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2018年5月27日 (日)

千葉ジェッツ、ファイナル敗戦を越えて。得られた貴重なモノ。

2017-2018 Bリーグファイナル 決勝
5月26日(土) 横浜アリーナ
アルバルク東京 85 - 60 千葉ジェッツふなばし
 
7年前、千葉ジェッツが活動を開始した時から千葉ジェッツを見てきた。
最初のシーズンはとにかく弱かった。
まだ私も本気で応援していたわけでもなかった。
お客さんも入っていないし、ファンサービスも適当感が強かった。
いつになったらお客さんが増えるだろうかと思いながら見ていた。
サッカーのJFLのチームのサポーターをしていたので、お客さんがいない光景は見慣れていたが、プロチームとしては少なすぎた。
開幕してしばらくして、某ネットサービス系会社(名前忘れたが)が公式サイトでジェッツより撤退すると載せていたのを読んだ。
その会社が何を担っていたのかは今でもわからないが、このチームゴタゴタしてんのかな?と思っていた。
試合でも、チアのディレクターさんがいつのまにかいなくなっていた。
 
転機は1年目シーズンオフのブースターミーティングで社長さんと話ができるというのを知って会ってみたいと思ったことだった。
ブースターミーティングに集まったファンは10人くらいだっただろうか。
島田さんと初めて会ったのもそのときが初めてだった。
島田さんが新しい社長だということくらいしか知らなかった。
そこで島田さんが分裂状態の国内リーグの統合が実現したらという話をして、統合リーグができた時に一部に参加することに生き残りを賭けると強い言葉で語った。
その言葉に突き動かされる何かがあって、本気で応援しようと思ったのだ。
 
2年目、スタンディングエリアが今の1階コートサイド席の位置にできた。
立ち見応援専門エリアだった。
そこを居場所にして応援をした。
サッカーのゴール裏に似ていて私には居心地がよかった。
今じゃ想像できないと思うが、スタンディングエリアとコートの間には間仕切りがなかった。
コートのエンドラインギリギリまで前に出て試合を見れていた。
実質コート内で試合を見ている、応援している状況だった。
相手のオフェンスサイドになったときは正直エンドラインのジャマになっていたと思う。
エンドラインギリギリを使えない状態になっていたのだ。
私はそれがわかっていてラインギリギリに立っていた。
ジェッツのオフェンスサイドでは空けていた。
今それやったら退場になるだろう。でも何も言われなかった。
それくらい緩かったのだ。
それでもジェッツは負けていた。
 
フライトクルーは2年目になってファンに近い存在になりだしていた。
初年度のメンバーが半分以上辞めて、オーディションを船橋イオンで公開でやったのだが、とにかくいろんな人が集まった。
地方からこのために来たというまだ10代らしき少年もいた。
当時のディレクターさんは男性で、初年度のメンバーでもあった。
チア経験がジェッツの初年度しかない人だがダンス経験は舞台などで豊富な人で、ファンにも親しく接してくれる人だった。
オーディションに参加者を集めるのに相当苦労しただろうことはシーズン前から終盤までいろいろなことで知ることになった。
当時の衣装も他のチームのチアと違ってジャケットスタイルで、パフォーマンスの振付などもチアらしいものではなかった。
それが気に入らない声のでかいファンもいて、フロントにクレームを入れた人間もいたらしい。
とても親しみを感じるフライトクルーで、私はよく会話もしたのだがシーズン終盤は明らかに中がおかしくなっているのがわかった。
そのディレクターさんはオフにチームを去ることになった。
それを本人から訊かされ、他にもいろいろ情報が集まった。
それがさらに私を突き動かした。
その後いろいろあったのだが、その年のオフのブースターミーティングは私にとって決戦の場になった。
あのブースターミーティングがなかったら、自分はもちろんだが、チームも全く違う状況になっていた可能性が客観的に思っても今でも思う。
もちろん、どんな状況でも島田さんが今に至らせたと思う。
そのときは私も、他のファンも島田さんの凄さをわかっていなかった。
 
3年目以降は割愛するが、それでも本当にいろいろあった。
NBL初年度はチームが20連敗した。お客さんも増えだしていたがまだまだ少なかった。
それでも統合リーグ、つまりBリーグがいよいよ実現するとなり一部参加が確定したとき、島田さんについて頑張って応援してきたことが結実した気持ちになった。
スタンディングエリアもNBLラストシーズンでなくなり、そこで一旦完結するはずだった私の千葉ジェッツへの応援は第2章に移り、自分で何かを求めて応援を続けることになった。
いろいろなことが私の中で終わり、始まった。
 
ジェッツ人気が火が点くきっかけになったのはNBL最終年度2016年5月の東芝戦だったように思う。
延長まで戦って富樫のショットで勝った試合だった。
あのときは選手がファンが帰るときにお見送りしていた。
まだそんなことができる状況でもあった。
 
それらは全てファイナルに繋がっている。
私の中の大事な結線になっている。
 
Bリーグが始まってからは多くの人が観ているものを一緒に観て来た。
オールジャパンで初優勝したことは、喜び以上に驚きだった。
そこから本当にジェッツ人気は凄くなった。
観客も凄い数でリーグダントツを記録した。
チアスクールも凄い生徒数になって、初年度とかは3人のクラスもあったのに今は総勢で200人近くいるはずだ。
何もかもが応援を始めたころから桁外れになった。
そのいろいろな面での成長の成果が、リーグファイナル進出に繋がっていると私自身は思っている。
きっと間違いじゃない。
 
