« 2016年12月 | トップページ | 2017年2月 »

2017年1月29日 (日)

ストーン復帰即爆発。千葉ジェッツ、4年前からの成長。

1月28日(土) 船橋アリーナ
千葉ジェッツ 80 - 66 大阪エヴェッサ
 
1月29日(日) 船橋アリーナ
千葉ジェッツ 82 - 61 大阪エヴェッ サ
 
一カ月ぶりに船橋アリーナに戻ってきた。
その間に全日本選手権を制した千葉ジェッツは王者の称号を持ち帰ってきた。
船橋アリーナに向かう道には、”船橋の力で日本一に”という幟がたくさん立ててある。
これまではいつ日本一になれるかなあと思いながら眺めていた幟だが、今は書いてある通りになったのだ。
何とも不思議な感じになる。
これから何を目指すんだろう?
この幟、これからどうするんだろう?
要らぬ心配だが、そう思わざるを得ない。
 
大阪エヴェッサとのbj時代の対戦の記憶は全くない。
だが、そのころのジェッツはまだまだ地元の認知度も低くて、実力もなくて、初年度は惨憺たるものだった。
試合前、実況解説の板倉礼奈さんとRisukeさんが当時の大阪戦の観客数が300人ほどだったと言っていた。
今はその10~20倍の観客が入るチームに成長した。
全日本選手権のタイトルまで取ってしまった。
出ていないから当然だが、旧bjリーグの他のチームはどこも持っていない。
4年の歳月を経ての立場の変わりようを当時は想像もできなかった。
たった4年でこんなにも違ってしまった。
これも理解するのは簡単じゃない。
 
ただ、ここはまだ満足するポイントではないことは理解できる。
日本の男子バスケットボールが東京オリンピックに出られるためにもっとみんなで頑張らないといけない。
千葉ジェッツがもっとbjのチームにマークされるチームになることはその助けになると思う。 
 
この2試合はもう一つ大事なテーマがある。
大阪エヴェ ッサは西地区3位であり、ワイルドカード争いの当事者だ。
絶対に負けてはいけない。特に初戦の28日は極めて重要だ。
 
立ち上がり、ショットが決まらず、相馬選手が次々に3Pを決めてエヴェッサにリードを許す。
ジェッツはディフェンスも相手をうまく捉えられずフリーにし過ぎた。
1Q終盤、ジェッツは戦列復帰したタイラー・ストーンがコートイン。
すると流れが変わりだす。
そのタイラーが3Pを決めた直後、スティールから加速したタイラーを大阪の相馬選手がアンスポーツマンファウルで止め、その後3Pをまた決める。
一気に7点スコアして流れを掴むと、7点差まで戻して1Qを終えた。
 
2Qになってディフェンスが嵌りだすと次第に点差が縮まっていく。
客観的に見て、大阪はそれほど爆発力のあるチームに見えなかった。
だから、いづれ逆転できるだろうとは思えた。
1Qでリードを許してもジェッツの選手たちもベンチも慌てていなかったこともある。
予想した通りに逆転してからは競り合いながらもジワジワと差は広がっていった。
 
タイラー・ストーンは負傷明けとは思えない動きで大阪を圧倒した。
タイラーがいることの安心感は絶大だ。
ジェッツは試合を通じてショット精度が普段より悪かったが、タイラーの活躍は一人でそれを補った。
タイラーを止めるには、アクションを起こされる前にプレッシャーを掛けないといけないが、勢いがついた時はパワーとスピードがある選手ではないと難しい。
大阪にはパワーとスピードの両方をタイラー相手に十分に持っている選手がいなかった。
何か試合運びを間違えなければ大丈夫だと思ったが、何も起きなかったので結局試合は逃げ切った。
互いにミスが多いとは言えないが、少なくもない、もうちょっと何とかしてほしい試合だった。
あと、大阪はファウルを与えるタイミングが試合の中で悪かった。
そこも試合の流れをジェッツに渡した理由だったと思う。
だが、互いにとってこの試合に勝敗はシーズンを左右する大きな意味を持つ。
勝てたことはとても意味があった。

