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2016年6月21日 (火)

渦帝の音楽ノート 第10回 Perfume

久々にこの題で記事を書こうと思います。
今回は日本では超メジャーなアーティスト、Perfumeです。そう、あのPerfume。
 
4月に書いたクレイジーケンバンドの記事の最後に書いたことがあった。
今年達成したいテーマ。
それが”Perfumeを観る”でした。
 
最初にPerfumeに興味を持ったのは2007年のブレイクのきっかけになったCMです。
その一年後だっただろうか?テレビでPerfumeのドキュメント番組を観たときにいつかライブを観てみたいと思うようになりました。
ただ、それが強い思いに変わっていくのはかなり後でした。
いつだかは忘れてしまったがアルバム「GAME」「⊿」を買った時には凄い人気になっていてライブのチケットは手に入らないだろうと思っていました。
そんなこと思っていたときに思わぬところでチャンスが来たのは2カ月くらい前のことでした。
職場から歩いてすぐの幕張メッセでライブがあるという記事を見つけました。
もしかしたらチケットが取れるかもしれないと思いました。
ところが、チケットの発売日を間違えていて気が付いたら発売済。
6月18日(土)、19日(日)の両日は既にSOLDOUTでした。
が、6月16日(木)のスタンディングのチケットのみ残っていました。
平日で開始時間が早かったことが影響しているかもしれないが、これは幸運だったと購入しました。
かくして初のPerfume体験が決まりました。
 
ただ、今回の記事はその6月16日の公演のライブレビューではありません。
彼らはまだツアー中であり、セットリストや演出を書いてしまうとネタバレになってしまいます。
公式サイトでも、ライブのMCであ~ちゃんが言っていたように、ライブのことを書くのはルール違反です。
だから、ライブのことには触れずにPerfumeを観る前と観た後でどう感じたことが変わったかなどを書こうと思います。
 
Perfumeってよく知らない人(自分もそんなに知っているわけではない)にはテクノポップという認識が最初にくるんだと思います。
そしてそもそもは広島のローカルアイドルからスタートしているとか。
ただ、私の中では上記に書いたドキュメント番組を観たときの印象が一番強い。
ライブのリハ中に体調を崩して倒れたりしながらライブを成功させるPerfumeの姿だった。
ライブ直前にストレスから追い詰められる姿はAKB48のドキュメントでも観たことがある。
が、Perfumeを先に見ていたことで女の子のポップグループのプロ根性というものを強く感じたのはPerfumeの方が強かったです。
 
そして実際にライブを観るまではウワサでしか知らなかったファンに対する真摯な姿勢です。
もちろん、他のアーティストでもファンに対しては真摯ではあるだろうが、Perfumeの場合、あまりアンチを感じたことがない。
そこは彼女たちの持っている真摯さがより広く理解されているからなのではないか?と。
ライブで興味を持っていたのは、パフォーマンス、演出の他にファンに対してどう交流するのかというところ。
そして、実際ライブではとても強くファンに感謝を伝えていました。
 
そして今回のライブのMCでも印象に残っているシーンがあります。
今回の幕張でのライブはスタンディングでのライブ(スタンド席も後方にありましたが、あくまでスタンディングメイン)でした。
会場となったホールに入ってまず気付いたのが元からある屋根を支える大きな柱2本でした。
ステージと観客席の間に立つ形になった柱は明らかに鑑賞の妨げになっていました。
観客席の一部からは完全にステージを隠してしまっていたかもしれません。
つまりこのホールは今回のライブを行うにはベストの場所ではありませんでした。
MCでメンバーが今回のツアーでスタンディングライブがやりたかった。スタンディングライブをやるのが夢だったということを言っていた記憶があります。
ただ、上記のようにスタンディングライブの形式のために会場を幕張メッセに、そしてこのホールにしなきゃいけなかったという面があったのかもしれません。
この条件に付き合ってもらうことになったファンに対し、少し申し訳なさもあったのかもしれません。
かしゆかが、スタンディングライブのことをMCをしゃべっているときの表情にそんな感じが少ししたのは初心者の勘違いでしょうか。
でもね、そうだったんじゃないかと信じたい気持ちにもなるんですよね。
 
そしてパフォーマンス。
ダンスが素晴らしい、ライティングやセットが想像を超えているとか、観る前はそういうイメージが紋切型にあって、どこまで凄いんだろうという刷り込みとの比較になってしまいがちでした。
確かに、ダンスは素晴らしいし、レーザーライトや映像、セットも想像を超えてるんですけど、それらも含めて会場のファンが楽しそうだということ。
というか、楽しいという空気が溢れていて、それでいて楽しい上に優しい匂いもする。
ビートが跳ねるんですけど、Perfumeのビートが生み出す空気はとても柔らかく会場に溢れている。
そんな、柔らかくて、楽しくて、熱くて、優しい熱狂がファンとPerfumeを一体にしていると感じました。
Perfumeが柔らかくて、楽しくて、熱くて、優しい熱狂でファンを包む力を持っているのだと思います。
Perfume初体験の私もとても楽しかったです。
手を上げたり、上げたり、下げたり...イカン、イカン、イカン。
 
最新アルバムの「Cosmic Explorer」はとても素晴らしいアルバムで、HR/HM畑の私がここ2カ月くらいで50回近く聴いている作品です。
ポップな上にヘヴィーでドラマチックなエッセンスも持ち、それでいて各曲とも個性がしっかりしています。
すべての曲がライブで映えるイメージが湧くクオリティを持っているように思います。
そして、Perfumeらしいライブを意識したライブ映えのするアレンジがこれまでのアルバム以上に意識されている気がします。
このように幅広い音楽ジャンルの聴き手の層にアピールできるクオリティを持っていると思います。
自信を持って「最高のアルバムだよ」と人に言えるアルバムです。
しかし、このアルバムは雑誌のインタビューで読んだのですが、Perfumeにとって新しい挑戦でもあるようです。
もしかすると今回のライブと以前のライブでは何か違う空気の匂いがあるのかもしれませんが、だとしても今回のライブはずっとファンである人たちにも進化を感じさせるものなのではないでしょうか。
 
彼女たちは夢を託されています。彼女たちも夢を背負う決意を持っています。
目指す場所へ。
そこまで行っても幕張で感じた会場の匂いが変わらないんじゃないかな。
そのとき、どこまで彼女たちは大きくなっているだろうか?
そしてこの柔らかくて、楽しくて、熱くて、優しい熱狂は世界中に拡がっていると信じたいです。
Kimg1693

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