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2018年10月 7日 (日)

Bリーグが開幕。千葉ジェッツ、ド派手な演出も2連敗スタート。

2018-2019Bリーグ 第1節 
10月4日(木) 船橋アリーナ 5,067人
千葉ジェッツ 72 - 81 川崎ブレイブサンダース
10月6日(土) 船橋アリーナ 4,941人
千葉ジェッツ 66 - 68 川崎ブレイブサンダース
 
3年目のBリーグが開幕した。
昨季、チャンピオンシップ決勝で完敗した千葉ジェッツふなばしにはさらなる上昇を目指すシーズンになる。
新戦力を加えたチームは開幕まで厳しい練習で準備してきた。
しかし、アーリーカップ、その後参加した海外大会と結果、内容とも残せず不安も感じさせていた。
戦力的には個人間の差は埋まっているはずの戦力だったが、家庭の事情で合流の遅れたギャビン・エドワーズの状態が不安視された。
また、好調ではあったが日本代表に加わっていた富樫勇樹との連携も気になるところだった。
そんな中、開幕はやってきた。
新京成電鉄は毎年恒例のジェッツ仕様のラッピングトレイン「ジェッツトレイン」を運行させてくれた。
早速乗ることができた。かっこよかった。
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開幕節初戦の千葉ジェッツふなばし対川崎ブレイブサンダース戦は10月4日(木)の平日に他と先行して開催された。
特別な試合のカードとして、大河チェアマン曰く、観客動員数、SNSフォロワー数などで1位を取っている千葉ジェッツふなばしを選んだそうだ。
 
とにかくいろんなことが開幕戦前からてんこもりだった。
 
この開幕戦に向けて千葉ジェッツふなばしは、主要パートナーでもある「XFLAG」とのコラボで総力エンタメ戦体制を敷いてきた。
スマホアプリ「モンスターストライク」やアニメ、イベントなどで有名である「XFLAG」は最近JリーグのFC東京ともパートナーシップを結んでスポーツ領域への進出を広げている。
昨季も3月のサンロッカーズ渋谷戦で「XFLAG DAY」でド派手な演出を披露してくれたが、それ以上の演出で盛り上げてくれる期待を周囲に与えてくれていた。
 
しかし、上手くいくことばかりでもなかった。
ジェッツは船橋アリーナの2階で営業していたフードコーナーを刷新することを発表していた。
そしてこれまで事実上黙認だった飲食物の原則持ち込み禁止のルールを新シーズンのマニフェストに明確に記述して公表した。
しかし、食物アレルギー・食事制限等の例外事由等の記載がなく、全面禁止と理解されてしまったことでファンの不満を呼び込んでしまった。
すると翌日には説明不足であったこと、現実的には不可能と判断したことにより撤廃を通知した。
これである程度解決するかと思われた食問題であったが、後述する通り、きっかけになったフードコートは開幕戦で問題を起こしてしまう。
 
