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2016年2月29日 (月)

新体制のヴォルティス、ロスタイムに2失点して逆転負け。落胆と希望の船出。

2016 J2 第1節 フクダ電子アリーナ
ジェフユナイテッド千葉 2 - 1 徳島ヴォルティス
【得点】千葉:90+3' 吉田 眞紀人、90+6' 長澤 和輝
    徳島:59' 冨田 大介

 
開幕というのはとても前向きな力を与えてくれるイベントだ。
私みたいに今は期間差で違うスポーツの後半戦と開幕を迎える人間であってもだ。
とは言え、両方に平等に気持ちを置くことは難しい。
だから今週末はサッカーに気持ちを集中させた。
ジェッツのことは明日にでも考えようと決めて、一旦アタマから消した。
それにこの開幕戦は私にとってとても重要な相棒のラストファイトと決めていたからだ。

 
ちょっと変わったデザインの旗は思い出すと2002年からの相棒だった。
デビュー戦は駒沢陸上競技場での佐川急便東京戦だった。
関東隊オリジナルでの応援スタイルに変えたのもこの試合で、ト・ク・シ・マ!ト・ク・シ・マ!というコールもその試合で初めて使った。
実はそのときは棒は借りていて、布だけが私の持ち物だった。
棒も加わったのは10年前の2006年だったと思う。
それからは試合に行くたびに相棒として全国を一緒に回ってくれた。
水に濡れると太い紐みたいになって使えなくなる困った面もあった。
それでも、誰も使ってない、自分だけのデザインの旗であることを誇りに思ってて、だからずっと使ってきた。
人格も認めてリスペクトしてきた。
だから、もう休ませてやることにした。

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相手のジェフ千葉は実はサポーター人生でも因縁の多いチームなのだ。
サポデビューの1993年のナビスコカップの予選リーグで応援してたチームがJ昇格を掛けた予選リーグ突破を掛けた一戦の相手もジェフだった。
最低限勝たないといけない、しかし大量得点が必要な試合で開始早々にGKがエリア外ハンドで退場になり、大量得点は限りなく可能性が消えた。
それはJ昇格が事実上難しくなった瞬間だったが、そのとき俺は固まる仲間に、試合は終わってない、まず勝つことだけ考えようと大声を出して訴えた。
不細工なサポーター集団だったが、そこで団結できたこと、あの状況で最初に皆に訴えるだけのメンタルを出せたことは、その後のサポ人生で自分を変えたし、周囲の目も変わった。
その試合はPKで得た1点を守り切って勝った。
だが予選リーグは敗退し、その年の昇格はなくなった。
でも、その試合がなかったら、昇格してたら、翌年全国を回ってほぼ全試合応援して昇格勝ち取る応援をできなかったし、今のアワン渦帝はなかっただろう。
あやかちゃん募金で世話になったのもジェフのサポーターだ。
フクアリの前で懸命に募金を呼びかけ、猛烈に重い小銭でパンパンになったDパックを抱えて(担ぐのは無理だった)家に持って帰り、総統と金を数えた大きな思い出がある。
あれに関してはジェフサポーターには今でもとても感謝している。
あやかちゃんのご両親もきっとそうだ。
あやかちゃんを救えなかったのは残念だったが、人生の中でも大きな出来事だった。

 
が、それらは個人的なことだ。
それとヴォルティスに対しての姿勢はまた別である。
そしてバスケットボールの応援とも全く別で、自分を律しなきゃいけないレベルをかなり高いところに置かないといけない。
周囲もそうだからだ。
最近はバスケでも周囲を気にせず、自分を高くて周囲と浮いたレベルに持っていけていて渦帝らしくなってきている。
とはいえ、ピシッと自分を律しないといけない点はバスケとサッカーではまだ私の中でも大きな差がある。
サッカーあってこそのアワン渦帝なのだ。

