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2018年1月29日 (月)

王者らしい試合をしよう。千葉ジェッツ、笑えない勝利。

1月26日(金) とどろきアリーナ
川崎ブレイブサンダース 87 - 80 千葉ジェッツふなばし
  
1月27日(土)とどろきアリーナ
川崎ブレイブサンダース 85 - 88 千葉ジェッツふなばし
 
B1リーグが再開して2連勝で終えた千葉ジェッツふなばし。
今週は川崎ブレイブサンダースとのアウェイ2連戦を金曜日と土曜日の2連戦だった。
川崎ブレイブサンダースは現在3位で、千葉ジェッツふなばしと2位を争っている。
数年前までを思い出すと、この時期に川崎の上の順位にいることは想像できない力の差があった。
千葉ジェッツが強くなったんだなと実感する。
だが、それは最後までそうであったならという話だ。
川崎は越えなくてはいけないと感じた大きな山の一つだ。
来季から体制が大きく変わる川崎は次第にチームカラーが変わっていくだろう。
超えるなら今季しかない。
それに、天皇杯を2連覇したチームがいつまでも挑戦者でいるわけにはいかない。
千葉ジェッツふなばしにはこれからは強さを示していく義務がある。
ショボい試合はしてはいけなくなる。
 
ゲーム1。
第1Qが全てだったと思う。
川崎はこの試合に向けてしっかりと準備してきたのだろう。
追いかける展開はジェッツに限らず難しい。
次第に相手だけでなくレフェリングとも戦うようになってしまう。
この試合はそういう典型的な試合だったように思う。
そして3Qで決定的な差が付くと、4Qは帳尻合わせのように追いかけるチームが猛攻を見せる。
だが、大概いいところでターンオーバーやファウルを冒して流れが止まる。
結局ここまでという負けパターンだった。
そして、最後は追い上げたので惜しかったという評がされるのもいつものことにだった。
 
私はこういう4Qは取らせてもらっているだけと思っている。
バスケをあまり見ない人からはこういう展開は不思議に見えるらしい。
これと4Qラスト10秒を切ると、どちらもプレーを止めてしまう(勝敗が決したからだが)ことも、いい印象がないらしい。
ファウルゲームが激減したことはとてもいいと思うが、こういうところも変えた方がいいと思う。
 
ゲーム2。
前半はしっかりと修正をして入れたと思う。
しかし前半、一つのアクシデントで試合は動いた。
1Q、辻選手が3Pを放った際の着地で右足を負傷する。
辻選手はこれでロッカールームに下がり、この試合は離脱してしまう。
すると2Q藤井選手らセカンドユニットが奮起して逆転。
一時、川崎はリードを9点差に広げた。
それでもジェッツは反撃を開始し再逆転。
2点差でリードして折り返す。
3Qジェッツは記録的な攻勢を発揮した。
実に6分近く川崎をノースコアに抑え、27点連続で取り続けた
3Q終了時は48-75。
試合は決したと殆どの人が思っただろう。
4Q、今度は川崎が猛攻を仕掛ける。
ジェッツは守備が全く機能せず、オフェンスでも不用意なターンオーバーやミスを連発して完全に自分たちを見失った。
前日とチームは逆ながら似た展開に見えて、全く違うモノだった。
逃げ切ったのではなく、追いつかれなかっただけ。
辻選手がいたら間違いなく負けていただろう。
 
それでも勝てたことは事実だ。
そのことは大事に考えないといけない。
 
ハッキリ言えば、試合中はテレビに向かってかなり怒鳴りまくっていた。
私はああいう試合は大嫌いだ。
過去にもああいうドタバタ試合を勝とうが負けようが怒ってきた。
あの試合のあともすぐ記事を書いていたら相当感情的な記事になっただろう。
負けた方が収穫があったはずの試合だったからだ。
最初に書いたように、天皇杯を連覇したからには、それに相応しいチームであることを示し続ける義務がある。
3Qで作ったリードを減らすなとは言わない。
試合をキチンとコントロールできる強さを千葉ジェッツふなばしは表現できないと今はいけない。
もっと自分たちに厳しくないと。
王者らしい試合をしよう。
さらに王たるイスを大きくしようとしているのだから、なおさら。
こういう試合をしていたら上にはいけない。
こういう勝利は全く笑えない。
こういう勝利に喜ぶような自分は大嫌いだから絶対喜ばない。

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2018年1月22日 (月)

