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2016年4月 9日 (土)

世界を拡げてくれる音楽。~クレイジーケンバンド@葛飾シンフォニーヒルズ~

ひさびさに音楽の記事を書きます。
私は若い時はHR/HMしか聴いていませんでした。
ちょうどバブルが来ていた90年代初頭はたくさんのアーティストが来たのでたくさんライブに行きました。
就職して金も手に入ると、夢だったイギリスのドニントンパークへも行きました。
そんな私ですが、今はいろんなタイプの音楽を好んで聴いています。
クレイジーケンバンドは私の変化を象徴するバンドかもしれません。
3年前に初めてライブを観に行ったことでハマったのだと思います。
このバンドのおかげで音楽というものをもっと柔らかく感じられるようになったと思います。

 
この日は昨年からの『CRAZY KEN BAND TOUR "もうすっかりあれなんだよね2016"』の追加ツアーも含めたうえでのツアーファイナルでした。
場所は葛飾シンフォニーヒルズ。京成線の青砥駅から5分ほどのホールです。
クレイジーケンバンドのライブは、昨年の大みそかの赤坂BLITZでのカウントダウンに行こうかとか思っていました。
ですが、BLITZが3度目であること、ライブハウスよりホールが良かったのでこちらに切り替えました。
それからはこの日のライブに向けて、セットリストの情報を集め、それをベースにプレイリストを作ってウオークマンで聴いていました。
プレイリストを作ってライブに備えるのは、若い時によくやっていたことでした。
久々にこんなことをやっている自分を見て、ライブを本当に楽しみにしてるんだなと自分で感じていました。
クレイジーケンバンドはレパートリーも多いので、中古レコード店で旧譜を買い揃えたりしました。
おかげで3回目に行ったライブの時より格段に曲を覚えました。

 
昨年8月にリリースされ、ニューアルバムというにはかなり時間が経っていますが、最新アルバム『もうすっかりあれなんだよね』は私が今まで買ったクレイジーケンバンドの中で一番気にいっている一枚です。
ファンキーで、渋くて、グルーブがあって、楽しいアルバムです。
耳にしっかりと入ってくる曲が揃っていると思っています。
一番好きな曲はこの日のライブでも最後に演奏された”パパの子守唄”ですね。やっぱり。

 
ライブは7時にスタート。
プレイリストと同じく『もうすっかり...』の「開拓者」で始まった。
クレイジーケンバンドは私の音楽の志向を拡げてくれたみたいなものなので印象的な楽曲だ。
2曲目は「Barrio Chino」
前回行ったBLITZでのオープニングで演奏され、当時まだ覚えていなかったクラシックスで面喰らった曲だった。
もっとこのバンドの楽曲について知らないといけないと思わされた曲である。
昨年の夏にバンドの中古盤を探し回り、買い回り、そのうちの一枚『Brown Metallic』に収録されていた。
「円盤-Flying Saucer-」を経て、曲のラストの新宮虎児が韓国語アナウンスがお馴染みの「ウォーカーヒルズ・ブーガルー」へ。
この曲もカッコいい。
次はプレイリストでは「タオル」だったが、この日は「BRAND NEW HONDA」だった。

 
あらかじめプレイリストに沿ってがっつり予習していても十分過ぎるくらい新鮮で楽しめていました。
完璧ではないにしろ、殆ど歌詞がアタマにインプットされていて、一曲目からずっと歌えている。
こんなことは若い時以来でした。
これは本当に楽しめている証拠で、またホールの音響も素晴らしく、それぞれの楽器、歌声がハッキリと聴こえてくることも楽しさを膨らませてくれていた。
クレイジーケンバンドは、生の音で勝負できるバンドだから、音響のいいホールでは魅力が最大限に観衆に伝わってくる。
いい会場で観ている、ここでのライブにしてよかったと早々と感じた。

