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2016年3月 6日 (日)

激震!千葉ジェッツ、ジェリコHCを解任。佐藤博紀と共に再離陸。

3月5日(土)墨田区総合体育館 
日立東京 79 - 74 千葉ジェッツ
  #13クリント・チャップマン 18PTS 
  #18デクアン・ジョーンズ 18PTS

 
3月6日(日)墨田区総合体育館 
日立東京 60 - 73 千葉ジェッツ
  #18デクアン・ジョーンズ 15PTS
  #27石井 講祐 13PTS 
  #2 阿部 友和 12PTS


前の記事で今季の千葉ジェッツの現状と今季残りの見込みについてかなり正直に諦めている気持ちを書いた。
その時点ではこうなることは決まっていたのだろう。

 
3月4日、千葉ジェッツはジェリコ・パブリセヴィッチHCを解任した。
そして後任に、創設から昨年までの4年間チームキャプテンを務め、今季からアンバサダーに就任していた佐藤博紀をコーチ代行として就任させた。
この時期にこういう人事を行うことはチームを取り巻く不満が、ファンだけでなくパートナーなどからも激しくなっていてシーズン終了を待てなくなったのだろう。
もしかしたら、選手との関係も良くなかったのかもしれない。
換えるなら時期として遅すぎるからだ。
普通ならこの時期にHCを換えて成績が急激に上向くとは誰も思わない。
シーズン前に大勢の支援者を集め、リーグ随一の支援体制を作っての船出からしたら失望しかない。
既に選手2人がチームを去り、HCも去ってしまった。

 
ジェリコ前HCは今日本でHCとして招致できる人としてはトップ3に入るくらいの実績を持っている人だと思う。
ただし、彼だから結果が保証されるほどではなかった。
1月19日に前半戦を終えての振り返りを公式サイト上でジェリコ前HCが述べていたことを見直してみる。
まず言いたいこととして就任時にはチーム構成が決まっていたと言っています。
つまり、自分の望んでいる準備状況ではなかったと一番言いたかったのでしょう。
正直、それはHCの立場にある人間が一番クチにしてはいけない言葉だと思う。
全部読んでいても、今季は諦めてくださいというニュアンスが漂っていて、自分以外の問題が解決しないとよい結果を得るのは簡単ではない。
どうにか最低限のことができるようにはします。
と書いてあるように読めた。
多分、みんなそう思うだろう。ニュートラルな視点があればね。
怪我や、チーム状況の変化(選手の調子や新加入などだろう)はつきものだ。
それがないチームはない。
普通はそんなこと公式サイトで言わないもんだ。
責任を押し付けているとしか思われない。
そんな状況では後半戦に期待を持つことは難しかっただろう。
上記の通り、ジェリコHCは大物だ。
だからといってリスペクトし過ぎてもいけない。プロと神は違う。
結果に関しての責任は当然HCにあるし、今後改善の見込みがあるかの判断・決定権は会社側にある。
アンタッチャブルな存在になってはいけない。
解任した会社に落胆するのはあっていいが、解任がタブーな判断であってはならない。
もちろん、ジェリコ前HCのことはプロとしてとてもリスペクトしている。
歴代のジェッツのHCの中でもっとも実績のある方で、彼のような人がジェッツをキャリアとして選んでくれたことがジェッツの成長を感じられてうれしかった。
個人的にもFBでつながることができたし、彼を通じて海外にも私の記事を見てもらえた。
本当に感謝しています。
彼の新しいキャリアに幸ありますように。

 
代行は広瀬アシスタントコーチ(AC)の昇格ではなく、現場以外から佐藤アンバサダーを就任させた。
外部からの招へいには時期が遅すぎる。
余程の条件(報酬、待遇、結果責任を問わない等)がないと、実績と能力を持った人は来てくれないだろう。
それにこの時期にフリーランスなわけはない。
それに日本はそういう人たちにとって自分のキャリア先として希望されるレベルではまだないだろう。
国内の指導者の層も太くない。
その中で広瀬ACの昇格ではなく、コーチ経験のない佐藤アンバサダーを就任させた理由は何か?
昨年までキャプテンであったことの選手たちへの信頼で選手たちを束ねてほしいと思ったのだろう。
ただ、それなら広瀬ACでもよいはずだ。
広瀬ACも責任を感じて固辞した可能性と、併せて退任を望んでいるからかもしれない。
佐藤アンバサダーが着任すると同時にチームを去るからかもしれない。
佐藤アンバサダーはチームの指導経験がなく、彼にとっては極めて困難な仕事だ。
古参のファンからしたら万歳モノなのかもしれないが現実はそんなものではない。
それに昨年から1.7倍に増えているが増えたファンは佐藤アンバサダーの現役時代は知らない人も多いだろう。
ミスタージェッツと言っても、それがこの窮地を乗り切ることを確信できるものではない。
この時期にやりたいバスケを落とし込むには時間がないし、そもそもそんなことを考える時間もない。
それに大事なことはそれで勝てなかったら意味ないんだぞということ。
それがプロなんだから。
勝てなくていいなんてことは断じて無いのだ。
それがプロの世界なんだ。
甘い考えでいるとそのせいでヒロを潰すぞ。
そうさせないために何ができるか?
最前線に立ち、敵を倒しジェッツを勝たすために。
結果でしかヒロは支えられない。

