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2017年5月 5日 (金)

辿り着いた空、その上の空。千葉ジェッツ、最高に幸せな瞬間。~秋田ノーザンハピネッツ戦~

5月3日(水) 千葉ポートアリーナ
千葉ジェッツ 79 - 76 秋田ノーザンハピネッツ
 
火曜日のことである。
仕事から帰り、コンビニに一度買い物に出た時のことである。
店内で買うものを探していると、背後から聞こえてきた。
「ごーじぇっちゅ、ごーじぇっちゅ。」
声の主は2、3歳の女の子だった。
アイスを選びながら、ずーっと繰り返し繰り返し言っていた。
「ごーじぇっちゅ、ごーじぇっちゅ。」
この数日間、普段と違う状況にメンタルがずっと高ぶっていた私は何か癒されたような気分になった。
そして、ここまで辿り着いたんだなあ、と思った。
 
5年前、2年目のシーズンを迎える前のブースターミーティングで初めて島田社長に会った。
その時、島田社長は千葉ジェッツが今後バスケ界の統合リーグが結成されたときに一部に入ることに生き残りを賭けると仰った。
その時の千葉ジェッツの財政危機を何とか乗り切って最初のシーズンを終えた状況で、最下位に終わったチームと合わせ、生き残ることを考えるので精一杯だった。
観客動員数もさっぱりで、5年後を夢見ることなんてできなかった。
でも、島田社長の言葉は熱かった。
それは私の心に火を灯けた。
なぜ、火が灯いたのかよくわかんないが、それが最初に経験した島田マジックだったのだろう。
それからは何も疑問を持たずに汗だくで応援してきた。
苦しいことはいっぱいあった。
20連敗してボードをへし折ろうと思ったこともある。
それでもいろいろと助けられながら5年間本気で応援してきた。
5年後、千葉ジェッツは統合リーグで旋風を巻き起こし、バスケ界の記録をことごとく塗り替えていた。
そして、誰も見たことのない頂空をさらに昇っている。
ここまでいくと、付いてきたというより、吊り上げられて運ばれてきた気分だ。
 
怒涛の2016-2017シーズンもとうとうホーム最終戦を迎えた。
千葉ジェッツの状態は最高だ。
仙台89ERSに買った後、上位の強豪、アルバルク東京、栃木ブレックスを4タテして6連勝中で千葉ポートアリーナに来た。
目指すものはここに来てもいくつもある。
CSでのクオーターファイナルのホーム開催。
一試合の最多観客動員新記録として7,000人以上達成。
1シーズン観客動員数新記録として135,000人も目指している。
135,000人以上達成すると一試合平均の観客動員数も4,500人を超える。
最新の平均観客動員数ランキングがわからないのだが、たぶん2位とも1,000人差はあるのではないか。
いづれも過去どこも成し遂げていない記録だ。
それに向けて公式サイトでメーターで状況を公表して目標達成をファンと共有してファンのモチベーションも高めるという策もして今日を迎えた。
5月1日夜のネット番組の生放送で島田社長が出演中に目標達成したと発表するなど、やり過ぎ感(?)もあるが、試合前から演出にも抜かりなかった。
果たして、当日は開門1時間前には開場を待つ人の列がポートアリーナのコンコースに絡みあうように出来上がっり、最後尾はどこだかわからないほどだった。
開場してもなかなか会場に入りきれず、コンコースには人が溢れ、いくつかトラブルも起きた。
トラブルのいくつかはTwitter上に即座に上がったが、島田社長は素早くフォローした。
たぶんこれらのトラブルも次回以降、というかリーグ全体に教訓としてフォローバックされるだろう。
今回の新記録もいづれ、他のチームに乗り換えられるだろう。たぶん、琉球とかに。
でも、誰よりも早く未知の世界に踏み込み、そのときの経験を伝承できるのであれば、たとえ抜かれても私は悔しくない。
パイオニアとして最先頭を走った実績は絶対に塗り替えられない。
そのことを誇りに、そして幸せに思う。
 
アリーナには吊りスクリーンが設置された。
いわゆる箱型の固定式ではないが、画面のレスポンスは既存の固定スクリーンより良かった。
プロジェクションマッピング、豪華なゲスト、演出も過去最大だった。
人が多過ぎたのと、演出の関係上かスモークが焚かれて湿度が上がり、アリーナ内で汗をかく程で不快指数は結構高かった。
が、試合開始時には空調の好転で汗はかかなくなった。
 
対戦相手は秋田ノーザンハピネッツ。
降格プレーオフ圏脱出のため、もう負けられない状況にあった。
そしてジェッツは秋田のディフェンスを苦手にしている。
この記念すべき試合を落とす可能性もかなりあった。
だが、そういう相手ではないと相応しくない。
それ以上にbjリーグを牽引してきた名門だ。
過去、このブログでも書いているが秋田の成功なくしてBリーグの成功はないと書いている私にとっては最高の相手だ。
 
