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2017年1月24日 (火)

リーグ戦再開。千葉ジェッツ、自分達で変えた現実の中で。

1月18日(水) 栃木県立県南体育館
栃木ブレックス 80 - 67 千葉ジェッツ
 
1月21日(土) 千葉ポートアリーナ
千葉ジェッツ 74 - 68 シーホース三河
 
1月22日(日) 千葉ポートアリーナ
千葉ジェッツ 74 - 83 シーホース三河
 
オールジャパン2017優勝という栄誉で幕を開けた千葉ジェッツの2017年。
一週間経ってBリーグ再開を迎えた。
夢のような時間は終わりを迎えた。
連敗中であることもたぶんかなりの人が忘れていたと思う。
悪い意味ではなく、大晦日に2連敗を喫して終わった2016年からわずか一週間後に天皇杯を制す、それも初戦からわずか5日間の出来事はまさに夢のようなことで、今だに現実味が100%になっていない。
だから2連敗しているという現実を実感し直すのは簡単ではない。
それに大晦日の時の現実と一つながりの現実が戻ってきたわけではない。
オールジャパンを制したことで他のチームの千葉ジェッツに対する見方は一変している。
追いかける立場から追われる立場になった。
よって、今は当初戻ってくるはずだった現実には戻っていない。
我々は自分達で変えてしまった現実の中にいる。
これは実は凄いことなんだと思う。
 
再開直後の三連戦の相手がオールジャパンで破ったリーグ強豪の栃木と三河というのは因縁めいているが、私はポジティブに思えた。
多分厳しい結果になるだろうが、ここで負けてもリーグの決着がつくわけではない。
そして自分たちの強さを過信しないためにも、衝撃度の高いやられ方も必要かもしれないと思う。
もちろん勝ちにはいくが、ネガティブなリスクはないカードだと思った。
栃木や三河は十分リスキーなカードだと思う。
ここで勝っても、オールジャパンで負けてタイトルを取られたという事実は消えないからね。
そして18日の栃木戦はタイラー・ストーンを負傷で欠くという危機で迎えた。
とはいえ、負け方はそれ以上に完敗だったようだ。
結構ショックを受けた人もいたようだが、タイトルを取って強くなったことを実感した直後だけに衝撃度は高かったようだ。
だけど、こういう時に本当に強くなれるチャンスなのだ。
本当の強さはもっと上にある。
こういう時の負けは糧にできる。
そして、この負けは選手たちを覚めていると思っていた夢から本当に覚めさせ、現実で持っている彼らの強さを目覚めさせてくれた。
 
千葉ポートアリーナの初日は前売り段階で完売がアナウンスされていた。
昨季、最多入場者記録を作ったポートアリーナが完売ということはそれだけでもワクワクした。
そしてその情報は選手たちを奮い立たせているはずだった。
ポートアリーナに行く途中、同じ電車にヒルトン・アームストロングと負傷したらしいタイラー・ストーンが乗り合わせた。
普通に歩いていたし、表情も明るかったので、それほど負傷は長引かないだろうと感じたことも私の気持ちを盛り上げた。
 
立ち上がりはシーホースがリードを広げたが、小野が3Pを決めるとジェッツも追い上げた。
以降は僅差で競り合い、3Qについにパーカーの3Pで逆転に成功する。
だが、4Qになるとシーホースが残り4分弱で再度逆転。
そこから石井の3Pで再度攻勢に出たジェッツが逆転して勝利。
40分間集中して諦めずに戦った選手たちのプレーは大観衆をこれ以上ないくらい興奮させ満足させた。
MVPのパーカーはタイラー・ストーンがいないため出場時間がいつもより長く、疲れたとコメントしていたが、素晴らしい活躍だった。
 
