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2015年3月30日 (月)

恐れに負けては勝つことはできない。ヴォルティス、まず自分たちの中に勝て。

2015 J2 第4節 栃木グリーンスタジアム
栃木SC 2 - 1 徳島ヴォルティス
(得点)栃木:21' 河本 明人、89' 阪野 豊史
    徳島:90+3' 廣瀬 智靖

 
栃木SCのホームであるグリスタは自分にとってはとても思い出深い場所である。
初めて行ったときは今から15年前だった。
栃木SCがJFLに昇格して初のホームゲームであった。
試合前には頭上で雷が鳴りながら退避する場所もなく、落雷で死ぬかもと思ったことがある。
試合中に近所の商店の店主を名乗る老人に襲撃されたこともある。
試合開始早々ゴールが決まるという有難いジンクスもあった。
スタジアムへは路線バスで1時間。それも運転手のタバコ休憩付きという驚くべき路線を使うか、高額なタクシーで行くしかなかった。
今は無料のシャトルバスが出ている。
全て今は昔の話である。

 
今のヴォルティスはそんなノスタルジーに浸れるような状況ではない。
J1から降格してきたチームでここまでJ2で苦戦するチームはそうそういないだろう。
失わないはずのものまでJ1の苦闘の中で失ってしまったようだ。

 
栃木SCはシンプルにサイドの裏を狙ってきた。
それほど難しい対策が必要な戦術でもなかったと思うが、序盤互いにチャンスを作り合う中で先に腰が引けてしまったのはヴォルティスだった。
パスの出しどころも抑えられないし、裏へ走ってくる選手も捉えきれない。
そして対面した1対1でも劣勢の場面が目立った。
もっと自信を持ってガツンといければよかったが、最後の場面で詰める出足がでないためクロスを入れられたり、ミートしたシュートを枠内に打たれたりするので、DF陣の腰はどんどん引けていった。
ズルズルとラインが下がり、前線の2人との距離が開く。
これでは得点など望めない。
FW2人の出来以前にボールが入るケースが少ないし、その中でもいいボールが入る機会はもっと少ない。
長谷川が落として、シュートにつなぐというケースは2度ほどあったと思う。
だからまったく何もできないわけではないが、それもボールが入ればの話である。
コバさんは4回の決定機があったと言うが、被決定機は10回近くあったはずで、長谷川の活躍がなかったら5失点はしていたはずだ。
ベレスが中盤でピンチの芽を摘んでくれたことも何度もあったが、2ボランチでベレスのところを除けて攻められると抑えられずにピンチを招いていた。
やはりポイントは前述のように序盤で先に恐怖心に負けたことだったと思う。

 
攻撃は最大の防御とは子供でも知ってる言葉だが、もっと攻めないと、もっと攻める気持ちを自分の中で保たないと勝つことはできないと思う。
もちろん、それは最低限のレベルの話で、安定した守備を作るにはもっと戦術的な施策が必要だ。
だが、今はそれ以前の問題だ。
やられるかもしれないという恐怖心に打ち克てないとどうにもならない。
ロスタイム、ゴール前で佐藤が競って、アクシデント的だったが、こぼれたボールを廣瀬が押し込んで1点を返した。
その後の残り少ない時間、同じパターンでゴール前に放り込んで佐藤や長谷川に競らせれば同じように同点ゴールの可能性はあった。
というか、それしかない時間帯だったのに、DFラインでボールを下げるという腰の引けたことをしてしまった。
その瞬間に試合終了の笛がなった。
嘆くDFの選手がいたが、嘆くくらいなら早く前線にボールを入れるべきだった。
このシーンに今のヴォルティスを象徴的に表していると思った。
今のヴォルティスは恐怖心に支配されている。

 
まず戦うと気持ちを90分保たないといけない。
気持ちがどうとかは自分は嫌いなのだが、まず強い気持ちがないと泥沼を抜け出すこと難しいと思う。
さて、どうすればいいやら。

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2015年3月28日 (土)

プロとしての甘さが招いた恥さらしな敗戦。ジェッツ試合前に自滅していて惨敗

2015年3月28日 船橋アリーナ

2014-2015 NBL第26節
28日 千葉ジェッツ 67 - 80 兵庫ストークス

  
東芝に敗れたが、兵庫ストークスも敗れたため手にしたプレーオフ進出権。
ここまでのシーズンの頑張りが成果になったのだとは前回の記事で書いたとおりだ。
だが、大事なのはここからで、それについても述べていたはずだ。
残念なことに今日早速そこが疎かになってしまった。

 
試合を見た限りでそういっているのではない。
そう思わせる情報があるからだ。
コンディションが良くないから温存したい気はわかる。
それなら先を見据えてキチンと試合前に申し出るべきなのだ。
出場時間を減らしたいなんて思うならば、スタメンで出るべきではない。
それをキチンとコーチと話し合うべきなのだ。
スタメンで出ないといけない事情ならば、チーム外の人間に出たくないなんて気持ちをさらすべきではない。
君がスタメンで出てきたときイヤな予感がしたよ。
まあ、どうも他の選手も同じようなことを思っていたのかもしれないね。
少なくとも何人かはいたんじゃないかな。
試合前に試合に挑むメンタルを作れていないのだから負けるのは当たり前だ。
だが、お客さんはそんなこと感じ取れるわけじゃない。
今日初めてきたお客さんだっていたはずだ。
事実いたよ。俺の妹とかね。
プロの試合ではなかった。
今日は招くべくして招いた”恥”だった。

 
チームのそういう空気を察して締めるのはキャプテンの仕事だぞ、ヒロ。
それを感じ取れないならキャプテン失格だ。
それくらい厳しく自分の仕事を定めろ。
誰か明日ヒロにそう言ってくれ。
明日は行けないから。

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2015年3月26日 (木)