 
そこで最も大事な存在でもあるヴォルティスは新しい監督、選手たちを迎えて、苦難に満ちすぎていろんな意味で荒れ放題の状況から再び立ち上がろうとしている。
昨年までの苦悩しかもたらさなかったサッカーから新監督がどのようなものに変えて我々に見せてくれるのか?
その監督が新人監督であることもあり、極めて未知数で不安はあった。
昨年ブレイクした選手や、それまでチームの中心だった選手も多くチームを去り、新戦力も来たが不安を拭ってくれることを確信できる陣容とは言い切れなかった。
来てくれた選手には申し訳ないけどね。
でも、そういうネガティブな想像は裏切られるためにある。

 
長島監督のやりたいサッカーが開幕でいきなり炸裂するはずはない。
何せ、相手はジェフ千葉だ。
プレシーズンでは絶好調だ。まともに殴り合っては分が悪い。
実際にちばぎんカップを観ている私は、この試合を見据えて観察した。
それがどう役に立つわけではないが、相手の強みがわかっているといないとでは試合の楽しめ方も違ってくる。
少なくとも、どうすればこの試合に勝てる可能性が広がるかは感じた。
試合前にまるは氏にジェフの感想を訊かれて答えたのは以下の3点だ。
1)最も注意すべき選手は小池純輝である。
2)エウトンは前からも積極的にプレスしてくる。スルーパスを通すセンスも高い。
3)アランダは足がよく出る。ベレスのように読みではなく、射程範囲の広さが武器。
ちばぎんカップではこれでもかというくらい右サイドの小池を使っていた。
そこからチャンスを作っていたので、まず小池を封じるのが最重要だった。
だが守ってばかりでは勝てない。
勝つための方策、というよりジェフにとって未知数なモノ。
実はちばぎんカップではレイソル相手にまず守りから入り、小池にサイドの裏を狙わせていたのだ。
まず引いて試合に入り、スピードを活かして仕留めようとするカウンタースタイルだった。
鹿島相手にも同じように戦ったはずだ。
引いてくる相手とはやっていないのだ。そこが狙いだ。
まず守りを固め、小池を消せば、チャンスはやってくると思った。
 
 
果たして、チョーさんもそう考えたのかは判らないが、ジェフに前に重心を掛けさせながら新加入の山崎、渡の2人に裏を狙わせる戦い方を選択した。
ジェフのボールホルダーには2人、3人と人が素早く詰め寄り、奪ったら裏を狙うカタチでリズムを作っていく。
この試合のヴォルティスはよく走ったし、局面でも初めてこんなヴォルティスを見ると思ったほど戦っていたの。
上記のように守備の場面での勇敢さはいい意味での予想外だった。
なかなかチャンスにはならなかったが、小池を冨田がしっかりと抑えたことで、試合は安定させることができた。
もちろん、ジェフはそんな簡単な相手ではない。
前半も相澤のセーブがなかったら先制されていたが、私が(あくまで私がだが)プラニングした勝利へのルートはぶれることなく、前半をスコアレスで折り返した。

 
私はどうやって点を取るかまではさすがになかなかイメージできなかった。
が、猛烈な運動量と迷いのない動きでヴォルティスの前線を活性化させている山崎と渡がジェフのディフエンス陣を疲弊させることができたら、内田、佐藤を投入して点を取りに行く策はあると思った。
そのためにも失点したくないとは思っていたが、チャンスはそれほど来ないだろうと思ってもいた。
だが、セットプレーから冨田が先制点を奪ってくれた。
試合は動いた。

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後半のジェフは小池と井出のサイドを入れ替えた。
が事態を好転させられないと小池を長澤に代えた。これでリスクは一つ減った。勝利への条件を一つクリアした。
その後も勇敢なヴォルティスは身体を張ってジェフにゴールを許さなかった。
決してスマートな戦いぶりではなかった。やりたいサッカーではなかっただろう。
ただ勝つためにやるべきことを全力でやっていた。
何度もゴール前で決定機を凌いでいた。
崩壊寸前のうように見えながら、力関係でいえば想定されていたことだった。
だが、ヴォルティスはそれをことごとく跳ね返していた。
その姿は感動的だった。
引きこまれて応援は加熱していった。

 
結末は想像の上を行った。
93分手前まで試合前に想像したプランに怖いくらいしっかりと乗っかっていた。
「もう負けはない。」
私はそう確信した。それが落とし穴を開いたのか。
私に責があるとしたらそれだろう。

