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2015年10月12日 (月)

NBL2015-2016シーズン開幕。千葉ジェッツ、本当の勝負が始まった日。

10月10日(土) 船橋アリーナ
千葉ジェッツ 75 - 86 アイシンシーホース三河
  #11西村文男 16PTS
  #13クリント・チャップマン 15PTS
  #12小野龍猛 13PTS
  
10月11日(日) 船橋アリーナ
千葉ジェッツ 74 - 82 アイシンシーホース三河
  #5 リック・リカート 21PTS
  #12岡田優介 19PTS
  #13クリント・チャップマン 10PTS
  #12小野龍猛 10PTS

 
自分は思っている以上にこの日を、この千葉ジェッツの開幕を楽しみにしていたのだろう。
何せ、ヴォルティスの試合があるのを完璧に忘れていたのだから(爆笑)。
というわけで、今週はサッカーのレビューはありません。

 
ついにNBL2015-2016シーズンが始まった。
注目すべきところはかなりたくさんある。
来季を見据えてどれだけの観衆を集められるのか?
新チームは王者アイシンにどこまで通じるのか?
富樫勇樹は開幕戦でどこまで使われ、活躍できるのか?
新フライトクルーはどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。
スタンディングエリアが無くなった自分はどこに座って、どこまでの応援ができるのか?
これほどワクワクする千葉ジェッツの開幕戦はなかったかもしれない。

 
シーズンチケットの発売が開始されたとき、2階席を買うか、1階席を買うかをよく考えた。
2階席なら席の後ろの通路で立って応援できる。
他のチームのファンはそうしているところが多い。
ただ、ボードを使って応援をするし、今回製作した新作ボードは今までと違う性格のものを作った。
それは今季スタンディングエリアがなくなったことで、それを補う団結力を生み出すためのものであり、それは2階席に掲げても意味がなかった。
どうしても1階席でなくてはいけなかったのだ。
応援時にボードを掲げるとしたら、ボードの背後に人がいない必要がある。
人の視線を遮ってしまったらボードが使えないからだ。
となると1階席の端でないといけない。
となると当然コートから遠くなる。
それでもそこでできることがあるはずだと思った。
そこが新たな応援の震源地になれるように考えて考えて考えて行動して行動して行動することに決めた。

 
なぜ、ここまで応援にこだわるのか。
サッカーのサポーターをやっている人なら理解できるだろうが、そうでない人には理解できない人もいるだろう。
楽しくやれればそれでいいじゃない、と何でできないの?とか。
何でそんな暑苦しく応援を考えるの?って。
応援ってさ、どんなに一生懸命応援したからって試合を左右できるなんて科学的根拠ないじゃない。
応援お願いしますってずっと言われ続けるんだけど、それってどこまで本気?って思うことあるんだ。
でもね、サッカーの世界で22年間応援やってきて、勝たせる応援の追求しかしてこなかったし、それ以外の応援はないのよ。
そのための応援って、ただスタジアムで声を出すことだけじゃないんだよね。
実は試合のない時間に、いかにして応援を盛り立てるか?チームを盛り立てるためにどれだけ考えてどれだけ行動できるか?なんだよね。
そしてそれが伝わらないといけないんだよ。
自分が満足しちゃダメなんだ。
応援って滅私奉公だから。
人に見える時間での応援なんて枝の先でしかないんだよね。それ本質じゃないんだよ。