 
今回のことはジェッツが昨季までと今季からは取り巻く環境が全く違うということを証明している。
2年前、20連敗したときがあった。
その時にHCは解任されたか?否だ。
それはジェッツが世間的に無名で、船橋エリアでも知名度も高くなかったため、成績を気にされる規模も小さかったからだ。
今は支援してくれる人や規模も段違いだ。
チームは成績でその支援に応えなくてはいけない。
何もしなかったら、ファンや支援者の不満や不安をスルーする会社、危機に対応する能力や決断力のない会社だと思われる。
それはファンや支援者が離れていくことにつながる。
一度離れたら戻ってこない。
それはジェッツの破滅への道になる。
バスケへのリスペクトがないからそういう連中は離れるんだ、そういうバスケを愛せないヤツらは要らないと思う人もいるかもしれない。
だが、それではジェッツの未来への力になれない。
ジェッツはプロスポーツなんだ。地域の名を冠しているんだ。
地元の誇りとしてビッグチームにならないといけない。
アットホームな良さも失われるべきではないが、昔を捨てて前へ進む覚悟もなかったら意味ない。
甘い考えは排して自分たちもプロのファンの意識を持たないといけない。
でないと、数年後にはジェッツ無くなってるよ。
ヒロ体制は未来を見据えているわけだから。

 
新体制での離陸はアウェイ日立戦からとなった。
とにかく結果が欲しい中で、怪我で富樫を、インフルエンザで西村を欠いた苦しい布陣でのスタートになった。

 
西村には代表候補に選ばれていながら、かつチームが苦しい状況の中で、インフルエンザ感染を予防しきれなかったことは、不可抗力もあるが、プロとして失態だとハッキリ言わせてもらう。

 
初戦1Qはスタートから5分以上無得点のまま点差を広げられていった。
選手が下を向いてしまっているようにも見えた。
その中で2Qから猛追して3点差まで戻す。
リック・リカートとデクアン・ジョーンズが牽引してくれた。
今までと大きな違いは荒尾岳を軸に据えたことだろう。
板倉礼奈がヴォルターズ戦での解説で何度も名前を出して、使うべきと訴えていた選手である。
日本代表にも選ばれた経験もあり、怪我で出遅れたが、小野龍猛と共にやってくれないと思う選手である。
それがようやく軸になってくれそうで、こういう状況の中での光になってくれた。
試合は4Qに一時逆転するほど1Qの逆境から盛り返したが惜しくも敗れた。

 
日曜、本日からヒロが指揮を執った。
西村不在の中、阿部友和が昨日から頑張ってくれていたがこの日も1Qから頑張ってくれた。
時間的な問題で、これまでの戦い方の細部に少しリスクケアをしたくらいしかできなかったと思う。
が、序盤から常にリードを保つこれまでなかなかできなかった試合をして、追い上げられるも逆転を許さない”やられてきた”試合を作り上げた。
この苦しい状況の中で13点差で勝ちきったヒロには本当におめでとう、そしてありがとう、そして一緒に頑張ろうと声を掛けたい。

 
全てはこれからで、この先も苦しい状況は起きるだろう。
過去のスローガンだが、本当にONEになる時は今だ。
ただ、それも以前よりはるかに覚悟がいる。
チームは今も危機の中にいる。
今日は勝ったが、この先も勝てる保証はどこにもない。
勝ったとしても、今迎えている危機を記憶の隅に安っぽくしまってはいけない。
今、本当に地元の誇りとなるプロスポーツになれるか会社も、選手も、ファンも正念場なのだ。
楽しいだけではこの先は生き残っていけない。
Dscn1037

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