横浜アリーナで12000人もの大観衆の中で千葉ジェッツふなばしはプレーした。
私も含め、ジェッツファンもあれほどの大観衆の中でジェッツを応援したことは、試合結果や内容以上の、本当に特別な経験であったと思う。
日本のバスケットボールの歴史の中で本当に特別な場所に居させてもらえたことを私は心からチームに感謝したい。
 
試合は完敗だった。
それ以上の言葉が要らないくらい完敗だった。
この試合に向けた準備、気合いを40分間集中してやり切ったアルバルクに完全に封じ込まれた。
それほどの完敗だったが、ファイナルまで来たことも含め、ここでこういう完敗を経験したことはとても大きな財産になると思う。
選手たちは頑張ったから当然だと思うが、ファンとしてはオールジャパンを連覇してのリーグファイナル進出まで頂けたのは光栄の至りで、その上リーグ王者は正直恵まれすぎだ。
全て達成するのが早すぎて、その後に勘違いすることになったかもしれない。
ジェッツファンは素晴らしいと私も思う。人数も多いし、どんどん熱くなっている。
だが、まだまだチームもファンも学ぶべきこと、経験する必要があることがある。私もそうだ。
これは何もジェッツに限ったことじゃない。
Bリーグはまだ2年目。
毎年、いろんなチームがタイトルを獲ってた方がいい。
ジェッツが人気も実力も大きくなったのはここ2年ほどで、チーム自体もまだ7年の歴史なのだ。
7年でリーグファイナルに進出し、日本のプロバスケットボールの頂点を競う場に立ったことは日本バスケの歴史から見ても凄いことだ。
でも、その速さでは学ぶべき、経験すべきことを全部得ることはさすがに難しい。
だからこそ、この素晴らしい成長でのファイナル進出と、そして完敗したことはとても貴重なのだ。
こんなスピードでこんな経験をさせてもらうことは他のチームではできないことだ。
苦労に苦労を重ねると全く意味合い変わってしまう。
勝たないといけない、それだけの何かがあるチームには、どうしたって得られなくなるモノがあるのだ。
千葉ジェッツだから、今日みたいなビッグゲームで完敗しないと得られないモノがある。
 
コーチはルカコーチの方が今は上だろう。
選手もアルバルクの方が経験も実力も上かもしれない。
だから負けたとも言えるだろうが、それは端っこのことでしかない。
ジェッツはこういうバスケットボールをするんだということを会社として定め、追求してきた。
だからファイナルの場に立つことができたと私は思っている。
ただ勝つこと以上に難しいものも追求してきた。
ブレずに大野さんに、選手たちに理解してもらって、その考えに沿って戦ってもらったからだ。
今はまだリーグ王者には足りないとしても、今季に感謝し、この先のためにも今のバスケの追求を彼らに続けてほしい。
掲げたバスケはまだまだ素晴らしくなる。それを行きつくところまで見たい。
負けることに負けてしまうように、補強、補強と人をパーツを変えるみたいに変えて短絡的に勝利を追求することに負けてほしくない。
それではとりあえず勝つスタイルをそのとき、そのときで求めることの繰り返しになってしまう。
ここまでの継続を途切れさせないでほしいし、多くの人にそう思ってほしい。
もちろん、チームを去ることになる人も例外なくいるだろうけども。
そして結果も重要だから、勝てなければ矛盾することを選択することも必ずあるとしても。
今はここまでの強さでしかないが、千葉ジェッツのバスケはあるべき道を進んでいると思う。
それにリーグ王者になることはゴールじゃない。
 
個人的には勝利が絶望的な状況になっても、試合開始直後と変わらず楽しめていたように思う。
最後まで気持ちが全く折れずに声が出せた。不思議に思ったくらい。
劣勢はストレスになっていたが、それ以上に楽しいことが悪いことを私の中で覆っていた。
それに、勝っていたら次に何を目指せばいいんだろうとこの一週間考えたが、正直浮かんでいなかった。
王者の称号を守るために連覇を目指し続けるなんて現状保守でしかなく魅力がなかった。
だから、その次を考える時間が得られた意味でも負けたことは全てがネガティブでもなかった。
唯一残念だったのは、イートンとMisakiさんを勝って送り出せなかったこと。
それは残念に思う。
それともう一つ、試合前にカツが教えてくれた横浜アリーナのバックステージで見たもののこと。
だからどうしても勝ちたいと思ったカツの気持ち。
勝たせてあげたいと思った。
 
今日、感謝祭があって一区切りつく。
そうしたら、少し休んで、また千葉ジェッツと素晴らしい頂を目指す挑戦をしたい。
千葉ジェッツ、今季本当にありがとうございました。

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コメント

いつも楽しみにブログ拝見させていただいています。
敗戦の痛みもチームの糧になりますね。
来年もガッツリgoジェッツします。(^^)

投稿: | 2018年5月27日 (日) 09時58分

コメントありがとうございます。
今までも負けをステップに上がってきたチームなのでこれからもそうだと信じます。
来季、その先をリーグ王者、その上を見つけて目指しましょう。

投稿: AWAN渦帝 | 2018年5月27日 (日) 10時43分

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