« 大きくなぁれ。千葉ジェッツ。 | トップページ | 新しい一歩、ヴォルティス5年ぶりの開幕戦勝利から始まる新シーズン。 »

2017年3月 1日 (水)

「揺れる想い」が聴こえた場所 ~千葉ジェッツ応援遠征記(琉球ゴールデンキングス戦)~

2月25日(土) 沖縄市体育館
琉球ゴールデンキングス 71 - 89 千葉ジェッツ
 
2月26日(日) 沖縄市体育館
琉球ゴールデンキングス 71 - 80 千葉ジェッツ
 
今回は沖縄に琉球ゴールデンキングス戦の遠征に行ってきました。
その遠征記を記事にします。
私にとってはとても印象に残る旅になりました。
 
Bリーグが始まったとき、秋田と共に行ってみたいアウェイの筆頭だったのが沖縄でした。
沖縄の試合に行きたいと奥さんに希望を話した時も実現するとはあまり思っていませんでした。
快く一人で沖縄に行くことを許してくれた奥さんには感謝してもしきれません。
おまけに2日間ではなく3日間にして、美ら海水族館に行くことを薦めてくれたり、出発の朝、車で駅まで送ってくれたりしました。
本当に私は幸せ者です。
 
千葉ジェッツが琉球ゴールデンキングスと最後に対戦したのは2013年3月です。
その時は59-89で30点差の大敗を喫しています。
今回は、ジェッツは天皇杯王者として、bjリーグの王者たる琉球ゴールデンキングスと再戦することになりました。
 
沖縄に行くのはプライベートでは初めてでした。
この記事は試合のことをメインに書きますが、別にもう一本こぼれ話を中心に書こうと思います。
 
琉球ゴールデンキングスの魅力はキングスブースターと共に創り上げてきたキングスカルチャーといってもいいバスケだと思います。
それは他のプロバスケチームにとって目指すべき姿の一つであり、とても高いものです。
ジェッツにとっても同じです。
全く同じものを創ることがジェッツにとって正解とは限りませんが、キングスを目指すこと、キングスに勝つことで得られるものはとても大きいのは確かです。
それはジェッツブースターにとっても同じです。
沖縄は特別です。
キングスブースターのマジックを持った応援が響くアリーナで、ジェッツを応援すること。
そして勝たせることは我々を大きく成長させてくれるはずです。
但し、リスペクトし過ぎるつもりもなく、勝って乗り越えてやるという強い気持ちで私はいました。
数や声量が大きければ大きいほどにワクワクしてくるのがAWAN渦帝たる私です。
24年の応援稼業でもっとすごい応援は知っています。
勝負でも応援でも負けるとは思っていません。
今回も負けたとは思っていません。
「勝たせることができなければ応援ではない。」と自分にいつも言い聞かせているわけですから、断固2つ勝つのみでした。
それも相手がキングスなのですから。
 
初戦、ジェッツは11試合続いていた1Qをリードして終われない悪癖をいきなり止めました。
琉球に先制されますが、石井講祐の3P、ヒルトン・アームストロングのダンク、富樫のレイアップと続け、5分近く琉球を2点に抑えながらショットを決め続けました。
25-13で2Qへ。
そして2Qには西村文男がここでコート復帰。
我々が知っている通りの彼のプレーを披露してチームを牽引します。
3Pを決めるとジェッツベンチとその周辺はフミオフェスタと化しました。
阿部友和は負傷のよう(のちに軽傷らしいことを本人が発言)でしたが、彼が出てきたことは琉球に少なからず動揺を与えたと思います。
データも対戦経験もなかったはずですから。
2Qは4分以上琉球を抑え一気に20点差まで拡げました。
2Q最後には13点差まで縮まりましたが、試合は完全にジェッツペース。
沖縄出身の上江田勇樹もコートで躍動します。
見ていての感想は、キングスの選手がディフェンスで間合いが遠いのと、動き出しでジェッツの選手に先に動かれていて受け身になってしまっている感じでした。
追いかける展開に引き摺られているようでした。
そして3Qには一時30点差にまで。
かつて30点差で敗れた時から倍返ししてしまいました。
キングスブースターもさすがにテンションが下がります。
このままでは終われないキングスも盛り返します。
そしてキングスブースターもショットが決まるたびに大きな歓声で盛り立てます。
しかし、点差がつき過ぎました。
4Qはジェッツは温存モード。
富樫勇樹もお役御免。
ベンチでは10分間ほぼ笑顔。
ベンチ裏2階から地元小学生の集団に大声で呼ばれ続けると、笑顔で手を振る余裕。
試合は3Qで終わっていました。
89-71で試合終了。 
 
試合終了直後、アリーナには悔しさが空気に滲んでいるのを感じました。
試合の趨勢が決まっても殆どのキングスブースターが最後まで残っていました。
最後までチームと一緒に戦っていたので悔しさも大きかっただろうと思います。
キングスブースターは負けを自分たちの負けととして受け止めているのかなとも感じました。
 