2日目、先に結末から言ってしまえば初日と同じような試合だった。
試合開始から0-11までリードされ、そこから盛り返したのも同じ展開。
但し、昨日よりディフェンスの厳しさでは大阪は徹底してきた。
タイラーが入っても、マークを密着させてミスを誘発させるなどタイラー対策も出してきた。
が、それが上手くいったのも前半まで。
桶谷監督のプランは素晴らしかったが、それを実践する選手たちのプレーのクオリティが細部で十分ではなかった。
スローインで5秒ヴァイオレーションが二度もあった。
運動量も後半になると減少したが、ジェッツは逆にギアが落ちなかった。
リバウンドでも優位に立つ。
前半は激しくマンマークしてきた大阪だが、パワーでもスピードでも対抗できなくなり失速した。
3Qは24-5と一転して京成...じゃない形勢逆転。
15点差を付けて試合を決めてしまった。
タイラーのダンク、アリウープとジェッツのバスケショーの様相に。
4,000人を超えた観衆が猛烈に沸いた。
 
力づくでねじ伏せた感もなくはないが、大阪もワイルドカード争いをしているだけの実力はあった。
最後まで続かなかったが、緊張感は結構あった試合だった。
ジェッツ対策とはこうやってくるんだなといういい経験もできたのではないか。
それでも勝ってしまうところは昨年までのジェッツとは全く違うし、オールジャパンを制したことで身に付けたものもこの2試合を支えたと思う。
4年の歳月を経て、千葉ジェッツはbjで実績あるチームを力づくでねじ伏せてしまうほどになった。
2月以降はbjのチームとの対戦も多い。
そこでも4年間の成長の違いを強く感じることが多くなるだろう。
 
しばらくホームゲームはないが、アウェイでさらに揉まれて強くなってきてほしい。
試合中にGO!JETS!!コールをしてくれる人も周囲に増えてきた。
船橋アリーナでの試合はしばらくないのだが、戻ったときもオールジャパンブームで終わることなく、大勢のファンがまた来てほしい。
次の船橋アリーナは3月11日、12日の滋賀レイクスターズ戦でホームタウン船橋デーである。
Dscn6891
Dscn6893
Dscn6804
Dscn6807
Dscn6825
Dscn6814
Dscn6838
Dscn6841
Dscn6861
Dscn6847
Dscn6916
Dscn6856
Dscn6921
Dscn6903
Dscn6918
Dscn6931
Dscn6923
Dscn6938
Dscn6942

| | コメント (0)

2017年1月24日 (火)

リーグ戦再開。千葉ジェッツ、自分達で変えた現実の中で。

1月18日(水) 栃木県立県南体育館
栃木ブレックス 80 - 67 千葉ジェッツ
 
1月21日(土) 千葉ポートアリーナ
千葉ジェッツ 74 - 68 シーホース三河
 
1月22日(日) 千葉ポートアリーナ
千葉ジェッツ 74 - 83 シーホース三河
 
オールジャパン2017優勝という栄誉で幕を開けた千葉ジェッツの2017年。
一週間経ってBリーグ再開を迎えた。
夢のような時間は終わりを迎えた。
連敗中であることもたぶんかなりの人が忘れていたと思う。
悪い意味ではなく、大晦日に2連敗を喫して終わった2016年からわずか一週間後に天皇杯を制す、それも初戦からわずか5日間の出来事はまさに夢のようなことで、今だに現実味が100%になっていない。
だから2連敗しているという現実を実感し直すのは簡単ではない。
それに大晦日の時の現実と一つながりの現実が戻ってきたわけではない。
オールジャパンを制したことで他のチームの千葉ジェッツに対する見方は一変している。
追いかける立場から追われる立場になった。
よって、今は当初戻ってくるはずだった現実には戻っていない。
我々は自分達で変えてしまった現実の中にいる。
これは実は凄いことなんだと思う。
 