 
93分まで凌げた。残り1分だった。
あのまま勝っていたら、誰か采配を危惧しただろうか?
リザーブにDFが一人(藤原)しか入れなかったのを嘆いただろうか?
ピッチにいた誰かのプレーを今後のリスクと思っただろうか?
たぶんノーだ。
だとしたら敗因がこっちにあったというより、勝因がジェフにあったんだろう。
上記の俺の油断がサッカーの神様に見放させたわけじゃないと思う。
近藤をやじって、近藤のリアクションを笑って上から目線になったゴール裏を見放したわけでもないだろう。
でも俺たちは残り1分からハードなサッカーの補講を受けるハメになった。

 
それでもあんなに勇敢なヴォルティスはJに昇格してからは記憶にない。
それは、今季に自分たちを押してくれというチームのメッセージだったと思う。
それをどこまでも信じていけるかが今我々に問われているのかもしれない。
負けることにこれ以上晒されたくないという気持ちがあっても仕方ない。
でも、今季のヴォルティスは信じられると思う。
だから負けることに負けてはいけない。この試合がとんでもなく残酷な負けであっても。
勝つことしか受け入れられないなら、大陸の買い物好きなチームを応援することを薦めるよ。
俺は信じる。
今季のヴォルティスが期待に応えてくれるかの確信は全然ないが、でも信じてやるべきということだけは確信できる。
今季はきっと面白くなる。
そう信じられる
それが貫けたなら、サポーターとしてこの歳でも成長できると思う。
だから、この忌まわしい逆転負けからスタートしよう。

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2016年2月23日 (火)

千葉ジェッツ、船橋アリーナで今季初の連勝。

2月20日(土)船橋アリーナ 
千葉ジェッツ 71 - 62 熊本ヴォルターズ
  #13クリント・チャップマン 20PTS 
  #5 リック・リカート 20PTS

 
2月21日(日)船橋アリーナ 
千葉ジェッツ 81 - 76 熊本ヴォルターズ
  #13クリント・チャップマン 19PTS 
  #18デクアン・ジョーンズ 17PTS
  #11西村文男 14PTS


ここ2週間ほど記事を書かないでいた。
ジェッツが休みだし、サッカー開幕もまだなので特に書くこともなかっただけ。
書かなきゃ、書かなきゃと思っていた時期もかつてあったが、この2週間はそんなこと思わずにリフレッシュできた。
ここから忙しく記事を書くだろう。
実は別所で犬系のブログを始めていて、そっちは結構更新しているのである。

 
この2週間、ジェッツは結構いろんなことがあった。
記事には書いていない試合だが、アウェイでストークスに敗れた。
広島戦で苦しんで勝ったことが何の糧にもなっていないような極めて残念な試合だった。
遠慮なく言うが、こんな試合をしているようではプレーオフなど出るべきではない。
むしろその方がチームの未来のためにはいいと思う。
しかし、それは自分の負けを自分で決めてしまうことにもなるので絶対に嫌だ。
選手たちには戦ってもらう。
そのためにも自分は鬼になって応援する。

 
NHKでは国会中継に圧され続けた千葉ジェッツ特集が2月16日(火)に放送された。
まだこちらで見られるので是非ご覧ください。
URL:http://www.nhk.or.jp/chiba/videonews/index.html
バスケ界で誰も切り拓いていない道を先んじて開拓しているジェッツを見ていただきたい。

 
もう一つ、宮永雄太がレバンガ北海道へ移籍した。
レンタル移籍ではあるが、今季に入ってPG陣の層が厚く(なり過ぎ)てから出番が激減しており、出場しない試合もかなりあった。
そもそも阿部友和が今季初めに移籍直後に負傷し戦線離脱。その後、富樫勇樹がその穴を埋めるがごとく加入した。
阿部が戦列復帰し、ジェリコHCのPGの中で阿部の評価が高くなり、ベテランでもある宮永はジェッツでは出番が得られないと思ったのだろう。
移籍先がレバンガ北海道だったことはそれほど驚きは感じなかった。
彼は北海道出身なので、いづれはレバンガ北海道に行くだろうと思っていたからだ。
ただ、ジェッツとして順位的に近く、プレーオフ圏確保のためには計算しないといけない相手であるレバンガに移籍させるのはリスクも高かったはずで、これでレバンガに負けたらシャレにならない。
まあ、仕方ないだろう。
何か、ベンチに座っていると居場所がないようでモチベーション低そうに見えたしね。
サッカーだったら大騒ぎになって、フロントも選手も猛烈に叩かれるだろうが、彼の場合は仕方ないだろう。
結局、阿部とのトレードのような形になった。