ジェッツ、東芝に猛追及ばず敗戦もプレーオフ進出を獲得。

2015年3月25日 千葉ポートアリーナ

2014-2015 NBL第25節
25日 千葉ジェッツ 85 - 93 東芝ブレイブサンダース神奈川

  
ここまで苦戦しながらも連勝を重ね、プレーオフ進出王手を掛けるまで上がってきた千葉ジェッツ。
プレーオフを決められる試合に相手に久々にホンモノの強豪を迎えられたのはありがたいことだったのではないか。
自分たちの現在位置を客観的に感じられるからだ。
そういう意味で収穫は十分にあった試合だった。
中盤、シュート精度の低さが出て突き放されたが、終盤追い上げてあと一歩まで追い上げた。
それはチーム力の底力を証明したと思う。
しかし、JBの神懸った活躍が大きかったし、それ以外の選手のスコアが伸びなかったことが敗戦の直接の原因だ。
東芝の守備は思っていたより緩かった。
ここまで対戦してきたチームの方が守備で足が動いていたと思う。
プレー精度が高いのはさすがだった。
やはり決めないと勝てない。

 
それでもプレーオフ進出を獲得できたのはここまでのシーズンの積み重ねであり、この試合の敗戦はその成果の価値を下げるものではない。
ただ、これは通過点でしかない。
次節からはリーグ戦のテーマが変わる。
これからの1カ月半でどれだけのことができるか
まだ3位だって射程圏内だ。
勝つという結果に拘りながら、プレーオフが本番という大前提との間で最後にベストを掴むことを目指してほしい。

 
川淵さんを中心に進めている新リーグの基準についても決まり始めている。
ここまでは、5000人のアリーナを巡って、さまざまな人がそれぞれの立場で意見を述べている。
新リーグに参加するか?しないか?
所属するだろうカテゴリーは?
まだ変動することはあるだろうが、もしかしたら新リーグはいづれサッカーのJ1リーグのクラブがいる都道府県に1部リーグが揃っていく気がする。
スタジアムの支援などで積極的に支援してくれる県とそうでない県での盛り上がりはサッカーでも違うからだ。
秋田などはサッカーは雪国なのでブラウブリッツは難しいのかなと思っていて、バスケは王国だし、室内競技だからと思ってたんだけどね。
地域それぞれで経済的事情はこちらが想像するのとは全然違うんだろうね。
奈良はバンビシャスに夢を賭けるのかなあ。
新リーグも目が離せない。
そこに我々の未来が懸ってるんだから当然だよね。
未来が懸ってるんだからベストの上のベストをフロント、選手、ファンでベストを尽くさないといけない。
それをしなかったら、取り残されても仕方がない。
こんなの無理。強引過ぎる。と拒絶することはできない。
前にも言ったけど、川淵さんが言ってるんじゃなくて、やらないなら追放するよと言っているFIBAがそう言ってるんだから。
従えないならバスケ辞めてねってことなんだよ。
これはファンにとっても競争なんだよね。
新リーグができたとき、ファンも否応なく格付けされちゃうと思うよ。
だから頑張んなきゃ。

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2015年3月25日 (水)

THRASH DOMINATION 2015最強決定戦@CLUB CITTA

先日22日は久々にヘヴィメタルのライブに行ってきました。
『THRASH DOMINATION 2015最強決定戦』というヘヴィメタルバンドのイベントで川崎のクラブチッタで今回で10回目になるイベントです。
第1回は2004年ですから歴史もあります。
このイベントはヘヴィメタルの中でもスラッシュメタルのスタイルのバンドの、さらにベテランのバンドを集めます。
実は参加したのは今回が初めてでした。
行く気になったのは一週間くらい前に、ドイツのソドムが出演することを知ったからで、半分衝動的に行きたくなったのでした。

 
20代のころ、1980年代末から1990年代の私は、ヘヴィメタルやハードロックが燃料みたいな若者でした。
就職してお金を貯めたら何をするか?の目標は、イギリスのドニントンパークというところで開催される『モンスターズ・オブ・ロック』というヘヴィメタルの夏フェスを観に行くことでした。
年に10本以上はライブを観に行っていましたし、アナログ盤やCDは毎月10枚近く買っていました。
輸入盤、中古盤なども買いまくっていました。
今でも実家と自宅で合わせて700枚以上あるんじゃないかな。
本物のマニアさんはこの倍くらいは余裕で持ってると思うから、そう大量でもない(?)かもしれませんが。
特に1990年ごろはバブル期で、日本に来日するバンドが急激に増えた時期でした。
クラブチッタでのヘヴィメタルバンドのライブも数多く開催され、それこそそれまでは来日なんて想像できないバンドの初来日が数多くありました。
ソドムもそういうバンドの一つでした。

 
ソドムは1982年にドイツで結成された3人編成のバンドです。
強烈にスピーディでぶ厚いヘヴィメタルをスタイルとするバンドです。
初期はアルバムが発禁になることもあり、またアンダーグラウンドの帝王的なバンドであったため、日本で国内盤がリリースされてもいなかったので、有名ではありましたが来日が想像できるバンドではありませんでした。
1991年、新聞にソドム来日のアナウンスが出たときの驚きは強烈でした。今から24年も昔のことです。
『モンスターズ・オブ・ロック』を観にイギリスへ行ったのも1991年で、そのツアーに参加した仲間の間でソドムで再会しようが合言葉になったりもしました。
当時のクラブチッタは今の場所と違い、今はLA CITTADELLA MAGGIOREの建っている場所、チッタ通り沿いにありました。
帝王の初来日とあってか、ハードコアなメタルが好きなファンが大勢来ていました。
その期待感はチッタのフロアで蒸しあがるように膨れ上がって、フロアに入るドアの向こうに異様な空気が出来上がっていたのをよく記憶しています。
それこそ、そのときのチッタのフロアはパンドラの箱の中身そのものでした。
観客はバンド名の他、代表的な曲「Agent Orange(エージェント・オレンジ) 」をコールし続けていました。
バンドがセットの終盤、ヴォーカル/ベースのトム・エンジェルリパーが「お前たち、聴きたいのか?OK、Agent Orange~~~!! 」と叫び、イントロが掛かったときは本当にすごかったです。
アンコールで最後の曲が終わったとき、トムがのどを抑え、もう歌えないよとアピールしながら満面の笑顔だったことをよく覚えています。
自分が30年以上で観てきたライブの中で今でもベスト3に入るライブです。