再開直後の三連戦の相手がオールジャパンで破ったリーグ強豪の栃木と三河というのは因縁めいているが、私はポジティブに思えた。
多分厳しい結果になるだろうが、ここで負けてもリーグの決着がつくわけではない。
そして自分たちの強さを過信しないためにも、衝撃度の高いやられ方も必要かもしれないと思う。
もちろん勝ちにはいくが、ネガティブなリスクはないカードだと思った。
栃木や三河は十分リスキーなカードだと思う。
ここで勝っても、オールジャパンで負けてタイトルを取られたという事実は消えないからね。
そして18日の栃木戦はタイラー・ストーンを負傷で欠くという危機で迎えた。
とはいえ、負け方はそれ以上に完敗だったようだ。
結構ショックを受けた人もいたようだが、タイトルを取って強くなったことを実感した直後だけに衝撃度は高かったようだ。
だけど、こういう時に本当に強くなれるチャンスなのだ。
本当の強さはもっと上にある。
こういう時の負けは糧にできる。
そして、この負けは選手たちを覚めていると思っていた夢から本当に覚めさせ、現実で持っている彼らの強さを目覚めさせてくれた。
 
千葉ポートアリーナの初日は前売り段階で完売がアナウンスされていた。
昨季、最多入場者記録を作ったポートアリーナが完売ということはそれだけでもワクワクした。
そしてその情報は選手たちを奮い立たせているはずだった。
ポートアリーナに行く途中、同じ電車にヒルトン・アームストロングと負傷したらしいタイラー・ストーンが乗り合わせた。
普通に歩いていたし、表情も明るかったので、それほど負傷は長引かないだろうと感じたことも私の気持ちを盛り上げた。
 
立ち上がりはシーホースがリードを広げたが、小野が3Pを決めるとジェッツも追い上げた。
以降は僅差で競り合い、3Qについにパーカーの3Pで逆転に成功する。
だが、4Qになるとシーホースが残り4分弱で再度逆転。
そこから石井の3Pで再度攻勢に出たジェッツが逆転して勝利。
40分間集中して諦めずに戦った選手たちのプレーは大観衆をこれ以上ないくらい興奮させ満足させた。
MVPのパーカーはタイラー・ストーンがいないため出場時間がいつもより長く、疲れたとコメントしていたが、素晴らしい活躍だった。
 
入場者数が5,876人と6,000人に到達しなかったことが唯一残念ではあったが、この話は翌日に続きがあった。
 
翌日はシーホースがこれ以上負けられないという気持ちを高い集中力に転化して戦ってきた。
この日ジェッツはFTを1本も得られなかった。
パーカーとヒルトン・アームストロングが疲労が蓄積していたことも大きかった。
それでも引き離されることなく粘り強く戦い、後半にシーホースのアイザック・バッツがファウルトラブルでベンチに下がると攻勢に出て逆転に成功した。
しかし、ヒルトン・アームストロングがファウルトラブルでベンチに下がると潮目は変わり、イージーなミスや強引なアタックからのターンオーバーでリズムを崩した。
そこで17連続失点して3Qは大きくリードされて終わる。
富樫勇樹がいらだちを隠せず、ベンチもテクニカルファウルを受けて最悪な状況で4Qを迎えた。
それでもジェッツは気持ちをもう一度集中させて反撃に出て一時17点差を4点差にまで詰めて観衆を沸かせた。
残念ながら試合は敗れたが、千葉ジェッツは強さも2日連続で観衆に示せたと思う。
 
そしてこの日の観衆は6,039人。
完売のアナウンスはなく、団体観戦Grpがインフルエンザ等でキャンセルになったらしい情報もあり、急遽当日券が発売されたが、それでも前日を上回る大観衆が入ったことは驚きだった。
6,000人の大台を突破するとは昨日の段階では予想できなかった。
 
この3試合は負け越しはしたが、ジェッツにとってはとても有意義な3試合だったと思う。
ここ一番での経験や集中力の差が相手とはあったと思うが、それはこういう負け方から学ばれていく。
この負けはきっとチームをもっと強くしてくれると思う。
 
