なのかもしれないが?がつくものも多かった。
ただ、これもバスケットボールの審判をしている人の待遇や、レベルアップするための環境整備、正月に動員されるキツさなどいろんな観点から考えないといけないだろう。
もちろん、日本のバスケットボールの協会の運営、選手(代表も含め)のレベルアップ、そして何より人気も高めていかないと改善しないと感じている。
この日、代々木第一の4割くらいの座席を使用していたと思うが、そこがようやく8割埋まるくらい。
何より、観客の年齢層が高い。
10代、20代の観客が少ない。
これがサッカーとの一番大きな違いかもしれないが、若年層のファンをもっと開拓していかないと何より未来が見えてこない。
若年層が増えればプロスポーツとしても熱をもっと持ってくるだろう。それは良し悪しあるとは思うが、でないと厳しさが現場の中心に伝わらないだろう。
人気が出れば選手の待遇も変わるし、引退後のキャリアも全然変わってくるし、審判のレベルアップを図るための環境整備が資金面でも進むだろう。
審判の待遇も変われば、もっと審判をやりたいという人も増えてくるだろう。
現状の審判のレベル問題の原因は、審判をやれる人の層が薄いことも原因の一つだと思う。
それはすぐにはどうにかならない。時間がいる。
そして協会だけでなく、選手、ファンもただ不満を言うだけでなく、どうすればいいかのアイデアを出していかないといけないだろう。
不満を言うならまだしも、ただ見下すようなことしか言わない人もいてそれでは何も生まれない。
その辺も変わらないといけないんだろう。
もう少し言えば、当日応援の体制でもトヨタとジェッツでは不平等だったと思うが、それもいろいろ事情があるんだろう。それも含め、この天皇杯は、そういうバスケ界のいろんな現状の縮図となってしまっているのかもしれない。

Dsc_1062

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