 
この日のソドムもあの時と変わらない音楽スタイル、パワー、スピードで強烈なインパクトでした。
「Agent Orange(エージェント・オレンジ) 」は感動しました。
嬉しかった。

 
ソドム/エージェント・オレンジ - Agent Orange

 
一緒に出演したエクソダスも1993年に観た以来のバンドでした。
22年前です。やれやれ。
サンフランシスコ出身のスラッシュメタルのバンドで、ベイエリア・クランチという独特のスタイルがありスラッシュメタルのスタイルに大きく影響を与えたバンドです。
アグレッシブですが、ダークではなくパワフルでオープンな感じのエクソダスの音楽は聴いていて力が湧いてくるので昔から好きでした。
1993年に初めて観にいったときは実はバンドが一回目の解散をするときのライブで、ライブの時は実質解散済の状態だったそうです。
でも、バンドはエクソダスらしさ全開でパワフルでアグレッシブなライブをやってくれて、プロだなあと感動すら覚えたほどでした。
その時のヴォーカルとギターの一人は今回もメンバーにいます。スティーブ・”ゼトロ”・サウザ(Vo)とゲイリー・ホルト(G)です。
93年のときは実はゲイリーも脱退してしまっていたのに参加したらしく、その時のゲイリーはメタルではない音楽を始めようとしていたそうで、そのためか?短髪でピンクに染めた髪型でした。
今回はさすがにそんなんではなかったですが。
思いだせば、そのときゲイリーは同じ場所にずっと立ってギターを弾いているだけで、MCもやらなかった気もします。
もう一人のギター、リック・ヒューノルトがすごく熱が入っていたのも覚えています。
あのときもエクソダスって周囲でもすごい人気が高かったんだけど、今回もすごく熱狂的にファンに迎えられていました。
"Bonded by Blood" とか、"The Toxic Waltz" とかすごい好きな曲も多いんだけど聴けてうれしかった。
時間の関係でアンコールまで聴けなかったんだけど、"Brain Dead"とかやったとしたら後悔しちゃうな。

 
エクソダス/"Bonded by Blood"

 
もう一つ、オーヴァーキルも1982年に結成されて今もコンスタントにアルバムを出し続けているバンドです。
ごめんなさいなんですが、私はオーヴァーキルは詳しくないのです。
当然、初めてライブを見ましたが、すごくかっこよかった。
ちょっと勉強しなくちゃ。

 
バンドのメンバーはみんな自分より年上なんですよね。
この日のライブに来て、若い世代のファンが大勢観に来ているのを見て、自分はメタルファンとしてはセミリタイア状態なのですが、ヘヴィメタルはまだまだ世代を繋いで愛されてるんだなと、嬉しく感じました。
聴いているという分には自分もメタル・チャーチやヴィシャスルーマーズなんかをしょっちゅう聴いているし、その分なら一生付き合える音楽だろうと思いました。
この日もメタル・チャーチが昔来日しクラブチッタでライブやったときに買ったTシャツ着ていきましたしね。私はメタル大好きです。

 
この先、こういうライブハウスのスタンディング形式のライブに行く機会があるかはわかんないけど、ヘヴィメタルは自分にとって一部分なんだとあらためて実感した夜でした。
とても楽しかった。

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2015年3月24日 (火)

プレーオフ進出王手。千葉ジェッツ、熊本で荒れた試合を制す。

2015年3月14日、15日 浦安市運動公園総合体育館

2014-2015 NBL第24節
21日 熊本ヴォルターズ 71 - 87 千葉ジェッツ
22日 熊本ヴォルターズ 71 - 80 千葉ジェッツ

  
シーズン当初の第一目標であるプレーオフ進出はいよいよ目の前に迫った。
たぶん、25日(水)には決定するだろう。
ストークスがアイシンに勝つ可能性は、申し訳ないが殆どないと思う。
ストークスが負ければ、その時点でジェッツのプレーオフ進出は決まる。
それでは面白くない。
相性の悪いポートアリーナであるが、東芝を破って文句なしでプレーオフ進出を決める。これしかない。

 
シーズン序盤はリックなどの怪我人が多く、まあ今も多いのだが、成績もなかなか勢いがつかなかったが1月下旬からは連勝が続くようになった。
そこからは白星の貯金も増え、ワイルドカード争いで3位以下を突き放した。
アウェイ東芝戦から今日まではとにかく一気だったようにも思う。
もう少しヒリヒリしたリーグ戦が続いてほしい気もするが、そんな余裕をこくほど強いわけでもない。
3位でフィニッシュが切望されるところだが、本当の勝負はプレーオフに入ってからである。
3位フィニッシュは向上心としても、モチベーション維持としても重要だが、客観的に見れば、実はそれほど重要ではない。
怪我人のコンディションアップを犠牲にしてまで目指すものではない。
だからなるべく早くプレーオフ進出を決めることが最優先だ。

 
少しヴォルターズ戦について語ろうと思う。
熊本ヴォルターズはタフな試合が強みのチームだと思う。
気持ちが前面に出るチームなのだと思う。
逆境でも戦えるチームなんだと思う。
プレーがラフと一括りにするのは必ずしも正しくないと思う。
成績も4勝しかできないのはちょっと実力とは差があると思う。
ただ、自分たちをコントロールすることが上手くないのだと思う。
冷静さや集中力をチームとして保てなくなることが多すぎるんだと思う。
どこぞのサッカークラブの監督の口癖ではないが、もったいないと思う。
22日の試合の1QでHCがテクニカル2回で退場になったシーンからも(テクニカルになったシーンについては後述するが)それは感じられる。
HCは冷静さを失ってしまったのは事実だと思う。