千葉ジェッツ、真の王者へ向けて。

1月20日(土) 千葉ポートアリーナ
千葉ジェッツふなばし 95 - 79 横浜ビー・コルセアーズ
  
1月21日(日) 千葉ポートアリーナ
千葉ジェッツふなばし 114 - 78 横浜ビー・コルセアーズ
 
天皇杯ニ連覇という輝かしい歴史の一頁を創った千葉ジェッツふなばし。
富樫勇樹不在の中で結果だけでなく、戦い方の幅も、強いメンタルも手にしてレベルアップも手に入れたと思う。
そして、昨年はここから快進撃が始まった。
今年もここからが楽しみの後半戦が始まるのを期待している。
決して楽観視ではないと思う。
リーグを制して真の王者となろう。
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リーグ戦再開の相手は同期の横浜ビー・コルセアーズ。
昨年のアウェイでの対戦であったが、現地参戦したゲーム1はラスト1秒で川村卓也選手に決められて敗れた。
ジェッツは今季の対戦の煽りムービーを創り、そこでもこのゲーム1のことを語り、リベンジを果たすという覚悟を示していた。
確かにあの敗戦は強い印象に残った。
しかし、ゲーム2は完勝だったし、横浜は大黒柱のジェイソン・ウオッシュバーン選手を負傷でシーズン終盤まで欠くことになった。
そこから苦しい戦いをリーグ最後まで強いられることになった。
そして今季はアーリーカップ、天皇杯と2回対戦しており、いづれも勝利している。
上記のゲーム1のとき、横浜のアリーナDJに”天皇杯で優勝できたのはビーコルが出場していなかったから”とか、冗談だったが言われたのを覚えている。
それについても今季はもう言わせない状況に持ち込んだので気分も晴れた。
正直、あまりリベンジという気分はなかった。
但し、ここには書かないが、自分はビーコルに負けるのはイヤなのである。
現状、昨年以上にジェッツの方が力は上だと思うので、負けるとは思っていなかった。
あとは勝ち方だけであった。
 
ゲーム1。
後半戦再開のスタートであったが、明らかに受けに回って動きが緩慢だった。
そこを突かれて3Pを4本、バスケットカウントを2本など決められ、16-26と10点差を付けられて終わった。
完全な負けパターンの始まり方であった。
しかし、2Qになると負けパターンを粉砕した。
4分のレオ・ライオンズの3Pから始まった3P攻勢で一気に追い上げ、8分過ぎにレオ・ライオンズの2本目の3Pで逆転。
46-43とリードして試合を折り返した。
苦手だった追いかける展開で示したのは強いメンタルだった。
2Qも前半はなかなか点差が縮まらず、見ているコチラがイライラしてしまったが、機を掴んだ途端の攻勢は見事だった。
チームは天皇杯で私が思っている以上に力強くなったのだとわかった。
後半、3Qはスタートから一気に突き放していく。
4分間で14-2のランを展開し、1Qにつけられたリードを突き返した。
その後も、横浜サビート選手が幾度となくダンクで流れを取り戻そうとするが、一向に揺らぐことなく試合を押し切った。
横浜は後半は個のドライブアタックに頼る選手が増え、ボールを回すことが機能しなくなった。
それはまるで負けるときの前半戦のジェッツであり、さらにそれでもスコアが決まっていたジェッツと違い、タフショットは外れ続けた。
ジェッツはリバウンドでも45-35と圧倒。
終わってみればさらに強くなったジェッツを観衆とビーコルに見せつけた。
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ゲーム2。
雪辱を狙うビー・コルセアーズの試合前のアップではパスをハイテンポで回し、ギャップをつくって3Pを放つ練習を盛んに行ってオタ。
いつも通りの練習だったのかもしれないが、昨日はこういう形が1Qしか発揮できなかったので気合の入りようは見ていて感じた。
果たして試合は....。
ビーコルの思っていた展開には全くならなかった。
1Q最初からリードしていくジェッツ。
4分過ぎからは一気に勢いを増してジェッツはビーコルを圧倒。
31-13。
修正力もジェッツの方が上であることを早々叩きつけた。
そして2Q9分、サビート選手が伊藤俊亮へのディフェンスプレーで危険なファウルをしたと判定され退場となった。
実質ここで試合は決まった。
後半はジェッツの一方的な展開になり、ビーコルはなされるがまま、練習していたオフェンスは全く出させてもらえなかった。
3Q終了時で84-53。
ビーコルが時折見事な崩しを見せて点を取っても、直後10秒も掛けずにすぐ取り返すジェッツ。
ビーコルはジャブを1発放つと、ボディ、フックと強烈なパンチを数発撃ち返すジェッツ。
試合はジェッツが100点を超えても、ジェッツはペースを落とさない。
大人と子供の試合の様相となり、114-78という記録的な大勝でジェッツが2連勝を飾った。
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小野龍猛は25Ptsを挙げ、西村文男は相手ディフェンスを手玉に取るパスで試合を飾り立てた。
富樫勇樹不在は全く気にならない程の強さ。
その土台は強固なメンタルであるように思う。
天皇杯制覇で身に付けたのではと思っている安定して強いメンタルがチームを間違いなくワンランク上げた。
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試合中に次のホームゲームの告知ムービーが流れていた。
相手はアルバルク。
次のホームゲームまではまた一カ月ほど空くが、今度は年末年始でファンに味あわせてしまった苦い味を忘れさせてほしい。
その先に真の王者のイスが待っている。
 