 
そんないろいろあった2週間空いた今週末は佐倉でもやられた熊本ヴォルターズである。
戦績でも今のところ負け越しており、楽観できる相手ではない。
またこの2試合はJ-COMで試合が生中継(エリアは限定s)されるという歴史的な日ともなった。
こうなればやはり勝つしかない。

 
20日、1Qからの入りはとても良かった。
佐倉での試合を観ている人間からするとジェッツはうまく加点していく。
対して熊本は外国人の調子が悪く、ちょっと拍子抜けするような展開で始まる。
2Qになると、チームの大黒柱へと成長しているクリント・チャップマンが存在感を見せる、
前半だけで16得点をあげる。しかし、ファウルも4となり試合に暗雲をもたらす。
前半は42-29とリード。
3Qも序盤は堅い展開になるが熊本を11点に抑えてリードを広げる。
しかし、4Qは一転して危うい展開になる。
ターンオーバーを11個を多発して熊本の猛追を許す。
但し、3Qだったと思うが、阿部友和がダブルでコート中央でダブルで囲まれながらサポートできずにターンオーバーを許すというシーンがあった。
順調に試合を作れたことで、楽勝ムードに酔ったとは思わないが、プレーは明らかに雑になった。
リードがあったから勝てたとはいえ、上位のチームに同じことしていたら明らかに負けている。
1試合を通じてクオリティーを保てない悪癖はここでも出た。
何が理由か?
それはこの試合の解説をしてくれた元千葉ジェッツの板倉令奈氏が今日21日の試合の前のトークでしゃべっていたが、ボールを持ってない選手の動きの質を試合のポイントに挙げていた。
まさにこの通りだと思う。
ボールを渡した選手へのフォロー、渡した後の展開をイメージして次にどう動くかを考えること、これらが欠けているのだ。
攻撃のフィニッシュしかイメージしないから、それ以前のプレーが漠然で場当たりになる。
故に各自が孤立してしまいパスやアタックプレーが雑になる。
相手のディフェンスに嵌ったとき、誰もボールホルダーにフォローがなくボールロストしてしまうのだ。
負けて学ぶわけにはいかないので、勝てたことで学んでもらうしかない。
試合直後に島田社長に上記のプレーを指摘して「誰もああいうときにフォローしない。」と激怒した。
全然嬉しさは沸かなかった。
もちろん、新加入の原修太がホームデビューを飾ったのはとても嬉しいニュースである。
ホッシーには一層頑張ってほしい。

 
21日、この試合も入りはとてもよく、前日ととても似ていた。
しかし、ディフェンスに対してより強くいっていた。
ディフェンスで評価の高い上江田が1Qから3ファウルを与えるなどしたが、それはより相手に自由にさせないという気持ちが出たからだとも思う。
できるならファウルなしで止めたいし、ブロックするだけでなく時間を掛けさせるのもディフェンスなので、そういう工夫も今後できればいい。
展開は昨日より厳しかったと思うが、冷静に最後まで戦えたのはこの日の方だっただろう。
それに戦う気持ちはハッキリとプレーに出ていたのもこの日だった。
象徴的だったのは、4Qに西村文男が身体を投げ出すような泥臭いスティールからデクアン・ジョーンズのダンクに結びつけたプレー。
同4Qで西村のスティールからデクアン・ジョーンズのダンクは2回あったが、このシ-ンはこの試合を象徴していた。
こういうプレーは大好きだ。
こういうようにいつも戦うべきなのだ。
これだけでもこの試合は満足に足るものに個人的にはなった。