 
この2試合は両試合ともレフェリングで試合が荒れてしまった。
上述の23日の1Qが最もたる時間帯だった。
あの試合でレフェリーが犯した最初のミスはJBが接触プレーで傷んで倒れているのにプレーを止めなかったことだ。
気にはしていたのに止めなかった。
そのことがJBに床を叩かせた原因にもなったと思うが、レフェリーはそこでJBにテクニカルを与えてしまった。
そこから選手、ベンチ、観客までも冷静さを失わせてしまった。
テクニカルの判定の是非以前に、プレーを止めなかったことが彼のミスだったのだ。
そこから興奮する周囲に対しての対応が後手を踏むことになり、それが両軍ベンチへのテクニカルを招く事態を作ってしまった。
DJの人は冷静だったと思う。
彼が冷静になることを呼びかけなかったら、試合はもっと荒れていただろう。
ただ、これはあの試合での審判団のジャッジメントに限定されることではなく、日本のバスケットボール界の未熟さが招いていることだと思う。
審判の人たちは、少なくともあの試合の3人はNBL担当のレフェリーで、本来の所属はNBLではなく協会であろう人たちだ。
それに熊本まで来ているとはいえ、それほど恵まれた報酬を貰っているわけではないだろう。
また、選手たちと同じようにファンからリスペクトを受けているわけでもない。
確かにジャッジの技術的レベルとか、プロリーグの試合を裁くことの意味をファン目線で理解できていないようにも見える。
しかし、もう少しリスペクトを選手もファンも示してあげないと、ただ”日本のレフェリーは下手くそだからなあ”と上から目線で断罪しても何も向上しない。
選手の待遇や技術レベルが上がることが全てではない。
それも大事だが、併せて審判の待遇や技術の向上も図っていかないと、それを選手、ファンももっと意識してあげないと解決していかないと思うよ。

 
そういうことじゃないかな。
さあ、水曜日は勝ってプレーオフ進出を決めよう。

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2015年3月21日 (土)

1年4か月ぶりのホーム勝利!ヴォルティス、闇の中で木村とエステバンが光を照らす。

2015 J2 第3節 鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム
徳島ヴォルティス 1 - 0 FC岐阜
(得点)徳島:82' 木村 祐志

  
エステバンがスタメン初起用となったことは朗報だった。
”奪う”という仕事に関してはワールドクラスだ。
ただ、それは数多い課題の一つが減ったという程度でしかない。
スローガンの通りの全員守備もまだまだだが、全員攻撃は程遠いレベルだ。
その中で勝利を手にできたのは木村とエステバンのおかげ以外なにものでもない。
負けてもおかしくなかったこともわかってないといけない。

 
前からのプレッシングは初動が遅いし、連動していないから一つプレスをかわされるとすぐにフリーで相手がつなげるようになってしまう。
攻撃もボールをつなぐ、渡すことは意識しているが、受け手が貰う準備や工夫を何もしないから貰っても既に詰められてどうにもならない。
出し手も何も考えずにワンタッチパスしているようなケースも多く、まるでボールも離したがっているようだった。
両方に共通するのはボールを持ってないときに動きが無さすぎるのだ。
スペースを作らない、スペースに入らない。
トップ下が攻撃時にポカンと空いたままだ。
ボーっとしていてまるで寝ているようだ。
観客が寝るような試合だが、選手はピッチの上で先に寝ているのだろう。
起きてるのはエステバンだけだった。
ゴールシーンのようにスペースへ走っていく木村のような動きはもっと必要だ。

 
ただ、先制した後は選手たちの表情が明らかに変わった。
何かに縛られていたかのようなそれまでとは明らかに変わった。
今はきっかけさえあればいいのだ。
選手も、フロントも、サポーターも苦しかった日々の鎖から解放されるチャンスがやっと来た。
次節勝てばもっとポジティブにサッカーができるようになると思う。
次節はグリスタでの栃木戦。
個人的にも大事な一戦になる。
やっと差してきた光。
やっと闇から抜けられる兆しを感じている。
その光の前に立ちふさがる栃木に勝とう。
勝てば、チームがやりたいと思っているサッカーの形が見えてくると思う。
そうすれば今までの刺々しい日々など過去のことにできる。
下を向くには早すぎる。
勝てないことで自分や他人を追い詰めたりするのも早すぎる。

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2015年3月18日 (水)

ジェッツ、プレーオフ進出へラストスパート。トライアンズを連日の100点ゲームで連破。

2015年3月14日、15日 浦安市運動公園総合体育館

2014-2015 NBL第22節
14日 千葉ジェッツ 101 - 72 和歌山トライアンズ
15日 千葉ジェッツ 103 - 72 和歌山トライアンズ

  
プレーオフ進出はもう視界に見えている。
ジェッツの成長も著しいが、強弱がはっきりし過ぎている今季のNBLの勢力図のせいもある。
それはこの日のトライアンズにも言えることで残念というか、嘆かわしいことではある。
3月末か4月アタマにはプレーオフ進出チームはほぼ決まってしまうだろう。
残りは広島か兵庫になるだろうが、勝率が3割後半から4割前半での3位争いというのも褒められたものじゃない。
少々キツイ言い方をしているが、NBLはプロリーグなのだ。
本来、頑張ったねで終わってはダメなのだ。
そこんとこの厳しさを欠いたら未来はない。
これは断言しておく。我々もこれを忘れちゃいけない。
後述するがこの日の対戦相手でもあったので目立ったが、トライアンズの選手たちは肝に銘じてもらいたい。

 
で、「強い組」も、特にイースト組もこのまま終わってしまってはいけない。
プレーオフ争いが早々決着ついてしまってはメディアはゲームに興味を持たなくなるのは目に見えてる。
それにメディアはバスケに関しては現状川淵さんにしか興味を持っていない。
5月には協会の新体制が決められることになるのだから、なおさら強くなるだろう。
川淵さんだぞ。
78歳のサッカー界の人だ。
その人がバスケットボール界のメディアの注目を独り占めしているのだ。これは情けないことだ。
もちろん、それは川淵さんが来る以前のバスケ界の責任だ。これはファンも含めてね。
それは自分もサッカー界で育ててもらった外様だから見えているとして言わせてもらう。
だから佐藤博紀が言っているように3位でのプレーオフ進出はノルマとしてやらないといけない。
上を2つ蹴落とさないといけない。
ジェッツにはそういう使命がある。

