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2018年6月24日 (日)

守備あってこそのゴール。ヴォルティス、4連敗。

2018J2リーグ 第20節
試合会場:NDソフトスタジアム山形 6012人
モンテディオ山形 3 - 2 徳島ヴォルティス
得点)【山形】8' 小林 成豪、25' 南 秀仁、72' 阪野 豊史
     【徳島】42' 島屋 八徳、47' 山﨑 凌吾
 
 
今週は大崎玲央のヴィッセル神戸移籍という衝撃的なニュースがあった。
町田戦の時期にオファーがあったそうで、J1でプレーしたいという希望を叶えられるチャンスに賭けることになったようだ。
正直、今出ていかれるのは戦力的にも補強を考える時期的にも痛い。
が、選手にとってステップアップのチャンスは選手人生の中でそう多く訪れるわけじゃない。
頑張ってくれと言うことが最善なのだろう。
 
今節はアウェイでのモンテディオ山形戦。
昨季は6得点で圧勝したカードだ。
今は互いの状況が違う。逆だ。
厳しい試合になると思った。
山形の木山監督はああいう性格の人だ。
昨季を忘れているはずはない。
 
集中して入りたい試合だったが、あまりいい入り方はできなかった。
特に守備は中に寄せられて、外をフリーにさせてしまった。
クロスはいいボールではなく見事なバイシクルシュートでの失点だったが、全員が中へ守備に入ってしまっていた。
ボーーーーっとした守備になっていた。
試合に入れていなかったというのはあのような状態なのだろう。
2失点目は3バックのサイドを突かれ、石井は中央から長い距離を走って対応にいった。
その時点でエリア内に入らせてしまったのは仕方ないにせよ。
引きながら止めにいくのではなく、もっと前に出て強く対応してほしかった。
あそこで抜かせては、あとからフォローにいく周囲も厳しい。
この場面ももう少しどうにかできたはずだ。
 
それでもヴォルティスには運もあった。
前半終了近くに島屋のクロスに対し、狩野健太が触れなかったにせよGKの前に見事な動きで飛び込んでゴールを誘発した。
GKのミスはあるだろうが、真実は狩野健太の動きがもたらしたゴールに見えた。
後半開始直後に山崎がPKをゲットして同点に。
リカルド・ロドリゲス監督は本職がDFのブエノを前半40分にFWで投入。
その直後に島屋のゴールが生まれるなど、流れを取り戻すことができていた。
ブエノはFWとして積極的にゴールを狙っていた。
相手への脅威にはなっていが、彼に集めすぎた感もあって、彼へ集まったマークでできたズレまでは活かしきれなかった。
そして阪野に大迫のような勝ち越しゴールを先に決められた。
昨季との置かれている状況の違いが結果に出てしまった。
これで連敗は4に伸びた。
 
次節から大崎はいない。
守備は再構築しないといけない。
ならばこの試合のような守備をしていては状況は好転しない。
引き締め直すには高い授業料を払った試合だが、十分修正できる内容のはず。
次節も厳しい相手だが、守備的な意識もしっかり持って戦ってほしい。
守れてこそ、奪ったゴールも活きてくる。
まだまだ逆襲はできる。

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2018年6月17日 (日)

好調なチームと不調なチーム。レノファにあってヴォルティスにないもの。

2018J2リーグ 第19節
試合会場:鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム 4828人
徳島ヴォルティス  1 - 2 レノファ山口
得点)【徳島】19' 石井 秀典
    【町田】41' 小野瀬 康介、64' 小野瀬 康介
 
 
清水エスパルスやサンフレッチェ広島、FC東京でプレーしていたピーター・ウタカの加入が決まった。
公式発表前に徳島市街で食事をしているところを発見され、徳島に来ていることが発覚。
SNS上であっというまに拡散すると、翌日メディアでも”獲得へ”と報道がされた。
サンフレッチェ広島時代には得点王にも輝いている日本人サッカーファンにはお馴染みの選手である。
得点力不足に悩むヴォルティスにとっては大きな期待を掛けることになる。
学生の発信直後から一部で”守備をしないから”という、贅沢(?)なコメントが出たのは苦笑いしかなかったが。
試合に出れば全てわかることだ。
リカルド・ロドリゲス監督が適切な役割を与えるだろうし、その中で求められる守備のミッションをこなすだろう。
評価もきちんとされるだろう。それだけのことだ。
とにかく、彼にはゴールを生んでほしい。
最前線の守備力が多少低下しても心配になるほどヴォルティスのディフェンスは軟でもない。
 
この日の相手はレノファ山口。首位争いをしている好調なチームで攻撃力も高い。
ここまでの総得点は33。そのうち前線の3人で22点を上げている。
そして元ヴォルティスの大崎淳矢も在籍している。
一方で失点も高く、勝機は十分にある。
 
