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2017年1月10日 (火)

千葉ジェッツ、自分たちを越えて初タイトル!オールジャパン2017制覇!

1月09日(月) 国立代々木競技場第1体育館
川崎ブレイブサンダース 66 - 88 千葉ジェッツ
 
何年か前、惨敗した試合後の帰り道、仕事帰りに試合を観に来たらしい会社員の集団から「ジェッツって弱いよ。」と嘲笑されたのを今でも忘れていない。
悔しくて仕方なかった。
20連敗したときは、ボードをへし折って抗議しようとしたこともある。
それらすべてが今は幻のように感じる。
 
千葉ジェッツはオールジャパン2017を制し、初タイトルを手にした。
賜杯である。
本気で応援しているチームが天皇杯を制したことはサッカーで一度ある。
その時は大いに泣けたが、今回も泣けた。
スコアが積み重なり、差が広がっていく競技であるバスケットボールでは、サッカーのように試合終盤になっても何か起きてひっくり返る可能性はそれほど大きくない。
終盤、点差が広がり、他のチームなら安全だと思える点差でも川崎が相手では油断できない。
何せ、直近の年末に同じような負け方で2連敗した相手だ。
昨日も後半、FTのシューターを間違えて流れを失い逆転されながらアルバルクを差し返して決勝に上がってきた川崎だからだ。
だが、それでも十分すぎる点差は涙腺をイカしそうになった。
 
書いている途中だが、文章が創れず苦戦している。
それの理由の根底には、当初このオールジャパン2017で本気で優勝できるという確信が殆どなかったからだ。
自分の分析ではだが、記事にも書いたようにメンタルで負けた年末の2連敗を見ている身としては、この大会での別人のような躍進ぶりが本物と信じ切れていなかったこともある。
決勝の相手が川崎ならば、苦戦は必至だと思っていた中でこのスコアは実感を簡単に許してくれない。
そして大会初戦からわずか5日間での戴冠も、ちょっと実感を伴わせてくれていない。
その辺はサッカーのサポーターの体質も原因なのだろう。
 
年末からの短期間で何があったのかを説明するのは大野HCですら簡単ではないだろう。
昨季のオールジャパンの準優勝、優勝、そして昨季のリーグ王者を下を向かせる強さで連破して頂点に駆け上がった強さを説明するのは。
ただ、これだけは断言できる。
千葉ジェッツは王者たる強さを発揮して王座を手にした。
それくらい今大会の千葉ジェッツは強かった。
勢いだけじゃないことは今日証明した。
たぶん、ここまで敗ってきた相手も千葉ジェッツが想像を超えていたことに驚き、心を打ちのめされたはずだ。
決勝戦の前、私はツイートでこんなことを書いた。
 
”昨年の大みそかの借りを返すのではなく、大みそかの自分たちを越えにいくのだ。
頑張ろう、自分たちに自信を持っていけばきっと自分たちを絶対に越えられる。”
 
まず自分たちに打ち克つメンタルの強さが必要だとあの2連敗で感じたことがベースにあっての文章だった。
そして千葉ジェッツはあの連敗を経て、見事に自分たちを乗り越えた。
私が言う前にその自分たちを既に乗り越えて決勝戦に挑んでいたのかもしれない。
 
決勝戦という緊張感の高まる試合で、千葉ジェッツの選手たちは試合開始から終了まで全員落ち着いていた。
判定にいらつくシーンは皆無に等しかった。
大会前、千葉ジェッツは客観的に観てチャレンジャーだと思われていたはずだ。
だが、大会中の千葉ジェッツはメンタル的に王者のそれを持っていた。
今になってだがそう思える。
そして、一週間前に無かった強さを発揮し、これまで苦杯を舐めさせられてきた相手を打ちのめした。
今日、試合終盤の川崎の北HCの表情は、前日見た桜木ジェイアール選手のそれと極めて似ていた。
もしかしたら、栃木の田臥選手も同じ表情をしていたのかもしれない。
彼らも千葉ジェッツがここまで力強くプレーするチームになった理由を理解できていないかもしれない。
 
準決勝、決勝と試合前に国立代々木競技場の隣の明治神宮にお参りし、必勝御守を入手して腕に付けて応援したこと。
準決勝の日、大手町の駅のサンドイッチショップで買ったカツサンドとメンチカツバーガーを今日も買って代々木に行ったこと。
それらも取り越し苦労だったかのようだ。
ジュフ磨々道のシューズのヒモをイカしてくれたのが御守りのご利益だったとしたら少々神様はイタズラが過ぎただろう。
 
それでも必然を招く要素も数多くあった。
2Qで伊藤俊亮とタイラー・ストーン、阿部友和を投入した采配は試合の流れを変えた。
伊藤俊亮の投入は先日の年末の試合でも川崎攻略のヒントを与えてくれていたが、今日は伊藤俊亮が中央をドライブしてスコアした場面からジェッツに流れが傾いた。
タイラー・ストーンは昨日と同様に加速力と加圧力で、外国人勢のスピードに難がある川崎を揺るがした。
阿部友和はオフェンスのリズムを整えた。
前半を36-26で折り返したのは彼らと、彼らを送り出した大野HCの判断が生み出した必然の点差だった。
 
後半、先に富樫勇樹の3Pでペースを握り、そこからはディフェンスからのオフェンスを徹底して川崎を苦しめ、点差を広げていった。
そして、前述のように3Q終盤にジュフ磨々道のシューズのヒモが川崎のオフェンスの場面で突然イッてしまう。
ジュフ磨々道が靴紐を結び直そうとし、会場中が一瞬時が止まる。
藤井選手は一番驚いただろう。
そしてそのスキを見逃さずにパーカーがスティールし、紐を結んでいないままのジュフ磨々道が追いかけるが、バスケットカウントまで誘発してしまった。
このシーンで試合は決したと今は思う。
ツキもジェッツに味方していた。勝利は必然だった。
 
ジェッツの選手たちも試合前に今のジェッツの勢いをクチにしていたりした。
だが、上述のように相手の選手やHCを試合が進むにつれ落ち込ませていったのは、目の前にジェッツの強さがイメージの上をいっている理由を理解できていないからだっただろう。
彼らの中の千葉ジェッツは乗り越えられていた。
千葉ジェッツは相手チームのアタマの中の自分たちを乗り越えて試合に挑んでいた。
勝利は必然だった。
 
もちろん、千葉ジェッツは勝たないといけないチームにもなっている。
Bリーグで一番多くのブースターが試合を観に来ている。
多くのパートナーさんが支えている。
そして今も熱い情熱を持ったスタッフ、フライトクルーが選手たちをバックアップしている。
彼らの思いが報われて本当によかった。
 
次はリーグ戦のタイトルを獲ろう。
そして、千葉ジェッツをもっと知ってもらおう。
誇りに思ってもらおう。
それが日本のバスケットボールのためになったと思ってもらえるくらい。
今日はそのスタートの日でもあると思うんだ。
 
おめでとう、千葉ジェッツ。
最高だよ。
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オッチー、小林さん、入れてよかったね。
シミズに出す始末書は俺の名前で書いていいから。

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