 
ちょっと話は変わるが先日J-SPORTSドキュメンタリー番組「The REAL」で千葉ジェッツが取り上げられていた。
千葉ジェッツの島田社長を中心にして、過去に経営不振に陥っていたジェッツに島田社長が就任してから盛り返して今に至るまでを社長、スタッフ、選手、ファンの声を取り上げつつ徐々にだが会社としても成長している姿を取り上げている内容で、客観的に観ても良い内容だった。
バスケファンよりサッカーファンの方がスカパーと契約していて見ることができる人が多いと思うので勧めておきたい。
再放送などの放送スケジュールはこちらから

http://www.jsports.co.jp/program_guide/54974.html

千葉ジェッツの話だが、プロバスケットボールの現状の標準として見てもらってもいいと思う。
サッカー界とこんなに違うのかという現状についてもわかると思う。
ちなみに私もチョロチョロ映っている。
個人的にはこういう番組に自分が出るのは好きじゃない。インタビューとかされなくてよかったとは個人的には思う。
ジェッツのためだとなれば出てもいいかなとは思うが。

 
さて試合に戻るが、今節は上江田と加納が怪我で戦列を離れていた。
そのため、なかなか出場機会が得られないホッシーこと星野拓海にも出番が出る可能性は高かった。
そしてホッシーはチャンスで結果を出した。
14日の試合では11PTSを記録。出場した日本人選手では2番目だった。
プレーオフを見越せばチーム内のレベルアップとして彼が戦力としての重みを高めることは重要だ。
他にも15日の試合では出場全選手がスコアをマークした。
両日とも100点以上のPTSとなり、結果だけでなく内容も伴っていたし、ファンが沸くプレーも多かった。
ジェッツにとっては収穫も多く、見ていても楽しい試合だった。
プレーオフ進出も早ければ25日(水)と見えてきたし、非常に大きな勝利だったと思う。
現状の実力のアピールという点でも100PTSというのは非常にわかりやすくジェッツをよく知らない人たちにもアピールできる。
チームは怪我人が多く、試合中もパリス・ホーンはヒザをケアしながらの出場だったが、彼は魅せるプレーをいくつも披露してくれた。
彼はチームに欠かせないピースだ。
3位獲得はノルマと言ったが、プレーオフへ向けてのコンディションアップは実は3位獲得以上に重要なので、治すべき怪我はできる限り治してほしい。
これはパリス以外の選手ももちろんだ。
ジェッツは言うことのない試合だった。

 
対してトライアンズには一言いいたい。
試合前に会場の入り口で募金をしていたトライアンズの選手たち。ジェッツの選手たちも協力して募金を募っていた。
トライアンズがチーム運営で今日を凌ぐのにギリギリなのはわかっている。
このままではシーズン終了までが見えないことも。
だから私も募金には微力ながら協力しました。
頑張ってほしいとは思います。
ただ、プロスポーツチームなんだという意地をもっとプレーで表現してほしかった。
試合に集中力を高めて挑みにくいこともわかる。
その大切な時間にホームアウェイ関係なく全員で募金に立っているわけだからね。
でもね、そうやって存続のため支援してくれる人が大勢いるわけだから、その人たちの存続させたいという気持ちに等しい価値をプレーで表現しないといけないよね。
試合前のアップを目の前でみていて覇気が足りない感じがしたのだが、感じた予感はそのまま1Qからスコアに表れた。
もちろん、前回アウェイで対戦したときから今回も出場している選手が3人しかいないこと。
それ以外は年末年始で入れ替わってしまっていること。
チーム登録に必要な人数を集めるのに精いっぱいでPGができる選手が不在なこと。
で、本来PGよりセンターを務めないといけないポート・ビュートラックがその役目をしないといけない状況であること。
選手が大量に入れ替わり、指揮官も変わって2か月半しか経っていないことなど苦しい事情は確かにある。
あり過ぎるくらいある。それはわかる。
だけど、それは言い訳にならない。
してはいけないくらい支援を受けていることも事実だ。
何よりプロチームなのだから。
ファンや支援してくれる人たちに現状で報いられる手段はプレーして結果を出すことしかない。
それが出来ていたとは思えない。
チーム力として足りないだけならわかるが、私にはそれだけだったとは思えない。
特に前日100PTSで敗戦したあとの2日目の1Qはとても重要なピリオドだったはずだが結果は34-12だった。
特に1Qの前半はジェッツファンの視線から見ても酷かった。
これでは遠くからアウェイに応援にきたトライアンズのファンにも失礼だろう。
対角線の向こうに座っているトライアンズファンがメガホンを叩いて悔しがる姿が見えた。
選手たちには見えていただろうか。
試合後に「次の試合頑張ろう」とか声を掛けられたかもしれない。でも、そんなこと言いたくて浦安クンダリまで来たわけじゃないよ。
もっと必死にならないといけない。
支援しなきゃいけないという価値は自分たちで守り、大きくしないといけない。
今、それをしないといけない。
トライアンズのチーム名はもしかしたら残せても、そのとき君たちがチームに戦力として残れなかったら意味ないんじゃないの?
危機感が感じられない。
感謝はとても誠実に感じているのはわかる。
でもそれを表現するのはSNSとか言葉ではなくプレーでじゃないの?そうでしょ。

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Jets002

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2015年3月16日 (月)

ヴォルティス、開幕からまだ未勝利。迷路に嵌る前にきっかけが欲しい。

2015 J2 第2節 北九州市立本城陸上競技場
ギラヴァンツ北九州 2 - 0 徳島ヴォルティス
得点:(北九州)57' 小松 塁、69' 宮本 亨

 
早くも迷いが見え始めているのはとても気掛かりである。
攻守に形が見えていない。
それはキャンプで仕上げられなかったのか、誰か大事なピースを欠いているからなのか、その辺がまだよくわからない。
ただ、状況は深刻なようだ。
出来るはずのことができないのか?本当はできないのか?
できると思っていながら実際は試合では通用しないレベルでしかないのか?
鶏が先か?卵が先か?ではないが、攻撃なのか、守備なのか、どこかで歯車が狂いだしたものが周りにも伝染しておかしくしている。
もしかしたら昨年ホームで勝てなかったことから、J1ではなくJ2であったら勝てるという思い込みが心のどこかにあって、そこで完敗に等しいドローを喫したことがダメージになっているのか?
それだとしたら厳しかったJ1でメンタルを鍛えるどころか、痛めてしまったのか?