入場者数が5,876人と6,000人に到達しなかったことが唯一残念ではあったが、この話は翌日に続きがあった。
 
翌日はシーホースがこれ以上負けられないという気持ちを高い集中力に転化して戦ってきた。
この日ジェッツはFTを1本も得られなかった。
パーカーとヒルトン・アームストロングが疲労が蓄積していたことも大きかった。
それでも引き離されることなく粘り強く戦い、後半にシーホースのアイザック・バッツがファウルトラブルでベンチに下がると攻勢に出て逆転に成功した。
しかし、ヒルトン・アームストロングがファウルトラブルでベンチに下がると潮目は変わり、イージーなミスや強引なアタックからのターンオーバーでリズムを崩した。
そこで17連続失点して3Qは大きくリードされて終わる。
富樫勇樹がいらだちを隠せず、ベンチもテクニカルファウルを受けて最悪な状況で4Qを迎えた。
それでもジェッツは気持ちをもう一度集中させて反撃に出て一時17点差を4点差にまで詰めて観衆を沸かせた。
残念ながら試合は敗れたが、千葉ジェッツは強さも2日連続で観衆に示せたと思う。
 
そしてこの日の観衆は6,039人。
完売のアナウンスはなく、団体観戦Grpがインフルエンザ等でキャンセルになったらしい情報もあり、急遽当日券が発売されたが、それでも前日を上回る大観衆が入ったことは驚きだった。
6,000人の大台を突破するとは昨日の段階では予想できなかった。
 
この3試合は負け越しはしたが、ジェッツにとってはとても有意義な3試合だったと思う。
ここ一番での経験や集中力の差が相手とはあったと思うが、それはこういう負け方から学ばれていく。
この負けはきっとチームをもっと強くしてくれると思う。
 
個人的に2試合目のMVPは原修太だと思っている。
それはこんなエピソードがあったからだ。
 
この日、1階ゴール裏のゴール真後ろ付近に座っていたのだが、ゴールの真後ろということもあって見にくい。
ゆえに試合が始まっても隣の何席かは空いていたのだが、そこへ高校のバスケ部員らしきジャージ姿の男子高校生4人が座った。
彼らはそれほどBリーグに興味を持っているように見えなかったが、彼らを最初に興奮させたのは誰あろう原修太だった。
前半途中から登場した原修太はボールを持つと、一気に加速して猛スピードで相手のディフェンスを突破してレイアップを決めた。
「速っ!!」
と隣の高校生が大声を上げて驚いた。
赤の31番は彼らの話題の中心に一気に昇格していた。
彼らはその後小野の3Pや富樫のプレーにも興奮していたが、体格的にも一番彼らに近い原修太は驚きだったようだ。
原くんは昨年に比べて筋肉の付き方が倍増しのようになっている。
そしてこの日は積極的にリングにも挑んでいた。
結果も試合ごとに上がっている。
昨季の石井講祐のように覚醒するかもしれない。
 
年を明けて千葉ジェッツの立場は大きく変わった。
狙う立場から狙われる立場にいやおうなく変わっている。
チャレンジャーであることを忘れないと選手たち、自分たちはいくら思っても周囲は決してそう思ってくれない。
後半戦は相手が研究して潰しにくる。
その試練を乗り越えないと本当に強いチームにはなれなくて、また以前と同じポジションに押し下げられてリスタートすることになる。
だが、こんな試練を受けることができるのはジェッツが強くなってきているからで、今のところこんな幸運を得ているのはジェッツだけだ。
今のジェッツなら一歩下がっても二歩進める。
二歩下がっても三歩進める。
進める力を手にできている。
今週末からがすごく楽しみだ。
 
最後に...
ポートアリーナ近くのコーヒーショップ「Tapo’sCoffee」のマスターに本当に感謝します。
試合があるときにしか行ってないのに、何年か前に無理に頼んで作ってもらったジェッツラテアート以来、行く度にいろいろ作ってくれていました。
タイトルがついに取れましたと挨拶に行き、優勝グッズのマグをプレゼントしました。
そして、とてもうれしい気持ちになれる最高のラテアートを作ってくれました。
本当にありがとうございました。
 
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Jetsrate
 

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