前線が満遍なくゴールを上げているということは、つまりチャンスに一気に複数の選手がゴール前に詰め寄せているということだ。
故に誰かがゴールしている、というのは雑な言い方で適切ではないだろうが、チームとして攻撃について意思統一がしっかりできているのだろう。
この日もそのスタイルで攻めてきた。
先制点はヴォルティス。ショートコーナーから石井秀典が見事に合わせてリードした。
前半はこのまま折り返したかったが、41分に追いつかれた。
池上がミドルを放ち、梶川が弾くとこぼれ球にオナイウ阿道が詰める。
これを再度梶川が弾くが、このこぼれ球を小野瀬が詰めてシュートをゴールネットの天井に刺した。
ディフェンスが足を出したが、角度を上に向けて冷静に且つしっかり打ち切ったシュートだった。
上にも書いたようなここぞで迷いなく前線が何人もゴール前に詰めてくる攻撃でもあった。
昨季のヴォルティスもこんな時期があったように思うし、本当に攻撃が好調なチームなんだなと思った。
自信を持ってプレーしているのも感じる。
それが少々粗っぽさになっている部分はあったが、思い切ったスライディングがファウルより奪っている方が多いように見えたのは偶然じゃないだろう。
そういう部分がヴォルティスにはちょっとなかったかな。
それがあったらかなりバチバチの好試合になったんじゃないかな。もちろん勝てた気もする。
ヴォルティスは山口の攻守で発揮される執念にハマってしまっていたように思う。
悪い出来ではなかったと思うが、ゴール近くまで攻め上がっても圧されるように、最後の部分で思い切りが減っていったように思う。
手数や時間が山口より掛っていたし、だから上げようとしたらスライディングが来てチャンスが潰れたり。
チャンスやシュートの数が出来に比例していなかった。
 
あと一度しか気づかなかったけど、カウンターからスピードあげてサイドからクロスを入れようとした選手が何度も中を見ていた。
クロスを上げる位置がドンドン深く、そしてドリブルも(エンドに近づくこともあり)ドンドン減速してしまい、クロスに加える工夫の選択肢が少なくなった。
全体的にみてもアーリークロスとかもっと織り交ぜてもいいんじゃないかな。
ボールを入れれば何か起こるし、シュートにいければ何か起きる。
山口はそれを信じていた気もするが、ヴォルティスは丁寧にいってしまい、逆に躊躇になっていたように見えた。
現状の自分たちへの自信の差だったのかもしれない。
逆転されたシーンは小野瀬のクロスのミスがたまたま入ったのが真相だと思うけど、何かが起きるのは今の山口みたいなチームなんだろうね。
 
もっと自信を持ってプレーしてほしい。
内容では全く負けてなかったと思うけど、負けた理由もはっきりわかる試合だった。
その理由が自信なんじゃないかな。
もっとやれるでしょ、ヴォルティス。

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2018年6月10日 (日)

ヴォルティス、もっと冷静さと工夫を。メンバー揃うも敗戦。

2018J2リーグ 第18節
試合会場:鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム 3615人
徳島ヴォルティス  1 - 2 FC町田ゼルビア
得点)【徳島】35' 島屋 八徳
     【町田】17' 中島 裕希、48' 吉濱 遼平
 
 
上位進出へ向けて勝負の6月。
ホームに町田ゼルビアを迎えた。
ヴォルティスは広瀬陸斗と狩野健太が戦列に戻ってきて、陣容は揃ってきた。
6月6日には天皇杯2回戦で栃木SCに勝利した。
杉本太郎もコンディションを上げてきているし、チームへの期待は高まっている。
 
町田は前からプレスを掛けることをディフェンスの第一歩にしていた。
特に出足の速さは徳島を最後まで苦しめたと思う。
見ていて微妙な判定に見えたシーンのいくつかでは、ボールとヴォルティスの選手の間にサッと出足の速さで身体を先に入れていた。
ボールに先に触れていたこともあったが、ファウルを取られやすい無理目なスライディング等をさせられていたように見えた。
そこで冷静さを失いかけた杉本太郎は危なかった。
ボールを持っているが、持たせておいて潰す町田のディフェンスに嵌められたように見えた。
但し、それが敗因の最大の理由ではないようにも思える。
 
前半、大本が右サイドで深く切り込んでクロスを供給しつづけていた。
そこにシシーニョが絡んだりとクロスを上げるまでの工夫は前半はかなり効果を上げていたと思う。
しかし、クロスのタイプ、入れる相手、角度で工夫があまり広がらなかった。
追い越して崩すまでは最後まで出来ていたのだが、山崎を中心としたゴール前をターゲットにし過ぎたように思う。
崩したいという気持ちが強くなり過ぎて崩した先の冷静さを制御し切れなかったのかもしれない。
特に終盤は。
力わざで強引に点を獲りにいっている感じが試合が進むにつれ強くなった。
得点もラッキーなゴールに見えながら、相手に前からプレスを掛けたことで相手が慌てたからである。
それは昨季ヴォルティスの良さの一つでもあったと思うのだ。
その後の前半残りもその影響で町田がテンパったように見えたし、チャンスも作った。
自分たちの前に最近立ちはだかっていた壁を崩すチャンスが前半同点後の時間帯にあったと思えたくらい、チームのプレーは活力を取り戻していた。
それゆえに逆転できずにハーフタイムで町田を冷静にさせ、後半入りを緩めてしまい早々に再度リードを与えたのは非常に残念だった。
2失点目のシーンのディフェンスは完全に受けてしまった。
 