 
先程の「BRAND NEW HONDA」もそうだが、リクエストタイムはおもちゃ箱をひっくり返すような意外性もあって楽しい。
聴けるとは思っていなかった「流星ドライブ」が聴けたのは嬉しかった。
初めて観にいったBLITZでセットの最後に演奏された記憶がある。
このバンドはライブの〆に似合う曲が多く、私の好きな曲もそのタイプの曲に多いので必然的に聴ける機会は限られてくるので「流星ドライブ」はよかった。

 
セットは「もうすっかり...」アルバムからの楽曲を中心に進む。
プレイリストに加えていなかった「ENGINE」も聴けた。
本当は「SOUL PAINT」も聴きたかったが、セットからは外れていたはわかっていたし、他の曲が聴けたので気にしていない。

 
ショーはその後ツアーのリストに沿いながら進み、GTで一度〆、アンコールを何度か経て、フィナーレへと向かっていった。
気が付くと9時45分くらいになっていた。
周囲の観客の中には終わる前に帰路に付く人もいた。
青砥は私の家からは近いが、都心ではなく下町なので神奈川方面からいらした方には仕方ないかもしれない。
3時間に及んだショーは、そしてツアーは、「パパの子守唄」で終わった。

 
ショーを終え、灯りが付いた中で他のアーティストに比べ年齢層の高いお客さんは皆満足していたように思う。
私は100点満点だった。ライブ後に喉が枯れていたのも久しぶりだった。
家が近いのだろうか自転車で帰っていく人たちの姿はこのバンドらしかったし、青砥駅で10時過ぎに人が増えているのを若い女性が「何で人が多いの?」と言っているのさえ、ちょっとした優越感を感じるほどだった。


自分も歳を重ね、若いころから好きだった音楽のアーティストたちも次第にこの世からも姿を消しつつあります。
最近は特にその傾向が強いですね。
レミー、ボウイ、キース。
それでも最前線に戻ってくる人もいる。
メタルチャーチのマイク・ハウが20年ぶりにシーンに戻ってきた。
自分の考えや志向の門戸を狭くするつもりはないけど、本当に聴きたいと思えるものも少ないんだ。
だけど、聴きたいと思えるものはただ志向を拡げてくれるだけじゃなく、自分の世界も拡げてくれる。
クレイジーケンバンドは今の自分にとってその筆頭のバンド。
メタルチャーチや、今月10年ぶり以上に観に行くことになっているアイアンメイデンはベースにしっかりと残ってくれてるバンド。
余分なものはもう聴いていない。
でも、世界が狭まってるとは思ってない。
だってね、ここ数年、絶対に達成したいと思ってる音楽面でのテーマがあるんだ。
今年はそれをぜひ達成したいんだ。
世界が広がると確信してるんだ。
何だと思います。

 
Perfumeを観たいんだ。

 

セットリスト(多分細部で欠けているものがあるのであくまで参考)
01. SUKKARI
02. 開拓者
03. Barrio Chino
04. 円盤-Flying Saucer-
05. ウォーカーヒルズ・ブーガルー
06. BRAND NEW HONDA
07. 路面電車
08. シンガポール・スリング
09. もうすっかりあれなんだよね
10. 指輪
11. La Americana
12. Eye Catch/すっかり八兵衛
13. 6789
14. ENGINE
15. カフェレーサー
16. ニンゲンモドキ
17. 横顔(リクエスト)
18. SEX MACHINE(リクエスト)
19. 流星ドライブ(リクエスト)
20. GTR -> イカ釣り船
21. 仮病
22. Loco Loco Sunset Cruise
23. Let’s Go CKB -> タイガー&ドラゴン
24. ウイスキーコーク
25. タツノオトシゴ
26. ベレット1600GT
27. スポルトマティック
28. GT
~アンコール~
29. ブス
30. 愛人募集中
31. 男の尻尾
~アンコール~
〔MC〕チャイナタウン
32. デトロイト音頭
33. 金龍酒家
34. 香港グランプリ
~アンコール~
35. 太陽のモンテカルロ
36. プレイボーイ・ツイスト
37. パパの子守唄

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