ちょっとザワザワした感じで開幕戦の日を迎えたが、私は仕事を午後半休にして開幕戦をアタマから楽しむことにした。
毎シーズン作成している応援ボードも1週間前に完成させた。出来栄えには満足している。
準備は万端だった。
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船橋アリーナは、平日16時の開門時にも拘わらず大勢の人が並んでいた。
並んでいるとXFLAG特製の富樫お面が配られた。
そしてSTARJETSがCA風の新コスチュームでお出迎え。
2期のコスチュームを少し彷彿させてくれる素敵なデザインだった。
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早速フードコートに行ってみる。既に行列ができていた。
今まではいろいろな業者さんが出店していたが、今季はジェッツフードコート一本に集約されていた。
他には飲食店はなくなり、既存のドリンクの自動販売機があるだけになった。
レジ前に並び、オーダー、支払い、商品を受け取る形式で、マクドナルドと同じ形式である。
そしてスーベニア付きのメニューもあった。
丼もの、カレー、ハンバーガー、スナック、アイス、ドリンクと種類は多く、内容も刷新されていた。
味はそこまで期待はしていなかったが、体験の意味もあって値段が高いものも買ってみることにした。
選手プロデュースらしい船橋うま飯(スーベニア付1400円)とFUNABASHIコーヒー(スーベニア付770円)。
6日はフジヤマドラゴンカレー(680円)を買ってみた。
うま飯はかき揚げ丼であった。正直言って冷めていてイマイチだった。
これはバックヤードの保温設備が不十分であることが理由だと思う。
バックヤードを覗いてみたらそう思える光景があったからだ。
コーヒーはくせがなく美味しかった。
カレーももっと温かいと美味しくなっただろう。
だが、初日の問題は味以前にフードコートの待ち行列が想定を遥かに超えて伸びたことだった。
最大で1時間以上待たされる行列が試合開始間近になっても続き、最後尾はバックスタンド後ろまで伸びた。
試合開始に間に合わない。ハーフタイムに並んだらゲストのパフォーマンスはもちろん、3Qも見れなかった観客が続出した。
その結果、クレームがSNSや現場で沸騰してしまった。
原因は、フード類もドリンク類もレジが同じになったことで行列が一本化して、ドリンクだけ買う人も待たされることになったこと。
レジでのオーダーや受け渡しの効率が悪かったこと。
夕食時だったことなど条件が重なったことだと思う。
加えて、前日のマニフェストでの飲食持ち込み禁止騒動もあって、印象が悪く不満はさらに大きくなった。
私も購入時に観察して気付いたことを島田社長に直接伝えておいたが、列はその後長くなり問題化した。
フロントは謝罪し早速改善策に着手。6日(土)には行列は最大で30分くらい迄改善されたが、次は味(冷たさ)など課題はまだまだ多そうだ。
鳴り物入りでアピールされていたフードコートだっただけに残念な出来事だった。
但し、ファンの意見を訊いて、すぐに改善を短時間で施してくるのはさすがだった。
それは運営、ファン、現場(フードエリア)でPDCAを回して改善されていくようでもあった。
まさかそれをするためにあのレベルでスタートしたわけではないと思うが...ですよね?
だからファンも遠慮なくアイデアやダメだしを繰り返した方がいい。
但し、実現できるアイデアや改善してほしいと本当に思ってのダメ出しでないとね。
それであるなら貴重な経験がファン以上に大人として体験できるかもしれない。
ちょっと良く捉えすぎだね。
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先にエンタメの感想。
昨季出演した落ち武者ダンサーズや、トランポリンを使用したアクロバティックダンクチーム、マスコットなど、とにかくてんこ盛りというか、スキマなく何かあった。
千葉ジェッツふなばしの事業部長になった元選手のイートンこと伊藤俊亮氏がいろんなコスプレをして何度も登場したりもした。
彼は忙しすぎて腰痛になったらしい。
XFLAGプロデュースで公開間近の映画の告知もあり、トドメとしてその映画の主題歌を歌っているきゃりーぱみゅぱみゅがパフォーマンスした。
悪く言えば千葉ジェッツふなばしの試合なのか?XFLAGのイベントの一部として試合があるのか?わからないくらいだった。
だから、私の知っている元柏レイソルの選手だった人が一言いいたげなツイートをしたのかもしれない。
が、ここまでド派手なのは今節くらいだろうから、いいだろうとは思う。
通路にいろいろ置かれていたポップが通行の邪魔であったのは正直に言っておく。
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やっと試合の感想に入れる。