 
レッズの阿部選手ではないが、まず一つ勝ちたい。
こういうときはいいきっかけが一つあるだけで流れを変えられる。
もちろん、状態が悪いことを改善できなければまた繰り返すが、それは勝った後選手が考えることだ。

 
まず選手たちは難しいことを考えず、シンプルに考えてほしい。
ポジションがどうだととか、自分の特徴がどうだとか以前の積極的に動くこと、人より先に動くこと、とかの本当にシンプルなことから徹底してみてほしい。
オフサイドに掛かってもいいし、削っちゃってカードが出てもいいから(本当はダメだけど)、簡単で基本的なことを徹底してみてはどうだろう。

 
まだ開幕してから2試合しかしていない。
立てなそす時間はまだまだある。
とりあえず一つ勝とう。

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2015年3月 9日 (月)

ジェッツ、アウェイで広島に連勝。勢いを取り戻してプレーオフ進出へ加速。

2015年3月07日、3月08日 広島サンプラザホール

2014-2015 NBL第21節
07日 広島ドラゴンフライズ 79 - 83 千葉ジェッツ
01日 広島ドラゴンフライズ 59 - 81 千葉ジェッツ

  
アイシンに連敗はしたが、エースの西村を欠き、コンディションの悪い主力選手も試合に出しながら強さも見せた千葉ジェッツ。
今節は西村も戦列復帰したため、再スタートとなる2戦であり、またプレーオフも睨むと勝っておかない相手である広島ドラゴンフライズということで重要な意味はあった。
それでも客観的に見れば楽ではないがミスが少なければ十分連勝できる相手であることもわかっていたので追い詰められたような気はしていなかった。
優れたヘッドコーチを擁している好チームではあることはAJで決勝に進出したことで証明済だが、トーナメントとリーグ戦は違う。
1年目のプロチームが結果をすぐ出せるほどNBLは優しくはない。
優しくないというのは既存の強いチームが多いというだけでなく、少々偏っていて簡単に勝てる環境ではないという意味も含む。
そういうところは来年までには丸ごと刈りとられてしまうと思う。そうでなくてはおかしい。
広島ドラゴンフライズはきっと強くなるチームだ。
ただ、今年は初年度なので結果を求めては酷だが、AJ決勝進出と結果を出しているしそこはスゴイことだ。

 
もちろん千葉ジェッツも2年目を迎え、シーズンの後半に至り、苦しく勝てない時期を乗り越え、今は上位と肩を並べる結果を出している。
試合を見てもはっきりわかるが、一日の長は広島に対してある。
それが結果にははっきりと出た。
初日こそ、終盤でFTを外しまくって自分たちで試合を面白くしてしまったが、本来なら2日目の結果が客観的にチームの成熟度の差を表していると思う。
西村の存在は大きいが、試合を重ねるにつれ他の選手たちも力強さを増している。
西村は何も変わっていないが、他の選手たちは自分で自分の存在感を高めつつある。
アイシン戦でもそれはハッキリと表現されていたし、このままプレーオフに進出し、アイシンを戦うとなっても真っ向勝負して蹴散らせる可能性はかなりあると思う。
もちろん、そのためにはチームのコンディションをもっと整えないといけない。
そのためにも早くプレーオフ進出を決める必要がある。
だから今節は重要だったのだ。
ジェッツはワイルドカード争いでは順位上はギリにいるが、その下とはそこそこ差があるので上位チームとも決定時期はほとんど変わらないで決められる可能性もかなり高い。
今節の勝利でそれはさらに現実味を帯びた。
もちろん、まだ何も成し遂げていないことを忘れてはいけないけどね。

 
また来シーズンにはガラガラポンで違うリーグ戦形式を違うチームと一緒にやることになるだろう。
だからこそ、プレーオフ進出後も見据えてレジー・ゲーリーの手腕に期待する。

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2015年3月 8日 (日)

早く夢から醒めよう。ヴォルティス、2015J2開幕ダービーは屈辱ドロー。

2015 J2 第1節 鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム
徳島ヴォルティス 0 - 0 愛媛FC

 
個人的な考えもあった中で、自分として新しいヴォルティスのシーズンにどう向き合うのか、そこへのモチベーションって大丈夫か?みたいな気はしていた。
人それぞれに昨季のようなキツすぎるシーズンを過ごした中で今季にどう向き合うのか、いろいろ葛藤があっただろうことはシーズン前にもよく感じた。
騒動とまではいかないが、ちょっとした波が立った出来事もあったからだ。
もっとも、今日の試合を経てせっかく立てた波は意味のないものになったとも思うけどね。

 
J1の舞台で全くといっていいほど通用せず、鼻をへし折られてJ2にあっさりと突き落とされて終わった。
J1は夢の舞台だったはずだが、現実はそんな甘くなかった。
ただ今日、そして今日に至るまでのここ一か月くらいの、ヴォルティスのことや、相手の愛媛FCのことだのいろいろあった中で感じたことがある。
突き落とされた時に気絶して、そのまま夢の中を彷徨ったまま今日を迎えてしまったんじゃないの?ってことだった。
こんなダービー、予測してなかったでしょ。
これなら負ける方がまだマシだったかもしれないね。負け以下の試合なんて想像できていなかった。
今はダービーの相手などとも呼びたくない相手の決定力不足に助けられて勝ち点1恵んでもらったような試合なんてね。
でもこれが現実だ。
今さら言うのもなんだが、歌詞の件だの、愛媛FCの粉飾事件だの、新田さんの退任だのあったなかで、これで開幕で負けたらどうなるだろうとかはちょっと考えてはいた。
それは普通に客観的に見れば昨季J1にいたクラブがJ2の下位だったクラブにホームでは勝つだろうとは思ってたから、恐れてなんかいなかった。
ある種の悪戯的な空想ってやつだ。
現実こういう試合になるとは想像してなかったから、そういう意味じゃ自分も発想力がなかったというか、夢の中だったのかもしれない(笑)。