 
それに船橋アリーナで2試合勝ち切る節は今季初で、厳しいチーム状況の中で20日は3,207人、21日は3,699人と大勢の観衆に船橋アリーナで勝利をプレゼントできたことはなによりだった。
順位が7位に浮上したことはさておき、やはり観衆と喜びを分かち合える瞬間を多く共有できることが今千葉ジェッツにとって一番必要なことなのだと思う。
それが満たされたのだから、試合の内容は置き去りにしてはいけないが、よかったと思うことを忘れちゃいけない。
土曜日の試合の後、家に帰ってから考えたことがある。
試合内容に納得しない、もっと高みを求めることに酔いすぎてはいけない。
モノを多角的に見て、満足する部分も見つけることも努力しないと、自分を小さくするだろうと思った。
それを考える余裕を貰えたのもチームの勝利のおかげである。

 
まだまだ厳しい試合が続く。
次のホームは宮永が敵として帰ってくるレバンガとの試合である。
プレーオフ圏のためにも叩かないといけない。
場所も船橋アリーナだ。
試合の告知ポスターのモデルを宮永がしているのは皮肉だが、情は排してファンに歓喜をプレゼントしてほしい。

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2016年2月 9日 (火)

千葉ジェッツ、課題多き劇的勝利!

2月6日(土)八千代市市民体育館 
千葉ジェッツ 71 - 78 広島ドラゴンフライズ
  #13クリント・チャップマン 24PTS 
  #5 リック・リカート 11PTS

 
2月7日(日)八千代市市民体育館 
千葉ジェッツ 70 - 69 広島ドラゴンフライズ
  #13クリント・チャップマン 24PTS 
  #11西村文男 18PTS
  #5 リック・リカート 12PTS

 
前の記事からの続きみたいになるが、10年前の時にはまさか10年後にバスケットボールの応援をやっているとは想像できなかった。
サッカーとの出会いも自宅(実家)の近くにプロサッカーチームができたからなのだ。
今の自宅の近くにもプロバスケットボールチームができたのも奇妙な偶然だが、そういう運命の星の下に私はいるのだろう。

 
縁あって私が関わっている千葉ジェッツは、バスケ界の大転換期の中で勝負を掛けつつ苦難の時期を過ごしている。
シーズン前の期待、そしてフロント、パートナーさん、ファンの努力によって昨季の1.7倍に匹敵するリーグダントツの観客動員だが、成績と内容がそれに応えられていない。
シーズン半分を過ぎ、期待外れと結構な人たちに思われている。
私はそれが悔しくて仕方ない。
もちろん、試合に勝つことだけがプロバスケットボールにとってそのチームの価値を決めるものではない。
サッカーもそうではあるが、バスケットボールよりその比率は高いと思う。
ジャンボくんや、フライトクルーが魅せてくれるエンターテイメントは観客を間違いなく楽しませてくれている。
プロバスケットボールを初めて観て、エンターテイメント面の楽しみ方を知った人もたくさんいる。
これがなかったら千葉ジェッツとは言えない。
しかしながら、メインディッシュは試合だ。
これが美味しくなければ意味がない。

 
勝つことが最も早く美味しくなる手段だが、人をもっと深くハマらせるにはバスケットボールの面白さを味わってもらう必要がある。
それは偶然にやってくるものでもあるので簡単ではないが、それを体験できた人は間違いなくそのチームにハマる。
これは野球でもサッカーでも同じで、私がヴォルティスにハマった緑ヶ丘での甲府クラブ戦もそうだった。
どんな試合だったかは10年前にこのブログで書いた小説「ゴール裏物語」のクルセイド横浜編を読んでもらいたいが、そういう体験は間違いなく人を変える。
結構な確率でそのまま人生まで狂わせてしまう不幸でめんどくさい人を創り出すが、そういう人生経験がない人間とは人生の濃さが間違いなく違ってくる。
試合は面白くないといけない。これは勝ち負け以上の必要要素だ。
痛恨の敗戦を喫した6日(土)の試合でも試合後に「試合、面白かった」と言ってくれる人はいた。
ジェッツではなくドラゴンフライズにハマられていないことを祈るが...。