個人的に2試合目のMVPは原修太だと思っている。
それはこんなエピソードがあったからだ。
 
この日、1階ゴール裏のゴール真後ろ付近に座っていたのだが、ゴールの真後ろということもあって見にくい。
ゆえに試合が始まっても隣の何席かは空いていたのだが、そこへ高校のバスケ部員らしきジャージ姿の男子高校生4人が座った。
彼らはそれほどBリーグに興味を持っているように見えなかったが、彼らを最初に興奮させたのは誰あろう原修太だった。
前半途中から登場した原修太はボールを持つと、一気に加速して猛スピードで相手のディフェンスを突破してレイアップを決めた。
「速っ!!」
と隣の高校生が大声を上げて驚いた。
赤の31番は彼らの話題の中心に一気に昇格していた。
彼らはその後小野の3Pや富樫のプレーにも興奮していたが、体格的にも一番彼らに近い原修太は驚きだったようだ。
原くんは昨年に比べて筋肉の付き方が倍増しのようになっている。
そしてこの日は積極的にリングにも挑んでいた。
結果も試合ごとに上がっている。
昨季の石井講祐のように覚醒するかもしれない。
 
年を明けて千葉ジェッツの立場は大きく変わった。
狙う立場から狙われる立場にいやおうなく変わっている。
チャレンジャーであることを忘れないと選手たち、自分たちはいくら思っても周囲は決してそう思ってくれない。
後半戦は相手が研究して潰しにくる。
その試練を乗り越えないと本当に強いチームにはなれなくて、また以前と同じポジションに押し下げられてリスタートすることになる。
だが、こんな試練を受けることができるのはジェッツが強くなってきているからで、今のところこんな幸運を得ているのはジェッツだけだ。
今のジェッツなら一歩下がっても二歩進める。
二歩下がっても三歩進める。
進める力を手にできている。
今週末からがすごく楽しみだ。
 
最後に...
ポートアリーナ近くのコーヒーショップ「Tapo’sCoffee」のマスターに本当に感謝します。
試合があるときにしか行ってないのに、何年か前に無理に頼んで作ってもらったジェッツラテアート以来、行く度にいろいろ作ってくれていました。
タイトルがついに取れましたと挨拶に行き、優勝グッズのマグをプレゼントしました。
そして、とてもうれしい気持ちになれる最高のラテアートを作ってくれました。
本当にありがとうございました。
 
Dscn6674
Dscn6681
Dscn6701 Dscn6703
Dscn6723
Dscn6728
Jetsrate
 

| | コメント (0)

2017年1月14日 (土)

徳島ヴォルティス、2017年シーズンスタート!

2017年の徳島ヴォルティスがスタートしました。
本日新体制発表会が行われ、新スローガン、新ユニフォームの発表もありました。
 
新しいスローガンは”意気衝天”
goo辞書によると、意味は「意気込みや元気が、このうえなく盛んな状態」で、士気はきわめて高く、意気は天を衝く勢いである、という用例があります。
非常に元気で!という感じでしょうか?
目標っぽい匂いがしませんが、強い意志はとても感じます。
 
新しいユニフォームはホームは渦のグラデーションのようなデザインで、クラブ初のオリジナルデザインです。
隣と色違いであったこれまでは何かと不満が多かったので、オリジナルデザインは良かったです。
個人的には太いストライプが入ったデザインのものが気に入ることが多いのですが、オリジナルであることはそれ以上にいいと思います。
ベースが青であるので細目に見えてしまうのは仕方ないです。
デザインはこちら。http://www.targma.jp/vortis/2017/01/14/post11089/
 
 
新監督のリカルド・ロドリゲス監督の練習は既に始まっています。
クラブ初の外国人監督ですが、大塚製薬サッカー部時代まで遡ると、ブラジル人のエジーニョ監督が在籍していました。
練習風景の写真を見ると、選手たちがとても明るく練習をしていて、そこにリカルド監督も加わっていたように思います。
とてもいい感じで練習がスタートしているようです。
前監督の長島氏はFC岐阜のヘッドコーチに就任が決まったようです。
 