町田は洗練はされていなかったが、ヴォルティスを上回っている自分たちの良さをわかっていた。
そこで勝負してきた。
崩せる余地は十分にあったし、決して負けるべき差ではなかったが、ヴォルティスは相手の弱さを突く冷静さと工夫が出せなかった。
いい形でクロスがゴール前で合ったのは杉本太郎のヘッドくらいで、後半は入れども入れどもゴールには遠かった。
もう一歩切り込むとか、バイタルの前のエリアに最後出すとかあっても良かったかもしれない。
裏を掻くような選択がないから、こう来るだろうなという見ている側の予想通り。
そこが昨季と違っているように見えるのも、今のサッカーの特徴なんじゃないかな。
良くない部分の。
 
結果は仕方ない。
次も上位の相手のレノファ山口で、力わざだけでは簡単じゃない。
メンバーは戻ってきているから、悪い方向に向いているわけじゃない。
次勝とう。次に。

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2018年6月 2日 (土)

チャンスメイクにも工夫を。ヴォルティス、勝負の6月スタート。

2018J2リーグ 第17節
試合会場:レベルファイブスタジアム 8598人
アビスパ福岡 1 - 0 徳島ヴォルティス
得点)【福岡】58' ドゥドゥ
 
 
上位陣との対決が多くを占める勝負の6月を迎えた。
ここまでは苦労したが、それでもまだ十分挽回できる位置にいる。
だが、6月を上手く乗り切れないと7、8月でよりパワーが必要になる。
夏場に余裕を手にするためにも6月は本当に重要な対戦が多い。
 
6月最初の対戦は首位争い、自動昇格位置に現時点でいるアビスパ福岡だ。
ウェリントンという点取り屋が移籍したが、甲府で活躍したドゥドゥを獲得し、穴を埋められた。
ドゥドゥは柏に在籍していた時はまだ特別な選手ではなかったが、甲府で開花してドンドン怖い選手になっている。
またJ1でも実績のあるベテラン選手も多い。
 
この日のヴォルティスは怪我からの戦列復帰がまた一人、杉本太郎が戻った。
前節から藤原がベンチからも外れ、井筒がスタメンに入った。
 
首位争いをしているアビスパだと、やはり思っているような試合展開にはならない。
シュートまで持っていくことがなかなかできない上、最後のところでゴールへ打たせないアビスパのディフェンスが辛抱強かった。
山崎のヘディングはいいクロスが入ったが、相手に身体を当てられ、枠から逸れた。
逆にディフェンスラインで不用意に奪われてカウンターからシュートまで打たれたのは非常によくなかった。
枠を逸れてくれたのはラッキーだった。
全体的にも持たされている感じが強かった。
後半、最大のチャンスは前川がクロスに合わせて枠を捉えたシーンだった。
GKにセーブされたシュートが決まっていればと思ったが、この試合最大のビッグチャンスはゴールに繋がらなかった。
そしてドゥドゥのシュートが決まった。
ヴォルティスは杉本太郎をピッチに入れてゴールを目指したが、チャンスは多くは作れなかった。
ラストプレーの杉本のシュートがクロスバーに弾かれずに枠を捉えたとしても、勝つために十分なチャンスは作れなかった。
前半、杉本竜士が左サイドからチャンスメイクしていたが、それ以外の形も足りていなかったように思う。
彼が下がったあとはサイドからの崩しも減ってしまった。
 
得点力不足は深刻だが、最後の形に持っていく工夫ももっと欲しい。
そういう意味では前川がシュートしたような形をもっとできるように、もっとバリエーションも豊富にして欲しい。
杉本竜士は頑張ってくれているが、あの頑張り度のまま夏場を乗り切れるのかという不安もある。
彼が調子を崩してしまったら、また一つ違いを生み出せる武器が使えなくなっていしまう。
点取り屋の補強も必要かもしれないが、その選手に来たとしても、その選手に決定機を渡す工夫は今いる選手たち中心にやること。
下を向かずに切り替えて、次の試合で工夫を凝らしてほしい。
それだけのアイデア発想力と実行力のある選手は絶対に揃っている。
次の試合はいい内容で勝つこと。
勝つだけ以上の何かを表現してもらいたい。
Dscn5806

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