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2015年11月17日 (火)

千葉ジェッツ、またもホーム初勝利ならず。しかし光明は差し始めた。もう少し...。

11月14日(土)
千葉ジェッツ 73 - 76 日立東京
  #5 リック・リカート #18PTS
  #12岡田優介 15PTS 
  #43ブライアン・クック 15PTS
  #11西村文男 #11PTS

11月15日(日)船橋アリーナ 
千葉ジェッツ 65 - 76 日立東京
  #13クリント・チャップマン 25PTS 
  #11西村文男 15PTS
  #5 リック・リカート #14PTS
  
 
ホームタウン船橋DAYと銘打った日立東京戦である。
公共交通機関の車両、駅の広告、市内主要箇所、近隣街路などいろんなところでプロモーションが展開だれてきた。
バナーを見ない日はなかった。
千葉ジェッツを取り巻く環境は昨年までとは全く違っている。

 
しかしながらチームは今だに目指すバスケを体現できる完成度には程遠く、今季いまだホームでの勝ちがない。
しかも今節の相手の日立東京は昨年のオールジャパンの覇者であり、チーム体制も今季も継続しており成熟度の高いチームだ。
正直言うが、厳しい試合になるだろうとは思っていた。

 
それでも大勢の観衆が観に来るであろう船橋アリーナで、簡単に負けるわけにはいかない。

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14日(土)。天候は雨。
せっかくのホームタウンDAYに水を差した。
それでも3,813人もの人がアリーナに来てくれた。
4,000人以上を目指してはいたが、それでも他のチームの観客動員を大きく上回っている。
これは、チームの人気というより、後援会も含めた船橋という地域の地力の成果である。
これらの人の中には、初めて千葉ジェッツを観に来た人も大勢いたはずだ。
彼らにいいところを見せたいところだったが、最初に見せた光景はいきなり3-23と大きく躓く姿だった。
とにかくショットが決まらなかった。流れを作れず日立にいいように圧倒された。
期待との落差は大きかったはずで、早くも試合は終わったと思った人もいただろう。
その後、2Q、3Qは少し上回るスコアで少し点差は縮めるものの守備がイマイチ嵌らず日立の攻撃を止められない。
4Qになってようやくチームディフェンスが形になって機能しだした。
そうなると攻撃の勢いも変わってきて、ブライアン・クックが3Pを2本決めるなどラッシュを掛けた。
日立も反撃してくるが、岡田の3P、クリント・チャップマンのスティール、ダンクを決めていく。
ジェッツの勢いに乗じて観衆も猛烈にヒートしていった。
そして西村のショット、クックの3P、チャップマンのダンクでついに2点差になった。
船橋アリーナはこんなに盛り上がったことない熱気に包まれる。
が、追い詰めたのもここまで。
1Qにやられ過ぎた。
ホーム4連敗。

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翌15日(日)、午前中は雨も降っていたが、天候は回復していく。
この日は大勢の観衆が来てくれそうだった。その通りに人の出足はすごくよかった。
早めにアリーナに来たが、既に大勢の観衆が入っていた。
近隣の小学生(無料)がかなりの数いるが、今一番大事なのは大勢の人に観てもらうことだ。
それがなかったら勝利しても必要な価値を創りだせない。

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昨日の4QはジェリコHC曰く、チームが目指している形で、それがようやく表現できたとのことだった。
ゆえに試合前のアップ時も選手たちの目に自信が感じられる。雰囲気はとてもよかった。
ブライアン・クックの笑顔を浮かべながら軽快に走ってアップする姿からもそれがうかがえた。
試合は互角の展開で僅差でジェッツがリードを保ちながら進んでいく。
それだけでも昨日、それ以前の敗戦時から違っている。
しかし、日立東京にはまだ余裕も感じられた。
それでも4,380人の観衆の熱気はすごい。日立東京のファンは日立ベンチの背後の1階席の一角に密集していて、隣の一角はジェッツファンで占められている。
日立のFT時に入場時全員に配布されたスティックバルーンが人数分激しく音を立てる。
日立の選手がFTを外すとさらに音はでかくなる。
これぞホームという雰囲気が出来上がる。
観衆はすごかった。

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この日のジェッツを牽引したのは前日プレータイムがなかったPGの宮永雄太だった。
西村文男との距離感のいい連携ではなく連動が日立に威力を発揮してジェッツのオフェンスに昨日にはないリズムを生み出した。
配球もすれば、自ら切れ込んで決める攻撃のアイデアと視野の広さが素晴らしかった。
現状の千葉ジェッツの攻撃は、リカート、チャップマン、西村が決めてくれることに頼っている。
ゆえにアイデアの幅が狭く、それが相手のディフェンスプランを簡単にさせている。
困ると個で強引にアタックしてしまう悪癖があって、そこからのターンオーバーが今の戦績を招いている原因の一つだ。
宮永は、この試合ではアイデアに深みを加えてくれた。
昨日プレーしたが、この試合プレータイムのなかった富樫勇樹とはそこが違う。
もちろん、それぞれ持ち味は全く違うが。

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3Q終了時まで何とかリードを保ち、ホーム初勝利を目前としたところまでは来た。
が、4Q序盤で日立にバスケットカウントを奪われると一気に逆転され突き放される。
落ち着いて対応できればよかったのだが、ジェッツは追いつきたい焦りからか?プレーの精度が急激に落ちる。
上記の悪癖も出だし、チーム冷静さを失ってしまった。
勝ちたいという気持ちが強くなり過ぎたのかもしれない。
その点を日立に見透かされていた可能性もある。
チームが若かったのだと思う。
最後消沈するのはあっけなかった。ホーム5連敗。

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収穫はあった。
ようやく戦えるようにはなってきた。
これまでは振り回されている感じだった。
もちろん、これは楽観もかなり含んではいるが。
現状を不満に思う人はかなりいるだろうし、その人たちの気持ちもわかる。
選手たちに勝利への執念が見えないと思う人がいてもおかしくない。
だが、苛立ちを抑えて、もう少しチームに時間を与えたい。
勝てないことに加え、観客数が激増してサービス面で対応しきれていない不満もあるだろう。
だが、それも含めてチームが勝つようになるまでのもう少し堪えてあげてほしい。
もう行かないと言う人がいても仕方ない。
リピーターを減らさないために、勝てない状況ならサービスを濃くすることも策としてはありうるが、それはまだ早い。
一番の商品は選手のプレーだ。
選手たちがやりたいバスケを実践できるまでの時間を選手たちにもう少し与えたい。
結果に執着させて目先の勝利にすがりたくない。
ブームみたいに大観衆がきて、それを全部コアに取り込めないとしても、そのことに焦ることはしたくない。
強くなっていく過程も見て、ジェッツを好きになってもらいたい。
だからもう少し耐えてもらいたい。

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選手たちはこれほどまでに自分たちの試合に人を呼んでくれた人たちに報うことができなかった悔しさはわかっているはずだ。
情けないよね。
次の試合までの2週間は大事だ。時間を無駄にできないよ。
優しくしてくれるファンに甘えてたら、日本のバスケットボールの新しい時代は創れないよ。
ラグビーにファンを持って行かれちゃうよ。
断固やるしかないよ。

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