新加入選手は計12人。また、山崎凌吾もサガン鳥栖からの期限付き移籍から完全移籍となっています。
注目は2人のセルビア人選手。
FWのアシチェリッチ、DFのヴァシリェヴィッチの2人。
アシチェリッチは196センチ、91キロの大型FW。
佐藤や山崎とのトリオも興味が湧きます。もちろん競争ありきですが。
システムがまだよくわかりませんが、渡や大崎との組み合わせもあるでしょう。
カルリーニョスを中心に考えるのか?
リカルド監督が開幕にどんなオフェンスの形を示してくるのでしょうか?
ヴェシリエヴィッチも大型のDF。
福元、橋内の去ったディフェンスのセンターに入ってくると思います。
高さと強さは増したと思うので、セットプレーでの力関係は優位になるのではと期待します。
日本人選手では神戸から移籍の松村亮に期待しています。
根拠が特にあるわけではなく、かつての大島や谷池のように神戸からの移籍組がチームに力を加えてくれるといいなと思います。
 
まだスケジュールが発表されていないため、今季初参戦がいつになるかわかりませんが、楽しみに待ちたいと思います。
最近はサッカーがオフでもありバスケばかりになっていますが、ルーツであるサッカーが大事であることは変わらないでのよろしくお願いします。

| | コメント (2)

2017年1月10日 (火)

千葉ジェッツ、自分たちを越えて初タイトル!オールジャパン2017制覇!

1月09日(月) 国立代々木競技場第1体育館
川崎ブレイブサンダース 66 - 88 千葉ジェッツ
 
何年か前、惨敗した試合後の帰り道、仕事帰りに試合を観に来たらしい会社員の集団から「ジェッツって弱いよ。」と嘲笑されたのを今でも忘れていない。
悔しくて仕方なかった。
20連敗したときは、ボードをへし折って抗議しようとしたこともある。
それらすべてが今は幻のように感じる。
 
千葉ジェッツはオールジャパン2017を制し、初タイトルを手にした。
賜杯である。
本気で応援しているチームが天皇杯を制したことはサッカーで一度ある。
その時は大いに泣けたが、今回も泣けた。
スコアが積み重なり、差が広がっていく競技であるバスケットボールでは、サッカーのように試合終盤になっても何か起きてひっくり返る可能性はそれほど大きくない。
終盤、点差が広がり、他のチームなら安全だと思える点差でも川崎が相手では油断できない。
何せ、直近の年末に同じような負け方で2連敗した相手だ。
昨日も後半、FTのシューターを間違えて流れを失い逆転されながらアルバルクを差し返して決勝に上がってきた川崎だからだ。
だが、それでも十分すぎる点差は涙腺をイカしそうになった。
 
書いている途中だが、文章が創れず苦戦している。
それの理由の根底には、当初このオールジャパン2017で本気で優勝できるという確信が殆どなかったからだ。
自分の分析ではだが、記事にも書いたようにメンタルで負けた年末の2連敗を見ている身としては、この大会での別人のような躍進ぶりが本物と信じ切れていなかったこともある。
決勝の相手が川崎ならば、苦戦は必至だと思っていた中でこのスコアは実感を簡単に許してくれない。
そして大会初戦からわずか5日間での戴冠も、ちょっと実感を伴わせてくれていない。
その辺はサッカーのサポーターの体質も原因なのだろう。
 
年末からの短期間で何があったのかを説明するのは大野HCですら簡単ではないだろう。
昨季のオールジャパンの準優勝、優勝、そして昨季のリーグ王者を下を向かせる強さで連破して頂点に駆け上がった強さを説明するのは。
ただ、これだけは断言できる。
千葉ジェッツは王者たる強さを発揮して王座を手にした。
それくらい今大会の千葉ジェッツは強かった。
勢いだけじゃないことは今日証明した。
たぶん、ここまで敗ってきた相手も千葉ジェッツが想像を超えていたことに驚き、心を打ちのめされたはずだ。
決勝戦の前、私はツイートでこんなことを書いた。
 
”昨年の大みそかの借りを返すのではなく、大みそかの自分たちを越えにいくのだ。
頑張ろう、自分たちに自信を持っていけばきっと自分たちを絶対に越えられる。”
 
