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2018年12月13日 (木)

千葉ジェッツ、絶好調。でも、もっと競争が必要。

2018-2019Bリーグ 第12節
12月08日(土) ドルフィンズアリーナ 4,025人
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ 66 - 95 千葉ジェッツ
 
12月09日(日) ドルフィンズアリーナ 3,066人
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ 76 - 94 千葉ジェッツ
 
2018-2019Bリーグ 第13節 6,172人
12月12日(水) 千葉ポートアリーナ
千葉ジェッツ 98 - 60 レバンガ北海道
 
 
2連覇中のオールジャパン、つまり天皇杯は準決勝への進出を決めた。
12月2日に横浜ビーコルセアーズと2次ラウンドでの対戦で120-60というB1対決とは思えぬスコアで勝利した。
ジェッツの良さ以前に相手に言いたいことができる試合であったが、無事に勝ち進めたことだけ考えたい。
何故なら、今回大会はこれまでの決勝ラウンドと違い、強敵との対戦が目白押しのドローでこれまでになく厳しい。
過ぎた試合を顧みている余裕はない。
 
また同時期には日本代表のワールドカップ予選も富山で開催され、カタール、ウズベキスタンに連勝し、グループ3位に浮上した。
アウェイでのカタール、イラン戦を残しており、楽観できる状況ではないが、今得られる最高の結果は得られている。
ただ、予選を突破できればいいわけじゃないことも認識しておかないといけない。
 
といいつつ千葉ジェッツはひいき目に見ても絶好調だ。
少々油断があったとしても試合の入りで競り合うか、先に点を取られるかぐらいで、終わってみれば...という試合が出来ている。
最初から突き放してしまう試合になると、もう前半で試合は見えてしまう。
週末からの3試合も結局そんな試合続きだった。
 
こんなことを書くと好調なチームのファンの傲慢にしか聞こえないと思う。
が、他の人はどう思っているかはわからないが、動員、成績ともに絶好調のジェッツを見ていて最近は危惧する部分も感じる。
あまりに他と差が付き始めているからだ。
もちろん、他のチームも今できる範囲で最大限のことをしているとは感じている。
全てが上手くいくわけでもないことも。
それはちょっと前までのジェッツはずっとそうだったのでよくわかる。
しかし、Bリーグ全体からすると初年度から私が期待したほどの変化が見えていない。
変化が起きなければどうなるか。
メディアの扱いが減るのだ。
 
他の競技ではスターがどんどん出てきている。
バトミントン、卓球、他にもいろいろ。
東京五輪に向けて目の色がみんな変わっている。
一番衝撃的だったのはフィギュアスケートの紀平選手だろう。
ロシアのザギトワ選手の登場も衝撃的だったが、そのザギトワ選手から女王の座を奪う日本人の選手がこんなにも早く、しかも16歳の新鋭が掴むとは想像がつかなかった。
メディアに扱ってもらう競争相手としてはサッカーや野球だけが競争相手ではない。
女子フィギュアだって冬競技であろうと、採点競技だろうと、個人種目であろうと、競争相手なのだ。
だが、正直言って渡辺選手も八村選手もアカツキファイブも紀平選手とフラットで見てもらえる結果はまだ出せていない。
それを不平等だと思うか?さすがにそれはない。
 
逆にW杯で優勝し、澤穂希選手というバロンドールに選ばれる名選手を出した女子サッカーの扱いはかつてほどではない。
一度でも頂点を究めれば、その後も頂点でいることを求められる。
それはメディアだけの要求ではない。メディア越しに求めている日本の人たちが求めているのである。
バスケはまだ求められてもいない。
まだ足りないのだ。決して不平等な扱いとはいえない。それを覆す努力がもっと必要なのだ。
M-1の大会後の騒動のように平等に扱われないと声を荒げても決して良いことにはならない。
どんなことにも真と偽があるが、それは誰にでもある。それは平等なのだ。
バスケ側にも足りていることも足りていないこともある。
平等に他とコンペティションした結果、扱われていないのだ。
 
他の競技との競争に勝つ強さを身に付けるためには競技内での競争ももっとハイレベルで拮抗したものにならないといけない。
そういう意味ではここ3試合は残念な試合だった。その前の天皇杯はもっとそうだ。
特に昨日のレバンガはちょっと心配になるほどの試合だった。
昨季はジェッツに似た、パワーとスピードに溢れ、チームにも素晴らしい一体感があった。
トラソリーニ選手は常に注意すべき選手だった。
だが、昨日はスピードもなく、運動量も少なく、集中力も、連携も薄かった。
トラソリーニ選手も目の輝きが失われていて、同僚の外国人選手に試合中に叱責されて俯いていた。
昨季のような躍動は全く消えてしまっていた。
HCが変わったばかりとはいえ、ちょっと心配なレベルだった。
 
ジェッツの好調は確かに嬉しい。
だが、このままではこれ以上日本バスケに変化を起こし、日本の社会にポジションを掴むのは難しい。
もっと激しい競争を。
日本のバスケットボールはここからが勝負。
W杯に出たくらいでは、東京五輪に出たぐらいでは、ましてや今になってNBAに日本人選手がプレーしたくらいでは勝てない。
それ以上に頑張って世界で結果を出している他の競技の選手がいる今は勝てない。
もっとがんばろう。
ジェッツも、他のチームも。
みんなでがんばろう。
勝負はここから。

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