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2015年2月 1日 (日)

ジェッツ、JBの怒りで目を覚ます。喜べない大逆転勝利。

2015年1月30日、31日 とどろきアリーナ

2014-2015 NBL第16節
30日 東芝ブレイブサンダース 82 - 67 千葉ジェッツ
31日 東芝ブレイブサンダース 82 - 87 千葉ジェッツ

 
2014-2015NBLは折り返しを迎えた。
千葉ジェッツは少しづつだが確実に成長を重ねている。
それは誰もが感じている。もちろん選手たちもだろう。
ただ、今シーズンの目標はプレーオフ進出である。それを忘れてはいけない。
ワイルドカード争いまで考えれば何とかなりそうな立場にあるが、それで満足するくらいなら最初から闘う気持ちなど必要ないだろう。
そこそこやって、そこそこで満足してプレーオフ出場が決まった時点できっと満足して終わるだろう。当然、1回戦で負けるだろう。
それでも誰も文句を言わないだろうし、むしろ感動をありがとうと言われて終わるだろう。
それが目指すところなのか?
自分は嫌だ。
目指すなら本気で上へ上へ行きたい。
サッカーでの話だが、自分が応援するチームが出場した世界大会で、ブラジルのエースになる選手を擁するチームに敗れたときに悔しくてTVの前で泣いた。
たなぼたみたいな感じで直前に出場が決まった大会ではあったが、世界一が狙える大会だった。
本当の強豪とは差はハッキリあった。完敗だった。
でも悔しくて本気で泣いたのは、負けたこと以前に目指すものが見えたからだ。それが欲しくて堪らなくなったから泣いた。
世界一になる。死ぬまでに。
だからそれ以降、ガラケーのストラップには大会のトロフィーのアクセサリーがずっとぶら下がっている。
目指すものがあって、それを追及し続けられない者は一流にはなれない。
目指すものを掴んだら、次に目指すものがすぐ見えてまた追求を始められる者だけがプリマクラッセ(超一流)になれる。
目標を追い求められないものは成長する気がないと見なしますと仕事の上司に言われたことがある。
それができないと社会責任を果たせない会社が私が25年いる会社だ。
強者だけが生き残れるプロスポーツならなおさらだ。
千葉ジェッツはどうだ?

 
最低でも3位で終わりたい。文句なくプレーオフに出る順位で終わりたい。
そのためには残り試合を21勝6敗以上で乗り越えなくてはいけないと見ている。
21勝6敗でも通算では勝率.666だ。
今3位のリンク栃木は前節終了時で勝率.679だ。
足りていないことは子供でもわかる。
だが21勝6敗というのは勝率.777だ。
これは両カンファレンスの2位よりも高い。ハードルは高い。
だがやるしかないのだ。
本当の目標はプレーオフ進出の事実を作ることではなく、プレーオフに進出したことで人々の評価を高め、試合を観に行きたいと思ってもらうことだ。
それをはき違えちゃいけない。
今季当初にやったキックオフフェスタが去年よりも人が少なかったことは、関心が薄れた人が増えているということの証しだ。
そこそこの目標達成で褒めてもらうつもりなら肩すかしを喰らうぞ。
もっと危機感を持て。

 
今節は金曜日に初日を迎えた。
昨シーズンは歯が立たなかったリーグチャンピオンの東芝との試合。とどろきアリーナだ。
ニック・ファジーカスはリーグトップの選手といってもいい。
篠山竜青は戦線離脱しているが他にもハイレベルな選手は大勢いる。戦力ダウンはそれほどではない。
その通りに1戦目は課題の1Qから突き放され12点差。
そのまま2Q、3Qは互角のように戦っているように見えて差を詰めさせてもらえず、4Qでトドメを刺された。
終始東芝のペースのまま、気がついたら試合は終わった。
前節リンクに負けたときと全く同じだった。完敗だ。
つまり前節と同じことを繰り返したわけで、この時点では成長どころか実質後退したとみられても仕方ない敗戦だった。

 
そして今日。
次のホームゲームが2月末までないのでアウェイゲームに行こうと思っていた。
東芝との試合はとても重要だし、正直行ける範囲のアウェイだし、また東芝というのも個人的な古い因縁を呼び起こす会社だということもあって行ってきた。
古い因縁とはもちろんサッカーのことでサポーターデビューした1993年とか1994年のサッカーJFLでJリーグ昇格を目指す私の応援するチームは同じリーグの東芝にとても苦しめられた。
1993年、屈辱的な敗北をホームで味わったこともある。
当時の東芝は元ウルグアイ代表のペドロ・ペデルッチ、パナア代表だったホルヘ・ルイス・デリー・バルデスを擁し本当に強かった。
その借りは翌年ホーム、アウェイで両試合とも激戦の末の劇的な延長勝ちで返したが、そのアウェイ戦は等々力陸上競技場で、とどろきアリーナの隣だ。
因縁が燃え上がるのには十分過ぎた。
会場が企業部らしい何のホスピタリティもないような会場と、魅せるものとしての質、熱心なファンの扱い(?)だったことは正直どうでもいい。
自分からしたら所詮ヨソの話だからだ。関心は低い。大事なのは自分たちだ。
試合開始直前に到着したが、キッチリと気持ちがすぐに入って試合にギアが入った。
が、序盤は昨日以上に酷かった。
ゾーンディフェンスが嵌らず、素早いパス回し、ブラインドを突いて侵入する相手を捉えられずに失点を重ねると、マークの受け渡しもバラバラになり更に状況は悪化していった。
ゾーンがどんどん狭く小さくなって、さらに皆ボールウオッチャーにもなり、さらに失点が続いた。
すると気持ちも下を向くようになり1Q終了近くは既に負け犬状態だった。13点差、17-30。酷過ぎだ。
1Qでリードされて終わると極端に勝率が悪いジェッツからしたら完璧な負けパターンだった。
それは2Q半分程までその状況が続く。
ディフェンスをマンツーマンに切り替えたが、石井講祐が狙い撃ちを喰らい、ことごとく振り切られて失点を重ねる。
いいようにやられた講祐はピエロ状態だった。
17点差になったオフィシャルタイムアウト時。その直前のプレーでも完全にブラインドを突かれて決められた。
その時、一人の男の堪忍袋が切れた。
JBこと、ジャスティン・バレルだ。
オフィシャルタイムアウト時、激昂したJBはHCのレジー・ゲーリーを大声で制して選手の輪の外に置き去りにし、選手たちに向かってひたすら大声で怒鳴っていた。
言っている内容は教えてもらうまでもないだろう。
直前のプレーも含め、気持ちが切れて動きが止まっていたチームメートに我慢がならなかったのだろう。
それは見ているコッチも同じ気持ちだった。