私はしてやったりの気分ではいました。
これだけの応援をするファンに押されている相手に勝つことは最高の勝利でした。
 
翌日の複数の地元紙のスポーツ欄には”キングス完敗”の見出しと大きな記事がいづれも載っていました。
こうして良い時も悪い時も大きく扱われれば、地元での認知度は高くなります。
地域の特性も考慮すべきところもありますが、船橋は首都圏なので全国大手紙が強くて、千葉日報はすごく報じてくれるんですが。
 
2試合目、キングスはこのままでは終われないと対策を施してきました。
1Q、ディフェンス時のポジショニングを修正したとのことですが、それ以前に昨日よりも出足も早く、ハードにディフェンスしてきました。
しかし、不運にもファウルを取られて続けてしまい、ジェッツが最初にファウルを取られる前に5ファウルになってしまい、勢いを削がれてしまいました。
先手はジェッツが取りましたが、2Q中盤にはキングスが逆転しました。
しかし、石井講祐がすかさず3Pを決めて再逆転。
その後はキングスがショットを決められない時間が生まれ、その間にジェッツがまたリードを作りました。
キングスが逆転後のゲームプランを動かす前に再逆転したジェッツのしたたかさが光りました。
これによってまた追う展開になったキングスは再度パワーを掛けないといけなくなり、ストレスが溜まったと思います。
ジェッツはリードをうまくコントロールして、キングスをいなしながら試合を終わりに持っていくしたたかさを発揮しました。
キングスは追いかけ続ける展開に疲れて、加速できなかった感じに見えました。
4Qにヒルトン・アームストロングがファウルを取られた直後に不満を態度にだしてしまいテクニカルファウルでファウルアウトになりました。
ここが最後の勝負所だったと思いますが、ジェッツはここから試合終了までの3分弱でも4点しか許さず、見事に試合をクローズしてみせました。
2試合ともジェッツの方が上手でした。
 
目的だった2連勝を達成しました。
意気揚々と引き上げるはずでした。
しかし、それとは全く違う感覚を私は感じました。
 
ジェッツの選手が笑顔でロッカーに引き上げた後、私は急に寂しさを覚えました。
「終わっちゃったな...。」という感覚。
「もう少し試合をしたかったな。」と。
よっぽどここでの試合が自分にとって楽しかったんだなと気づきました。
ディズニーランドから帰るときみたいな感覚なのかなと思いましたが、ある曲がフッと頭に浮かびました。
ZARDの「揺れる想い」でした。
この曲は大塚製薬サッカー部、徳島ヴォルティス以前のヴォルティス徳島のホームであった徳島市球技場、通称入田(にゅうた)でのホームゲームの試合後に掛かっていた曲でした。
当時のポカリスエットのCMでも使われていました。
入田は小高い山の山頂にあるスタジアムで、絶景が見られる天空のような場所でした。
そんな場所でしたから聖地みたいでしたが、そこをヴォルティス徳島の聖地にしたのはハマグチさんたちの頑張りでした。
何度も行ったのですが、試合が終わって日が傾いているときに流れる「揺れる想い」は胸に沁みるものがありました。
負けるとなおさらでした。
その曲を思い出すということは、ここが入田と同じ魅力を持っていたのを感じたからでしょうか?
ハマグチさんたちが作った聖地と同じ匂い?
そんなことを考えながら、「揺れる想い」をアタマの中で聴きながら帰りました。
帰るのが寂しくなるのは予想外でしたが、それは気持ち良さもある寂しさでした。
そんなお土産を琉球ゴールデンキングスはくれたのかもしれません。
とても私向きな素敵なお土産でした。
 
こうして沖縄遠征のメインは終わりました。
沖縄にこれたのにも家族の理解があったからです。
勝てたのはジェッツの選手と沖縄にまで来たジェッツブースターのみんなのおかげです。
そして一生思い出に残る試合にしてくれたのは琉球ゴールデンキングスとブースターのみなさんのおかげです。
みんな全部に感謝します。
沖縄最高でした。
ありがとうございました。
 
最初の方に書きましたがこぼれ話でもう一本、書こうと思います。
 
Dscn7099
Dscn7097
Dscn7104
Dscn7114
Dscn7115
Dscn7118
Dscn7122_2
Dscn7129
Dscn7133
Dscn7142
Dscn7145_2
Dscn7155
Dscn7165
Dscn7170
Dscn7173
Dscn7175
Dscn7176
Dscn7177
Dscn7178
 
 

|

« 大きくなぁれ。千葉ジェッツ。 | トップページ | 新しい一歩、ヴォルティス5年ぶりの開幕戦勝利から始まる新シーズン。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 大きくなぁれ。千葉ジェッツ。 | トップページ | 新しい一歩、ヴォルティス5年ぶりの開幕戦勝利から始まる新シーズン。 »