 
コバさんの試合後のインタビュー時の薄ら笑いは、寝ぼけ笑いにも見えた。実際そうだったんだろう。
本当に寝てたという意味じゃなく、上記のように想像してなかった試合をしてしまっただろうという意味でね。
コメントも寝ぼけてたもんね。
テレビで見ていて吹き出しちゃったよ、マジで。

 
これが現実だ。
J1で経験した試合と、そのまんま同じような試合をJ2でもしてしまった。
これもある意味J1での経験の賜物と言えなくもない(笑)。
これが現実だから受け入れないとね。
受け入れてここからスタートするしかない。
強くなって戻ってきたはずだなんて夢からは早く醒めた方がいい。
自分たちはJ1経験者なんてことも夢だったんだというくらい早く割り切った方がいい。
突き落とされた自分たちは思っている以上に深いところに落ちたんだということを。
当てつけというか、不幸にしたいと思ってた相手も大人の事情でいなくなったし、それじゃ文江さんの仕事も意味なさないしね。
どんなに頑張っても海の向こう人たちにはおサルさんでしかないし。
早く夢から醒めた方がいい。
地に足つけて、自分たちと向き合って、ほとんどゼロでしかないここから再スタートする。
そういう警告なんじゃないかな?今日の試合は。

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2015年3月 1日 (日)

ジェッツ、アイシン戦連敗も得たもの、見えた課題、見せつけた力、そして超えるべき山。

2015年2月28日、3月01日 船橋アリーナ

2014-2015 NBL第20節
28日 千葉ジェッツ 61 - 80 アイシンシーホース三河
01日 千葉ジェッツ 64 - 69 アイシンシーホース三河

  
約一か月ぶりに戻ってきたホーム、船橋アリーナ。
しかしこの一か月でのジェッツの躍進は素晴らしいものであった。
目の前で見た東芝との第2戦から6連勝を果たし、順位も一つあげた。
プレーオフ進出へ向けてとても大きな6連勝となった。
そして久々に迎えるホームゲームの相手はウェスタンの首位、アイシンだ。
本当に強い相手を成長途中の状態で迎えることは、今の実力を見極める上でも意味は大きい。
結果として2連敗したが、得たものはたくさんあった。

 
個人的にも貴重な体験をした。
今回はボランティアさんの人数が足りないということで28日だけだったが参加してきた。
仕事はマッチデープログラムの準備と、入場口でのチケットもぎり対応だった。
実はこの日、船橋市内の小学生の男女選抜チームの試合が試合前のイベントとしてあった。
こういうイベントがあると試合に出る小学生の同級生や家族、普段所属しているチームのメンバーなどが大勢観に来るのだ。
が、この日の人数はすごかった。
12時の開場時点でかなりの人数の入場待ち列ができていて、開場後もほぼ途切れることなくジェッツの試合開始直前まで入場者が続いた。
この日の入場者数はチーム過去最多の3,012人。全てが有料入場者でないにしてもこれは歴史的なことだ。
そりゃ忙しいはずだ。
普段もこんなに忙しいのかと最初思ったが、そうではなかった。
この日は外国人選手発案のホーム満員企画でサイリウムを各日1,000人先着で配布したのだが、開場20分ほどでなくなってしまった。
マッチーデーにもチラシを封入していたのだが、事前に準備していた封入済版も試合開始1時間ほど前にはなくなり、マッチーデーだけ配布せざるをえなくなった。
とにかく忙しくて仕事から解放されたのは試合開始直前だった。
気持ちを切り替える間もなく応援に入ったほどだった。
ただ、こういう体験は仕事としても初体験で、チームを知る、プロスポーツ興行の一部でも知るという意味ではとても貴重な体験になった。
こういう機会を提供してくださった関係者全員に感謝したいし、この日の3,012人のお客さんにも感謝したい。

 
後述するが、このことはチームの可能性を広げた。だが、そのことの意味をリアルに考えなくてはいけない機会ともなる。

 
試合に関して言うと、アイシンはオールジャパンでの敗戦を経て、しっかりと、ほぼ完全にジェッツを研究してきた。
28日は試合を通じてアイシンのペースだった。
まずフィジカルが強い。
ジェッツのリカートとJBも大きいが、アイシンのインサイド陣はそれよりも大きくて強かった。
上半身が厚かったし、パワフルで、リカートとJBが圧されていた。
そこに加えてガード陣がそのビッグマンの優位性を活かして絡んでくる。
ジェッツディフェンスは人数を掛けて優位に立とうとするが、すると空いたスペースから打たれる。
それを警戒して視線やマークを緩めると、そのスキを逃さず突いてくる。
ディフェンスがほぼ機能しない状態で失点を重ねていくなかで頼りはオフェンスになるが、この日は前節で負傷した西村が欠場だった。
さらに誰とは言わないが、負傷を抱えてながらプレーしている選手や、今週コンディションを崩して練習に殆ど参加できていない主力選手もいたらしい。
そんなこんなで個の攻撃力も、意外性の創造力が落ちていたこともあって、アイシンの堅いインサイドと激しいマークにフリーになれずこちらでも劣勢となった。
それでも試合を壊すまいと苦しい流れの中でも得点を重ね、一気に離されるのは防いでいた。
これはここまでの連勝、東芝戦で覚醒し、トヨタ戦で武器に磨き上げた力のおかげだったと思う。
個で負けている展開ではアイシンにいなくて、個で優っているパリス・ホーンをもっと使えばもっと盛り返せたかもしれない。
が、それに気づくには1Qでないと難しかっただろうし、研究されつくしていることに試合前に気づくのが前提だから初戦は難しかっただろう。
ただ、やられっ放しだったわけでもなく、パリスのプレーは観客を大いに沸かせたし、他の選手も観客を沸かすプレーもあった。
終わってみれば、アイシンは本当に強かったし、敗因は実力負けでしかなかった。