ポイントは外国籍選手の起用に関わるオンザコートの新ルールにあったと思う。
簡単に言えば昨季は外国籍選手のオンザコート人数が2人とか1人とかをクオーターごとに決めて試合に挑んでいた。
2-1-2-1とかだ。
今季は簡単に言えばどのクオーターも外国籍選手は2人可能なった。
帰化選手の起用制限はなくなった。
パッと見、外国籍選手が長く多く起用できるなら、いい外国籍選手、帰化選手が多くいれば有利に見えるだろうが、実際はそうではなかったのだ。
少なくとも千葉ジェッツふなばしにとっては、この2試合はそれを活かせなかった。
もっといえば大野HCは采配で活かせなかった。そこは後述する。
それに加え、ジェッツが昨季、一昨季と追求し表現してきた走るバスケは研究されていた。
2試合通じて昨季ファンを沸かせた速攻、トランジションバスケは6日のゲーム2の2Q5分まで以外は鳴りを潜めた。
速攻を始めようとするスキすら消されていた。
逆に言うと、ゲーム2前半はやらせてもらえていたのだろう。
セットオフェンスになると思うようにならず、我慢を強いられ、後半になると我慢しきれず崩壊してしまった。
プレシーズンでも嫌な予感はしていたが、開幕戦でも現実になった。
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4日のゲーム1はダンカン、エドワーズ、富樫、小野、田口でスタートした。
ショットを先に打ちに行ったのはジェッツだったが、何本打っても外し、とうとう辻選手に3Pを先に決められてしまう。
そこから川崎にランを許し、追いかける展開になった。
1Q後半から追い上げ、2Qは逆転に成功する。
そこまではよかった。
だが3Qになると流れは一変。28失点と守備が崩壊。
富樫の活躍もあってどうにか川崎に食いついていたが、富樫がベンチにいた4Q前半に突き放され勝負は決まった。
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6日のゲーム2ではスタメンをパーカー、エドワーズ、富樫、小野、石井と2人変えてきた。
初戦で1Qいきなり相手にランを許した反省もあって、気合が違っていた。
前半は2Q5分過ぎ(オフィシャルタイムアウトまで)までに21点差と付ける勢いを見せた。
しかしオフィシャルタイムアウト後から展開は一変した。一昨日と同じだった。
長谷川選手に連続で3Pを許し続け、一気に10点差にされた。
思えばリードしていても川崎のHC、北さんの想定内に収まっていたのだろう。
ハーフタイム明け3Q5分過ぎには追いつかれていたのもそう感じさせる。
その後は前半の勢いは失せてショットが入らなってオフェンスが停滞し、また我慢を強いられる展開なった。
ギャビン・エドワーズがファウルを2つ取られ、一気にファウル4になりベンチに下がった。
これも痛かった。もっと痛かったのはそのままになったことだが(後述)。
川崎もファウルトラブル下にはあったが、川崎はそれでもチーム全体が自信を持ってプレーしていたのに対し、ジェッツは余裕がなかった。
ショット決定率が低いまま、流れを掴めず、時間を追うごとにチームとしての機能は下がった。
4Qは富樫かダンカンしかショットを打たなくなった。
こうなると相手も守りやすい。
さらに相手は自信を深める。
ダンカンのバスケットカウント、スローインのバイオレーション等、最終盤で流れを変えかねないシーンが川崎には起きたが、川崎は揺るがなかった。
逆にそれを活かせなかったジェッツ。
2試合連続で同じような逆転負けを喫した。
2試合目は善戦に見えたかもしれないが、実態は完敗だった。
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土壇場で辻選手が小野龍猛を振り切って3Pを決めたシーンはこの試合の象徴だったと思う。
この日の小野龍猛は3PTSしか上げられずショット成功率は9.1%だった。
ターンオーバーもあり、ハドルを主体的に組む余裕も試合が進むにつれ小さくなっていった。
苦しい場面ではハドルを組むとインタビューで言っていた彼がだ。
キャプテンとしての立場も加味すれば、敗戦に対する彼の責任は小さくない。
2試合とも崩れかける試合を富樫勇樹は個人技でギリギリで支えてくれていた。
4日のゲーム1はチームハイ18点だったが、こういうときは昨季もそうだがジェッツがチームとして機能していない時の症状で、この日もそうだった。
ゲーム2も彼が支えていた。それが結局最後のオフェンスでの3Pトライに繋がる。
親も観ていたからではないだろうが、あの場面なら自分で決めにいくだろうと思っていた。
失敗はしたが敗因は彼にはない。彼はエースとしての選択をしただけだ。
そういうトライをさせる試合展開にしてしまったことの方が大きい。
フリーの選手はいただろうし、2Pでオーバータイムを狙う選択肢はより現実的だっただろう。
だが、それでは富樫勇樹たりえないだろうと私は思う。
 