まず自分たちに打ち克つメンタルの強さが必要だとあの2連敗で感じたことがベースにあっての文章だった。
そして千葉ジェッツはあの連敗を経て、見事に自分たちを乗り越えた。
私が言う前にその自分たちを既に乗り越えて決勝戦に挑んでいたのかもしれない。
 
決勝戦という緊張感の高まる試合で、千葉ジェッツの選手たちは試合開始から終了まで全員落ち着いていた。
判定にいらつくシーンは皆無に等しかった。
大会前、千葉ジェッツは客観的に観てチャレンジャーだと思われていたはずだ。
だが、大会中の千葉ジェッツはメンタル的に王者のそれを持っていた。
今になってだがそう思える。
そして、一週間前に無かった強さを発揮し、これまで苦杯を舐めさせられてきた相手を打ちのめした。
今日、試合終盤の川崎の北HCの表情は、前日見た桜木ジェイアール選手のそれと極めて似ていた。
もしかしたら、栃木の田臥選手も同じ表情をしていたのかもしれない。
彼らも千葉ジェッツがここまで力強くプレーするチームになった理由を理解できていないかもしれない。
 
準決勝、決勝と試合前に国立代々木競技場の隣の明治神宮にお参りし、必勝御守を入手して腕に付けて応援したこと。
準決勝の日、大手町の駅のサンドイッチショップで買ったカツサンドとメンチカツバーガーを今日も買って代々木に行ったこと。
それらも取り越し苦労だったかのようだ。
ジュフ磨々道のシューズのヒモをイカしてくれたのが御守りのご利益だったとしたら少々神様はイタズラが過ぎただろう。
 
それでも必然を招く要素も数多くあった。
2Qで伊藤俊亮とタイラー・ストーン、阿部友和を投入した采配は試合の流れを変えた。
伊藤俊亮の投入は先日の年末の試合でも川崎攻略のヒントを与えてくれていたが、今日は伊藤俊亮が中央をドライブしてスコアした場面からジェッツに流れが傾いた。
タイラー・ストーンは昨日と同様に加速力と加圧力で、外国人勢のスピードに難がある川崎を揺るがした。
阿部友和はオフェンスのリズムを整えた。
前半を36-26で折り返したのは彼らと、彼らを送り出した大野HCの判断が生み出した必然の点差だった。
 
後半、先に富樫勇樹の3Pでペースを握り、そこからはディフェンスからのオフェンスを徹底して川崎を苦しめ、点差を広げていった。
そして、前述のように3Q終盤にジュフ磨々道のシューズのヒモが川崎のオフェンスの場面で突然イッてしまう。
ジュフ磨々道が靴紐を結び直そうとし、会場中が一瞬時が止まる。
藤井選手は一番驚いただろう。
そしてそのスキを見逃さずにパーカーがスティールし、紐を結んでいないままのジュフ磨々道が追いかけるが、バスケットカウントまで誘発してしまった。
このシーンで試合は決したと今は思う。
ツキもジェッツに味方していた。勝利は必然だった。
 
ジェッツの選手たちも試合前に今のジェッツの勢いをクチにしていたりした。
だが、上述のように相手の選手やHCを試合が進むにつれ落ち込ませていったのは、目の前にジェッツの強さがイメージの上をいっている理由を理解できていないからだっただろう。
彼らの中の千葉ジェッツは乗り越えられていた。
千葉ジェッツは相手チームのアタマの中の自分たちを乗り越えて試合に挑んでいた。
勝利は必然だった。
 
もちろん、千葉ジェッツは勝たないといけないチームにもなっている。
Bリーグで一番多くのブースターが試合を観に来ている。
多くのパートナーさんが支えている。
そして今も熱い情熱を持ったスタッフ、フライトクルーが選手たちをバックアップしている。
彼らの思いが報われて本当によかった。
 
次はリーグ戦のタイトルを獲ろう。
そして、千葉ジェッツをもっと知ってもらおう。
誇りに思ってもらおう。
それが日本のバスケットボールのためになったと思ってもらえるくらい。
今日はそのスタートの日でもあると思うんだ。
 
おめでとう、千葉ジェッツ。
最高だよ。
Dscn6527
Dscn6534
Dscn6570
Dscn6571
Dscn6582
Dscn6586
Dscn6589
Dscn6601
Dscn6603
Dscn6619
Dscn6634
Dscn6641
Dscn6643
Dscn6649
Dscn6654
Dscn6657
Dscn6658
Kimg2167
Kimg2173
Kimg2177
オッチー、小林さん、入れてよかったね。
シミズに出す始末書は俺の名前で書いていいから。

| | コメント (0)

2017年1月 8日 (日)

千葉ジェッツ、オールジャパン2017決勝進出!