 
それでも、3,012人も動員した事実をNBLでも上位の観客動員をする企業チームのアイシンに見せつけたことは勝利に値する価値がある。
アイシンはここまで動員していないし、動員しなくてはいけない理由もないはずだ。
ただ、それはFIBAの制裁を経て川淵さんがバスケ界に連れてこられるまでの話で、各チームの独立法人化と5,000人規模のホームアリーナ確保を条件とされる可能性が高い現在では重みが違う。
他のチームにできないなら無理だと川淵さんにヘラヘラ言い返せるが(多分、そんなことしても川淵さんに一蹴されて帰り道はアタマを抱えて帰ることになるだろうが)、ジェッツがここまで動員した事実を目の前で見て冷静でいられたらただのバカだろう。
5,000人規模のアリーナを埋められる可能性を示した千葉ジェッツは、試合の勝敗以上の価値をこの試合に作ったと思う。

 
もちろん、ジェッツが示した可能性はジェッツにいいことばかりでなく大きな責任も発生させる。
5,000人規模のアリーナが必要であるということは5,000人規模のお客さんに毎ホームゲームごとに安定して来てもらう必要がある。
それはそれだけの数の人に、毎ホームゲームで満足感を与えて、また来たいと思わせ、天気が悪くても、他に用事が被っていても、来ることを優先させるほどの価値をジェッツに見出させる必要がある。
現状でそれができるほどの力があるかというと、ジェッツに限らずそんな力を持っているチームはない。
ただ、これからはその力をもっていないとチームは滅びる。どんなチームでもだ。
それにその責任をフロントと選手だけで背負うのは無理だ。
ジェッツで言うならフライトクルーも、ゲームの大きな楽しみとしてエンターテイメントパフォーマンスを提供しているのだから、自分たちを観に来たいと思わせる価値を自分たちに作らないといけない。
実は過去所属していたあるメンバーから選手よりも自分が一番に見られたいと自分に話されたことがある。
選手の次は嫌だという思いもあったらしい。
そのときにそれが可能な力がその人にあって、ファンにアピールできていたかは難しい。それは誰でもそうだっただろう
しかし、今はそれに値する魅力を自分たちに作らないといけない時代が来ようとしている。それは事実だ。それくらいの覚悟が必要な時代が来ようとしている。
5,000人を動員するということは、それだけの責任と相応しい魅力が必要になる。
東京オリンピックに向けてオフィシャルチアの育成をオスカープロモーションが始めることだって、東京オリンピックという大舞台に相応しい人々の記憶に残るパフォーマーになれなかったら、記憶に残れない。
それでは意味がない。
チアの価値を確立する”失敗してはいけない”ビッグチャンスが来ようとしているのだ。
それと同じことがバスケ界では既に目の前まで来ているのだ。それも前向きな状況ではない中でだ。

 
我々ファン、特にスタンディングエリアだって例外じゃない。
5,000規模のアリーナを新規に船橋市に建設するのはすぐには無理だ。
となると3,012人を入れた船橋アリーナに可能な限りお客さんを入れて5,000人アリーナの建設の必要性を実証しないといけない。
そのためには入れられる限りのお客さんの席を用意しないといけない。
BBのツヨシ君やカツナリ君とも試合後に話したが、ゴール裏2回席のジェッツのバックドロップを外す必要があるし、そうしないといけない状況を創らないといけない。
他にも1回席のゴール裏も実はスタンド席が出せるはずなので、そこにもお客さんが入る状況にしないと4,000人以上は入らない。
となれば....必然的にスタンディングエリアも狭くしないと、もしくはなくさないといけなくなる。
座って観ているお客さんの目の前で立って跳ねて応援はできないからだ。
このように今、バスケ界に突き付けられている現状は我々にだって無関係ではないし、変化を受け入れないとならない可能性だってかなり高いのだ。
スタンディングエリアの価値を守るためには我々だって覚悟を持って必要なエリアだということを立証するための努力が必要だ。

 
そのことをわかっていないとチームレベルではなく個人レベルで、時代に置いていかれる、振り捨てられることだって起きる。
これは笑い事じゃない。他人事じゃない。
それを痛感したときにはもう遅い。
だったら今何をしなきゃいけないか。
今やっていること、まだやっていないこと、これから考えてやること、それをやり続けるしかない。
それは決して楽しいことのレベルには存在しない。
その上のやっていて感じ出す苦しさの上にある未踏の域へ一人一人が這い上がらないといけない。
川淵さんが言っていることの本質は、そういう域へ挑む本気度を全員が出して、周囲(地元の自治体や人々)を本気にさせることを求められてるんだ。
楽しめて、なんとか食べていければいいという姿勢の人間は置き去りにするよと川淵さんは、フロント、選手、チア、そしてファンに対しても言ってるんだ。
何故なら川淵さんの背後には川淵さんも一緒に吹っ飛ばそうとするくらいの力がすぐそばまで押し寄せてきているんだから。
川淵さんだって失敗は許されない立場なんだよ。そのことはわかっていないといけない。

 

 
1日、2日目の試合も総じていえばアイシンのペースだったが、しぶとく喰らいついて試合を決めさせなかった。
4Qには猛追して一度は逆転してアイシンを青ざめさせた。
しかし、それは1Qから3Qまでも苦しいながら粘ったことが生み出した成果だった。
3Q終了時にはもう終わったなと思った人間もいたと思う。実際そういう顔つきになった人も何人か近くに遠くに見えた。諦めたような態度も見えた。
そんなときでもSTARJETSのSayakaさんはスタンディングエリアの前列まで来て鼓舞していたし、あきらめずに応援することを訴えた。
その通りに4Qは一時ひっくり返したし、最後の最後にもパリスの気迫あるプレーで3本のFT(決れば同点)という状況を作った。
パリスのFTは結局1本も決らなかったが、パリスは責められない。
2本目まで外した時点で敗戦はほぼ確定したが、最後の最後までパリスや選手たちを盛り立てることはあの場面では我々の責務だった。
それは応援者として持っていないといけない敬意で、それを試された場面だったと思う。
応援する覚悟ってのはああいう場面で真実の姿が出る。
応援するってことはああいう場面で応援の神様に試されるんだ。

 
連勝は止まり2連敗したが、それほど悲観することではない。
大きなものを失ったわけではない。
ワイルドカード確保という意味ではまだ余裕がある。
次節が大事になったが、今日のように追い上げる力は確固たるものになってきている。
自分たちを信じればきっと結果はついてくる。
収穫は少なくない。
大丈夫。

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