最後にちょっと。
 
ジェッツではブースターが試合直後に相手へのエールを贈る習慣がある。
この試合でもゲーム2終了直後に行われた。
ただ、試合がああいう試合になったこともあり、一部のビーコルファンには正直に伝わらなかったらしい。
相手からしたらデリケートな状況で、目の前に大敗にうつむくビーコルの選手もいた中で、ビーコルコールを贈られるのはキツかったのだろう。
ジェッツブースターの思い上がりだとか、慢心だとか、相手の心情を読めてないとかいう意見もあった。
今回に関しては、罪はなく、ちょっと不幸な組み合わせになってしまったので仕方ない。
エール交換がリーグ全体に広がればいいとは思うが、一方的な儀式になってしまわないよう、気持ちが交わせるようにならないといけない。
基本的に対戦相手であるので、試合中は敵なのである。
エール交換はその相手の心情に触れる行為であり、時には逆効果を起こすこともある。
だから相手のその時の心情を感じて行わないといけない。
言われたビーコルのファンも、嫌だったと思いながらジェッツ側に悪意がないことはわかってくれていたようである。
その上で、上記のように意見が述べられていた。
この件ではビーコルのファンの方がジェッツファンより大人な対応をしてくれたと思う。
同じような状況は大塚製薬のサッカーの試合でもあった。
JFL時代はとても牧歌的で、サッカーなのにエール交換をする空気もあった。
だが、7-0で勝った試合ではさすがにこちら側からエールは贈らなかった。
サッカーではこういう試合のときにエールを送ると間違いなく冷やかしに取られるからだ。
当然、揉め事になる可能性は高くなる。
バスケではそうなるとはあまり考えにくいが、これからバスケが盛り上がればいろんな人も試合に来る。
揉め事になるリスクも高くなる。
次回以降は気を付けた方いい。
ビーコルのファンも言ってくれているが、日本一のブースターになりたければ学ばないといけないことだと思う。
でも、エール交換はバスケが持っているいいことの一つだと思うよ。

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2018年1月 8日 (月)

千葉ジェッツふなばし天皇杯連覇!!年始の苦境を乗り越えて得たチームの成果。

第93回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会 ファイナルラウンド
 
1月4日(木) 準々決勝 さいたまスーパーアリーナ
栃木ブレックス 71 - 76 千葉ジェッツふなばし
 
1月6日(土) 準決勝 さいたまスーパーアリーナ
京都ハンナリーズ 63 - 100 千葉ジェッツふなばし
 
1月7日(日) 決勝 さいたまスーパーアリーナ
千葉ジェッツふなばし 89 - 75 シーホース三河
 
千葉ジェッツふなばしは昨日の第93回天皇杯全日本バスケットボール選手権で見事にニ連覇を飾った。
圧巻としかいいようのない戦いぶりだった。
 
栄冠を語る前に、この大会を迎える前のチームが抱えていた苦境について語らないといけない。
12月31日と1月1日の両日、チームは東地区首位のアルバルク東京との首位決戦を闘った。
ゲーム差1で迎えたこの2連戦。
ジェッツファンも多く現地駒沢に駆け付けたが残念ながら2試合ともアルバルクの守備に攻め手を見つけられず連敗した。
特に1日の試合はファンの多くを落胆させた内容だけでなく、富樫勇樹が負傷するというアクシデントも起きた。
試合内容からのチームへの不満がファンの間からも多く出て、それに対する意見もあり、チームを取り巻く状況は悪かった。
富樫勇樹はこの怪我で結局、4日からの大会を欠場することになる。
1月中は離脱しているだろう。
チームは苦境に立たされていた。
信頼に疑問符が付きだしてもいた。
 