試合開始直前、応援仲間との円陣の前に満員に膨れ上がったアリーナを見渡した。
ここ数日は厳しいメンタルだったが、風景を見て自分は幸せなんだろうと思った。
試合後にも感じることになるが、それは本当に幸せを感じる瞬間だった。
 
前半は拮抗した展開になった。
やはり秋田ディフェンスはハードだ。
だが、ジェッツも簡単には攻めさせない。
見ていてテンションが高くなる。
安藤選手はさすがだ。
彼とライオンズ選手は特に怖い選手だと思う。
1Qはどうにかリードして終えられたが、2Qは秋田に流れが傾く。
西村を投入したが、ここ最近のようにリズムが変わらない。
バランスを崩しながら持ち直して決めた3Pで流れは来たと思ったが、そうさせてもらえなかった。
逆に3Pショットでファウルを冒してしまうなど、苦しい展開になりリードされて終えた。
 
後半、千葉ジェッツは切り替えて流れを掴んだ。
その主役はやはり富樫勇樹だった。
やはりスターはやるべきところでやってくれる。
彼が決めるとアリーナも沸騰する。
秋田のファウルが早いペースで溜まっていった。
秋田のディフェンスはハードだが、ファウルリスクが高い。
ファウル数の差は多分試合を左右した要素の一つになったと思う。
また、スタミナやコンディションも左右した。
4Qは田口選手が負傷で殆どプレーできなかった。
それも痛かったと思う。
だが、富樫勇樹の輝きは素晴らしかった。
3Qだけで15P、後半トータルは24Pと大活躍だった。
試合終盤、残り2分を切ったところでライオンズ選手がバスケットカウントプレーで逆転された。
だが、タイラー・ストーンの2Pで追いつくと
直後、富樫がボールを持った。
安藤選手とモリソン選手が2人で行ったときに先に安藤選手が飛び込む。
その時、モリソン選手がバックして距離を空けてしまう。
安藤選手が交わされ富樫勇樹はフリーに。
この日一番の歓声を湧き上げた3Pショットだった。76-73に。
それでも秋田も安藤選手の3Pで追い上げる。
試合は決めさせなかった。
だが、千葉ジェッツは最後は粘り切って79-76で逃げ切った。
 
この日の観衆は7,327人。
もちろん、新記録だ。
そして1シーズン観客動員数新記録も135,000人を超え、一試合平均の観客動員も4,503人を達成した。
アルバルク東京が栃木ブレックスに敗れたことで勝敗数は並んだ。
直接対決時の成績差で2位には浮上できていないが、最高の一日になった。
 
試合終了後、鳥居さんと一緒にアリーナを掃除していた。
チームはファンと記念撮影をしていた。
その人数の多さは毎年多くなっている。
ここまで辿り着いたんだなあと思った。
 
掃除を終えてコンコースに戻る。
何人かと挨拶を交わす。
そのとき、やってきてよかったと強く感じることができたことがあった。
それ以外の感情も伴ったが、それ以上に嬉しかった。
自分もここに辿り着けたんだなと感じた。
本当に自分は幸せだ。
 
Tapo’sCoffeeは定休日だったが、ここにはあらためて来よう。
マスターにも幸せを貰っている。
 
まだシーズンは続く。
気持ちを閉じるには早い。
CSのチケットが手に入るかは微妙だが、それが落胆になることはない。
そう確信できる日だった。
 
ここまで辿り着いた。
でもその上の空がある。
 
昨日、幕張のフリーマーケットに行ってきた。
実は4年前にここで、ジェッツを応援する詩を創ってもらったことある。
ロックな詩人ツヨシさんの作品だ。
今回も、ツヨシさんが出店しているので会ってきた。
ツヨシさんは私のことを覚えてくれていた。
実は今回、新たに詩を書いてもらうつもりだった。
4年前から千葉ジェッツがこう変わったと話すと、とても驚いていた。
そしてまた自分の伝えたい気持ちを話し、詩を創ってもらった。
その詩の最後一説には”光”という言葉があった。
実は4年前、シーズン最終戦でジェッツTVのカメラに応えたことがある。
そのとき、お題として”あなたにとって千葉ジェッツとは?”とあった。
私は漢字一文字で答えなきゃいけないと早とちりして、とっさに考え、ボードに文字を書いた。
それが”光”だった。
偶然にも同じ文字があった。
ツヨシさんにその話をしたら驚いていた。
最高の作品をいただいた。
皆さんに是非見てもらいたい。
 
千葉ジェッツ、みんな大好きだ。
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