1月05日(木) 国立代々木競技場第2体育館
千葉ジェッツ 92 - 65 新潟アルビレックスBB
 
1月06日(金) 国立代々木競技場第1体育館
千葉ジェッツ 81 - 62 栃木ブレックス
 
1月08日(日) 国立代々木競技場第1体育館
シーホース三河 75 - 81 千葉ジェッツ
 
年が明けて毎年この時期に開催されるオールジャパンに千葉ジェッツは参戦している。
一言で言えばバスケットボールの天皇杯だ。
そして今日8日の準決勝で昨年優勝のシーホース三河を破って決勝戦に進出した。
チーム創立以来初の戴冠のチャンスを得て、明日、川崎ブレイブサンダースと対戦する。
 
大晦日に試合をして短い正月休みを経て、選手たちは1月5日(木)に新潟アルビレックスBBと3回戦から出場し快勝した。
新潟アルビレックスBBは元旦、2日とアルバルク東京と試合をして、一日空けて4日から二回戦から出場しており、5日間で4試合目というハードスケジュールでブースターも含め、少々可哀想なスケジュールだった。
ただ、千葉ジェッツも大晦日に試合をしており、負けないくらいハードスケジュールであり、それに勝負であるから理由にはならない。
 
続く準々決勝は同じ東地区の2位、そして昨年のオールジャパン準優勝の栃木ブレックスを破った。
試合の放送もなかったので詳細は判らないが、栃木が田臥選手らがスコアに苦戦する中、タイラー・ストーンが25PTS、富樫勇樹が19PTSと活躍し、全てのQでリードして完勝した。
こうして、チーム初のベスト4に進出した。
 
そして今日、昨年優勝のシーホース三河と準決勝を戦った。
まず先制してスタートしたが6点取ってからスコアが伸びなかったが、ディフェンス、特にインサイドでのディフェンスでシーホースにもスコアを走らせず、逆転される場面もあったが13-13で2Qへ。
2Q、ディフェンスが変わらず好調でリバウンドでも優勢に立ち、26-37と2桁に広げた。
後半3Qも富樫勇樹が躍動してリードを広げた。
ヒルトン・アームストロングとの連携は何度もシーホースの中央を切り裂き、豪快なダンクで会場を沸かせた。
シーホースは千葉ジェッツのディフェンスに苦しみ、ショットもリングに届き切らないショットも多く、リバウンドでも劣勢でもあったためリズムが作れなかったようだ。
アイザック・バッツも前半4PTS、桜木ジェイアールも2PTSとスコアが伸びなかったうえに躍動感もパワフルさも感じられなかった。
ディフェンスでも集中力が薄く、フリーにさせたりスコアした直後にファストブレイクを許したりと、準々決勝で名古屋ドルフィンズを圧倒したらしい姿は感じられなかった。
比江島選手、金丸選手が奮戦していたが、決めてもすぐに決めさせてしまう展開が彼らの奮闘を台無しにしていた。
ただ、試合をシーホースの低調さに理由を求めるのは正しくない。
千葉ジェッツのプレーはスピーディでシーホースのディフェンスを振り回していた。
ディフェンス面ではリバウンドでの勝負に優位に立ち続けた。
原修太の2本の3Pショットも試合の流れを動かした。
3Qには20点差にまで点差が広がった。
シーホース相手に20点差にまで広がるなんて試合前は予想もしていなかった。
オフェンス時の加速力、加圧力はシーホースを試合を通じて圧倒していたし、それを牽引していたのはタイラー・ストーンは圧巻だった。
モニターに映るシーホースの選手たちの目力は映る度に弱くなっていった。
勝つべくして勝った試合だった。
イメージしていたシーホースでなかったのは千葉ジェッツがそういうシーホースに追い込んだからだった。
4Qにようやくシーホースは加速してきて点差を詰めてきたが遅すぎた。
千葉ジェッツはチーム史上初のタイトル戴冠のチャンスを手にした。
 