 
追求していくとキリがないんだ。何せ科学的根拠ないことに挑んでるからどこまで行ったってゴールなんかないんだ。
それでも挑むのは、本気で応援している気持ちが相手に本当に伝わって、そしてその気持ちに応ようとしてくれて、応えてくれたときに起きる一体感以上のモノがこの世にないからなんだ。
俺たちファンって思っている以上に無力で、故に無責任でもいい立場なんだよね。
好き勝手なこと言っても、応援しているんだよ、って言葉出せば、相手は何も言えないんだよ。
だって客なんだもん。お金落としてくれるんだもん。
だから、本気を気持ちを示すことを考え抜いて行動で示さないと、伝わらないし、自分たちの力で後押しなんてできないんだよ。
やれることの選択肢は限られてるのに、応援してる相手以上に行動する気持ちを持って行動で示さないといけないんだよ。
そうすれば科学的根拠なんか超越できるんだ。
だって人と人の感情のやり取りって、科学的根拠とかのいわゆる理屈じゃない世界だからなんだ。
俺の場合は3年前のブースターミーティングで、リーグ統合されたときの一部リーグ参加にジェッツの生き残りを賭けるとブースターに宣言してくれた気持ちに応えたいと感じたことがスタートなんだ。
日本のバスケットボール界をリードするチームにしたいと本気で考えているのが自分に伝わったからなんだ。
だから本気で応援して、本気でジェッツを盛り立てたいと思ってる。
だから応援で、どんな状況下でも試合が終わるまで選手を鼓舞することを止めない。
止めたら、その程度の気持ちだってことを自分で証明しちゃうからだ。

 
今回そのために新作の応援ボードは今までに無かったコンセプトで1枚作った。
フライトクルーに向けた応援ボードだ。
選手を応援することで表現していたフライトクルーを応援する気持ちを直接表現するボードを今回制作した。
今まで以上に何かできることがある、と考え抜いてたどり着いた気持ちをボードで表現したんだ。
今までボードに登場させたことない人にも同じように気持ちを伝えて応援を盛り立てたいと思った。
題材の中心に選んだロミオとジュリエットとバスケットボールのコラボは、エンターテイメントとバスケットボールの融合を表現している。
エンターテイメントとは言うまでも彼らのことだ。

 
前置きが長くて申し訳ないが、サッカーと違い、バスケットボールの応援では音楽が流れるから自分たちでチャントを考える必要がないし、大きな旗も振れないし、立って応援することも制限がある。
大きな声を出すのも、ある程度周囲への配慮が必要だ。
そんな限られた条件下で応援として最高のものを創りだすことにアワン渦帝は挑んでる。
そういうことに挑むことがアワン渦帝がしなきゃいけないことだからなんだ。

 
だから、今季の応援をする環境は正直厳しいよ。
でも、ジェッツが盛り上がり、日本のバスケットボール界をリードする存在になることが何よりも、そして唯一大事なことなんだ。
限られた条件下でもやれることはある。
やるんだという意志を挫けさせない限りやれることは見つかるし、上へ登っていけるんだ。

 
ようやくだが試合の話に行こう。
この試合にはチームのスコア勝負とは別にもう一つ勝負が懸っていた。
観客動員だ。
Bリーグの一部に所属するには、5000人規模のアリーナが必要だ。
だが、用意だけして観客が入らなかったら、それは何故なんだと思う。
これは選手は聞きたいね。来季一部に所属するチームの選手全員に。
この両日、初日は4800人以上、2日目は4400人以上観客動員があった。
でもBリーグになったら当たり前のように達成しなきゃいけない数字だ。
日本でバスケットボールをメジャーなスポーツにするためにね。
今まではバスケ界が分裂していたし、協会も無能に近かった。
だから人気も盛り上がらないし、国際大会でも結果が出せなくても仕方ない部分はあった。
ファンにも斜めから選手たちを見ている人もいるよね。
でも、川淵さんがバスケ界を動かしてくれた。
以前とは環境が違うんだ。
今度は選手が結果を出さないといけない。
勝つだけじゃなく、それに伴って観客もアリーナにもっともっと呼ばないといけない。
それは選手たちの魅力に懸ってるよね。
バスケを見たことない人たちに自分たちの魅力を分かってもらわないといけない。
以前と変わらない千人台の観客動員だったら、一体何が変わるの?
フロントが頑張って動員してくれた観客にまた自分たちのプレーを観たいと思わせないと、結局何も変えられないよね。
自分たちが勝つことの価値をもっと倍以上に高めないといけないんだ。
でなきゃフロントが一生懸命頑張って5000人のアリーナを埋めてくれても無意味になるよね。
両日とも5000人規模のアリーナ基準の動員は達成した。
正直言えば俺にとっても驚きで、3500人は入れたいと思ってたくらいだ。
だから、こんなにも観客が観に来た時点で、今節はある意味勝ったと思った。
アイシンさんに言うけど、あなたたちチャンピオンなんだからあなたたちのホーム開幕戦はもっと観客入るよね。
入んなきゃおかしいでしょ。
だってチャンピオンなんでしょ。