この時点で、4日から迎えるこの全日本選手権を連覇できるという確信を持てた人間はいなかったのではないか。
やらなきゃいけないという覚悟を持った人間はいたと思うが。
 
私もアルバルクとの首位決戦は年末年始で忙しいので回避し、この大会に合わせ、4日の仕事始めも休みを入れて備えてきた。
が、初戦準々決勝のブレックス戦を迎える気分はかなり緊張していた。
この日で終わるかもしれないという覚悟はあった。
それに向き合いながら、さいたまスーパーアリーナへ行った。
 
準々決勝。
チームは西村文男をスタメンで起用した。
昨年は初優勝した大会だったが、彼はケガで1試合もプレーせずに終わっていた。
緊急事態で迎えたこの大会、チームは彼に託された。
彼が抱えたプレッシャーは凄かっただろう。
それは後述するが、それはチームの誰もが抱えていた同じプレッシャーの中で各段の大きさだったと思う。
だが、この試合3本の3Pを含む16PTS。
そして見事なゲームコントロールでチームを勝利に導いた。
試合は決して楽な試合ではなかった。
ターンオーバーが多く、昨季終盤で見せた不安定ぶりはかなりあった。
それでも、抱えたプレッシャーを全員で跳ねのけた。
リバウンドで負けて何度も苦杯を舐めたブレックスをリバウンド数で上回った。
ミスをしながらも、それを上回る部分を発揮してブレックスの強みを吹き飛ばした。
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準決勝。
正直に言わせてもらえば、この大会のトーナメントは恵まれた組み合わせだった。
多くの人が思ったと思うが、ブレックス戦に勝てれば決勝は難しくないと思っただろう。
だが、西宮ストークスを前半で試合を決める圧倒ぶりで勝ち進んできた京都ハンナリーズは勢いが凄かった。
決して油断できない相手だと4日感じた。
まだジェッツは不安定さを抱えていたのでまだ緊張しながらさいたまスーパーアリーナへ向かった。
しかし、チームは昨日の試合から学んでいたようだ。
試合開始から高い集中力を発揮し、1Qからハンナリーズを圧倒した。
レオ・ライオンズはまだ少し不安定ぶりを見せたが、ターンオーバーが非常に少なく、3Pの決定数でも11-3で圧倒した。
3Pの名手、岡田優介には1本しか3Pをトライさせなかった。
100-63。スコアは準決勝には不似合いな圧勝だった。
トータルで見てもハンナリーズに何もさせなかったに等しかった。
多分、大多数の人間が描いていた勝利のシュミレーションの上をいったと思う。
ベンチ入りした全員がプレーし、最後は余裕を見せる戦いぶりで決勝に進出した。
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そして決勝を迎えた。
相手はシーホース三河。中地区で首位を独走するチームだ。
そして準決勝で手堅い強さが定評の川崎ブレイブサンダースをジェッツ同様に前半で試合を決める圧倒ぶりで倒している。
下馬評は絶対にシーホース三河だったと思う。
だが、千葉ジェッツふなばしも決勝に上がるに相応しい力をこの大会中に身に付けた。
そのことを試合中に、特に前半で気が付いた。
昨年の大会は間違いなく大会中に付けた勢いが優勝の原動力の半分以上を占めていたと思う。
だが、今回の千葉ジェッツふなばしは安定感を大会中に身に付けた。
チームの集中力の維持度、その安定感は試合ごとに、時間ごとに堅くなっていった。
前半はほぼ互角のスコアだったが、内容はかなり差があったように思う。
ジェッツは、ターンオーバーが4-9で大きくシーホースを下回っていた。
悪い失い方はほぼなかった。
この時点で、千葉ジェッツふなばしは三河より優位に立っていたのだろう。
すると3Q、主将小野龍猛が試合を動かした。
相手に勢いを与えたくなかったという彼は3Q序盤で3P3本を決めた。
3Q直後に比江島選手らの3Pで2回2点差に詰められたシーホースの追撃の勢いを弾き返した。
小野龍猛がこの日15PTSを決めた時、60-48と12点差に拡がった。
その後、桜木ジェイアール選手がファウル4でベンチに下がる。
勝機は来た。
ここで一気に圧倒する千葉ジェッツふなばし。
3Q最後も小野龍猛が決めて76-54。
見事な勝負強さだった。
ダニエル・オルトン選手は初めてみた選手だった。
準決勝の川崎戦は彼の活躍も大きかったようだ。
大きくてシュートも上手いいい選手だったが、前半で3度もトラベリングを取られるなどチームに勢いを与えられなかった。
そして彼がファウルアウトした時、実質ここで試合は決まった。
千葉ジェッツふなばしはこの日も我々のシュミレーションを上回る試合内容で完勝でニ連覇を勝ち取った。
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今季ここまでのジェッツは個人の破壊力に頼ってしまう試合が多かった。
それが上手くいかなくなると大概完敗した。
富樫勇樹という自分でガンガン点を取れる選手がいることは非常に大きかったが、それの悪い影響もあった。
チームが富樫に任せ、そうすることで他の選手も個でやり過ぎてしまうことがよく起きた。
そのときの負けは負け方もよくなかった。
その富樫が欠けた時、チームは変わらざるを得なくなった。
チーム全体で攻めて守るバスケットボールを表現しなくてはいけなくなった。
そしてそれが大会中にできた。
そもそも、それだけのポテンシャルを持っていたジェッツだった。
今季ここまでそれが安定して表現できないチームだったのが今大会で変わった。
大会前の危機的状況が選手たちを変えた。
そして、千葉ジェッツふなばしは王者に相応しいチームになった。
決勝に勝ち上がった時点で大きな成長を手に出来ていた実感は見ていて感じていたが、それが成果にもなった。
千葉ジェッツふなばしは今、真に王者となった。
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西村文男のプレッシャーは凄かったと思う。
富樫勇樹の実質代役と見られていただろうし、大会前の状況から大会で優勝できず敗退したら”富樫勇樹不在を埋められず”と絶対に書かれただろう。
その中で、彼は彼の千葉ジェッツふなばしを描いてみせた。
試合後のインタビューで選手個人としての目標は?と訊かれ言葉に困っていたが、そんなことを考えている余裕はなかったのかもしれない。
でも、本当に素晴らしいプレーぶりだった。
そもそもジェリコHC時代まではジェッツのエースだったのだから。
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私個人としてもこの大会は座席の関係で立って応援が久しぶりにできた。
だから、楽しかった。
決勝などは観客の方を向いている時間も多く、いつものようには試合を見れていなくて応援の煽りに比重を掛けたのだが実に楽しかった。
祝勝会は自宅で家族と開いた。
ル・パティシエ ヨコヤマの優勝祝いケーキでお祝いした。
家族が急遽用意してくれたのだ。
ヨコヤマさんはテレビチャンピオンのケーキ選手権の覇者である。
王者のケーキで王者を祝う最高の宴となった。
ありがとう。
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後半戦、この勢いではなく、この成長を武器にリーグ制覇にみんなで挑もう。
 
