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2017年11月13日 (月)

千葉ジェッツ、可能性が見えた、今までと違う一勝一敗。

11月11日(土) 船橋アリーナ
千葉ジェッツふなばし 95 - 59 アルバルク東京
  
11月12日(日) 船橋アリーナ
千葉ジェッツふなばし 67 - 77 アルバルク東京 
   
何かを変えなきゃいけないと大野HCは答えていた。
負け方の悪さは見ていて落胆させられるレベルであったし、ミスの多さでやりたいことは何も見えていなかった。
その状態でアルバルク東京を迎えるのは不安しかなかった。
故に厳しいことを前回書いた。
マニフェストに謳ったプレースタイルは貫いてもらわないといけない。
健闘にすらなっていないプレーを次頑張ろうで済ますほど楽天家ではないからだ。
 
そんな中、代表合宿に参加しているアルバルク東京の田中大貴選手が練習を回避したとニュースを読んだ。
試合で負った怪我のためであるらしい。
代表合宿で練習に出ていないことは、週末のジェッツ戦に出てくるとは考えにくかった。
が、そのことをアタマに入れて楽観視するのはやめた。
だから、気が付いていてもツイートもリツイートもしなかった。
出てくるもんだと設定して、週末に気持ちを高めていた。
応援は戦いである。油断となる楽観は要らない。
 
それに田中大貴選手の怪我は他人事でもない。
全治2~3週間ということだが、それでは24日、27日に控えるW杯1次予選の2試合に出場できない可能性が高い。
タダでさえ相手は日本にとって強豪揃いで1次予選通過も簡単ではない。
W杯に出場できないということは、東京オリンピックにも実力で出場は適わないということになる。
東京オリンピックに男子バスケだけ出られないという失態が起きた場合、Bリーグはブランド力を失う可能性は高い。
開催国枠という特例で出ても一勝もできないだろう。
それでは尚更出る意味がない。
W杯予選は客観的に見ても、プライドが掛かっている。
試合に負けても、次頑張れ!とか、頑張れ、フィリピン!頑張れ、オージー!などと言える大会ではない。
だから決して喜ばしいことではない。
 
しかし、今大事なのはジェッツが復調することだ。
田中選手がいなくてもアルバルクである。地区首位のチームだ。
勝つことに徹しないといけない。
負けても健闘できたねとか、次ぎ勝とうとか言える試合ではない。
今の千葉ジェッツふなばし、そんな悠長な状況ではない。
自分の中では背水の陣の気持ちでいた。決して大げさではない。
 
ゲーム1。
大野HCは不動だったスタメンを変えてきた。
石井講祐を原修太に変えてきた。
石井講祐はここ最近不調で得意の3Pの精度も下がっていたし、ディフェンス面でも相手への圧が効いていなかった。
原修太は、出場時間がこれまで昨季に比べても与えられていなかったので、かなりいい刺激になったようだ。
この日、原くんは3P一本しかスコアしなかった。
それは3Qのブザービーターで試合をかなり盛り上がった一発だったが、その一発が大きく盛り上がったのは訳がある。
スタメンで出場した彼は、豊富な運動量と積極性でアルバルクの選手に喰らいつき続けた。
特にマーカーがボールを持った時の圧は猛烈で、相手はたびたびミスを冒した。
まるで闘犬のようで、ゴリラに例えられたりする彼(失礼)とは全く違った。
それだけ激しいディフェンスをしながらファウルは一度も取られなかった。
ボックススコアの貢献度(EFF)は8で下から数えた方が早かったが、それはこの試合の彼を正確には全く表現していない。
彼の奮闘がチームに流れをもたらしたのは見ていて確信できた。
原くんの頑張りが影響して試合開始から、予想だにしなかった一方的なジェッツのゲームになった。
アルバルクは田中選手がいない影響はあったが、試合の入り方に失敗してチームとして出来ることも何も出来なかった。
いや、それは正しくない。
千葉ジェッツふなばしが何もさせずに終わらせたのだ。
出来過ぎな今季ここまでのベストゲームだった。
5286人という大観衆の中で相応しいホームゲームをした。
出来過ぎな試合ではあったが、千葉ジェッツふなばしはここ数節での不安をかなり軽くしてくれた。
かなり軽くというのは、この一勝くらいで前節感じた危機感を畳むほどお調子者じゃないだけ。
それでも、この試合の千葉ジェッツふなばしは素晴らしかった。
 