 
7日の試合を観た人はラッキーだった。
なかなかあそこまでドラマチックな試合は観られない。
強くなり過ぎると逆にああいう試合は観れなくなるしね。
ああいう試合が必要なんだよ。
いきなり無敵艦隊なんていらないんだよ。
お客さんの多くはジェッツ初心者なんだから。
記憶に残る勝利が一つでもあると違ってくるんだよ。
それが今に至るまでホームゲームで4勝しかできてないからダメなんだよ。
ああいう試合を体験できると感情が爆発するよね。
気分よく帰れるよね。
子供たちはジェッツの歌を歌いながら帰るかもね。
サイン会のチケット当たったんだけど、用事があったんで、近くの席の子供とお母さんにあげたんだ。
すごく喜んでくれた。
きっと最高の気分でサイン会に並んだと思うんだ。
この試合を忘れられない思い出にしてくれたらまた試合に来てくれると思ったんだ。
正直、今シーズンはもうあまり期待していないんだ。多くの人もガッカリしてるはずだ。
でもホームゲームは頑張ってあげてよ。
もっと楽しい気分で帰らせてあげてよ。
もっと笑顔にさせてあげてよ。

 
正直言って試合は両日ともグダグダだった。
ドラゴンフライズの2試合80分通じてクオリティーは安定していたけど、ジェッツはフラフラとクオリティーがダッチロールを繰り返してた。
いいプレーをしたかと思うと、すぐミスる。
イージーなミスも多かった。
6日の試合は勝てるチャンスを自分で逃がし、7日は同じような試合をギリギリで堪えきったから勝てた。
7日だって、最後はチャップマンが決めてきれたけど、彼のファウルのうち2つは他の選手からのターンオーバーのファストアタックを止めるためにファウルしなきゃならなかったやつだ。
しなくても済んだはずのファウルなんだ。
特に2Qのデクアン・ジョーンズがスティールからファストアタックのイージーショットを外してからのターンオーバーでのやつだ。
あんなことやってたら勝てるわけない。
チャップマンが試合終了までにファウルアウトしてたら負けてるよ。
内2つが上記みたいなやつなんだもん。
そんなプレーをするやつには俺は怒鳴るよ。
当たり前だよ。
怒らない方がどうかしてるよ。
逆にもっと選手間で怒らないと。
仲良し過ぎるんだよ。
昨季のアウェイ東芝戦でのJBみたい戦う気持ちを強く持たないとダメだよ。
戦わないやつを怒れよ。

 
それにオフェンス時にもっとボール持ってない人間が動けよ。
ボール持った人間しか走ってないじゃん。
シュート行くとき人任せしてるから、単独での強引なアタックになる。
だから人数かけてくる相手のディフェンスにボール奪われるんだよ。
アタックする時に人数掛けて、フォローしろよ。
ターンオーバーしたときに人がいないと困るとか考えなくていいから。
決め切るために、何ができるか全員が同じベクトルで常に考えて常に行動するんだよ。
相手より先に動くの!
それが殆ど毎試合相手の方が上回ってるんだからそりゃ負けるよ。
自分たちを甘やかすなよ。
甘やかされんなよ。
もっと自分たちを追い込めよ。

 
8日の試合は観客の皆さんにとっては最高だっただろうけど、君たち視点ではダメダメな試合だぞ。
勘違いしないでくれ。

 
みんなジェッツに期待してるんだよ。
それは本当だ。
だからもっと自分たちに厳しくなってくれ。
「ようやく調子が上向いてきた」とか、「巻き返します」とかは安易に口にしないでくれ。
もっと行動で示してくれ。
試合の時はもちろん、そうでないときも。
そしてもっと一つ一つに自覚を持って、考えて、そして動いてくれよ。
それがファンを、みんなを笑顔にするために君たちがしなきゃいけないことなんだよ。

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2016年2月 7日 (日)

あれから10年。これから先へ。

5日、FBでフレンズデー動画をシェアしたときに一枚の写真がチョイスされていた。
それは今はもうない国立競技場であのプレーオフで勝利した後に12番ゲートで記念撮影をした一枚だった。
あれはある意味自分の人生の中でのエンディングシーンといってもいい瞬間だった。
そうしたら、ハマグチさんのお姉さんにコメントを貰った。
そして、あれからちょうど10年経ったことを知った。