明日の相手は川崎ブレイブサンダース。今、最強の相手だ。
だが、明日は大みそかの借りを返すのではない。
大みそかの自分たちを越えにいくのだ。
自分たちに自信を持っていけばきっと自分たちを絶対に越えられる。
そして明日、新しい歴史を創ろう。
Dscn6486
Dscn6437
Dscn6445
Dscn6454
Dscn6455
Dscn6456
Dscn6488
Dscn6494
Dscn6468
Dscn6498
Dscn6499
Dscn6507
Dscn6513

| | コメント (0)

2017年1月 2日 (月)

2017年の始まり。

あけましておめでとうございます。
2017年も渦帝ブログをよろしくお願いします。
今年は年齢も大台に達しますが、これまでと変わらず、11年続けているこのブログに渦帝イズムを貫きつつやっていきます。
大台を超えるのでいまさらブレるのもどうかしてると思うので、自分の信念に忠実に他に屈することなく、かつ決して他に押し付け過ぎないことも大事にしつつやっていこうと思います。
 
”勝たせることができない応援は応援ではない”
これが私の応援についての信念であります。
これはあくまで私自身に突き付けていることで、応援の形は人それぞれでいいと思っています。
ただ、この信念を持って誰かがこういう応援をしないといけないとは思っています。
たぶん、言葉は違いこそすれこう思って自分の愛するチームを応援している人たちは大勢いて、当たり前のことでしかないとも思っています。
ルーツになっているのは1997年のサッカーフランスW杯予選のときだと思います。
あのときは2002年の日韓W杯が決まっている中で、自国開催枠で初出場するわけにはいかない、自力で出ていないと2002年に得られるものは全く違うモノになるという危機感がありました。
そんな考えが、いろいろ違いはあれ、あのアジア予選での国立競技場で毎試合共有されていたんじゃないかなと思っています。
 
今のバスケットボール界はあのときのサッカーの置かれている状況にとても似ています。
W杯ではなくオリンピックですが、大きな違いではないでしょう。
しかも開催国枠が保証されていないのです。
東京オリンピックに出られないとなったときにどれほどの損失になるか?誰か説明できますか?
その危機感を常に持って私は千葉ジェッツを応援しています。
その危機感を常に持ってブログに観戦記事を書いています。
楽しければいいという気持ちでは私は応援できません。
 
五輪予選はできる限り応援に行かないといけないでしょう。
勝たないと東京オリンピックに出られないなら。
でも、応援する舞台としてこんなに楽しみな舞台はないでしょう。
楽勝で突破が当たり前だと思われているサッカーのアジア予選(実際はそんなことないですが)には選手以外は誰も感じなくなりつつあるモノがあるわけだから。
楽しいってのはこういうギリギリの試合なんですよ。
 
ヴォルティスは新しい監督を迎え、J1昇格を目指します。
昨年までよりさらに厳しい競争になります。
選手は主力選手がかなり残ってくれたので、スペイン人監督がどんなサッカーを創り上げてくれるのか?
不安もありますが、楽しみもあります。
大事なことは結果を出した選手を結果を出した時だけ讃えるのではなく、常に信じてあげることです。
それが応援です。
勝てない時、勝てなかった試合でどう次に継げていくか?
その上で厳しさをどう表現していくのか?
それも応援ではないかなと最近思っています。
今年は徳島にも行きたいです。
毎年言っている気がして申し訳ないですが、次に徳島に行くときはこれまでと違った楽しみ方ができる気もしています。
徳島に行かずに沖縄には行ってしまうのでは本当にハマグチさんにも悪いので。
 
さあ、個人的にもターニングポイントになる2017年、頑張っていきましょう。

| | コメント (0)

« 2016年12月 | トップページ | 2017年2月 »