ゲーム2。
昨日の試合で完膚なきまでに叩きのめされたアルバルクはプライドを賭けたのだろう。
昨日は完全に受け身に立って、まともにジェッツの勢いを受けてしまったアルバルク。
今日は目の色を変えて自分たちから積極性を発散させてディフェンスで噛みついてきた。
それが想定していたアルバルクだ。そうでなければ超えるべき山ではない。
原くんは前日の健闘から一転してファウルで苦しめられた。
ジェッツは昨日との違いに柔軟に対応しきれなかった。
かなり健闘はしたが、原くんが3Qに早くも5ファウルアウトした時点で今日は実質的に負けていたと思う。
前日効いていたものをキッチリ潰されたのだ。
負けを象徴する原くんの退場だった。
但し、この負けは必要な負けだ。
昨日の一試合で急にジェッツのバスケが完成に近づくわけはなく、もっとレベルをあげていかないといけない。
そのためにはまだまだ痛い目に合わないといけない。
但し、できるはずのこと、しないで済むはずのことをミスってばかりだった前節までの試合内容では負けても意味がない。
昨日の試合ように相手の一つ上のギアを出させる必要がある。それをさせる千葉ジェッツふなばしのクオリティ。
だからこの試合で痛い目に合うことに意味がある。
この試合はよく喰らいついた。
今までの負けとは質の違う負けだった。自滅して試合を壊していた負けではなかった。
大野HCも言っているように、上を向ける負けだ。
後半の勝負所でミスもあったが、それも消極的なモノでばかりではなかった。
もちろん、富樫勇樹が一人42点も挙げたが、他の選手は軒並み抑え込まれた。
これが今の千葉ジェッツふなばしの実力だ。
だが、それを経験できたのは闘っての負けだったからだ。
 
ここから這い上がっていかないといけない。
ゲーム2はそのスタート地点を実感できた試合だった。
それがわかったことに意味がある。
もちろん、いつどこまで成長できるかはわからない。
しかし、昨季もアルバルク戦から変わったのだ。
思い出してみてよ。
ゲーム1は素晴らしかったが、それでも選手たちはまだ好調ではない選手が多く、富樫頼みで2位につけているのが事実だ。
ある選手だけが悪いわけじゃない。
選手たちの伸びる部分はたくさんあること、チームの可能性を感じた2試合だった。
 
某選手への批判があるのはわかる。
だが、ゲーム1でより彼の良さがわかった気がする。
誰かに代えろ、もっといいの連れてこいという意見には全く賛成しない。
選手は道具ではない。
 
両日大勢の観衆がジェッツの試合を観にきた。
ゲーム1は5286人、ゲーム2は5774人。
平均観客動員数も5000人を超えた。船橋アリーナだけでだ。
立ち見の人もかなりいて、導線とか設備のキャパが限界に達しているので、この辺の問題を対処する必要はあるが、凄いことだ。
これだけでもいろいろな夢を見ることができるよ。
 
この2試合の前までは危機感で一杯だった。
もちろん、今でも同じ規模の危機感を持っている。
本気でやってるからね。誰よりも本気で試合で応援するんだと思っているから。
でも、この先どうなっていけるのかという可能性を感じることも今はある。
それはここから先、応援する上での大きな力になる。
今までの一勝一敗とは全然違う。
嬉しい気持ちで終えられた2試合だった。
 
でも油断しちゃいけない。
チームの状況を改善するならもっとスピード感と危機感がないといけない。
だから厳しいことも言わないといけない。
だから俺は言う。
チンタラやってたら、今季何もつかめずに終わるぞ。
闘うんだ。危機感を持って。
闘って生き残ることを競い、勝ち抜く先にしか本当の未来は来ない。
遅れを取れば終わりしか待っていない。
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