 
もちろん、ジェッツの選手たちもこれだけの観客の前で結果を出せなかったのだから重く受け止めないといけないよ。
初めてプロバスケ観にきた人に「つまんねえよ」と思わせたら、二度とこないよ。
実際、俺の隣に座った家族はお父さんもお母さんもショットが決らず、リードが広がるのを見て「つまんないね」と言ってたんだから。

 
試合そのものにフォーカスすると、アイシンはやはり王者だった。
勝ち方が判っていたし、チームとしてゲームメイク力がジェッツとは1枚も2枚も上だった。
レフェリングが自分たちに傾いているようにジェッツの選手に思わせ、実際チャップマンはそれに苛ついてテクニカルファウルを貰った。
2日目の試合に関してはそこの前後が試合の潮目になった。
それをメイクしたのはアイシンの高いチームスキルだった。
それを結果に結びつけるアイザック・バッツのずば抜けた強さと、他の選手たちの技術の巧さもさすがだった。
2試合とも1Qが全てだった。
1試合目は相手の力ややり方を感じる前にやられてしまったが、2試合目はわかったつもりで策を張って挑んで効かなかった。
相手が上手だった。
彼らは王者だし、それ以前から同じHCで主力も残っていて積み重ねがある。
ジェッツはまだ急造チームと言っていい。
勝てる!とか思ったこともあるが、そんなに甘くなかった。それだけだ。
1試合目は相手がジェッツのポテンシャルを怖がって早めに勝負に来たと感じた。
追いつかれたくないという気持ちが最後まで出てたと思う。
いわゆる恐れだ。
だが、2日目は勝てたことから気持ちに余裕があった。
試合前のアップ時のアイシンベンチの表情を見たが、余裕が感じられた。
勝たなきゃいけないと気持ちが焦ったジェッツはうまく苛つかされていなされた。
千葉ジェッツは未熟だった。

 
だが、ジェリコHCはプレーオフをピークに考えている。
それにこの2試合の戦いぶりと伸びしろの見込みを俺の22年の応援キャリアの目で見込む限り、アイシン以上になる可能性は十分過ぎるくらいあると感じた。
わかりやすく言えば手応えだ。
それは観客にも通じたと思う。
まだまだこれからだ。島田社長からもそう言われている。

 
上にも書いたことに通じるが千葉ジェッツが本当に勝たなきゃいけないのは今季から初めてプロバスケを、千葉ジェッツを観に来る人たちの目だ。
それは2000人近くいるはずだ。
その人たちに自分たちのプレーをまた観たいと思わせることがバスケ界に今必要な本当の勝利への道なのだ。
ラグビーは結果を出している。サッカーは結果が出ないと世論が感情的になるレベルに来ている。
バスケは時間は掛かるが、そこを目指さないといけない。
今日はそういう意味で千葉ジェッツがプロバスケットボールチームとして真に勝利者になるための本当の勝負が始まった日なんだ。

 
今日の自分の応援は手探りだったが、気持ちは出せたと実感がある。
最後の2分間だけは通路側(もちろん他の観客の視線の前に立ったりしない場所)に立ち上がって応援したが、周りの観客も各々一生懸命応援していた。
誰かが最後まで声を出し続けている限り、周りにも最後まで声を出す人はいてくれる。
それは試合の結果を諦めたとかと無関係に、応援する気持ちを切らさないことだ。
そうでないと選手たちが諦めても何も言えない。
勝ちたいって気持ちを信じてもらえない。
だから我々は選手以上に諦めが悪くなきゃいけないんだ。
そうでないと応援ではないと思う。
そういう世界で育ってきたから。
そういう世界で選手たちが応えてくれて、フランスW杯にも行けた瞬間も、リーグ優勝も果たした瞬間も、J1昇格を果たした瞬間も生み出せている。
バスケも絶対そうなれる。
ジェッツも絶対そうなれる。

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