 
10年前、関東隊の仲間からの電話で知った。
詳しい情報が入ってこない中で、意外なところから連絡が入り、事の詳細を知ることになった。
とても長い夜だった。

 
あの当時、私はサッカーのサポーターを辞めていた。
ヴォルティスのサポーターはさらに前年、JFLで2度目の、そして最後の優勝を果たし、J2に上がると同時に辞めていた。
実際、本業は他のJチームのサポーターだったからだ。
そこも半年も経たずに辞めることになった。
5月にある出来事があって、それまで積もり積もったこともあってとうとう嫌気が限界を超えたからだ。
その5月から、あの2月までは2試合しかサッカーを観に行かなかった。
それがあの日を境に全てが変わった。
戻る、戻らないといけない。
J1に上げなくてはというより、ヴォルティスの応援に戻らないといけないと思った。
最初の一戦は国立でのヴェルディ戦だった。
JFL時代から今に至るまで私の相棒である渦潮旗の布を身体に巻いて声を出した。
自分だけ背負っている何かがあった特別な試合だった。
あれから10年経った。

 
徳島には3、4度ほど行っただろうか?
そのたびに必ずハマグチさんへ挨拶に行っている。
初めて、行ったとき(案内されたとき)は雨が降っていた。
「徳島へ来るのが遅すぎたよ。ゴメンネ。」
まずそう言うしかなかった。
「でも、戻ってきたよ。戻ってきたからには絶対に夢をかなえてみせるよ。」
そう宣言して退路を断った。
あれから10年経った。

 
プレーオフに勝つまでにいろんなことがあった。
苦しい試合の方がずっと多かった。行った試合は負け越しているはずだ。
でも、プレーオフ以前のことって今になって思い返してみるとそれほど覚えていないんだ。
苦しいことが多いと覚えているもんなんだろうけど、頭から消えてることが結構多いんだ。
それほど、あのプレーオフは大きい存在なんだろうね。

 
だから、プレーオフに勝ってからは、正直抜け殻に近かったと思うんだ。
プレーオフに勝った直後、これで自分の仕事は終わったなと思ったので、さあ行くぞ感は薄かった。
チームがJ1の壁に弾き返され続ける中で殆ど痛さを感じてなかったんだ。
プライドなんてかすり傷ほども傷ついてなかった。
自分は普段はこっちに住んでいてJ1を見ているから、ああなるのが十分想像できていたこともある。
勝負どころは2回目の昇格の時だろうと最初から思っていたところもある。
応援へのモチベーションは十分あったが、勝てなくて荒れていく周囲とは感じ方は全く違っていたと思う。
上に行きたい、でも思うようにならない。
降格した、J2でも勝てない。
この厳しい2年間の過程の中で周囲が自分と違うベクトルの方へ、向かっていくのではなく、流されていくを感じた。

 
この辺で、自分の意志で自分の進む道に帆を向けてもいいだろうと思った。

 
でもヴォルティスは好きだ。
だから旗振りは開幕戦で最後にして、もっと個人的で自由なスタンスでヴォルティスに接しようと思った。
元々、50歳になる前に変えようと思っていたから。
その方が、隣にハマグチさんが座ってくれそうな気がするんだよね。

 
そういうことです。

 
素晴らしい10年だったなと思います。
これからの10年も、その先も、ハマグチさんの意志を心に留めつつヴォルティスを愛していこうと思います。

 
アワン渦帝

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2016年2月 1日 (月)

千葉ジェッツ、強敵アイシンに報いた一刺しは光となるか?