最大の敗因は大野HCにあったと思う。
その言い方がきつければ、川崎の北HCとのHCとしての懐というか引き出し、経験の差を埋めるアイデアと勇気を出せなかった大野さんの責任だ。
個人的にはこの2試合のキーポイントになったのはハーフタイムの時間帯だったと思う。
2試合とも2Qはジエッツのリードで終えている。
しかし、3Qからは川崎に試合を持っていかれている。
前半は劣勢に立ちながらも冷静にジェッツを観察していた北HCはきちんと修正策をチームに授けてきた。
ゲーム2は2Qのオフィシャルタイムアウトの短時間に施して流れを変えた。
チームもそれをしっかり表現した。
大野さんは対応できなかった。2試合ともだ。
2試合ともそのまんまコートに送り出し続けて、変わってしまった流れを戻せなかった。
2試合とも途中でモンストした、じゃないエンストしたチームを復旧させられなかった。
そういうふうにしか見えなかった。申し訳ないが。
オンザコートのルール変更も大野さんは上手く活用できていない。少なくとも北さんとは雲泥の差があった。
新しいオンザコートのルールはどのチームのHCにも難しいと思うが、北さんには経験という答えを導き出す下地があった。
HC3年目の大野さんにはそれはない。
それは仕方ない。ならば勇気を持って、失敗してもというくらいの何かをしてほしかった。
全てオン2になり、条件がイーブンになったら、ずっと同じテンポにままになってしまった。
勝負処を嗅ぎ分けてギアを上げることが最後までできなかった。
ゲーム2では上記ファウルトラブルで下がったギャビン・エドワーズを最後までベンチに座らせたまま終えてしまった。
交代もアキ・チェンバースと石井の間だけだ。
最後の1分でもコートに出しても良かった。リードしていた場面で龍猛と変えてもよかった。
ダンカンは活躍していたが、川崎の外国人選手との競り合いでは少なからず押されていた。
その中でもスコアを残したのはさすがだが、決定的なストロンポイント、相手への脅威にはなっていなかった。
特にディフェンスでは。
エドワーズは必要だったと思う。
ゲーム1もそうだった。
開始1分でエドワーズを下げた采配もよくわからない。怪我などならともかく。
ダンカンも決していい出来ではなかった。
だからトレイ・マッキニー・ジョーンズをゲーム2で起用しても良かった。
そういう冒険性というか勇気も欲しかった。
勝負師じゃなかった。
また大宮、原が2試合でプレータイムを得られていない、藤永は15秒もない。
西村ももっと活用しても欲しかった。
この日は調子が良かったように見えたし、経験力も活かせたように思える。
どうしたらいいのか迷ったのだろう。それが出ていたのだと思う。
オンザコートのルールが変わったことで、ルールによりQごとで外国籍選手の数でアドバンテージができる状況はほぼなくなった。
外国籍選手のアドバンテージが減るなら、今度は日本人選手でアドバンテージを作らないといけなくなる。
日本人選手を上手く使わないといけなくなったのだ。
この2試合で川崎は、篠山、辻、藤井、長谷川、と日本人選手が試合を牽引し、全員が出場した。
それに対し、ジェッツはどうだったか?
上記の通りだ。豊富な選手層を全く活用できなかった。
これでは罵声は間違いだが、苦言レベルでなら敗因を責められても間違いではない。
ゲーム1でも終盤、スクリーンに映し出された大野HCの表情は迷いが明らかに感じられた。
試合後のインタビューでもそれを匂わせる発言もしている。
ゲーム2のスタメンを全員昨季のメンバーで揃えてきたときも、自信が揺らいでるなと私は感じた。
 
いくら言ってもたらればなので、仕方ないし、私の個人的な感想でしかない。
そうなのだが、采配への不満については、試合後いろんな人に訊いたが、皆言っていた。
的外れではないと確信している。
ジェッツは多くのファンが試合を観に来て、たくさんのパートナーにも支援されている。
責任の重みは多いほどに違う。
インタビューからでも十分意識しているのは感じる。
むしろ押しつぶされそうなくらい。それでも困るが。
だから大野さんには敗因を感じ、もっと強くなって貰いたい。
 
まだ開幕2試合であり、今後チームは改善、成長するであろう。
もうダメだとは全く思っていないが、今こういっておかないとこのままズルズルいってからでは遅いから言っておきたいのだ。
それくらい良くなかった。それだけだ。
ただ、今季は楽観視したら降格だってあり得ると思うよ。
そのくらいの危機感は必要な現状だと思う。
次もホームゲームです。
切り替えて勝たせる応援をしましょう。
一つ勝てば余裕も生まれ、選手もポジティブになります。
だから、まずは一勝目を掴みましょう。

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