 
試合はそこから流れが変わる。
オフィシャルタイムアウト後から西村、バレル、パリス・ホーン、リカート、龍猛の3P、講祐とスコアを決めて追いつき始めた。
2Q前半が5-9だったのが2Q後半は18-4。40-43まで迫った。
ただ、それでもベンチは大人しいままなのが自分には不満のままで、チームメートが流れを盛り返しているのにベンチはほとんど座ったままだった。
これでは折り返した後半は逆戻りだ。そう思った。
ハーフタイム、戻ってきたキャプテンの佐藤博紀に「ヒロ、ベンチが大人し過ぎだ。」と怒ってやった。
実は前節、スタンディング仲間のクロさんの友達がリンクの選手はアップ時から声が出てるのにジェッツの選手は静かだと言っていたと聞いた。
悪いこととは言いきれないが、前半ベンチにいる選手たちは大人し過ぎて試合に交代で入ったときにすぐに試合に入れるのか疑問を感じるほどだった。
正直、ヒロに言ったとき自分は怒っていた。
闘えないやつは終わるぞ。

 
後半、戦術的に大きな違いがあったとは感じていないが、厳しく、そして自分たちからアクションができるようになった。
前半やられっ放しだった講祐がディフェンスでオフェンスファウルを貰ったりした。
ベンチもショットが決まると皆立ち上がりコート際まで出てきて盛り立てるようになった。
シーソーゲームが続く。逆転、逆転を繰り返す。
しかし、東芝はこの辺であっさりリズムを渡すチームではない。
そこがリンクの時と違う。
4Q残り7分、ファジーカスが決めて67-72。5点差になる。
自分も後半は完全にギアが上がっていたので、スタミナがきつくなってきていた。
だが、もしこのまま、クソみたいな1Qから盛り返して惜しくも負けたが頑張ったねで終わらせるのかと考えたとき、絶対に嫌だと思った。
勝つことに拘らないといけないと思った。
選手たちもあきらめなかった。
パリス、龍猛と連続3Pが決まり、またも逆転。73-72。
しかし東芝もファジーカス、大西が決めてまた73-76。
ジェッツ、パリスとリカートがやり返す。77-76。東芝5ファウル。
東芝、ボーズマン。77-78。
ジェッツ、龍猛。79-78。
東芝、山下3P。79-81。
ジェッツ、リカートがファジーカスからファウルオン。FT決めて81-81。
続けて龍猛がファジーカスからファウルオン。FT決めて83-81。ファジーカス4ファウル、残り1分13秒。
東芝、ジュフ磨々道がJBからファウルオン。ジェッツ5ファウル。だが1本外す磨々道。83-82。勝負はここで決った。
最後は87-82だった。

 
見たかコラ!みたいな気持ちにはなった。
意味のある勝利だった。
自分の計算では21勝6敗の1敗は今節で見込んでいたから上々かもしれない。
だが...。
2Q後半からここまでやれる、東芝という昨シーズンの王者相手にこういう逆転劇をやれる力があるのであれば1Qからやらないといけない。
正直、JBの激が無かったら、60-100くらいで負けててもおかしくない試合だった。
ウチの奥さんに今日の試合の話をしたら、ボソッと「やれるなら最初からやれよ」と一言だった。
自分も全く同じ気持ちだ。
東芝に一発喰らわしてやったのはしてやったりだが、それは個人の因縁もあったからで、ジェッツは褒められるほどじゃない。
どうにか勢いで勝ててるだけだ。
それがいかにガラスの勢いなのかは今日の序盤を見ればわかる。
繰り返すがJBがキレなかったら負けた試合だった。
喜んだり、泣いたりする試合ではない。
もっと気持ちとインテンシティとコンセントレーションをコート内外で、試合だけでなく練習でも、普段でも高めないと人に振り返ってもらえないぞ。
それがプロだろう?

 
この日ベンチ外で後ろでずっとイスに座ってたホッシー。
君はこの試合で何を感じた?
そこに座ってていい選手じゃないんだぞ、君は。

Tousiba001


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