もちろん課題はある。
どちらかというとバスケ界の課題を感じた大会だった。
さいたまスーパーアリーナは満員には遠かったし、それは昨年の代々木で見た光景から少し良くなっていたが、満足には遠かった。
テレビ放送でも、決勝は地上波だったが、セレモニーは最後まで放映されず終わった。
決勝が高校サッカー決勝と同じ日だったら、スポーツ新聞やテレビの扱いはもっと小さかっただろう。
これらは徐々にでも解消していこう。
そのためにも日本代表がW杯に出ることは大事だし、そのためにも、もっとW杯予選にファンが感心を持ってほしいなと思うのだ。
代表の人気がもっと出れば、例えば代表の試合でさいたまスーパーアリーナが満員になるくらいになればきっと状況は変わる。
代表に関心を持つことは、すぐに手を付けられる手段だと思うのだ。
今はそれが十分とは思えない。
自分たちの立ち位置でバスケ界を変えていくことに参加していく必要がある。
ネットで問題を晒すことだけでは、結局他人任せになってしまう。
自分が関われる部分に関わることが大事だと思うのだ。
 
千葉ジェッツふなばしも、自分たちの立ち位置でバスケ界の課題とも向き合っている。
島田塾の成果が出た時にはバスケ界もまた変わるだろう。
欲しいの本当は王者の称号じゃなくて、先頭である称号なのかもしれない。
天皇杯ニ連覇でその先頭の称号にまた一歩近づけたと思う。
おめでとう、千葉ジェッツふなばし。
最高だ。
そして次の最高を。
もっと最高を掴もう。
次の目標へ。

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