1月28日(木)刈谷市体育館 
アイシン三河 65 - 72 千葉ジェッツ
  #13クリント・チャップマン 30PTS 
  #18デクアン・ジョーンズ 16PTS
 

1月30日(土)刈谷市体育館 
アイシン三河 83 - 80 千葉ジェッツ
  #13クリント・チャップマン 21PTS
  #2 富樫勇樹 18PTS 
  #18デクアン・ジョーンズ 16PTS
 

1月31日(日)刈谷市体育館 
アイシン三河 86 - 70 千葉ジェッツ
  #34小野 龍猛 22PTS
  #5 リック・リカート 15PTS
  #13クリント・チャップマン 12PTS 
 

私の奥さんが先日一枚のチラシを職場から持って帰ってきた。
2月6日、7日の八千代市市民体育館の広島ドラゴンフライズ戦のチラシだ。
職場でそのチラシを見た同僚の方がこう言ったそうだ。
「広島ドラゴンフライズって強いんだよ。ジェッツじゃ勝てないよ。」
これは本当の話だ。これが現実だ。
その同僚の方が、何を根拠にそう言ったのかはわからない。
多分、正月のAJでの対戦結果がその一つにはなっているだろう。
そして最近のジェッツの試合ぶりもその根拠にはなっているだろう。
広島ドラゴンフライズが勝てない相手だとは思わない。
だが、ジェッツは勝てないという確信を与えてしまっているのは確かだ。
期待は裏切っているのだ。これは事実だ。
バスケは面白いと思っているかもしれない。
だが観に行くならジェッツはイヤ。弱いから。
そういう空気は拡がっている気がしている。決して誇張ではないと思う。
子供は行きたがっていても、チケット代を出すのは親だ。
ちらしを持って行けば高校生以下は無料だから来るだろうが、それが効かなくなったら集客の術は絞られる。
勝てないプロスポーツチームに、地元だからだけで金を落とすほど人は甘くない。
ましてや船橋はベッドタウンだ。根っからの地元人は少ない。
勝ち負け関係なく応援してると楽しいから、とみんな思うほど甘くない。
状況は厳しい。
このままで良いわけはない。

 
アウェイでアイシンと3連戦するなら最低でも一つは勝たないといけない。
戦術的奇襲を掛けるなら効果があるのは序盤だ。
3連戦の前に公式サイトでジェリコHCのレビューが掲載されたが、結構な長文だった。
このレビュー掲載はすごくいい。気持ちがすごく伝わる。
そして、その長文からこの3連戦への準備に強めに自信を持っている感じがしていた。
初戦はスタメンはリックで行ったが、1Q早々にチャップマンに切り替えた。
そのまま、ターンオーバーせずにチャップマンで貫いた。
ただ、試合を通じて圧倒できたピリオドがあったわけではない。
要所要所での守備が効いていたことで相手と互角に持ち込んだことで勝機が転がってきたのだと思う。
現実的な勝ち方で勝ちきれたのだ。
これは大きな成果だったと思う。

 
ただ、これが現時点でのできることの100%であったわけで、2戦目、3戦目はそこの対策を立てて実践できるアイシンにやられた。
ジェッツにとっては最初の試合を勝利できたことで手の内を出してしまい、それ以上の手を持っていない、表現できないのでこうなる。
それは仕方ない。一つ取れただけでも大きい。
特に3戦目はアイシンにとって重要な試合だったと思う。
負けるわけにはいかないだけでなく、強さを示さないといけない試合だったのだと思う。
金丸晃輔選手は自分がやらないといけないという強い気持ちを持って試合に入ったはずだ。
ジェッツはそこがまだない。
それは自信を手にしていないからで、今は仕方ない。

 
大事なのは次のホームゲームだ。
相手は上記の通りの広島ドラゴンフライズだ。
アイシン戦での特に1戦目でのメンタリティを発揮し、自分たちのペースでの試合をメイクしないといけない。
アイシン相手にできたことをしっかりと自信を持って実践しないといけない。
そして最も重要なミッションは信頼を取り戻すことだ。
上記のように「どうせ勝てない」と思われているように千葉ジェッツの選手たちは信頼を失っている。
これを取りもどす内容と勝利という結果を2試合続けて示さないといけない。
それが出来てアイシン戦での一勝で得た自信や成長が意味を持つ。
それがジェッツの未来を、そしてジェッツを信用しなくなっている人たちの心の曇りを差す光になるのだ。

 
勝つしかいないぜ。
だって負けたら奥さんの同僚が職場である小学校で試合を観てきた自分の生徒たちにこう言うかもしれないんだぜ。
「ホラ、負けたろ。」
そんなの耐えられるかよ。
俺は冗談じゃないぜ。
やなこった。
言わせねーよ。 

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