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2017年5月22日 (月)

猛暑に溶けたリカルドサッカー。ヴォルティス、追いつかれドロー。

2017 J2 第15節 ケーズデンキスタジアム水戸
水戸ホーリーホック 1 - 1 徳島ヴォルティス
【得点】水戸:後半41分 前田 大然
    徳島:前半13分 大﨑 淳矢
 
 
急に猛暑がやってきた。
光化学スモッグの警報が出ている地域もある。
本来、この時期は一番サッカー観戦に向いている時期なのだが、この猛暑は最近の過密スケジュールと合って試合を左右するだろうとは試合前から思った。
 
リカルド監督は大崎を先発に起用してきた。
連戦の続く中で、渡らを休ませたいという判断だろうと思った。
GKも長谷川がスタメンに起用された。
今季は出番がなかったが実績は十分だ、
「変化が必要だった。」というリカルド監督の言葉はわかる。
GKは変えにくいポジションだが、実力があることは監督もわかっているからGKのポジションにも手を付けたのだろう。
 
前半はとても内容は良かった。
今回試合を観た場所はピッチ全体が視界全体に捉えられるちょうどいい場所だったので、選手たちの動きもよくわかった。
流動性もよく、猛暑の中でも試合をアグレッシブに動けていた。
大崎もよく絡んでいたし、その中で先制点が生まれたのは必然的にも思えた。
守備でもチームとして相手のFWをよく抑え込んでいた。
水戸は攻め手が見つからず、林陵平にロングボールを放り込んではそこで止められる状況を作った。
ヴォルティスのゲームに完全になっていた。
1点しか取れていなかったが、内容はそれで十分な前半でもあった。
 
後半アタマ、大崎、杉本を下げて、渡、前川を入れてきたのは予想外だった。
最初、大崎→渡の交代にだけ気づき、前川まで入れてきたのは気付かなかった。
大崎が負傷したのかと思ったが、前川まで投入したことで意図的な交代だと気づいた。
暑さを考慮しての交代なのかと思ったが、こういう2枚換えの交代は見たことがなかったので驚いた。
不安もよぎったが、結果としてこの交代の判断自体は破たんまでは招かなかったと思う。
あくまで破たんはだが。
 
後半は一言で言えば30分過ぎまではつまらない試合になっていたと思う。
但し、この暑さの中ではそういう展開に持っていくのは間違いだとは思わない。
リードしているのだからハイペースでプレーする必要は感じない。
水戸の方にも内容の好転は見られず、水戸側の座席からは苛立ちの籠った怒声が聞こえていたくらいだった。
 
30分過ぎから少しづつ水戸側に流れが傾き始めたのは感じた。
水戸が交代で運動量を補充していくと、疲れの見え始めたヴォルティスの中盤で優勢に差が広がりだした。
水戸の決定機が出始めた。
しかし、最後の局面で長谷川始めディフェンス陣が食い止めた。
水戸サポーターの溜息で終わるシーンが続いた。
前田選手が観客を沸かせてもいたが、運までは持っていかれていなかった。
危険な匂いはしていたが、今が一番濃いだけで、最後まで匂いが続くとは思えなかった。
あとはリカルド監督がどう試合を〆るかというところまで来てはいた。
2点目を取りにいくのか?守り切るのか?
そして注目の3枚目の交代カードは山崎→アシチェリッチ(ロッキー)だった。
 
結果論だが、冷静に振り返ってもこの交代は失敗で、試合を左右したと思う。
山崎はゴールは奪えていなかったが、猛暑の中で献身的に動いていて効いていた。
前線でボールをキープしたり、プレッシャーを掛けたり、走り回ったりと疲れている中盤をヘルプする役割をこなしていた。
彼の献身が1-0のスコアを支えていたと思う。
それがロッキーに変わったことで、その献身は失われた。
ツケは疲労した中盤に押し寄せた。
ロッキーにどんな指示が出ていたのかはわからないが、結果としてロッキーにはいいボールは出なかった。
中盤、特にカルリーニョスが狙い撃ちにされたからだ。
水戸はカルリーニョスに二人掛かりで奪いにきた。
そして奪い返す体力がカルリーニョスにはもうなかったことで、奪われると中盤から一気に攻め込まれる状況ができた。
前線の守備力、キープ力が落ちたことで、中盤が崩壊した。
コーナーキックから同点にされたが、セットプレーの弱さ以前に追いつかれるのはいづれ起きていたと思う。
 
だが、水戸に勝利の運までは流れなかった。
それは水戸側の問題だった。ウチと同じ問題を水戸も抱えていたのだ。
同点後、試合終了まで4~5回あった決定機が決まらなかったのは幸運だった。
結局、誰にとっても不完全燃焼な試合で終わった。
 
もしかしたらリカルド・ロドリゲス監督は日本の湿度の高い暑さを未体験だったのかもしれない。
今朝、ZIP!で外国人に日本の暑さをどう感じるかというインタビューを週末に行ったものを放送していた。
多くの外国人が湿度の高さについてコメントしていた。
それだけだと、水戸の選手が最後まで走れた理由が説明できないが、湿度の高い猛暑で選手がどうペースダウンするかを知っていたら交代のカードは変わっていたかもしれない。
たらればだが。
 
ただ、もしその通りだったら、これからの季節は戦い方を変えないといけないだろう。
徳島の夏があんなものではないのはヨソ者の私でも体験したことはあるのでわかっているつもりだ。
ホームの暑さが足かせにならなように、誰か徳島の夏について監督にレクチャーした方がいいかもしれない。
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